ヴェサリウスの秘密
評判
ヴェサリウスの秘密の評価:
4.13/5点 レビュー 8件。 B ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ヴェサリウスの秘密の評価:
4.13/5点 レビュー 8件。 B ランク
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この後、バートンは父の元弟子で極めて優秀な医学生のパウの手を借りて、父の死の謎を追うのだが、この過程に様々な要素を織り込んでいる。バートンと父との確執の元となった(バートンのトラウマともなった)7年前の火事(バートンの当時の婚約者も焼死)の謎、その婚約者の妹イレーナとバートンの恋愛模様、イレーナの夫で(悪徳)実業家アデイを含む三角関係、万博を背景としたアデイの発電事業、パウのプライベート等々。最後の方には、交霊会や地下水道での追走劇も出て来る。「ヴェサリウスの秘密」に焦点を絞るならば、いっそ、パウを主人公にした方が良いとさえ思ったが、作者の意匠としては往時のバルセロナを映し出すために、これらのサブ・ストーリーを敢えて渾然一体として提示する狙いがあったのだと思う。流石に冗漫(600頁超)な印象を免れないが。
確かに真犯人は着想外だが、ミステリと言うよりは、ゴシック・ロマンと冒険小説とを融合させた作品という印象を受けた。古い言い回しだが、「冒険活劇」ファンで、バルセロナの歴史に興味を持っている方にはお薦めの力作だと思った。