六月の雪

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評判

六月の雪の評価:

4.17/5点 レビュー 24件。 C ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全39件 21〜39 2/2ページ
No.19
(4pt)

やっぱり上手い

久しぶりにこの著者の本を読んでみましたが、やっぱり上手いと思わせられます。

声優になるという夢をあきらめ契約社員として働いていた主人公、未来が、体調を壊した祖母が昔住んでいたという台湾の地をおとずれ、そこで様々な人と出会い……というもの。
台湾というのは、近くて案外遠い国で、私はその歴史にも疎かったので、読んで勉強になりました。

作中、祖母が住んでいた家に現在住んでいる老女やその娘と出会うシーンがあるのですが、老女の娘は逆にかつて日本に住んでいたことがあり、やや強引に彼女たち母娘の身の上話を聞かされることになります。そのあたりは、異国の地で偶然見かけた家で女の幻にひきこまれ、その家にまつわる因果を知るという、佐藤春夫の小説を思わせます。多分、作者もそれを意識してその名を作品中で出しているのでしょう。

不幸で悲しい女の物語なのですが、それがよくある東洋の身世打鈴や秋風泣女の類にならないのは、ガイドの洪春霞の独特の語りです。彼女の日本語は理解のレベルは高いのですが、口調がかなりちゃらんぽらんです。ですが、それがかえってとても魅力的で、彼女を通して語られる女たちの歴史に引き込まれます。外国の文学や小説を読むときは、訳者のセンスによって作品の雰囲気が違うように、彼女を通しての語りであるからこそ、女たちの物語は興味深く、苦しく辛くはあっても、あまり暗くならなかったです。なにより、たんなる不幸話、お涙ちょうだいの話にならないのは、作者の冷静かつ巧妙な視点や筆致です。作者自身が、鋭い観察眼で女たちの物語を見てきたように思わせられます。
結局、いつの時代もどこの国でも人間の幸せの原点は親子関係であり、家族の問題は人間が背負う永遠の重荷と学びなのかもしれません。

面白い作品でしたが、できれば洪春霞の物語や事情などを、もう少し知りたかったです。あと、最後のてんまつが、ちょっと……。未来といっしょに叫びたくなりました。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.18
(4pt)

やっぱり上手い

久しぶりにこの著者の本を読んでみましたが、やっぱり上手いと思わせられます。

声優になるという夢をあきらめ契約社員として働いていた主人公、未来が、体調を壊した祖母が昔住んでいたという台湾の地をおとずれ、そこで様々な人と出会い……というもの。
台湾というのは、近くて案外遠い国で、私はその歴史にも疎かったので、読んで勉強になりました。

作中、祖母が住んでいた家に現在住んでいる老女やその娘と出会うシーンがあるのですが、老女の娘は逆にかつて日本に住んでいたことがあり、やや強引に彼女たち母娘の身の上話を聞かされることになります。そのあたりは、異国の地で偶然見かけた家で女の幻にひきこまれ、その家にまつわる因果を知るという、佐藤春夫の小説を思わせます。多分、作者もそれを意識してその名を作品中で出しているのでしょう。

不幸で悲しい女の物語なのですが、それがよくある東洋の身世打鈴や秋風泣女の類にならないのは、ガイドの洪春霞の独特の語りです。彼女の日本語は理解のレベルは高いのですが、口調がかなりちゃらんぽらんです。ですが、それがかえってとても魅力的で、彼女を通して語られる女たちの歴史に引き込まれます。外国の文学や小説を読むときは、訳者のセンスによって作品の雰囲気が違うように、彼女を通しての語りであるからこそ、女たちの物語は興味深く、苦しく辛くはあっても、あまり暗くならなかったです。なにより、たんなる不幸話、お涙ちょうだいの話にならないのは、作者の冷静かつ巧妙な視点や筆致です。作者自身が、鋭い観察眼で女たちの物語を見てきたように思わせられます。
結局、いつの時代もどこの国でも人間の幸せの原点は親子関係であり、家族の問題は人間が背負う永遠の重荷と学びなのかもしれません。

面白い作品でしたが、できれば洪春霞の物語や事情などを、もう少し知りたかったです。あと、最後のてんまつが、ちょっと……。未来といっしょに叫びたくなりました。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.17
(5pt)

もっと台湾を深く知りたくなりました。

台南には何度も訪れましたが、歴史についてはよく知らなかったので読みました。この本に出ているところに訪れてみたい。また台南に行きたくなりました。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.16
(5pt)

