理由

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理由の評価:

3.67/5点 レビュー 251件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全560件 461〜480 24/28ページ
No.100
(5pt)

この作品を読まずに現代ミステリーは語れない

99年度版 このミス 3位1998文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 7位現代を代表する作家の直木賞受賞作。良質な社会派ミステリーである。事件が解決した後に、関係者をまわってインタビューを集めた、ルポルタージュ形式で、事件を伝えるという形式が特徴的な作品。この形式が功を奏し、事実の積み重ねられることで、直接、作者の伝えんとすることが伝わってくる。北千住に建設された高級マンションで、若い男性の転落事故がおきる。さらに部屋では彼の家族とおもわれる死体が発見され、事件は「一家殺し」の様相を呈する。ところが、この部屋の住人が、本来の住人と異なり、かつ、家族ですらないことが判明する。「なぜ赤の他人が、関係のない家で一緒に殺されたのか?」「本来の住人はどこへ行ったのか?」その「理由」が語られる。「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」という高いレベルの作品である。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.99
(5pt)

この作品を読まずに現代ミステリーは語れない

99年度版 このミス 3位1998文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 7位現代を代表する作家の直木賞受賞作。良質な社会派ミステリーである。事件が解決した後に、関係者をまわってインタビューを集めた、ルポルタージュ形式で、事件を伝えるという形式が特徴的な作品。この形式が功を奏し、事実の積み重ねられることで、直接、作者の伝えんとすることが伝わってくる。個人的には、本作品と、「火車」「模倣犯」が作者のベスト3と考えている(読者によってさまざまな意見はあると思うが・・・)。本作品は、先述のとおり、「ルポルタージュ形式で事件を再構築する」という特殊な手法を用いている分、ほかの2作品と比して、とっつきは悪いかもしれない。しかし、「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」という高いレベルの作品である。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.98
(5pt)

この作品を読まずに現代ミステリーは語れない

99年度版 このミス 3位1998文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 7位現代を代表する作家の直木賞受賞作。良質な社会派ミステリーである。事件が解決した後に、関係者をまわってインタビューを集めた、ルポルタージュ形式で、事件を伝えるという形式が特徴的な作品。この形式が功を奏し、事実の積み重ねられることで、直接、作者の伝えんとすることが伝わってくる。北千住に建設された高級マンションで、若い男性の転落事故がおきる。さらに部屋では彼の家族とおもわれる死体が発見され、事件は「一家殺し」の様相を呈する。ところが、この部屋の住人が、本来の住人と異なり、かつ、家族ですらないことが判明する。「なぜ赤の他人が、関係のない家で一緒に殺されたのか?」「本来の住人はどこへ行ったのか?」その「理由」が語られる。「この作品を読まずに現代ミステリーは語れない」という高いレベルの作品である。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.97
(5pt)

数多くの登場人物をうまく料理している

この本には数多くの人物が登場します。普通に考えれば登場人物を増やせば増やすほど、読者は嫌気がさすものだから、作家としては少ない登場人物で話を完結させようとするインセンティブがあるのじゃないかと思うけれど、宮部みゆきは敢えてそれに挑戦したような感じを受ける。正直私も読み進む中で「また新しい登場人物か・・・」と少し抵抗を感じることもあったが、よくよく読み進めると「新しい登場人物」ではなくて、「新しい家族」が描かれていることがわかり、しかもその家族像に対して心のどこかで共感を覚えていました。本書は偽りの家族を扱っているという意味では著者の「R.P.G」とも通じる印象を受けます。また「火車」と同様トリックがどうこう、という類の推理小説ではなく、現代日本が抱える社会問題や、日頃我々がうっすらと感じている不安感の背景にあるものを鋭く描写している本です。分厚いが一気に読めます。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.96
(5pt)

必読書。

ある「事件」を、それに関係していた人たちへのインタビュー形式によって、様々な角度で読み進めていけます。現代の社会問題が凝縮されています。その中でも「家族のあり方」ということについては、この本をきっかけにして今一度私たちが考えてみなきゃいけないんではないかと思います。現代において必読書です。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.95
(5pt)

