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天狗風: 霊験お初捕物控
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天狗風: 霊験お初捕物控の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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言葉が話せる猫が出てきたり、面白かったです。宮部みゆきの本は何冊も持っていますがこれも読み応えがありました。 | ||||
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古い本ですが、きれいな状態なのでたいへん満足しています、気持ちよく読むことができます。 | ||||
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新たなキャラクターの登場で益々面白くなってきました。 『天狗』の正体は?お初に危機が? 前作以上のスピーディーな展開に 心躍らせました。 お初の次回作が待ち遠しいです。 | ||||
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シリーズ第2弾らしいのですが そうとは知らず手に取りました。 が、さすがの宮部みゆき。 一作目を知らずに読んでも難なくつるりと物語へと 誘ってくれる、さすがの力量です。 とはいえ、 主人公・お初と、ちょっと気になる恋のお相手??右京之介の 距離感というか、そういう人間の心のささいな機微みたいなのは、 やはり一作目を読んでからの方が、深みが増すだろうと思うので これから読む方は、一作目を読んでから、の方がいいかも。 個人的には途中参戦する「鉄」のキャラが際立ってて良いです。大好き! 「和尚」も、不思議でちょっと底知れなくて、面白い。 結末は、ちょっと寂しいけど、爽やかな読後感。 あわただしい朝、モノレールの中でなければ泣いてたかも。 (ああ、読む場所って大事) 満足なのに☆4なのは、 宮部みゆきに目覚めた『ブレイブ・ストーリー』ほど 心を持ってかれることはなかったから。 (結末を読んだ場所の影響かもしれませんが…) あと、「天狗」のキャラがもう少し、徹底的な「悪」だったり、 「同情」できる可哀想らしさが際立つなり、 何かしら、もうひとつ深かったらいいなー、と、思います。 | ||||
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とても良い状態の本でした。内容も、宮部みゆきの本所深川もので最近のマイブームですので、お気に入りです。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品の中では あまりメジャーではないと思われるが、 宮部さんの作品の中で一番面白いと思う。 宮部さんが少女+超能力+時代物を書けば、 面白くないわけはないのですが、 数ある作品の中でも、テンポが良くすごく楽しく読めます。 | ||||
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その風は天狗風と呼ばれた。その風が吹いたとき、娘が神隠しにあったように忽然と 姿を消した。不思議な力を持つお初は、右京之介とともに姿を消した娘たちの行方を 追うが、得体の知れない何者かがふたりの前に立ちはだかった・・・。霊験お初捕物控2。 文庫本で564ページ。怖ろしく長い作品だが、構成力がとてもよく、長さをまったく 感じさせない魅力ある話の展開になっている。次々に行方不明になる娘たち。そのときに 吹く不思議な風の正体は?お初と右京之介がしだいに真相に迫っていく様を、息詰まる ような気持ちで読んだ。また、登場する人たちの描写もていねいで、読んでいるとその 人物像がくっきりと浮かび上がってくるようだった。 この世の中、怖ろしいのは妖怪や幽霊などではない。人の心や、人の思いから作り出される 怨念だ。そのことをいやというほど思い知らされた。人は、仏にも鬼にもなれる。そのきっかけは ほんの紙一重の差しかない。だが、人が作り出した怨念を鎮めるのも、また人の心なのだ。 そこに「人の心」の不思議さを感じる。ラストもよくまとめられていて、読者の期待を裏切らない ものになっている。特に最後の10行はほっとして微笑まずにはいられない。一気読みしてしまう ほど面白い作品だった。 | ||||
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捕物帳+超能力+オカルト 「天狗風」では内側に暗い部分を抱える人間の深層心理に踏み込んでいきます 嫁入り間近の娘が神隠しに会う事件が続発 自分の美貌にしか目を向けず、不幸のうちに亡くなった女 奉行 どうやらこの天狗は、いつまでも若く美しくありたい、そうして現世でそれを享受したいという思いが凝り固まって生れた妄念の化け物であるようではないか。では、そういう妄念を抱く亡者に魅入られ、憑かれ、足場として操られてしまう娘さんとは言えば、どんな娘さんであろうな? 右京之介 むしろとても地味で姿形に自信のない娘、しかもそれでいて女子は姿形の美しさにこそ価値があり、そうでなければならぬと思い込んでいる娘。 奉行 そのとおりだ。そういう娘は心の底に天狗の妄念と同じ琴線を持っておる。だから共鳴し、憑かれてしまうのだ。 怖いです オカルト的なものを一切信じない、事件には全て裏付けがあるとして取調べを進める同心 倉田主水 鬼神よりももののけよりも恐ろしいのは人間の方だ。都合の悪いこと、見たくないもの、聞きたくないことを不思議話の中に押し込めて、自分にも世間にも嘘をつき通す。人間ほど恐ろしいものはない。私は北町奉行所の同心として、この十手にかけて、そのような人間の嘘がつくりだす、まやかしの鬼神やもののけと闘おうと思った。それを心に誓ったのだ。 これもまた怖い 物語は桜の花の季節 桜の花には、日本人の感性に結びつく独特の感情が入り交じります 満開の桜の枝の間から見える娘の顔 想像しただけで身震いします 宮部さん、上手いですね | ||||
