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(短編集)

dele ディーリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
dele ディーリー
dele (角川文庫)

dele ディーリーの評価: 4.31/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(4pt)

データを消す自由。。。

もしかしてあるかもしれないネットの小説です。

死後、確実にデータを消してくれる、
そんなサービスがあれば誰が使うのだろうか?

様々な人間模様が描かれていて、素敵な一冊です。
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No.8:
(5pt)

是非シリーズで実写化してほしい!

幾つかのストーリーに分かれていますが、セッティングがとても面白いと思いました。これ実写化されたら必ず見るだろうなと思いながら読み通しました。
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No.7:
(5pt)

第4話のためだけに購入する価値あり

MISSINGに通じるどこか暗い雰囲気の話の中で第4話だけ異色。いい意味で。
第4話のためだけに購入する価値あり。
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No.6:
(3pt)

まだまだ奥行きのある話がありそうです

全5編の連作中編集。「死後、その故人に代わって消したいデータをパソコンやスマホ等から削除する」業務を運営する事務所の所長圭司と所員祐太郎が、様々な境遇の人からの依頼を受け、望む望まずに関わらずその人の過去を探り、哀しく切なくなったり、心暖かくなる物語。

この業務が実際に存在するのかどうか分かりませんが、ニーズは潜在しているのではと思います。一方、読者としては小説の着眼点に惹かれ、想像力を掻き立てられます。消して欲しいデータから、故人の秘密や願いを知ることになり、遺された人がすっきり解決するという話ではありません。当然、業務としては即刻削除することが使命ですが、そこに躊躇いが生じた時に、様々な想いが錯綜するさまを感じることが出来ます。
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No.5:
(3pt)

削除データをめぐってもっと大きなトラブルに巻き込まれたり、データを奪われたりする展開があればもっと物語の幅が広がったと思う

死後、誰にも見られたくないデータをその人に代わってひっそりと削除する仕事を請け負う『dele.LIFE』で起こる連作短編集。

所長の坂上圭司と雇われバイトの真柴祐太郎。二人の軽快なやりとりはおもしろかったが、雇われで立場が弱いはずの祐太郎が身勝手な行動をとる場面がたびたびあり、どこか不自然に感じられた。

物語としては、削除するデータを元に依頼者、残された遺族の関係を紐解いて、依頼者の真意を探っていく展開が多かった。これはこれで楽しめたのだが、削除データをめぐってもっと大きなトラブルに巻き込まれたり、データを奪われたりする展開があればもっと物語の幅が広がったと思う。

車イスのケイと妹を病気で亡くしている祐太郎、二人とも過去にそれぞれ傷を抱えているのだが、ケイが車イスの理由やこの仕事を始めたきっかけがまだ明らかになっておらず続編がありそうなので、次回作にも期待したい。
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No.4:
(5pt)

祐太郎が素敵すぎる

久々に手に取った本多作品でしたが非常に面白かった。
文章の洒脱さや物語の流れなどが自然で、読んでいてテンポもいいし筋が分かりやすい。
それにしてもびっくりだったのは(圭司はともかく)、祐太郎のスペックの高さ!
ふらふらしてて、どっちかというとグレーの狭間を行き来している若い子、という体で登場したものの、なんのなんの物語の要所ではどんな人物にでもなりきる要領の良さと頭の良さを感じる。
葬儀屋のくだりとかもそうだけど、人見て対応変えられるってなかなかできませんよ。もふもふとの絡みは最高でした。
祐太郎のキャラあっての物語なんだけど、嫌みにならず人間としての質の良さを感じるので読んでいて気持ちがいい。
もともと本多さんの作品は何冊か読んでましたが、最近はなぜか読む機会が減っていました。
もったいないことした。これから過去作、読み返します。
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No.3:
(5pt)

初期の頃を感じ、嬉しい1冊でした

本多さんの本は好きで全部持ち読んでいます
特に「生」と「死」に関するテーマの本が本多さんの中では好きなので
久々に嬉しい1冊でした

〝死後誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する〟
これは今すでに必要な仕事だなと、まずそこが面白かったです
「記録」「記憶」「想い」や亡くなった人を取り巻く人間関係がある中で
「圭司」と「祐太郎」の考え方の違いについてや
「圭司」と「祐太郎」、「圭司」と「舞」など登場人物同士の距離感など
それぞれが読んでいてすっと自分の中に入ってき、優しく感情が揺さぶられた1冊です
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No.2:
(3pt)

水準には達しているが本領ではないと思う

作者のデビュー作からほぼリアルタイムで読んでいる者です。

本多氏の作品を初めて読もうとする方には
残念ながらお勧めできません。以下理由

依頼人の死を前提としたビジネスの話のため
重苦しい雰囲気が全体に漂っており
かつ、救いのない人物、行き先のない結末も多いため
読後感すっきりという感じではありません。
各話とも、伏線の張り方、ストーリーの転調ぶりは
さすがではありますが、
わたしにとっての本多作品にはめずらしく
再読を躊躇うようなエピソードが過半数でした。

ただし第四話だけは手放しの大絶賛です。
最後には人間を信じてもいいと思えるような幕の引き方、
嬉しいけど滂沱の涙という話です。

という訳で
本多氏にしか書けない話を
本多氏ならではのテイストで書いて欲しい
というファンからの勝手な期待をこめて
辛目の採点としました。以上です
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No.1:
(5pt)

「MOMENT」に並ぶ著者の傑作

あの傑作「MOMENT」は死に向かい合う末期患者の願いを叶える話。
そして「dele」は亡くなった人の願い(PCや携帯のデータ消去)を叶える話。
ひとつひとつのお話に込められた思いが胸を打ちます。特に第4話は、一度依頼人の意図が明らかになったと思った後の意外な真相に
思わず涙してしまいました。
祐太郎、圭司の主役は勿論のこと、たまさんまで、皆登場人物(?)が魅力的。
最近は本多孝好の作品いまいちだなと思って、距離を置いている人も、ぜひ手に取ってみてください。
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4041049032

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