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逢はなくもあやし



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【この小説が収録されている参考書籍】
逢はなくもあやし (集英社文庫)

逢はなくもあやしの評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

奈良が舞台

読みやすい
逢はなくもあやし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:逢はなくもあやし (集英社文庫)より
4087467368
No.4:
(3pt)

物足りない

期待していたほど、面白い小説ではなかった。
普段の坂東作品には興奮を覚えるのですが、今回はそれがなかった。
読後に、物足りなさが残りました。
逢はなくもあやし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:逢はなくもあやし (集英社文庫)より
4087467368
No.3:
(5pt)

京都より奈良がいいね。

作品に触発されて,行ってきたわよ。
安井町から大和三山に囲まれた藤原宮跡。
時間がゆっくり流れてた。
逢はなくもあやし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:逢はなくもあやし (集英社文庫)より
4087467368
No.2:
(3pt)

どこまでも奥が深い作品。

いつもの坂東さんの作品どおり、何人もの人のストーリーが複雑に絡まりあっている世界です。一つの話の中で、男女での恋愛感の違い、強さ、弱さ、いろいろなものを見ることができ、しかも、様々な読み解きができる作品です。きっと、読むたびに印象が違う、奥が深い作品です。
逢はなくもあやし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:逢はなくもあやし (集英社文庫)より
4087467368
No.1:
(4pt)

燃ゆる火も取りて包みて袋には入るといはずや あはなくもあやし

タイトルは、「燃ゆる火も取りて包みて袋には入るといはずや あはなくもあやし」と言う持統天皇の歌に依っています。
作者は、その解釈を「愛する人の魂を袋に入れて持っているから、もう二度と逢うことがなくてもいい」と、主人公に語らせています。

物語は、この「待つ」と言うことをテーマに、天武・持統の例と戦時中の悲恋の例、そして現代の香乃と篤史の例を多層的に語ってゆきます。
最初の持統天皇は、すでに死した天武天皇の魂を「待つ」訳です。
戦時下の若者は、会えぬ状況下であくまで「待つ」訳です。
そして、現代の香乃は・・・。

消息不明の恋人を探して彼の故郷に降り立った香乃は、その実家で彼がすでに死んでいることを知ります。
その後、恋人の友だちとの関係が進み、彼の遺品を返しに実家に行くと、そこに待っていたのは、インドネシアから届いた彼女のための花嫁衣裳でした。
このことが、持統天皇の歌と絡んで「待つ」べきと語っているのかと、彼女を悩ませます。
彼女の判断は、花嫁衣裳を燃やすことでした。

小説の進行は謎を含んだ展開で、なかなか楽しく一気に読むことが出来ました。
河瀬直美監督の映画も非常に楽しみになりました。
逢はなくもあやし (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:逢はなくもあやし (集英社文庫)より
4087467368

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