もっと台湾を深く知りたくなりました。

台南には何度も訪れましたが、歴史についてはよく知らなかったので読みました。この本に出ているところに訪れてみたい。また台南に行きたくなりました。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.15
(5pt)

乃南あさの台湾Loveびしびし伝わる

この本読了後、台湾旅行に行ってしまった
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.14
(5pt)

乃南あさの台湾Loveびしびし伝わる

この本読了後、台湾旅行に行ってしまった
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.13
(5pt)

我々は家族、国、言語、時間、距離といったものにどれだけ縛られているのだろうか。

台湾の台南市にある祖母の生家を探しに旅立つ主人公の物語。決して良い側面だけとは言えない日本との関わりやその歴史に触れつつ、現地でサポートしてくれる台湾の人々との交流が描かれていく。著者の視点はあくまで今の、そして当時の市井の人々のものであり、国家の善悪をテーマにはしていないところに留意したい。(それは個々人があらためて学び考えればよい。)

この作品を読むと、やはり重要なのは(国というくくりよりも)個人対個人の繋がりに思える。結局、我々は時代や生まれなどからの影響は免れないとしても、人と(そして自分とも)真摯に向き合って生きていくしかないのだろう。ラストエピソードは賛否あるだろうが、読後感はあくまでさわやか。良い意味でのノスタルジックな感覚にも浸れ、読んで良かったと心から思える一冊だった。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.12
(5pt)

我々は家族、国、言語、時間、距離といったものにどれだけ縛られているのだろうか。

台湾の台南市にある祖母の生家を探しに旅立つ主人公の物語。決して良い側面だけとは言えない日本との関わりやその歴史に触れつつ、現地でサポートしてくれる台湾の人々との交流が描かれていく。著者の視点はあくまで今の、そして当時の市井の人々のものであり、国家の善悪をテーマにはしていないところに留意したい。(それは個々人があらためて学び考えればよい。)

この作品を読むと、やはり重要なのは(国というくくりよりも)個人対個人の繋がりに思える。結局、我々は時代や生まれなどからの影響は免れないとしても、人と(そして自分とも)真摯に向き合って生きていくしかないのだろう。ラストエピソードは賛否あるだろうが、読後感はあくまでさわやか。良い意味でのノスタルジックな感覚にも浸れ、読んで良かったと心から思える一冊だった。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.11
(4pt)

歴史を背景に描いた作品や、台湾との交流が気になる方にはオススメです(^-^*)/

日本と台湾の歴史を背景に、入院した祖母のために『祖母がかつて暮らしていた台湾の住まいを突き止めるべく』台湾に向かったヒロインが、様々な人との縁を紡いでいく作品です(^-^*)/

個人的には戦争が絡んでくる台湾の歴史を知れたり、過酷な環境で懸命に生きる人たちの痛みを知れたり、
様々な縁の大切さを感じる事が出来て、素晴らしい作品でした!
人生の歩み方や縁を紡ぐ大切さを改めて見直させてくれました!

歴史という背景が加わると、より広い視点で物事を捉えていけるなとも感じた次第であり、
歴史を背景に描いた作品や、台湾との交流が気になる方にはオススメです(^-^*)/
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.10
(4pt)

歴史を背景に描いた作品や、台湾との交流が気になる方にはオススメです(^-^*)/

日本と台湾の歴史を背景に、入院した祖母のために『祖母がかつて暮らしていた台湾の住まいを突き止めるべく』台湾に向かったヒロインが、様々な人との縁を紡いでいく作品です(^-^*)/

個人的には戦争が絡んでくる台湾の歴史を知れたり、過酷な環境で懸命に生きる人たちの痛みを知れたり、
様々な縁の大切さを感じる事が出来て、素晴らしい作品でした!
人生の歩み方や縁を紡ぐ大切さを改めて見直させてくれました!

