屍人荘の殺人

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屍人荘の殺人の評価:

2.97/5点 レビュー 516件。 A ランク

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平均点2.97pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全121件 101〜120 6/7ページ
No.21
(3pt)

破天荒なSF的奇想と謎解き部分とのギャップが大きいが、本格ミステリに賭ける作者の意欲を買いたい怪作

クローズド・サークル化された館(山荘)で密室殺人を含む連続殺人が発生するという、まさに本格ミステリの王道に挑んだ勇気ある作品。本作の舞台設定は、多分、クイーン「シャム双子の謎」からヒントを得ていると思うが、山火事の代りに、"ゾンビ"の集団襲撃とは恐れ入った。確かに恐れ入ったが、ミステリ的に面白いか否かは微妙な線。

ゾンビという破天荒なSF的奇想の割には、謎解き部分が小奇麗に纏まり過ぎていて、そのギャップが大きいのである。また、ゾンビに対する好悪・知識が本作の好悪を左右してしまうという危険性を孕んでいる(作者も充分承知しているとは思うが)。私はゾンビを題材としたアニメや映画には全く関心がないので、ゾンビが出現した時点で腰が引けてしまった。更に、私が奇異に感じたのは、"異形のモノ"が出現した際に、登場人物全員がそれを低能力のゾンビと"共通"認識した点である。これ以降、人間とゾンビとの区別が付いてしまった。私はこの設定なら、人間とゾンビとの間を自在に行き来出来る怪物が居ても不思議ではないと感じたので、この展開にはいささか不満を覚えた。冒頭から被害者(候補)及び動機は明白なので、ゾンビ化していない残った人間の中に犯人が居るのでは興醒めである。どうせなら、もっとハジケても良かったのではないか。

「十中八九全員が死亡するという状況下で、何故、犯人は殺人を決行したのか?」、という上述した「シャム双子の謎」にも通じる(趣向は異なるが、山口雅也氏「生ける屍の死」にも通じる)本作の「why done it?」の命題に対する回答も、動機が明白なために意外性がない。ここまで瑕疵ばかり書いて来たが、これは期待の裏返しである。ゾンビに目を瞑れば(ゾンビの存在なしでは本作の謎は創れないのだが)文句なく楽しめる作品であるし、何より本格ミステリに賭ける作者の意欲を買いたい。本格ミステリ・ファンにとっては読んで損のない怪作だと思った。
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4488025552
No.20
(3pt)

綾辻にも有栖川にもなれなかった

昔から本格ファンで、今回の肝となるアレ関係作品鑑賞を趣味にしている40代です。

トリックがちょっと肩透かしでした。
殺人動機はもっと残念でした。
男女大学生とOBが集う訳アリの会というだけで、このジャンル慣れした方は動機をすぐに思いつくでしょう。
たぶんそれで合ってます。
機関や首謀者の件、続編を書くつもりで敢えてあの状態なのかなと思うことにしました。
スピーディーな文章とお決まりのキャラ設定は、日頃こんな本を読まない人にはとっつき易いでしょう。

個人的に、探偵少女よりも明智先輩に活躍してほしかった。
この小説が一人称でなかったら、もう一つ評価を上げました。
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4488025552
No.19
(3pt)

斬新な推理小説と思います

非現実的と思われるゾンビの出現に戸惑いました。現実的な情景での密室事件ならもっと良かったと思いました
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4488025552
No.18
(3pt)

マニア向けかな

設定は奇想天外だし、キャラ設定は面白いし、ラスト前までは最高に楽しかった。これは最後どうなるんだろう??と日々電車の中で読むのが楽しみだった。

最後がね、ちょっとミステリーマニア向けなのかな。細かい点に終始してしまった感じがあって、大どんでん返し、、って印象じゃなかったかもなあ。おっぴろげた奇想天外な設定をもっとダイナミックに料理してほしかった。

でも続編なんか出たらまた買っちゃうかも。
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4488025552
No.17
(3pt)

面白いといえば面白い

ラノベっぽいという意見に納得。密室形成の奇策には驚いたが,それだけのような気が...下手に人物造形に拘らず,トリック勝負のザ・本格!を目指せば面白い作家になるかも。
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4488025552
No.16
(3pt)