書き込みがスゴイ

丹念な書き込みで、物語は手堅く進む。平凡な生活者が事件に巻き込まれてゆく不条理。読み進む内に宮部ワールドに引き込まれ、物語は終焉を迎える。重い作品だが、必読の一品。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.94
(5pt)

近年ひさしぶりに面白い本を読めたと感じました

土砂降りの夜高層マンションで起きた一家殺害事件。除々に明らかになる事件の背景、関係者となった人々の生い立ち。分厚い本ですが引き込まれ、一気に読んでしまいました。プロットが緻密であるだけでなく、背景がきっちりと述べられてある為になぜこの人がそのような行動をしたのか。無理なくはいりこめました。個人的には「火車」より陰惨でない分おもしろいと感じました。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.93
(5pt)

近年ひさしぶりに面白い本を読めたと感じました

土砂降りの夜高層マンションで起きた一家殺害事件。除々に明らかになる事件の背景、関係者となった人々の生い立ち。分厚い本ですが引き込まれ、一気に読んでしまいました。プロットが緻密であるだけでなく、背景がきっちりと述べられてある為になぜこの人がそのような行動をしたのか。無理なくはいりこめました。個人的には「火車」より陰惨でない分おもしろいと感じました。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.92
(3pt)

物足りなさが残りました

宮部作品はこれまで「火車」しか読んだことがありませんでした。この「理由」を読んだ率直な感想は、「火車」にそっくりだということです。大きく違っているのは、事件後の回想録となっているために、スリルに欠ける部分でしょうか。また、事件に関わった人々が多く、主要人物への感情移入がしずらくもあります。小説としては教科書的な見本になる一編かもしれませんが、謎とスリルを求めると、毒気のない角の取れた作品になっています。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.91
(3pt)

物足りなさが残りました

宮部作品はこれまで「火車」しか読んだことがありませんでした。この「理由」を読んだ率直な感想は、「火車」にそっくりだということです。大きく違っているのは、事件後の回想録となっているために、スリルに欠ける部分でしょうか。また、事件に関わった人々が多く、主要人物への感情移入がしずらくもあります。小説としては教科書的な見本になる一編かもしれませんが、謎とスリルを求めると、毒気のない角の取れた作品になっています。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.90
(5pt)

素晴らしい筋書き

頻繁に場面と登場人物が変わり、それぞれのストーリーが展開されていく。そして徐々に各ストーリーが関連性を持ち事件の解決へと導かれていく。読み終えてみて、複雑な事件だと思った。フィクションでありながらノンフィクションのような生々しさがあり、特に現代の法制度の下で繰り広げられる様々な人間の誇りと誇りの戦いが登場人物の会話に滲み出ており、妙に納得し思わず苦笑いするような部分が多くあった。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.89
(5pt)

素晴らしい筋書き

頻繁に場面と登場人物が変わり、それぞれのストーリーが展開されていく。そして徐々に各ストーリーが関連性を持ち事件の解決へと導かれていく。読み終えてみて、複雑な事件だと思った。フィクションでありながらノンフィクションのような生々しさがあり、特に現代の法制度の下で繰り広げられる様々な人間の誇りと誇りの戦いが登場人物の会話に滲み出ており、妙に納得し思わず苦笑いするような部分が多くあった。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.88
(5pt)

Family Affair?

