理由

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理由の評価:

3.67/5点 レビュー 251件。 B ランク

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平均点3.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全560件 401〜420 21/28ページ
No.160
(5pt)

ルポ風の文章が新鮮でした。

小説というよりは事件のルポのような文体。
どこか無機質な文章の中にさまざまな要素が織り込まれている・・・。
そんな印象の小説です。
最初っからとてもおもしろくて
すっかりはまってしまいました。
事件そのものも凄惨だけれど、
それ以上に関係者の家族やその人の人生観が透けてくるところがすごい!
とても緻密に作り上げられた作品だなーと思います。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.159
(3pt)

滑り出しはいいのだが

だんだん読み進めていくに従ってなんとなく展開がわかってきて、雑な読み方になって、予想通りの終わり方。「理由」、登場人物にみな理由を語らせるとこの分厚さになったということか。しかし殺人の理由を語るのが難しいように、家族であり続ける理由を語るのも難しい。だからこれだけのボリュームを擁して家族のあり方を問うているのに、浅薄な感じを抱いてしまう。
家族をこれでもかと描いているわりに殺人そのものはあっさりしたもので、感情の暴発と偶発的なものだったと。確かにこの作品は殺人自体に重きはおいてないが、こんないい人ばかりなら、何も人を殺さなくてもっと穏便にことは運んだだろうと突っ込みたくなる。もっともらしいようで、展開に無理があるように思えた。
それとこの「ルポルタージュ」形式は小説としては斬新かもしれないが、ノンフィクションを好んで読む者にとっては読みやすいが新鮮さは感じず、必ずしも成功しているとは思わない。逆にウソっぽく見えてしまってマイナスではないか。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.158
(3pt)

滑り出しはいいのだが

だんだん読み進めていくに従ってなんとなく展開がわかってきて、雑な読み方になって、予想通りの終わり方。「理由」、登場人物にみな理由を語らせるとこの分厚さになったということか。しかし殺人の理由を語るのが難しいように、家族であり続ける理由を語るのも難しい。だからこれだけのボリュームを擁して家族のあり方を問うているのに、浅薄な感じを抱いてしまう。
家族をこれでもかと描いているわりに殺人そのものはあっさりしたもので、感情の暴発と偶発的なものだったと。確かにこの作品は殺人自体に重きはおいてないが、こんないい人ばかりなら、何も人を殺さなくてもっと穏便にことは運んだだろうと突っ込みたくなる。もっともらしいようで、展開に無理があるように思えた。
それとこの「ルポルタージュ」形式は小説としては斬新かもしれないが、ノンフィクションを好んで読む者にとっては読みやすいが新鮮さは感じず、必ずしも成功しているとは思わない。逆にウソっぽく見えてしまってマイナスではないか。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.157
(3pt)

読み応えはあるが…

巨大なマンションで起こった殺人事件を関係者のインタビューを交えてノンフィクション風に描いた小説。面白い手法で書かれているが、タイトルに納得できない。理由とあるから加害者が殺人を犯した理由かなと思っていたので、それが違ってガッカリ。ちなみにミステリーではない。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.156
(3pt)

読み応えはあるが…

巨大なマンションで起こった殺人事件を関係者のインタビューを交えてノンフィクション風に描いた小説。面白い手法で書かれているが、タイトルに納得できない。理由とあるから加害者が殺人を犯した理由かなと思っていたので、それが違ってガッカリ。ちなみにミステリーではない。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.155
(4pt)

圧巻

謎の一家殺人事件、犯人と目される男は話の冒頭で捕まる。
それはこの作品が犯人を追いつめるというよりは、タイトルどおりなぜ事件に至ったかをたどる物語だからと思う。
この作品の圧巻は、この事件にかかわる人たちの数とその人生模様の背景である。
まず殺された一家の人間から、事件の鍵をにぎる姉と弟、集合住宅における独自の事情、実は殺された一家は、本来の持ち主ではなく、居座り屋であると言うこと、
またこの物件を買った男のそれにいたる事情など、あげればきりがない人々の事情が交差し、からみあい、事件の概要とその謎に近づいていく。
物語は、インタビュアーとして関係者から意見を聞くという形式をとり、まるで実際に起きた事件のドキュメンタリーではないかと思わせる。
この作品は、「火車」と同じように社会問題をとりあげていて、宮部みゆきの作品は、こういったテーマを扱った作品が一番面白いと思える。
ぶあつい作品だけれど、それでも次に次にと頁をめくらされた。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.154
(5pt)

