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真犯人
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真犯人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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とてもリアルです。ハラハラドキドキ面白い。最高です。ありがとうございました。 | ||||
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10年前の9月4日の朝ニュースキャスターのロビン・ネイスミスが暴力の限りをつくされ死体となって発見された。その後バスルームの戸棚から採取された血染めの親指の指紋がワデルのものと判明しワデルは9年間死刑囚として刑務所に入っていた。 検屍官スカーペッタは死刑執行後の検屍をするためにワデルの処刑が終わるのを待っていたのだが、突然ヘンライコー郡警察のトレント警部から電話がはいる。 彼が言うのには13歳の少年が連れ去られ夕方頭部を撃たれた死体となって発見されたのだが、裸にされた右の内腿と右肩に肉がごっそりえぐりとられたような傷がある。傷の様子が異常である。先生はいろんな傷を見ているのでこれはどうやってつけられた傷なのか見てほしいと。 ワデルの検屍を終え駆けつけたスカーペッタはトレント警部から殺害された少年エディ・ヒースの現場写真を見せられた。驚いたことにそれはロビンネイスミスの遺体写真に酷似していた。身体のポジションや死体に残された歯形。 なおかつその現場で死んだはずのワデルの指紋が発見される。 こんな不思議なことがあるはずがない。じゃ、処刑された男は誰だったのか。 その後スカーペッタの自宅の留守番電話に残された面識のない女性霊能者のジェニファー・デイトンが殺され、スカーペッタの部下であるスーザンが、そしてワデルの収監されていた刑務所長フランクドナヒューが。 次々とワデルに関係のあった者が殺害されていく。 恐ろしいことにそれと平行してスカーペッタ本人に嫌疑をかけ破滅させようとする何者かの工作が浮かび上がってくる…。 コンピュターに詳しいスカーペッタの姪のルーシーの発するコンピュター用語はチンプンカンプンだったが、分からないながらもフーンそういうものなのかと多少は勉強になりました。 検屍の手順もね。 事件はとても単純なもので殺害されたロビンネイスミスの元に愛人関係にあった地位のある男がカバンを置き忘れ、殺人の嫌疑をかけられるのを避けるためにカバンを取り戻す計画を仕組んだのだが、それを実行する男の選択を間違えたというオハナシ。 | ||||
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一作目からファンになってしまいました。 ヒロインの人間性や友人達や恋愛、姪との関係、そこに事件が絡み合い、とても引き込まれます。毎回一気読みです。 | ||||
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原書も有名だが、翻訳者相原真理子とくると、いくら古い本でも買いたくなる。 翻訳家では日本で三本の指に入ると言われた相原真理子訳である。読んでみてやはり流石と思わせる。 名訳、とにかく読みやすい、ひっかるところがない、リズム感がある。特に会話の部分は英会話の勉強にも役に立つ。 原作より、翻訳の上手さによって原作がより以上に評価されているような気がする。 しかし彼女はもういない。相原真理子氏のご冥福を祈るばかりである。 | ||||
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検死医の主人公がサイコパス相手に闘いを挑むというアメリカンサスペンスの王道的なストーリーです。 エンディングまでに様々な謎が浮かび上がり深みを増していく展開は読み応えがありました。 登場人物も何かしら問題をそれぞれ抱えていて人間味があり良かったです。 医療用語が難解なのとコンピュータの記述が古いのはいた仕方ない部分だと思います。 サスペンス好きなら是非一読を。 | ||||
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現在、続けてコーンウェルの作品を読み直しているので、 前作がどのような状態で終わったのか、はっきり記憶している。 シリーズを最初から読まないと分からない人物がいたり、 また、「続き」の部分もある。 「サザ○さん」のように、時間が止まるわけでなく、 前作との間に流れた「時間」が存在し、 まるでケイやマリーノをはじめとする登場人物が、 どこかで本当に存在しているのではないかと錯覚すら感じる。 もちろん、前作での出来事は、随所にかいつまんで挿入されているので、 一気読みには邪魔臭いが、「年末の恒例行事」の方には、 願ってもない、親切だと感じる。 結局、真犯人は逮捕されなかった。 その犯人はシリーズ・続編に記されることになる。 このシリーズをリアルタイムに年1回だけ読み進めている方もいらっしゃると思うが、 それだけでも、かなりのストレスになるのではないかと考えてしまう。 ケイは、真実追求のため、仕事に責任を持ち、全うしていこうとする。 そして、必ず登場するのが足を引っ張ろうとする上司や部下。 現実の世界でそれほどいるのか? そして、後半部。 このシリーズに欠かせない人物が登場。 アナ・ゼナー。 Dr.ゼナーも登場早々、かなりの高齢のような気がする。 ケイのように、地位も知識も経験もある女性を主役とするときには、 やはり、「検死官」での40歳の必要があったのだろうか? では、その当時、ルーシーが子供でなかってもよかったのではないか? なんて、勝手な想像をしてしまう。 | ||||
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ケイ・スカーペッタを主人公とする、日本でも大人気のパトリシア・コーンウェルの<検屍官>シリーズの4作目。 英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’93年度ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)受賞作である。 アメリカの作家がゴールド・ダガー賞を受けるのは極めてまれなことで、これは快挙らしい。 10年前、人気女性ニュースキャスターを惨殺した死刑囚ワデルが処刑され、検屍のため遺体がモルグに搬入される。その夜、グロテスクな傷を負った少年が瀕死の状態で発見されたのを皮切りに、一連の不可解な殺人事件が起こる。そして現場から、死んだはずのワデルの指紋が検出される。これらの殺人を犯したのはワデルなのか。では、処刑されたのはいったい誰なのか。読者は冒頭から圧倒的な迫力でストーリーの中に引きずりこまれてしまう。 また、検屍局の女性スタッフが殺害されるに及んでケイ自身に殺人の嫌疑がかかる。自らの身の潔白を証明するためにも、ケイは、姪のルーシー、FBI心理分析官ウェズリーや指紋の専門家バンダー、弁護士で学生時代の恩師グルーマンたちの助けを借りながら、10年前の事件からさかのぼって検証を始める。 終局の解決段階で、ある重要人物たちに容疑をかけるくだりは、やや強引な印象を受ける。また、ストーリー展開が、少々通俗スリラーっぽい感じは否めない。 しかし、それらを補って余りあるほど、本書は、緻密なIT技術・科学捜査の先進性・合理性とケイ自身の人間的魅力、そして不可解な謎と論理的な推理で読ませる、シリーズ屈指の傑作であった。 | ||||
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ケイ・スカルペッタ検死官シリーズはミステリーにしては珍しく何度も読み返したくなる作品だ。その中でも、この本は、これまでの中でコーンウェル・スタイルが一番確立して、花開いたものだと思う。速い話の展開のために盛り込まれた溢れるばかりの問題の数々。死刑の倫理感に触れるかと思えば、ケイの姪ルーシーはUNIXをやさしく手ほどきしてくれ、10年前の事件と類似した事件が起きて、怪しげな知事や弁護士が乗り出してきたり、刑務所のモラルの問題が扱われながら、ケイの部下が殺害されケイの立場が危うくなったりと、とてもゆっくりなど読んでなどいられない。こんな中にも絶えずケイの生活、人間関係、心の動きなどが描写されていて、ケイの息づきが聞こえてくるようだ。ケイの寸暇を惜し!んで働く仕事に対する姿勢は、読者のやる気をも呼び起こしてくれる。そして一番驚くことは、これら盛りだくさんの内容が最後には一つの結末にすっきりと収まってしまうところだ。この作品は次への布石の意味もあり、楽しみはまだまだ続く。 | ||||
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