初心者向け

ミステリー小説を読もうとしている人にはちょうど良いと、個人的には思った
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4488025552
No.15
(3pt)

謎ときはクラシックな感じ。クローズドサークルのつくりかたは意外。それなりきには楽しめる。

本屋さんの平積みとポップに惹かれて購入。
とりかかりは、大学生が夏のサークル活動で、避暑地での合宿への参加。
ということで、なんとなく読む気がなくなりつつ、とは言え、せっかく購入したからと読み進めた。

できれば、サマーフェスティバルでのテロについてもう少し展開してほしかった。
マダラメ機関、興味がわく。
でも、あまりたいした展開はなく、いきなり、テロ。
ちょいと拍子抜け。

殺人予告からの殺人。
謎解きはとても正統派だと思う。
それなりきに楽しめた。
★★★★くらいなのかもしれないけれど、作者の次作品に期待して今回については、辛い点数にした。
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4488025552
No.14
(3pt)

宣伝に釣られてしまいましたが……

「このミステリーがすごい 2018年版/国内編」で1位に選ばれた作品ということで興味を持ちました。クローズドサークルの本格ミステリーであり、大学のサークルの合宿を舞台にした連続殺人ということで、綾辻行人さんや有栖川有栖さんの作品みたいな雰囲気を想像していたのですが、ちょっと違いました。

文章が全体的に、何というか、ライトノベルっぽいです。

「人物描写が浅いとか」、「これじゃ単なるパズルゲームだ」みたいな指摘は、以前から”本格”ミステリーに付き物の批判なので気にならなかったのですが、いわゆるライトノベル的な雰囲気には最後まで馴染めなかったです。個人的に苦手なジャンルなので。

感性が若々しい人や、ライトノベルに抵抗がない人ならば、面白く読めるかもしれません。

以前であれば、「このミス1位」の作品を読んでおけば、ほぼ満足できたのですが、時代が変わり、選者も変わり、自分の感性も変わったのでしょうか。いずれにせよ、今後は「〇〇1位」みたいなのを、本を選ぶ参考にするのはやめよう思いました。

蛇足になりますけど、綾辻行人さんや有栖川有栖さんなどの「人気作家が大絶賛!」ということで作品に対する好意的なコメントを寄せており、それにも釣られてしまったのですが、お世話になっている出版社から「先生、コメントをお願いします」って頼まれたら、批判的なコメントなんて書けないですよね。そのトリックに早く気づくべきでした。
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4488025552
No.13
(3pt)

面白いけど消化不良気味

普通に面白いですよ。読んで損は無いと思います。
ただ、いろいろ面白いエッセンスが散りばめられているんだけど、そこ!っというところまで到達していないというか。
途中でオチが見えてしまったのと、そしてそのオチはこれまで積み上げて来たせっかくの「本格」感を2時間サスペンスレベルに引き摺り下ろしてしまったかな、という気もします。2時間サスペンス好きですけど、今ここでそれは要らない。
同じ内容でも描き方次第でもう少し満足度が上がったのではないかと。

他の方のレヴューにあるようなライトノベルレベルだとは思いませんが、あれこれ読んだことのある経験値の高い方には少し物足りない、消化不良な作品かもしれません。

とはいえ、メインのキャラクターは描き切れていないとは言え魅力的なので、次作に期待できます。
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4488025552
No.12
(3pt)

完成度の高いパッケージだがフェティシズムに欠ける

エンタメ作品として完成度が高いパッケージになっており、賞を受賞するのも当然だろう。

本格ミステリの文脈と正統派ゾン○映画の文脈とをバランスよく接合したパッケージ感は、商品としてパーフェクトな感じがする。本格ミステリ好きには安全牌な作品と云えよう。

このため、深みや偏りには欠けるので、特定のフェティシズムを持つ御仁には物足りなく感じるだろう。私もその一人であり、★3つとした。文体の稚拙さや主人公をちっとも魅力的に思えなかった点なども減点の要因だ。