独特の構成に感服させられた

読み始めてすぐにそのプロットが秀逸であることに驚かされる。殺人事件が起きたようだが、読者にはまだその事件の全貌が知らされない。語り手はどうやらその事件が解決した後に、関係者達への取材から真実を明らかにしようとしているジャーナリストらしい。つまりドキュメンタリー作品のようだ。しかし真相は徐々に明らかになっていくので読者の興味がそがれることはなく、小説の世界にぐいぐいと引き込まれていく。登場人物は多岐にわたるが、その一人一人の背景が詳細に描き込まれているので、描かれるその世界はリアルだ。叶わないマイホームの夢、バブルの崩壊、法律の網をすりぬける悪徳商法、家庭崩壊、孤独な老人など現代社会の産み出した闇の部分をさらけ出し、それらに厳しい視線を当てる。670ページが長くは感じられない傑作である。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.153
(3pt)

現代の人間模様を描いて読ませるが

惨殺された家族4人は実は、その家庭の本当の家族ではなく、住居乗っ取りのための居座り用の血の繋がらない"ダミー家族"だったという設定。この事件を通して、現代における家族のあり方、日常生活に潜んでいる身近な非日常性を描いた作品。
作者のいつもの表現力ある文章と発端の意外性から読ませる。しかし、「火車」から始まってこの当時の作者の作品が「社会の問題を取り上げて作者なりに料理する」というパターンの繰り返しなので正直"またかよ"という気になる。取り上げられる問題が斬新で他の作者には書けないのならともかく、本作の問題は平凡ではないか。登場人物達も皆良い人ばかりである。報道される現実の家族関係の中で起こる事件の方が先に行っている。それと作品の長さである。証言の部分をインタビュー形式にするなど工夫があるが、自分の思いついた事を筆の勢いのままにそのまま書いたという感じで冗漫さは免れない。削る所は削って作品の構成を緊密にする工夫が欲しかった。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.152
(5pt)

家と言うものは器に過ぎないのです

バブルがはじけ、不良債権という言葉がはやり文句になっていた時代。
バブルで見失った、自分の身の丈に合った生活に戻れず、怨念のように幻にすがりつく人。
家庭が壊れているのに気づかず、器である家にこだわる。
器が家族だと誤解する人。
バブルで見失った、絆は修復できるのだろうか?
血がつながっていさえすれば、家族になれるのだろうか?
この中で、一番家族だったのは、占有屋の他人たちだったのは皮肉である。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.151
(5pt)

賛否両論あるようですが

ひとつの殺人事件を軸に、それはそれは膨大な背景や由来が描きだされます。
あまりに登場人物が多いのと舞台が変わるのもあって、頁を括る手が
行ったりきたりしますが・・・忙しい人は、ギブアップしちゃうかも。証言者の語りが
インタビュー形式になっているのも、初めて見るパターンで新鮮でした。
筋書きは違うけれど<他人になりすまし、平然と日常生活を送ること>が、どんなに複雑で
難しいことなのか、テーマが同著者の「火車」と合い通じる所がある作品なので、
まとめて読んでみるといいかもしれません。
やはり、宮部みゆきは面白い!!
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.150
(5pt)

