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奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い



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【この小説が収録されている参考書籍】
奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)

奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖いの評価: 3.50/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

切り口を変え新しい恐怖の形を試行錯誤する作者の姿勢を見たように思う

謎の編集者にリードされる駆け出しの怪奇作家(但し霊が視える)…逆に読者の興味を惹くならワーカーという立場で読者との距離を感じさせない編集者より、創作者である作家の方をミステリアスに描く方が興味を惹きやすそうで良さそうだが、違って作者は創作の工夫とかそうした作品の産みの苦しみやらを作品の中に表現されたかったように思われる。そして、作品からは切り口を変えて試行錯誤された新しい恐怖の形を考えておられる作者の姿勢を垣間見たように思うのだがどうだろう?
奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)より
4041061377
No.1:
(3pt)

ホラーではなくオカルトミステリー

日本ホラー大賞優秀賞。
表紙やタイトルからキャラ文芸っぽさが漂う。好みではないけど、メタホラーというジャンルに惹かれて買ったものの……
確かにメタだけど、これはオカルトミステリーだろう。ホラーというなら多少の怖さは欲しかった。
ただ、ホラーではなくオカルト小説として読んだら出来は上々。ミステリ的な理詰めの道程は楽しいし、真相にはちょっぴり切ないオチと意外性があってよかった。
霊をいきなり轢こうとする善知鳥のキャラは面白いし、メタ的なギャクは魅力的。表紙からもわかるように、バディものとしてはあざといというか狙いすぎな気もするけど……男でもキュンとくるものがある。ズルい。
文章も上手いし、このあらすじをこのページ数で収めてるのは、無駄のない構成というか、そうとう書き慣れてるんだろうなぁ、と。新人かと思いきや、元々別の賞を獲ってからの再デビューのようで、主人公のモデルは作者自身なのかな。

ただ、ミステリ的な謎解きとしての、音素とか文脈がどうとかのくだりは……あんまりしっくり来ないかなって……作者が好きなネタだったのかな?
二本目は意外性もありながら、正体がわかった瞬間の今までの謎が解ける感じがちょうど良かった。一本目よりは、ちょっとホラー的な展開もあったし。より短いページ数でホラー、ミステリ、ドラマの三要素が上手く織り込まれてて、二本目のが上手かったと思った。二作目はもっと良くなってるのかもしれない、と期待できる一作だった。
奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)より
4041061377

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