フェティシズムといえば、斑目のくだりなど、戦前の探偵小説風な胡散臭さが出ておりgoodだったけれども、それは単に記号として利用されるのみで、取り替え可能な記号であった。

個人的な好みでいえば斑目のような胡散臭さをさらに深く追究していくような世界観がイイが、然しそんなことをしたら、偏った変態小説に堕落してしまい、一般受けするような賞の受賞どころではなかったろう。正統派ゾン○映画の文脈活用も然りで、この作品でゾン○は他のものに取り替え可能な記号に過ぎぬが、やりすぎると一般読者が逃げるだろう。

その意味で本作は、商業として成功していると云わざるを得ない。

また、著者の1985年生まれ、岡山大学卒、フリーター。というプロファイルは素晴らしい。

そろそろ還暦を迎える私からみれば、著者のような若者が活躍するのをみると、「自分も頑張らねば」とやる気を起こさせてくれる。ジャンルは違えども、新しいチャレンジし成果を出すという、単純な行為はジェネラルな問題だ。ありがとう。
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4488025552
No.11
(3pt)

エンターテイメントとしては面白いが、ミステリーとしては「うーん」という感じかな。

世に言う「本格ミステリー」とは一線を画した作品。

題材や舞台は面白いがトリックは平凡、動機は無茶苦茶。
あとミスリードさせようとする記述が多すぎて、結局何にも触れられない奴が一番怪しくなるっていうね。

なのでガチのミステリーとしてではなく、話題の本、くらいの気持ちで読むと良いかもしれません。

キャラは好きなので、同じキャラで続編というか別のお話も書いて欲しいかな。
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4488025552
No.10
(3pt)

二つのジャンルが組み合わさった意欲作。ミステリと謳うにはちょっと異色すぎ?

いやまあ、間違いなく本格ミステリなんですよね。クローズドサークルとか、密室殺人とか。読者にも分かりやすい形でヒントが散りばめられていて、謎解きの段階になると「なるほど!」と膝を叩きたくなる。
けど、○○○が絡んでくるとは……個人的に、カレーライスを頼んだはずがカレーうどんを食ってるような、そんな違和感を覚えました。
作品から一歩距離を取ると、「なんでこの人たち当たり前みたいに○○○って口にしてんの?」って思わずツッコミたくなります。
けど、こんな挑戦的な作品が多くの人に支持されるのは、未だ出版業界の懐が大きいっていう証拠。これからも想像だにしなかったミステリーに出会えるかもしれない。そんな期待を抱かせてくれます。
この作家さんはキャラクターが馴染みやすいので、ライトミステリーとか書いてみて欲しいですね!
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4488025552
No.9
(3pt)

これ映像化したら面白いでしょうね

こういうテーマはNEWですね。映像化にぴったりな作品です。ただ熟年者にはちょっと・・・。若い人どうぞ。
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4488025552
No.8
(3pt)

歳をとったのかも

設定の斬新さは、まあ
あるといえばあるけれども、最近はあれが出てくる作品は死ぬほどあるので、それでクローズドサークルになったから、何?って感じでした。
トリックも、カタルシスみたいなもの感じられなくて、本格ミステリってこんなだったかなーって感じてしまうのは、私の感性が鈍ったせいかもしれません。
「なんだか、こんなご苦労なことやって、大変だね」って思っちゃうのは、もはや本格ミステリ読むのに向いてないという他ないなと、自分で思いました。

文章自体は面白かったです。引き込まれて読みました。
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4488025552
No.7
(3pt)

本格派というよりライトに近い

読んで損は無いものの、是非と勧める程では無い。

輝かしいタイトルに釣られて買ったものの、期待程では無かったので残念。

○○○が出てくると知っていたら買っていたか・・・??