マイホーム神話の幻想を覚まさせてくれるもの

 「火車」の衝撃が大きすぎて、「理由」をそれ程評価してない方もあるようなのですが、ありそうな事件としては「理由」の方がリアリティに満ちているように思います。
 なにより、この作品が書かれた当時の短期賃貸借に関する法律関係と、その問題点をきちんとトレースして構成されているのでとても勉強になります。尤も、今では法令が改正されていますので、この作品で書かれたような手段で競売を妨害することは多分出来ませんが。
 なにがなんでも安く競売でマイホームを手に入れたい者、どんなことをしてでも手に入れたマイホームを手放したくない者、どちらも家さえあれば幸せになれるという幻想に取り付かれた愚か者。
 そして、その両者の間を幻のようにさまよう居座り稼業の偽装家族たち。彼らもまた、幸せな家族愛という錯覚に囚われているか、或いは肉親の情愛なんてものにとっくに失望しているかの両極端にある者たちの集団。
 一人一人はみな悪人ではないし、愚直なまでの自分たちの幸せを守ろうとしているだけなのがなおさら切ない。でも、愚直な善人だからといって、手段が正当化される訳でもないし、自身の誠意が相手に伝わるとは限らない。
 しかし、それにしても、こうまでして、日本人というのは持ち家願望、幸せな家族に恵まれた家庭というものが達成されないと人間として欠陥品な存在だと自分を思ってしまうものなのでしょうか。この本に登場する人物たち、それにこれを読んで身につまされると感じた方は、一度、西原理恵子作品でも読んで、もっと修行した方がいいかもしれませんね。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.149
(3pt)

子供が皆・・

絶賛する人が多いのではないかとアマゾンを見てみると、そうでもない。
登場人物について掘り下げて語りすぎ、長い、重たい、という不満がそこそこ見受けられる。
じつは私が不満と考える点は全く逆なのだが、だとするとこの作品は中途半端という事になるのか?
私がまず感じたのは、掘り下げなさすぎ、という事だった。生身の人間がいないのである。
登場人物は多いが、それぞれの生い立ち、ストーリーはどれも平板で分かりやすい。
そして見事に最終的には、みんないい人、なのである(絶対的悪者であるべき、ある人物ですら)。
この小説の題名は「理由」であるが、たいした理由もなく人を傷つけたくなってしまったり、悪意を抱えたりするのが、人間なんじゃないのか。
何不自由のない、普通よりむしろ少し良いくらいの生活水準のサラリーマン家庭から、狂気としか思えない犯罪が生まれるのを我々は、ずっと目にしてきたはずである。
そして、たいていの大人たちは、座りの良い「理由」でそれらの狂気を押さえ込んでいたりするわけだが、子供たちはそう簡単にはいかない。
しかし、この宮部作品での子供たちは、概して皆たいそう立派なのである。ときに、大人たちより立派なのである。
これはもう本当に、この作品の最大の欠点である。
大人たちがみないい人であるというだけで、現実からほど遠いファンタジーなのに、より理由の無い悪意を発露しておかしくない子供たちが皆道徳的なのだから、二重にファンタジーになっちゃっているのだ。
犯罪も貧困も不運も全てエンターテイメントなのさ、娯楽小説なんだから、と言われれば、確かに。
ドラマのつくりとしては、最高水準だと思う。
間違いなく最後まで読めるし、ミステリーファン向けの噴飯物のありえないトリックが描かれているわけでもない。
だから点数は辛くない。しかし、子供=純真、大人=穢れ、この構図だけは、もう辟易だ。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.148
(4pt)

歯ごたえのある宮部みゆきの入門作品

法学部生なら民法や物権の時間に勉強する
「占有屋」のお話といえばわかるだろうか。
正確には短期賃借権制度という。
(ただし法改正でもうこういうことはなくなった)
この制度を知ってるとある程度は展開がわかる。
そういうことに関係なく、いくつもの要素(事件)が
物語の進行とともに絡み合った全体像を見せるという
宮部みゆきの基本線ともいえるストーリーかと。
普通と違うのは、ノンフィクション(ドキュメンタリー)
のようなタッチで描かれていること。
関係者へのインタビューをまとめて、それを基に
真実に迫っていくような構成。
好き嫌いはあるけど、俺は好き。
一人ひとりの心情がかえって浮き彫りになる。
結末に少々納得しきれなかったので4つです。
読み応えのある小説を読みたい方におすすめ。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.147
(1pt)

