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(短編集)
息がとまるほど
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息がとまるほどの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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さらりと読んだ。もっと毒々しくてもかまわない。 | ||||
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秘めたる女の情愛を描いた作品。やはり唯川さんは期待を裏切らないと思う作品でした。女性であるが故の感情…その感情を秘めて日々生きている現実から抜け出したいと思う欲望を見事にも解消させてくれた作品中の女性達。女性の情愛ほど美しく恐ろしいものはない。迷える女性におすすめの作品です。 | ||||
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若い女性(達)のプライバシー的な短編小説集であり、生活物語でもある。 | ||||
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人間って、怖い生き物だよね。この本を読んでから、そう思い付いた。 | ||||
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私、男ですが怖いもの見たさで買ってしまいました。 はい、怖かったです。 女のドロドロドロドロした部分を煮詰めた本です。 もう、汚いだけで何が面白いのか分からずに逆に笑いながら読みました。 女性は共感で面白いと感じるのかな? 男としては全く理解できない思考のオンパレードでした。 | ||||
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短編集なのでスマホで読むのにちょうどよかったです。 非常に読みやすい文章で、さくさくっと読めます。 で、 傑作恋愛短編? 恋愛短編というより、男性にとってはきっとホラー短編と言った方が ふさわしいような? とにかく女性の孤独と厭らしさとせつなさと哀しさとに満ち溢れてます。 女性なら「うん、わかる」なんでしょうけど 男性にとってはさぞ気持ち悪いだろうな(笑) 「無邪気な悪魔」「ささやかな誤算」 「蒼ざめた夜」「女友達」「残月」「雨に惑う」 「一夜まで」「あね、いもうと」 どれもなかなかに名作ですが、 個人的には「女友達」 田舎に残って普通の生活←けっして恵まれているとはいえない をしている女友達からの褒め殺しで人生を誤ってしまう 都会の美女 親切の仮面を被った悪意の恐ろしさはまじに怖かったです。 あと、さいごの「あね、いもうと」 全然似ていない二卵性双生児の二人がまったく違う生活の果てに 男に捨てられた時にとった道はまったく同じで。 この「とった道」が、 女性の孤独と厭らしさとせつなさと哀しさの根本的な原因である 「男の抹殺」であったことがある意味とてすがすがしかったです(笑) | ||||
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8つのお話を収録した短編集です。 本書に収録されているのは、「無邪気な悪魔」「ささやかな誤算」「蒼ざめ た夜」「女友達」「残月」「雨に惑う」「一夜まで」「あね、いもうと」の 8編です。 不倫を重ねながら婚約のために関係を断ち切ろうとする女性、ホステスと して思わぬ姿に成長していく女性、女友達の中の女性像にはまっていく女性、 年下の男性に淡い期待を寄せる女性、男性経験が一度もない独身の女性、 一年に一度の逢瀬を重ねる女性など、様々な立場に立ち、様々な思いをもつ 女性たちの姿がえがきだされています。 全ての作品において、主人公は女性。20代から30代のどこにでもいそうな 読者が等身大を重ねられるような女性ばかり。しかも、みんなもちろん「女 としての幸せ」を求めて毎日を懸命に生きている。でも、なかなか思い通り にはゆかない…。 計画を立てても、割り切ったつもりでも、布石を置いたつもりでも、やっぱ り人生とは計画通りにいかないもの。通読すると、そんなことも感じてしま う作品群です。 それにしても、どの作品も最後まで読ませます。さらっと読める筆致にのせ られ、あっという間に小説の世界に引き込まれます。全ての作品を完成度高く 仕上げる著者は、さすが日本語のプロと感じ入ってしまいます。 文庫版の最後には、小説の中で登場するカクテルに注目しながらというユニ ークなかたちで、銀座でバーを営む岸久氏から解説がなされています。 | ||||
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本当に、息がとまるほど。でした。 読み終わったときに、息してたかな? と思うほど苦しかったです。 唯川恵さんの作品はどれも好きで読んでいます。 想像するとぞっとするような内容のものもありました。 深いです! 楽しませていただきました。 | ||||
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とても怖い女性の心を描いた八編からなる短編。特に最初の「無邪気な悪魔」が好きです。思わず笑ってしまったり、うん、あるあるって感じてしまうのだけど、やっぱりじんわりと怖い。身近で普通にありそうだからなおさら怖い。 | ||||
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短編小説。8話。 無邪気な悪魔 ささやかな誤算 蒼ざめた夜 女友達 残月 雨に惑う 一夜まで あね、いもうと 「あね、いもうと」は、明らかに恐怖小説。一部推理小説のように終わりが読めなかったものがある。 登場人物の性格に共感できない。著者が書いている人間の心理、人間であることとは何か、については勉強になる。 | ||||