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畠中 恵の『ぬしさまへ』を読んで、すっかりお江戸の妖怪捕り物にはまり、正月休みに読了しました。 さすがに現在の上手。 一気に読ませますが、話の内容としては、全体に長すぎるのではないでしょうか。 特に、ハードカバー版で読んだのでそのような感じを強く持ちました。 そのボリュームを維持するために、複線的な話が挿入され、全体のテンポを損なっていると感じます。右京乃介とか良い脇役のキャラがもっと生かされれば、さらに良いと思います。しかし、1級のエンターテインメントであることには間違いありませんし、筆者の力量ははさすがです。期待しながら、他のお初捕り物控を読んで見たいと思います。 | ||||
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読み終わって一寸しんみりした.著者の江戸物は深川に住んで四代目の筋金入りの東京言葉で書かれているのが他の作者に真似のできない貴重な正統性を保証してくれるだけに,このお初物もやはりかけがえのない存在なのだ.それがこの作品が書かれて以来十年余に亘って新作がないのは,由々しき欠落といはずばなるまい.震える岩 から 天狗風 と話の柄が大きくなってはきたが,著者の実力を以てすれば,これでお終いと言うのには早すぎる.まあ著者がその気になってくれなければどうしようもないことだけれど,そろそろ次のお初物をねだっても罰は当るまいと思ってはいけませんか.捕物帳は何より人情噺で風俗誌を兼ねる本質上,見掛けよりも手が掛かるものだってことは承知の上でのお願いなのですけど.聞いちゃあ頂けますまいか. | ||||
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主人公のお初は、現代でいえばサイキック、超能力者です。人には見えないものが見えたり、ものにふれるとそこに残っている持ち主の思いを読み取ったり、その不思議なチカラで事件の謎を解いていきます。 こういった設定は、ある意味なんでもありのストーリーになりがちで、だからこそキャラクターが魅力的でないとおもしろくないし、ラストをどういう風に持っていくか、というところが大事なわけですが、そこはさすが宮部みゆき、なのです。”おてんば”という言葉がぴったりのお初はとてもかわいらしいし、どこまでも不器用でまじめな右京之介、お初の兄夫婦や板前の加吉など、お初を取り巻く面々はとても人情にあふれ、魅力的な人たちです。 ストーリー展開もスピードがあり、けっこうな長編小説であるにもかかわらず、厚みを感じさせません。今回は人と会話ができる不思議な猫ちゃんたちも登場し、さらにおもしろくなっています。 お初と右京之介のふたりも、何となくいい雰囲気になっているし、早く次の作品が読みたいです。 | ||||
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不気味なほどに赤い朝焼けのもと、疾風とともに消えてしまう娘たち。人には見えないモノを見、感じることのできる飯屋の娘お初が、南町奉行根岸鎮衛に頼まれて神隠しの謎を追う、捕物帳にオカルト風味を加えた、シリーズ長編二作目。 ハッキリとは書けませんが、お初が相手するのは人間の負の感情が生み出したおぞましくもあわれなバケモノだけあって、なんとも切なく重苦しい話ではあるのですが、読後感がそれほど悪くない(悪いどころかとても良い)のは、お初をはじめ、岡っ引きの兄六蔵、その妻およし、お初と事件にあたる古沢右京之介ら、個性立った登場人物のおかげ。特に、鉄、すず、和尚らとお初の掛け合いが本作だけではもったいないくらいにおもしろい。話の鍵を握るこの三人(?)の正体は何なのかというところも読みどころです。 ゾッとさせられ、クスッと微笑まされ、感動させられる、霊験お初のシリーズ。次作がとても楽しみです。 | ||||