宮部さんの、優しくて情の厚い語り口は、時代小説の時に個人的には最も肌に合う感じなのです。江戸の情緒などを描く時にとてもしっくり来るというか――これは勿論僕の好みです。『理由』は、事件の全容が明らかになった後の、関係者へのインタビューという、いわゆるルポタージュの形式をメインとして描かれています。そのためか、宮部作品の中では受ける印象も硬質な部類に入るでしょう。登場人物の心情などを細やかに描写する、というより、ディテールの積み重ねで成り立っている感じでしょうか。「一家4人殺し」の謎が先ず提示されますが、そこから派生し、拡散(もしくは収斂)していく思いもかけない展開。そこで描かれるのは、数々の「家族」の肖像です。読者は、様々な家族と、人々の人生を追い、時には共感し、時には同情し、反感を覚え、そして物語にどっぷりと浸かって行くことでしょう。一見無関係に思えた色んな事柄が実は‥‥と、言うより、そういうプロットの構成要素であることを越えて、既にそれぞれの家族を題材として、一個の物語が描けるのではないか、とさえ思われます。宮部さん、やっぱり凄い。そして読了後に残るのは、あの優しい読後感であるという点は、時代小説であろうとミステリであろうと、宮部作品の真髄であることは変わらないのでした。傑作です。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.87
(5pt)

Family Affair?

宮部さんの、優しくて情の厚い語り口は、時代小説の時に個人的には最も肌に合う感じなのです。江戸の情緒などを描く時にとてもしっくり来るというか――これは勿論僕の好みです。『理由』は、事件の全容が明らかになった後の、関係者へのインタビューという、いわゆるルポタージュの形式をメインとして描かれています。そのためか、宮部作品の中では受ける印象も硬質な部類に入るでしょう。登場人物の心情などを細やかに描写する、というより、ディテールの積み重ねで成り立っている感じでしょうか。「一家4人殺し」の謎が先ず提示されますが、そこから派生し、拡散(もしくは収斂)していく思いもかけない展開。そこで描かれるのは、数々の「家族」の肖像です。読者は、様々な家族と、人々の人生を追い、時には共感し、時には同情し、反感を覚え、そして物語にどっぷりと浸かって行くことでしょう。一見無関係に思えた色んな事柄が実は‥‥と、言うより、そういうプロットの構成要素であることを越えて、既にそれぞれの家族を題材として、一個の物語が描けるのではないか、とさえ思われます。宮部さん、やっぱり凄い。そして読了後に残るのは、あの優しい読後感であるという点は、時代小説であろうとミステリであろうと、宮部作品の真髄であることは変わらないのでした。傑作です。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.86
(3pt)

ノンフィクション風小説

村上春樹の『アンダーグラウンド』と対比させると面白い。宮部みゆきは、ノンフィクションの手法で小説を書いた。小説家の村上春樹は実際にノンフィクションを書いた。私は、ノンフィクション風の小説を読むよりも、ノンフィクションを読むね。本書を読んでいて、最初のうちは、「嘘のくせに、なんでこんな書き方をするんだ」と拒否感が走った。で、あまりサスペンスちっくに盛り上げないもんから、ページをめくるのももどかしいという感覚ももてなかった。挑戦としては面白いと思ったけれども、不満が残った。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.85
(3pt)

ノンフィクション風小説

村上春樹の『アンダーグラウンド』と対比させると面白い。宮部みゆきは、ノンフィクションの手法で小説を書いた。小説家の村上春樹は実際にノンフィクションを書いた。私は、ノンフィクション風の小説を読むよりも、ノンフィクションを読むね。本書を読んでいて、最初のうちは、「嘘のくせに、なんでこんな書き方をするんだ」と拒否感が走った。で、あまりサスペンスちっくに盛り上げないもんから、ページをめくるのももどかしいという感覚ももてなかった。挑戦としては面白いと思ったけれども、不満が残った。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.84
(5pt)

「家族」について考える、そんなミステリーです

 一家四人殺人事件を物語の筋とし、謎解きというミステリーの本来の要素を持ち合わせながら、さまざまな人間模様が複雑に交錯したその登場人物を通して、家族の在り方、人生の在り方を考えさせられる作品。 私個人としては、ある登場人物の「彼に対して可哀想とか思う気持ちがあったとしたら、それは未練よりよっぽど恐い事だよ。」(正確ではありません)といったセリフが妙に心に残っています。 インタビュー形式の進め方に多少の違和感を感じるものの、小説としての面白さはやはり宮部作品。絶品です。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.83
(5pt)

