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通天閣



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【この小説が収録されている参考書籍】
通天閣 (ちくま文庫)

通天閣の評価: 4.20/5点 レビュー 51件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(5pt)

西加奈子は大阪人

西加奈子はねっからの大阪人と思います。通天閣の下で暮らす底辺に生きる人の生活が、自分が生きてきた大阪都とかぶってむねにしみます。大阪で生きてきた人に読んで欲しいです。
通天閣 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:通天閣 (ちくま文庫)より
4480426698
No.20:
(4pt)

平凡な毎日が淡々と

この本の8割方はおっさんと彼氏とうまくいかない
女の子の話が交互にでてくるだけだ。
それでも残りの2割は、ある身投げ事件を機にして
その2人の関係性がふっと浮かんでくる。
西加奈子さんが直木賞を受賞したということで
今回この本を読んでみたわけだが、
なんとなくではあるが西加奈子さんの作風というか
面白さを感じることがでいたような気がする。
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No.19:
(4pt)

オモロいです(^o^)

久々におもろい小説をよんだ。西加奈子さん、こういうの、また書いて下さいな。楽しみにしてまっせ!
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No.18:
(5pt)

大阪ってこうなの?

よく女子の恋愛は上書き保存っていうけど、生き方自体がそうなんじゃん!読み終わったら、こちらまで元気になってたぁ。通天閣の膝元に住んでみたくなっちゃった。
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No.17:
(4pt)

西加奈子の世界

西加奈子さんならではの世界と思いますが、これはまあまあといった感じの小説でした。
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No.16:
(5pt)

存在価値って何だの話

だらだらとした、どうしようもない感じ続く。
いい意味でのしょーもなさ。
でも、なぜか心に残る。感動とは違う何かが。
泣かせようとしないところもいい。
この街のどーしょうもなさもいい。
地元だからかよけいそう思うのか?
全ての存在価値って何だの話だと思う。
ライト兄弟にも止まった時計にも。
通天閣もしょうもないけど、登りたくなるなー。
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No.15:
(5pt)

実は一度挫折しました

あまりにも退屈でつまんなくて、これから面白くなるとは思えずじゃね、投げました。

ところがどうした拍子にか、もう一度続きから読み始めたというわけです。
最期まで読んでよかった。(笑)
というか途中からぐっと面白くなってくるんじゃよね、ランダムに配置された脇役たちがどいつもこいつも動き出してじゃね、「生きていくことの面白さ」みたいなことを全員で紡ぎだしていく。
ちょっと感動してしまったよ。

作者はほんとうにセリフが達者で、しかも大阪ネイティブが自由自在ときてるので、会話文だけでも楽しめますね。きっとコトバに対する感性が研ぎ澄まされてるのじゃと思う。「漁港の肉子ちゃん」だとか「黄色いゾウ」だとかを読んでも同じように感じますもんね。
なげやりでうらぶれた中年男と、スナック勤めの魅力のない主人公たちのやさぐれた生き方に、ほんのひととき強烈な光が差して、なにもかも赦されるのじゃないか生きてさえいれば、みたいなカタルシスが得られます。
ほんとにいい作品でした。
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No.14:
(5pt)

Tutenkaku TowerとTokyo Tower

Tokyo Towerという本が売れてTutenkaku Towerと続くのだろうか
折れ線矢印で天王寺駅の案内にはこう書いてある
構内を出るとそのてっぺんとHITACの文字が天王寺公園の木々の向うに見える
大阪には下町などない それぞれの土地が在るだけである
キタにミナミ アイリン地区に鶴橋 そしてここは新世界
上沼恵美子や海原姉妹の漫才話芸を活字にするとこんなんになりましたという本です
くすぐりが仰山入っております
ウルッときたらあかんでえ笑かっしょんなあと思います
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No.13:
(5pt)

