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インフルエンス
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インフルエンスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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実は、間違って購入してしまった本だった。チェックはしていたが、時間があるときにサンプルを読んでみよう、くらいの気持ちだったのにキンドル操作を誤って購入してしまったらしい。翌朝購入履歴を見てギョッとしたが、読んでみたかった本でもあるので、返品手続きもせずに読んでみた。 結果、読んでよかった。間違えて購入してしまったのが幸運だっと思える非常に面白い作品だった。 全くの同世代ではないが、近い世代の物語でもあり、中学校時代の記憶なども蘇ってきてぐんぐん引き込まれた。 途中、なんとも言えない嫌な気持ちになりながらも読むのが止められず、ほぼ一気に読んでしまった。 本当に面白かった。社会の歪みに対する無力感とか、自分の底にある普段は意識していな感情とか、いろんなスパイスがちょうど良いバランスで効いてきて、しっかりと読み応えのある作品だった。 | ||||
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おもしろい。 あっという間に読み終わる! | ||||
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中古のようなシミや汚れ付きが届いた | ||||
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あっという間に読んでしまった。主人公と同年代ということもあり、少女たちが過ごしてきた時代背景がよく分かる。今でこそ性的虐待やDVは犯罪として罰せられるが、当時は普通に見過ごされてきたように思う。その中で苦しんできた女性も多かっただろう。この小説には3人の少女が登場する。守ろうとして守りきれず、不連続殺人になってしまう。 読後に、こんなふうに友人を守ろうと必死になったことがあるかな?と自問自答を繰り返してしまった。 | ||||
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これほど一気に全部読める話はなかなかない。無駄のないけれど細かな心情描写がよかった。やることのない休日でしたがおかげで素晴らしい読書体験ができました。 | ||||
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プレゼント用 良かったとの回答 | ||||
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切ない物語ですが自分の子供時代にもあ ったような闇も思い出しました。久々に読み応えある本でした | ||||
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自分にとって久しぶりのミステリーもの。 時代設定は、ちょうど私の子ども時代と重なり、あの校内暴力の嵐の風景が蘇ってきた。 そんな中で起こる不連続殺人事件。 友梨・里子・真帆の三人の女性が絡む殺人事件だ。作者の筆は、その時代の不穏な空気さえも孕みながら、スピード感をもって展開していく。 よくミステリーものは、謎解きやどんでん返しに興味が向けられがちで、作者の謎かけを読者がどれだけ見破ることができるかなどという、下世話な見方があるが、私はあまりそんなのは好きではない。この作者は、惜しげもなく、次から次へとカードをきって見せてくれる。ストーリーが流れていくのが小気味いい。 最終場面、友梨という女性を名乗っていたのが誰なのかを知ったとき、この三人の関係性の深さに思い至るのである。 | ||||
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この作家の作品を初めて購入しました。 ストリートに入り込み、通勤電車であっという間に、読み終えました。 | ||||
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最期がどんでん返しなんですが、つながるようなそうではないような。短いので一気に読めます! | ||||
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wowwowでドラマ化されてて3話まで見て興味深くなり文庫を購入 おもしろいです。。主人公由利 はしかしと同級生 里子 真帆 3人をつなぐ罪… 人間模様。。二転三転する伏せん展開の速さが面白い 1番最後の言葉作者の傷つこうがしくじろうが失おうが年を取ろうが未来はいつだって私たちの手の中にあるのだ…作者が1番言いたかった言葉が胸に突き刺さる 今年1番の私の中のベストセラーだ。。近藤さんのほかの作品も見たい | ||||
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思春期の女子のあの感じ.. あなたはわたしですか?と、感情移入してしまいました。 孤独感の描き方、昭和の空気感に、もしやと思ったらやはりほぼ同い年。 バブル最後あたり世代で、かつ、そのバブルの恩恵を堪能する側ではなかった女性におすすめしたい。 遠く離れた同級生を発見したような気分で、これからこの方の他の本を読んでみたくなりました。 | ||||
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心がどうにもヒリヒリして手が震えてしまう。80年代の風景を知っているからだろうか、自分自身もあの世界を振り返れば無知の罪人である様な気分になってしまった。ドキドキするし、ページを繰るのが止まらないストーリーだった。 | ||||
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サスペンスや意外性に富んだ、フィクション性の強いミステリとしてのプロット。しかし、それが絵空事に空転してしまっていないのは、その背景に、イジメ、性暴力、差別、学級崩壊などの歪みに満ちた教育環境のなかで、必死にあえぎながら生きている幼児期から思春期の少女たちの姿が、緊張感のある心理描写でリアルに描出されているからだろう。スリリングなス展開と巧みな人物描写で、ページをめくる手を止めさせない一気読みの秀作。 | ||||