事件最終日の朝方に葉村君がとった行動は、少し不自然。

最初の報告書、そして、最後のエピローグの展開は検討が必要と思った!
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4488025552
No.6
(3pt)

ゾンビ小説

このサスペンスがすごい。と書いてあった帯を見て購入、読み始めて驚きました、まさかゾンビものとは。謎解きのキーだからか、ゾンビの生体について長々と書かれており、やたらとゾンビに詳しくなってしまいました。ゾンビ好きには是非。
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4488025552
No.5
(3pt)

特異な設定と謎解きの融合による妙

文章が非常に読みやすく、一気読みする事請けあいです。
内容は、特殊な設定+謎解きの融合といった感じでしょうか。この融合具合は見事だと思います。
だだ好みの問題だと思いますが、自分は登場人物に感情移入かそこまで行かずとも感情を揺さぶられるような小説が好きなので、個々の人物の描き方が浅い…結果、個々の人物が謎解きのための駒のように動いているように思えてしまう本作は好みとは言い難いなと感じました。

とは言え一方で、この作品に感情移入して読むのはちょっと無理があります。あまりにも残酷かつ陰惨な設定なので、キャラクターの描き方が薄めに感じられるくらいが良いのだろうなと。
そう考えるとなかなか見事なバランスを持った作品なのでしょう。
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4488025552
No.4
(3pt)

B級ホラーなミステリー

こういうのもありか、と戸惑いながらもエンタテイメントとしては面白い。陸の孤島をこんな無理矢理な設定で作り出し、館もののミステリーに仕上げているのには感心する。あり得な過ぎるでしょ、と突っ込みながら読むのは少々興ざめのところもあるが、ホラーな設定が謎解きの伏線になっていたりして、奇妙な世界観を楽しみたいなら、あり、の一冊かなぁ。
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4488025552
No.3
(3pt)

一発芸じゃないか

パニックホラー+本格ミステリという着想がすべての作品。
キツイことをいえば、パニックホラーとしても本格ミステリとしても、まるで薄味。
要は、合わせ技に頼っただけ。
とはいえ、この合わせ技が見事なのも確かだ。
タイトルに一発芸と書いたが、これが連発できるかどうか、次回作が勝負。
同じ手は、もう使えないからね。
なので本作への評価は、あえて期待度は加味せずに星三つ。
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4488025552
No.2
(3pt)

とんでもない出来事がキモですが・・・。

神紅大学ミステリ愛好会の葉村と会長の明智は、ミステリ愛好家には魅力的な問題を抱えているように見えた映画研究部の夏合宿に、同じ大学の探偵少女剣崎比留子の助けを借りて半ば強引に加わる。
宿泊先は映画研究部のOBの親が所有するペンション紫湛荘。
まず、大学の夏合宿らしく、肝試しにメンバー一同参加するが、そこでとんでもない出来事に遭遇し、紫湛荘に立てこもりを余儀なくされる。
しかし、その極限状態の中でなんと部員の1人が惨殺死体で発見される。

「想像を絶するとんでもない出来事」というのがこの話の肝です。
これはバラしちゃいけないのか?でもここが話の肝、難しいところです。
そして、個人的にはこの「想像を絶する出来事」が大っ嫌いなので、読み進めて、「やられた~、失敗した~」ととても悔しく、悲しかった。トホホ。

まあ、本格ミステリと言われる小説の多くは、もともとの舞台設定に無理が多いだけでなく、無理やり孤島だの密室を作らなくちゃいけないし、およそ現実ではありえない想定のストーリーも多い。
また、舞台設定やトリックにあるだけの力を注いだせいか、人物や表現についてはスカスカということもとても多い。

本作も、本格ものによく言われる魅力ゼロで生活感なしの登場人物たち、ライトノベルに批判的な割にはライトノベルにありがちな程度の文章力、非常識と無理が続くストーリー、とわざとらしいくらい、お約束がズラリと揃った。
しかし、これらの批判を逆手に取ったと思えば、この発想はなかなかユニークだ。どうせ謎解きパズルを作る為になんでも無理やりなんだから、無理に現実に寄せるのではなく、ここまで突き抜けよう、という発想はとても面白いとは思う。
密室トリックも、前提が前提なので、当然の成り行きとして、ユニークだった。

しかしながら、いかんせん、私はここに描かれた「想像を絶するとんでもない出来事」(というか出てくる奴ら)が大っ嫌いなので、★は3つがせいぜいです
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4488025552