「通天閣」を見事に描いてみせた。

最初、漫然と読んでいたので、男だと思っていた主人公が女だったのでびっくりした。何の事はない。章が変る度に一人称が「俺」と「私」になっていたのを知らなかったのだ。

若い男と女の物語(暫く読むと、男は中年だったが)で、各々章ごとに語られていたのだ。そうだとすれば、何処かの章で、この男女は出会うのだろうか。推理小説的な面白い書き方だなと思った。

二人は何れも、やり切れない日々を送っているのだが、エピソードそのものは生活臭と共に映像的な確かさがある。若い作家なのに、お主、書けるなと思った。共通点は、どちらも住んでいる処から「通天閣」が見えるという事だけだが、年齢の差が伏線になっている。

この「通天閣」だが、自分の思う「通天閣」をどう描くのか興味があった。「三丁目の夕日」の頃、父親に連れられ登った事があり、その後、10年程した高校生の頃、当時付き合っていた女性とも登った事があるが、それ以来登っていない。懐かしさだけではない物を持っている。

西加奈子は見事に「通天閣」を描いてみせた。そうか、本書で織田作之助賞を取っているのか。ぴったりだなと思った。
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No.12:
(5pt)

大阪人の人間模様

見栄と虚栄をかなぐり捨てて進む...裸の人間の悲しい挙動...笑いたくても心の底から笑えない...飾らない人生とは何だろう!?...今テレビもスマートフォンも実(まこと)に面白くない!!!皆さん!これから紙に印刷された文章を繰り返し読もう!!!...何か得られるものが、きっときっと有る筈です。...気楽にスローライフを楽しもう。
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No.11:
(4pt)

映像化を

桐谷さんと火野さんで映画化してほしい。火野さんはもちろんタッチさん。娘に譲りました。親子で西さんに夢中です。哀しいけどおかしい。人間はしょうもないけどいいなあ。
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No.10:
(5pt)

めっちゃおもしろかった

一気読み(≧∇≦) 読後、爽やか。 爆笑と涙、感動☆ マジ笑った。も-西さん最高★ この本、大好き♪ おもしろいだけじゃない...心に残る言葉が、たくさん散りばめられています。高いところから夜景を見ているときに、 ああ、この光の下で、 みんな、 それぞれの 暮らし、それぞれのドラマを一生懸命、生きてるんだよなと 思って、じんとくるときの心持ちになる本です。何か文章力なくて、すみません! とにかく間違いなく良い 本です。
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No.9:
(5pt)

どうでもよくなくもない人生達

大阪人は絶対読むべき。
大阪人以外の人も、楽しめる物語。

こんな俺でも、また明日も同じでも、
まわりの人を大切に、しっかり生きていこうと思いました。

西さんありがとう。
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No.8:
(5pt)

もの悲しくも笑わせてくれる浪速の小説

西加奈子という作家の小説を初めて読んだのですが、なかなか面白い。

通天閣周辺にすむ中年男と若い女性の2人。2人の接点は何もないと思っていたのが、最後には意外な接点が。

最後の顛末は漫画のように笑えました。大阪好きには一度は読んでもらい小説。一気に読めてしまいました。
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No.7:
(5pt)

この作者は大阪を代表する大作家になる

さくらを読んだときは、退屈でとちゅうでやめてしまった。
しかし、この作品は違った。おそろしく達者な筆で人生の、大阪の街で生きる人々の悲哀を描ききっている。
登場するのは東京のマスコミに刷り込まれたような典型的な大阪人だが、これが通天閣、新世界界隈となるとまったく違和感がない。
そして上辺だけを見ればどうしようもない人々だが、心の中には人それぞれの悲哀、愛情、感慨、思い出を抱いて生きているということを作者は、澄んだ目で見つめ、見事に描ききった。
この人は第二の田辺聖子になるのではないだろうか。
近い将来、必ずや大きな物語りを書くだろう。
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No.6:
(4pt)