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薄幸を美化せず現実的な存在として描かれた女性が、恋愛に対しても一途さや真摯な姿勢というような 生半可で甘い絵空事に逃げず、人なら当然の如く生じるだろうと言わんばかりの嫉妬心や敵愾心や妬みを 秀逸な文章表現で綴る。衒い等という生易しい物でなく強烈な皮肉。自尊心と嘘が齎す狂気。 大人の恋愛を背景に女性の狡猾さを描いた短編集。後味は悪いけど面白い。読み易い文章なのに深みを 生じさせる巧みな筆致です。共感できる所があると自分が怖くなる、そんな作品。 | ||||
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まだ40ページぐらいしか読んでいが、たまたまブックオフにあったのを買って読んだ。やっぱり評価高いな。結構面白い。あまり本を読まない自分だが、この本はあまり量もなく内容も面白そう。オススメ | ||||
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興味のある作品から読み始めたが、結局あれよあれよで全部読んでしまった。 どれもが読み応えのあるストーリーだったが、特に「女友達」は印象に残る作品。 友人の幸福を巧妙なやり方で阻もうとする女同士のネチネチした関係が妙にリアル。 女心をしるためにも男性にも一度読んでもらいたい。 | ||||
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主人公たちの揺れる女心というか、心理が巧みに描かれていて、読み応えのある作品だった。この作家の本は殆ど全て、読んでいるのだが、この作品を読んで感じたのは、多少性的描写が多くなった、ということであろうか。今まで読んできた作品の中には、あまり無かったような気がするので。個人的には、性的描写は無い方が好み。あとがきも、お店をやっている人物で、お酒の種類に詳しい。確かに、この作品の中で、バーやお酒は多く出てくるので、適役と言えるだろう。 | ||||
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夢中でアッと言う間に読んでしまいました。「愛に似たもの」もそうですが、唯川さんの短編集は読みやすいし面白いですね。 ただ気になったのは、この作品集を読んで面白いと感じるのは、現在あまり良い恋愛をしていないからかな〜と(^_^;) | ||||
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唯川恵の8つの作品からなる短編集 短い話の中に、まざまざと女の欲や計算、ずるがしこさが散りばめられていて、ある意味ホラーの要素も…。 (こうなりたくない)と思いながらも心の奥底にある自分の弱さと重なる所を発見してドキッとさせられるかも | ||||
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悪い男にだまされたり、不倫をしたり、恋にうつつを抜かしているあいだに気づけば孤独になっている主人公。その内面が憎らしいほど嫌になるほど女性のしたたかな部分が描かれている。もし恋愛中ならちょっと不安になったりするかもしれない。読んでいて楽しい話ではなかったから。少しでも未来のある純情な話も入れてほしかったな。でも短編にしては、納得のいくオチがちゃんとあって読みやすいと思う。 | ||||
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帯には「恋愛小説集」と書いてあるけれど、この短編集(全8編)は、 恋愛がうまくできなくてもがいている女性たちのあえぐ姿を写し取った 地獄絵のような恐ろしい物語の詰まった1冊である。 たとえば「女友達」の話に出てくるヒロインの友達のように、 中年太りして、それにふさわしい平凡な容姿の夫と結ばれ そうかわいくも無い子供をかわいがって育てている、という 一見ありふれて誰にでもできそうな、妥協で選んだようなコースに 乗るのが案外難しいんだな、ということが読んでいるうちに判ってくる。 不倫を綺麗に終わらせて嫁ぐことを決めたあるヒロインは、別れ話を ある人物に目撃されてしまうし、まじめに働いていたあるヒロインは わがままだけどカワイイ女子社員に会社の居場所を奪われる。 一見、美人で憧れのマドンナ扱いを受けているようなヒロインも孤独 だったり、仕事も恋も手に入れていた女は、お金では得られないものを 求めて寂しさを味わう… ありふれた、誰かの隣で年を取るような生き方に着地することが いいことかどうかはわからないけど、意外と難しく、そうではない 道を生きている女性たちの不幸や理不尽な気持ちにも色々な種類が あるんだな、と、壮絶な生き様カタログを見ているような気持ちで 息が止まるほど、とは言わないけれど、心臓がぎゅっと痛くなるような つらい話が多かったです。 | ||||
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普通に日常を送る女性達が持つ、したたかさ、焦り、無邪気な中の悪意、そんなものがとてもうま〜く伝わってくる短編集。救いのあるものは少ないけれど、おちのつけ方がどれも明快で、なぜか読み終わってすっきりします。 とにかく唯川氏は文章が読みやすい!すらすらと読めてしまいます! いつの間にか田舎の友達の価値観に振り回されて結婚を決められない中年になっていく「女友達」、1年に一度、かつての恋人と関係を持つことで、平凡な日常を乗り切っていく妻を描いた「一夜まで」が特に印象に残りました。 | ||||
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現代妙齢女子をうならせる作品集ではないでしょうか。個人的には「残月」とか。年下の子に下心もったら、実は母のように思われていた、なんて、今後ありそうで怖い(笑)。ほかのお話も、不倫や人妻物、ありそうでなさそうな…。軽く読めて、うーむ、とうならせて。著者の持ち味が光ってると思いました。 | ||||
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