占有屋の実態×

 たまに民法や執行関連の本で、占有屋の実態は『理由』に書いてあると記されています。しかし、本書の内容は授業等で聞く内容と同じであり、とりわけ新しい情報はありません。(既に法改正がなされましたので本書の内容はもう妥当しなくなっています。)
 ミステリーでもなく、ドキュメント風でもなく、また細かな生立ちなどが連ねてあるが、それが人物の心情や性向の描写に結びついていると思えず、分らないものは分らないまま絡み合って進んでいく「エヴァンゲリオン」的な面白さはない。「何となく」とこうなってしまったというのが「理由」なのであろうが、それにしては登場人物は特異な人ばかりである。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442
No.146
(1pt)

占有屋の実態×

 たまに民法や執行関連の本で、占有屋の実態は『理由』に書いてあると記されています。しかし、本書の内容は授業等で聞く内容と同じであり、とりわけ新しい情報はありません。(既に法改正がなされましたので本書の内容はもう妥当しなくなっています。)
 ミステリーでもなく、ドキュメント風でもなく、また細かな生立ちなどが連ねてあるが、それが人物の心情や性向の描写に結びついていると思えず、分らないものは分らないまま絡み合って進んでいく「エヴァンゲリオン」的な面白さはない。「何となく」とこうなってしまったというのが「理由」なのであろうが、それにしては登場人物は特異な人ばかりである。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.145
(1pt)

占有屋の実態×

 たまに民法や執行関連の本で、占有屋の実態は『理由』に書いてあると記されています。しかし、本書の内容は授業等で聞く内容と同じであり、とりわけ新しい情報はありません。(既に法改正がなされましたので本書の内容はもう妥当しなくなっています。)
 ミステリーでもなく、ドキュメント風でもなく、また細かな生立ちなどが連ねてあるが、それが人物の心情や性向の描写に結びついていると思えず、分らないものは分らないまま絡み合って進んでいく「エヴァンゲリオン」的な面白さはない。「何となく」とこうなってしまったというのが「理由」なのであろうが、それにしては登場人物は特異な人ばかりである。
理由 (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (朝日文庫)より
4022642955
No.144
(4pt)

面白いがちょっと長いですね。

東京荒川区の高層マンションの2025号室でおきた殺人事件を追ったルポタージュ形式のミステリー小説。
ミステリーといっても、ただ事件の謎の紐解きをする小説ではなく、事件に接点のある人々の過去から生活、考え方にまで焦点をあてて
詳細に描写しており、それぞれの登場人物が必然と偶然が絡み合って接点が生じ、一つの出来事に結びついてく様を見事に表現しています。
言い返せば、この事件の背景にはこれだけの要素があるということでしょうか。
また、この小説の中で、不動産に関する法律の抜け穴をめぐる争いや占有屋なる人たちがいるのを知りました。
小説の形式自体が異なりますが、
「火車」は、登場人物の生活や描写とミステリーがうまく融合し、
最後まで一気に読ませてしまうものがあったのですが、
「理由」は、登場人物の描写に重きがおかれて、
読者を休まずに読ませる小説のもつ勢いといったものが若干色あせてしまった感があります。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.143
(3pt)

面白いが疲れた・・・。

以前宮部作品にはまり、現在再びはまって読みふけっているところだが、この作品は少々疲れた。「クロスファイア」や他の作品にも通じるのだが、登場人物をあまりに掘り下げて語りすぎている。この人物をそこまで掘り下げる必要はあるのか?と思う人数は1人や2人ではない。もっとシンプルにストーリーに集中すれば500ページ以内に収まったのではないだろうか。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.142
(4pt)

新しさはないが…

これが書かれた当時はおそらく目新しい題材だったんだと思うが、今読むとまったく珍しくもなく、はじめての宮部作品への期待も大きかったせいか、ちょっとがっかりした。ただ人物描写については思ってた以上に細かく丁寧で、読みやすい文体でもあったので、また他の宮部作品にも、今度は旬を逃すことなく挑戦したいと思う。
理由 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 理由 (新潮文庫)より
4101369232
No.141
(3pt)

人間の憂い

たまたま最近起こったような高層マンションでの殺人話。
宮部さんの本は今までほとんどワクワクを楽しんでいたけど
今回は人間の憂いが強かったが、興味深読み進められる。
理由 Amazon書評・レビュー: 理由より
4022572442