独特の世界

他の方も書かれているように、中盤から目が話せなくなります。
序盤は、なんじゃこりゃと言って放り出したくなるようなつまらなさ。
なぜかというと。あまりにマクロ。出来損ないの小説のようです。
ただ、途中から、登場人物に動きが出てきて、
読み進められます。
最後は、「愛してる」と叫ばれる棟の上の「ダマー」と同様、
ちょっと感動的です。
なかなかいい小説でした。
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No.5:
(4pt)

「愛」を感じる作品

登場人物がだれもぱっとしない人ばかりです。美男美女も出てこないし、順風満帆な人生を送っている人も出てこない。舞台になっている場所も人情味あふれる感じの町ではあるが、人情を感じるような人間関係は描かれていない。でも、この作品にとっても「愛」を感じました。感動的な文章や素敵な言葉がちりばめられている、というわけでもないのに、文章一遍だけを読むと粗雑で淡々とした文章なのに、最後まで読むと心に何か温かなものが残っている、そんな作品でした。著者の中で一番好きな作品になりました。
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No.4:
(4pt)

マメ

かわいいなって。思いました。
マメを失いたくなくて、マメに罪悪感を持たせるためにしょーもないスナックで働いてる彼女のこと。
本当なら、そんな自分のプライドを持ってないような、
オトコがすべてみたいな女、好きじゃないんだけど、
なんか、いとおしく思えるんだなぁ。
西さんのお話だと。

マメって、犬っぽい名前だけど、
そんな名前にも、やさしさがあふれてる気がする。

でも、みなさん書いているみたいに、はじめはあんまり引き込まれないから★4つ。
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No.3:
(4pt)

死なんといて!

大阪生まれで大阪育ちの私にとって、通天閣そのものには、何ら感慨を有さない。

上った事も無いし、日立の広告と、天気予報のイルミネーションの目立つ、単なる建造物に過ぎない。

つまり、大阪人の心の拠り所でもないし、大阪人の誇りどころか、何となく恥ずかしい。

それは、通天閣を、よく知っている方には、分かってもらえると思う。

通天閣そのものよりも、周囲にある串カツ屋に、魅力を感じる。

名物の串カツでビールをあおる、なんてグッド!

通天閣なんて二の次だ。

通天閣そのものよりも、この二人の心の屈折の具合が面白い。

「過剰に」おせっかいで、好奇心の強過ぎる大阪人にもまれる、二人の挙動が興味深い。

物語は、淡々と進む。

大きな抑揚もなく、終盤までさしかかる。

そして、一つのハプニングだ。

このハプニングに対する、周囲の冷めた反応も、なるほどと思う。

しかし、ハプニング以降の、二人の心境の変化は、目覚ましい。

それは、驚く程、前向きだ。

私を含めて、人生の荒波に、打ちひしがれている方にこそ、共感出来る部分が多いと思う。

本書を手に取る方は、少し人生観が変わるかも知れない。
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No.2:
(4pt)

大阪やったら通天閣やで

有名なものでも2冊ある「東京タワー」は関東の都市生活者を象徴するネーミングだ。ならば、「通天閣」はどうだっっ。通天閣って、大阪人にとって何なの?通天閣が代表する関西人の生き様って、どんなもの?

 通天閣は、そびえたってない。そりゃ高いよ。でも、まあええやんか、と言ってくれているような気がする。ちょっとカッコよくないかもしれないけど、絶対優しいやんか。

 40過ぎたバツイチおっさんと、20そこそこの2流大卒女子(シングルマザーの子)の、別々の現代都市生活が交互に描かれる。どちらも通天閣のまわりでウダウダ投げやりに暮らしている。終盤、二人の人生がクロスする場面は、ストーリー作りのうまい西さんならでは。ぐいぐい迫ってくる。作り過ぎない結末も好印象。

 各章の冒頭の、起きかけの登場人物の夢を描いた部分は、余り効果的じゃないかも…。
通天閣 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:通天閣 (ちくま文庫)より
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