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樹霊の塔 伊集院大介の聖域



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【この小説が収録されている参考書籍】
樹霊の塔 伊集院大介の聖域

樹霊の塔 伊集院大介の聖域の評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

待っていたエピソード

いつ作品として読めるのか待ち望んでいた、森カオル女史の結婚にまつわるエピソード。
山陰の秘境・松之原村へ取材旅行に訪れた森カオルは、地元の旧家・松之原家に滞在し、その地域唯一の名所である樹霊の塔を観光するが、、、。

ミステリィとしてのプロットは比較的単純で、、、推理小説的な面白さは求められない。
ただ、序盤から延々と語られヒロイン森カオルを次第に魅了してゆく松之原村の情景描写の素晴らしさには、どうあっても引き込まれる。
まだ初々しい森カオル女史に、久しぶりに出会える作品。

伊集院大介シリーズも、未文庫化は残り1作となってしまった。
文庫化を待つのももう最期、、、寂しい限りだ。
樹霊の塔 伊集院大介の聖域Amazon書評・レビュー:樹霊の塔 伊集院大介の聖域より
4062144646
No.1:
(3pt)

森カオルの秘境探索

延々と横溝正史ばりのキリシタンの隠れ里とも、平家の落ち武者部落とも称せられる、秘境松之原の里の状況説明が、中盤過ぎまで続きます。

この物語の主役は森カオル女史です。
伊集院大介の「伝記作家」から脱し、独自の物語を紡ぎ出したいと思っていた森カオルに編集者大原から取材旅行の誘いがかかります。それにのって、森カオルと編集者大原、カメラマン甲崎の三人が秘境探索に出かけます。それが、事件の発端になることも知らずに。

作品全体は、森カオルの視点から語られ、事件そのものについての描写はほとんどありません。そのあたりは、大団円で伊集院大介の語るのを待たねばなりません。
従って、その盛り上がりのようなものには欠ける嫌いがあります。事件の動機についてははっきりするのですが、それを起こす切っ掛けとしてはどうでしょうか。
従来の作品に比べ、やや不満の残る作品でした。
樹霊の塔 伊集院大介の聖域Amazon書評・レビュー:樹霊の塔 伊集院大介の聖域より
4062144646

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