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充分面白いのですが、前作に比べるとやや密度が落ちるか。 人に見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえるという霊験の持ち主のお初が岡っ引で兄の六蔵や、鬼と呼ばれる吟見方与力古沢武左衛門の嫡男で、算額を学んでいるの古沢右京之介とともに事件を解決していくシリーズの第2作目。 今回は一陣の突風とともに嫁入り前の娘が神隠しにあってしまう、不可思議な事件に挑みます。 捕物帖は現代の警察小説と違い、時代のせいか様々な物証が曖昧になります。神業的な捕り手の推理が鍵を握ります。本作はその担い手に超能力の持ち主を持ってきたのが面白い趣向です。 とはいうものの、現代を舞台にした彼女の作品ではそういうものは多いです。 その場合は超能力者というものが世間の目に痛めつけられたり、能力者であるが故に苦悩したりする、というテーマが加わります。本作にはそういった部分はあまり見受けられませんでした。今後出てくるのでしょうか。 宮部の超能力物では能力者の先達(かつ理解者)がいて、その人たちのアドヴァイスにより、年若い能力者は世間との距離の取り方を学ぶという場面がよくありますが、その役目は怪奇譚『耳袋』を私的に編纂している南町奉行根岸肥前守が果たしています。 算額を学んでいる右京之介は「筋道立てて込み入った事情を解く」のが得意です。お初は霊験はあっても、そういった推理は得意ではありません。霊験と推理。実は二人で一人なのかもしれません。二人の関係、これからも見逃せません。ツンツン怒るお初にオロオロする右京之介という絵面はもうお馴染みといって良いくらいで、好きです。 | ||||
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宮部さんの、時代物はどれも面白い物が多いけど、これは、大好きなシリーズ。1のが内容は濃いような気がするけれど、これもひけをとらず面白いと思います。それはやっぱり猫キャラのおかげもあるかな?鉄がかわいい!出てくるキャラたちも、みんなすごい個性があって読んでいて楽しいです。結構分厚いけどいっきに読めちゃいます。次回作がもしあるなら、それも是非読みたい。 | ||||
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「震える岩」に続く 霊験お初捕物控 第2弾。内容はとてもおもしろかったんですが、私は宮部みゆきさんの本だからといって「震える岩」と「天狗風」を買ったので時代物は初めて読みました。しかも長編なので読むのにかなり時間を費やしました。さすが宮部さんで人物描写はすばらしく、細やかに設定されていてどのキャラも魅力あります。事件は暗く、人間の闇に触れているのに心温まるお話に仕上がってます。ラストは不覚にも涙がポロポロ出てしまいました。お初ちゃんと右京之介様のその後も気なるし、お初シリーズなら、次回作も買おうと思っています。 | ||||
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かなり面白かった。特に猫の鉄のキャラが秀逸。(エピローグにもにんまり)右京之介との掛け合いも悪くない。ただ、前作と比べるといくつか残念な点があった。お初の能力「見えてはいけないのに見えてしまった」について、前作と比べると、その情景の深み、禍々しさ、忌まわしさが足りない様に感じた。伏線が多すぎて、読み方の感情から見ると、やや解決し切れていない印象もある。天狗との最終対決に関しても、やや物足りない。もう一ラウンドあっても良かったのでは?とは言え、エンターテイメントとしては極上の部類である。「宮部みゆき」だからこそ期待しすぎているのかもしれない。 | ||||
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霊験お初シリーズの長編第二作。実直な下駄職人の、嫁入り前の娘が消えた。神隠しと言われる中、娘の父親は自分が殺した、と自供し、自殺を遂げる・・・。その顛末の不審さにお初が呼ばれる。お初が算術の右京之介と調査を始めたさなか、2件目の失踪事件が起こった・・・。赤穂浪士事件を宮部流に見事に再構築してみせたシリーズ前作「震える岩」ほどの仕掛けはないが、エンターテーメントとして本作はひけをとらない。大部な作品だが、テンポよい語りと、見事描きこまれた登場人物たちの演じる人情劇も見事(お初の兄にして岡っ引きの六蔵の手下や一膳飯屋の雰囲気や、お初と右京之介などなど人物造形・描写が絶品!)。今回はかわいい(気風もよい)マスコットも登場する。早々にタネが割れてしまい、中盤の展開がややだれ気味っぽく感じられる部分もないわけではなかったが、最後まで飽かせない。宮部みゆきが語る極上の時代小説をたんのうして欲しい。お勧め。 | ||||
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だいぶ昔、新聞で連載中に、五分の一くらい読んだところで他県に引っ越してしまい、最後まで読めなかった「天狗風」。文庫化されるのを、ずっと待っていました。けっこうな厚さの文庫本なのに、一気に読めてしまいます。宮部さんの時代物は、あんまり固くなく、登場人物も現代風?なので、物語に入って行きやすいのです。十代の娘二人が次々と神隠しに遭う話に、お初が関わっていく。女が己の美に固執する、「妄念」が中心となっている物語だが、主人公お初がまだ子供子供しているというか、その「妄念」に立ち向かうには素直で健康である。もう少し物語に「色気」が加われば、凄みが増したかもしれないが、それは次回のお楽しみである。お初が成長していくのが見られるのだから。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品は、たいていおもしろいです。でも私は、時代物が好き!そのなかでもこの『天狗風』はお気に入りです。人間が内側に抱えている心の暗い部分の描写がたまりません。登場人物・登場動物のどれをとっても魅力的です。 | ||||
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