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インフルエンス
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インフルエンスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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プレゼント用 良かったとの回答 | ||||
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近藤史恵の作品は、全作読んでます。アルマジロと自転車シリーズが好き。 今回の作品、読んでる最中に「湊かなえの作品か?」と思ったほど、イヤミスの雰囲気が漂いました。普通の人たちの間にこんなに「殺人」が存在するのか疑問に思いながらも、その筆致で一気に読ませる力はさすがです。 話題の「イノセントデイズ」よりは多少希望の光があったかな?でも、読み終わって気持ち良くはありませんでした。 | ||||
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作家の前に現れたひとりの女性によって語られる女3人の物語。へえ、近藤史恵さんもこういうのを書くのね。惹きつけられて一気読みだった。とても面白かっただけに、最後が萎んだ。もう少し丁寧なラストだったら良かったな。呆気なく、パシッと終わられちゃった。 | ||||
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近藤 史恵さんの最新刊 表紙も不穏ならば読み始めからずっと不穏な空気感で溢れていました。 大阪郊外の巨大団地で育った小学生の友梨(ゆり)の親友だった里子 その身に起きた性的虐待から全てが始まって行きます。 友梨、里子、そこに真帆(まほ)が加わり、校内暴力、イジメ、レイプ、DVと社会的問題を提議しながら 3人が殺人事件に手を染めてしまうスピード感のある展開に目が離せなくなってしまいます。 この全てのストーリーを小説家である語り手が、告白を聞いて行くと言った形式で この小説家の存在そのものが最後のエピソードの鍵にもなっています。 最近良く使われる「ヒエラルキー」と言う言葉ですが、少女達を見ているとヒエラルキーに縛られ 人に合わせ、身動き出来ず衝動のままに行動している、しなければいけない苦悩が伝わって来ます。 3人の誰にも共感は出来ないものの友達の在り方について考えさせられる イヤミス要素を兼ね備えた心理サスペンスです。 読後感は決して良くはないけれど様々な問題を孕んだ物語でインパクトが残る作品でした。 余談ですが99ページで真帆の事を好きではないと言っていた友梨の母親ですが 159ページでは「母は真帆のことが気にいっている」とあり矛盾を感じました。 | ||||
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勿体ないからゆっくり読もうと努力したが、抗いきれずに一気読み 「わたしの方がうまくやれる」 畏怖感漂うフレーズだ 「扱いずらい人間だと思われている方が快適に日常生活を送る事ができる」 に、膝を打った。 「なくなった事を惜しむ権利があるのは見捨てなかった人たちだけだ」 気に入った言い回しを列記したら止まらなくなるw ハラハラはしなかった。どっちかというと友梨と真帆の「平熱」っぷりが凄みにつうじる…みたいな感じで 大変楽しく読みました | ||||
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作家であるわたしは、興味を引く話があるので会って話を聞いて欲しい、との手紙を受け取る。その話とは、手紙を出した人物とその友人二人の関係に纏わるものらしく、一旦は無視しようと思ったが何となく気になって話を聞くことにした。それは、小学生の頃から約40年程度にもわたる3人の女性の物語だった。 小説の構成は友梨、里子、真帆の3人の回想シーンが主体で、時折、わたしが手紙を出した女性から話を聞いている現在の場面が挿入されます。過去の話は衝撃的でなかなか緊張感があります。しかし、何といっても小・中学生の頃のその年代特有の閉鎖的な社会の中での少女たちの関係性や葛藤が、実によく描けていると思いました。前述の構成からは仕掛けややられた感を期待しますが、むしろその友情ともいえない複雑な感情がお互いにまさに影響を及ぼす展開が読みどころではないかと思います。 | ||||
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文字通り一気読みした。 あらすじは書かないが、大人たちの自己欺瞞が許せず、友に対して誠実であろうと行動すればするほど自らの手を汚していくというアイロニー。今年の流行語であった「忖度」も重要なキーワードとなっている。 10代の若さゆえの過ちはまだ分からなくもないが、30代になってからの殺人の依頼を引き受けるとき、あまりにも葛藤がなさすぎる。世界が3人だけで成立しているのなら誠実であると言えるのかもしれないが、被害者やその家族、加害者の両親など大多数の他者で社会が成り立っていることを考えなければならない。 語り手が実は〇〇だったというどんでん返しにはもう少し予想の上を行くようなひねりが欲しかった。 近藤史恵さんの自転車シリーズはすべて読んでいるが、それ以外の作品は凍える島に続いて2作目だ。 近藤さんの人間同士の繊細な感情の綾の描写にはっとさせられる。 | ||||
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