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あらすじと、カバーの「いかにも悪意が満ち満ちてそうな、団地っぽいマンション」なデザインに惹かれ購入。 いやー、面白かった。読み手を選びそうな内容ですが、メチャメチャ好みでした。 本書は、「人間関係に内在する悪意とか黒い本音とか」をテーマとした厭ミス(と見せかけた感動友情小説?)です。 エグい事件とか派手な展開とかはなく緩やかに淡々と進むのですが、「驚きの真実」はしっかりと盛り込まれています。 それと、「とある女性作家に対して、とある女性が独白している(喫茶店で)」という形式なので、「これ、どちらかに隠された秘密があるはずだよな〜」という興味も尽きません(形式は伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』だけど、不安感が漂う雰囲気は貫井徳郎の『愚行録』に近い)。 女性3名が主人公です。で、それぞれがそれぞれにコンプレックスや悪意を抱いたり、でも大切な存在でもあり、なのに酷いことをしてしまう。でも大事。 みたいな、とにかく複雑な感情が入り混じった人間関係が、「あー、その気持ちわかるわー」みたいな、あるある感とともに描かれています。 3名とも壮絶な生き様ですし、結局のところ誰も幸せになれないという展開なんですが、読んでいて辛いってことはなかったですね。良い意味で「緩い」ので、サクサクと読めます。 読んでよかった。大満足でした。 星五つとさせていただきたいと思います。 | ||||
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(とりあえず、男性中年です) たぶん、最近自分はこういった本を自然と求めている。団地で生活したことないけど、近くに巨大な団地がありました。団地で繰り広げる終始重苦しい物語は、読んでいて気持ちよくもなんともないけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。 友梨をはじめとする3人の女性の心理描写は、自分の思春期と照らし合わせて、小中高時代の、学業・不良・嫉妬などのキーワードが思い巡らせられる。とても気持ちが高まりました。 近藤史恵さんの作品を初めて読みましたが、また違う作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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サクリファイス、ほうき、時代小説、料理人シリーズなどを読みました。どれも手軽な感じで好きです。恋愛ものは読んでいません。 ただ今回の小説は今までにないどろどろとした感じがあります。でも一気に読み終えました。どきどきした気持ちを抑えられず、誰かとその思いを共用したくアマゾンの書評を読みました。多くの人は読後感が悪いという書評でした。 残念でした。最後のプロットと本のタイトルの意味があまり伝わらなかったのかと思います。それぐらい今までと作風が異なる作品です。 むしろ人生を生き抜く野太さを感じました。中学、高校時代に閉塞感を感じた人は共感すると思います。 | ||||
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どうなるのか目が離せず、本当に一気に読んでしまった。 中学~高校って、ほんとマウンティング?ヒエラルキーの世界で、暴風雨って言葉がピッタリ。 大学生になると、びっくりするくらいそういうのがなくなり、平和で自由になりますよね。あれってなんなんだろう。クラスの概念も薄くなり、小さな世界に閉じ込められなくなり、世界が広がるからかな。 殺人を犯し何食わぬ顔で生きていくとか、ちょっと非現実的ではあるが、それさえも忘れさせてくれるくらい引き込まれた。 女子特有の独占欲とか嫉妬とかの黒い感情はあるあるで、遠い昔のことだけど、ヒリヒリした。 最後のどんでん返しにはあまり意味を感じなかったが、面白かった。 一気に読ませた、と言うだけでも星4つです! | ||||
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普段はレビューを書かない(これが初めて)私ですが、2018年5月9日に読み終わり、その時点で星5つのレビューがなかったので、いや、私にとっては星5つだと思い、思わず投稿してしまいました。 確かに、驚きの展開や騙し合いのようなものを求めている人には、物足りないかもしれません。特に展開については、前半で驚く展開があるだけに、後半に失速している印象を受けるのはわかる気がします。でも、私にはそこが、ちょうどよく腑に落ちていきました。後半に行くにつれ、登場人物たちの考えはやはりこうだったんだよねと確認・共感していく感じです。 そして、こんな縺れた関係のきっかけとなった事件や環境(児童虐待、秩序の乱れた学校、無関心な親、等々)が、今やニュースで聞いてもまたかと思うくらい起こっていることだと考えると、自分も三人の女性側になってもおかしくないわけで、彼女たちが現実からかけ離れたフィクションの話とは思えない。 また、上の文章の「自分も三人の女性側になってもおかしくない」という表現には、私の心の底に「今の自分はそっち側ではない」という意識がある証拠で、実はこういう線引きこそが彼女たちを孤立させています。三人の女性の縺れた関係は「犯罪の可能性が高いことに気づいたのにそのまま放っておいた」ことですが、「イジメかじゃれ合いか微妙なところを、とりあえず様子見する」レベルまで広げれば、誰にでもある経験ではないでしょうか。その意味でも身につまされる作品です。 私が思うに、この小説は衝撃のサスペンスとして読むより、自分のそばで起きているかもしれないこととして読むのがいいと思います。小説家に「自分の話を小説として聞いてくれ」という語るという構造(こんなことを持ち掛けてくる人間が、真実を話すとは思えない)も、フィクションのようでもありノンフィクションのようでもあるという内容に、いい効果をもたらしていると思います。 ラストにがっかりしていらっしゃる方も複数いらっしゃいますが、落としどころを曖昧にしているところが、「未来は所与のものではなく、自分たち(小説家でもあり、登場した女性達でもある)で決めるもの。これからどうにでもできる可能性がある」というメッセージになっていて、私はこのラストでよかったと思います。 近藤史恵さんの作品では「サクリファイス」シリーズが好きで、他の作品は私にはあまり合わなかったのですが、こういう路線はこれからも読みたいです。 | ||||
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自分が相手を想うこと、想い続けることも友情のひとつの形です。 作者が作者自身が、女性のライフサイクルとライフステージの変化を体感しているからこその、読み物でした。 他者への執着、それと相反する他者への薄情とも言える距離感は、彼女たちと同世代の私は痛いほど理解できました。 よい読み物に出会えました。(あえて「さん」付けで) | ||||
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