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掟上今日子の色見本



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【この小説が収録されている参考書籍】
掟上今日子の色見本
掟上今日子の色見本 (講談社文庫)

掟上今日子の色見本の評価: 3.81/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(2pt)

中身の薄さを飾り付けでごまかしたよう

は捕まって,本巻は攫われて,またもや今日子さんがピンチ(?)に陥る十作目です.

ただ,間延び気味の語りに始まり,それ以降もまどろっこしい言い回しが目立つなど,
著者の大きな特徴であり,ハマったときは中毒的な魅力を生み出すこともあるのですが,
今回はただ薄く引き延ばしただけで,ボリュームも内容も中身には乏しい印象を受けます.

また,序盤の動きから,単独での登場だった二人の語り部がタッグを…と期待が膨らむも,
ワケあってすれ違いとなり,その機会は遠くなさそうですが,こちらもちょっと残念でした.

一方,事件よりも気にさせられたのは,今日子さんのルーツを窺わせる多くのヒントで,
あの委員長との露骨なまでの類似点は,「やっぱりそうなの?」と楽しみが再燃する反面,
やはりと言いますか,今回もその正体はお預けで,遊ばれているような悶々とした気分にも.

タイトルの『色見本』にしても,これまでよりマシとはいえ,強引な扱いなのは否めず,
語り部の青年の知らなかった一面は面白かったものの,謎解きの方に見るべき部分はなく,
本編の弱さを今日子さんの背景を匂わせてごまかした,何とも物足りない一冊に感じました.
掟上今日子の色見本Amazon書評・レビュー:掟上今日子の色見本より
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