歴史という背景が加わると、より広い視点で物事を捉えていけるなとも感じた次第であり、
歴史を背景に描いた作品や、台湾との交流が気になる方にはオススメです(^-^*)/
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.9
(4pt)

確かな構成力の安定した筆致

久しぶりに読んだ乃南アサは、最後まで安定感あり。
淡々とした筆致で、台湾のこと、老いと向き合う祖母のこと、家族関係、を丁寧に描き切っていた。
無常観もあるが、主人公を未來と名付けたことにも意味があるのか、
未来ある若者へのエールで締めくくっての完結は見事だった。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.8
(4pt)

確かな構成力の安定した筆致

久しぶりに読んだ乃南アサは、最後まで安定感あり。
淡々とした筆致で、台湾のこと、老いと向き合う祖母のこと、家族関係、を丁寧に描き切っていた。
無常観もあるが、主人公を未來と名付けたことにも意味があるのか、
未来ある若者へのエールで締めくくっての完結は見事だった。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.7
(4pt)

ノンフィクションの様な趣のある読み応え十分な作品

東日本大震災が起きた時、台湾全土から送られた義援金の総額は250億円にものぼると言うニュースを知り
何故そこまで良くしてくれるのかと疑問に思いつつそのままになっていました。

本作は入院した祖母を元気づけるため、祖母の生地である台湾の古都、台南を訪れた杉山未來が主人公。

7日間、未來が祖母の人生を辿りながら台南で過ごす中
戦前の日本人の涙と無念、台湾人を襲った悲劇などを知る事になります。

フィクションでありながら実際にあった事実が盛り込まれているので
ノンフィクションの様に錯覚しながら読み進める事になりました。

アーケードの様になっている亭仔脚(ていしきゃく)や所狭しと走り回るバイク
ごちゃついた街の様子などが脳内映像に絶えず浮かんで来ます。

未來の7日間をサポートする覚束ない日本語を話す人達。
早口で話し、意思疎通が難しい中にも思い遣りと温かさを感じます。

未來の立場で読み進めて行くうちに、今まで全く知らなかった台湾の事を少しですが知れて
家族の在り方、国同士の在り方、死生観など様々な事に思いが巡りました。

そして涙が溢れて来るエピローグ
丁寧に描かれた重厚感ある作品です。

読後、欖李花(ランリーファ)を検索したのは言うまでもありません。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.6
(5pt)

祖母の生まれ故郷を訪ねた主人公未来。台湾の持つ様々な姿。家、家族との関わり方。語り方は決して重くないが、重厚な1冊だった。

ふいに思いつき、祖母の生まれ故郷台南を訪ねた主人公未来。
案内してくれる台湾の人々。
探り当てた祖母の故郷に暮らしている一家の話。
祖母に認知症の疑いが生じ、日本でも新たな家族の問題が。
ほんの一週間ほどの滞在で、未来本人も変わっていく。

台湾の持つ様々な姿。
家族との関わり方。
語り方は決して重くないが、重厚な1冊だった。
著者の熱さに、読み手もすっかり呑みこまれた。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.5
(5pt)

祖母の生まれ故郷を訪ねた主人公未来。台湾の持つ様々な姿。家、家族との関わり方。語り方は決して重くないが、重厚な1冊だった。

ふいに思いつき、祖母の生まれ故郷台南を訪ねた主人公未来。
案内してくれる台湾の人々。
探り当てた祖母の故郷に暮らしている一家の話。
祖母に認知症の疑いが生じ、日本でも新たな家族の問題が。
ほんの一週間ほどの滞在で、未来本人も変わっていく。

台湾の持つ様々な姿。
家族との関わり方。
語り方は決して重くないが、重厚な1冊だった。
著者の熱さに、読み手もすっかり呑みこまれた。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.4
(5pt)

ありがとう言え未來

今まで見えていなかった台湾の地理・歴史・文化などを詳細に知ることができた。そのため、読み進めていくうちに、台湾に誘われる、台湾に行ってみたくなる、そんな気分をそそられ、読者を本から離さない、魔力あふれる良本だと思う。でも、親切にしてくれた台湾人の外見や食事にケチをつけたり根に持つ主人公の態度は腹立たしいが。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.3
(5pt)

ありがとう言え未來

今まで見えていなかった台湾の地理・歴史・文化などを詳細に知ることができた。そのため、読み進めていくうちに、台湾に誘われる、台湾に行ってみたくなる、そんな気分をそそられ、読者を本から離さない、魔力あふれる良本だと思う。でも、親切にしてくれた台湾人の外見や食事にケチをつけたり根に持つ主人公の態度は腹立たしいが。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404
No.2
(5pt)

ちょうど

台湾のことを考えていた私にとって、いろいろ知ることができてよかったです。
六月の雪 (文春文庫 の 7-12) Amazon書評・レビュー: 六月の雪 (文春文庫 の 7-12)より
4167916894
No.1
(5pt)

ちょうど

台湾のことを考えていた私にとって、いろいろ知ることができてよかったです。
六月の雪 Amazon書評・レビュー: 六月の雪より
4163908404