「家族」について考える、そんなミステリーです

 一家四人殺人事件を物語の筋とし、謎解きというミステリーの本来の要素を持ち合わせながら、さまざまな人間模様が複雑に交錯したその登場人物を通して、家族の在り方、人生の在り方を考えさせられる作品。 私個人としては、ある登場人物の「彼に対して可哀想とか思う気持ちがあったとしたら、それは未練よりよっぽど恐い事だよ。」(正確ではありません)といったセリフが妙に心に残っています。 インタビュー形式の進め方に多少の違和感を感じるものの、小説としての面白さはやはり宮部作品。絶品です。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.82
(5pt)

自分まで怖くなる。

当たり前だけれども、この本に出演するのは人間。大した文学生活を送っているわけでもありませんが、小説を読んでそんなことを実感したのは生まれて初めてでした。そう感じるのもやはり当然で、私みたいなミーハーな人間は話題に上るような小説しか読みません。手にとってしまうのはやはり『高名な作家』としての宮部みゆきの著書なんです。それがなぜ当然になるかといえば、「人間」しか出てこない物語に慣れていないから、ということでしょう。今まで見てきた多くの小説、マンガ、映画、ドラマは、誰かしらヒーローが出てくるものばかりでした。一方からみたヒーローはどんな角度から見てもヒーローなんですね。逆に言えば、どんな角度からみても悪者、という人物も多く見られるということです。そのような現実離れな人格がミーハーな私のようなタイプの人をワクワクさせるわけなんですけども、現実離れした昂揚感は安心感とほぼ紙一重の関係にあるんです。その大概の作品でヒーローや悪者が与えてくれる安心感を私から抜き去ってしまったのがこの小説でした。読み進めるうちに感じる昂揚感は現実的で、親近的なそれ。ストーリー自体が現実的かと聞かれれば若干悩ましいところかとは感じますが、そこに現われる人格には、何とは申せなくとも、全て私と同じものが含まれているように思われてなりません。他人が怖くなる小説ならいくらでも読みましたが。人の弱さを教えられる小説ならいくつか読みましたが。自分まで怖くなるんです。"いずれ私は彼らを殺したのだろうか"と、問う自分は答えを持ち合わせていなかったりするのですから。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.81
(5pt)

自分まで怖くなる。

当たり前だけれども、この本に出演するのは人間。大した文学生活を送っているわけでもありませんが、小説を読んでそんなことを実感したのは生まれて初めてでした。そう感じるのもやはり当然で、私みたいなミーハーな人間は話題に上るような小説しか読みません。手にとってしまうのはやはり『高名な作家』としての宮部みゆきの著書なんです。それがなぜ当然になるかといえば、「人間」しか出てこない物語に慣れていないから、ということでしょう。今まで見てきた多くの小説、マンガ、映画、ドラマは、誰かしらヒーローが出てくるものばかりでした。一方からみたヒーローはどんな角度から見てもヒーローなんですね。逆に言えば、どんな角度からみても悪者、という人物も多く見られるということです。そのような現実離れな人格がミーハーな私のようなタイプの人をワクワクさせるわけなんですけども、現実離れした昂揚感は安心感とほぼ紙一重の関係にあるんです。その大概の作品でヒーローや悪者が与えてくれる安心感を私から抜き去ってしまったのがこの小説でした。読み進めるうちに感じる昂揚感は現実的で、親近的なそれ。ストーリー自体が現実的かと聞かれれば若干悩ましいところかとは感じますが、そこに現われる人格には、何とは申せなくとも、全て私と同じものが含まれているように思われてなりません。他人が怖くなる小説ならいくらでも読みましたが。人の弱さを教えられる小説ならいくつか読みましたが。自分まで怖くなるんです。"いずれ私は彼らを殺したのだろうか"と、問う自分は答えを持ち合わせていなかったりするのですから。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955