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ぼんくら



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ぼんくらの評価: 4.39/5点 レビュー 118件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 101~102 6/6ページ
No.2:
(4pt)

やっぱり、時代小説

宮部さんの時代小説は、やっぱりおもしろい。(現代小説も、もちろん嫌いなわけではないです)時代物のほうが、人間が、より活き活きしている感じがして、読んでいて元気になってしまいます。(同化してるときもあるくらい)お節介に紙一重なおばちゃんや、がんばれぇって応援したくなるようなおじちゃん。あららと、感心するようなしっかりした子供が活き活きと動き回ってるんですね。なんか、懐かしいような風景なんです。
ぼんくらAmazon書評・レビュー:ぼんくらより
4062100886
No.1:
(5pt)

時代小説の傑作

生まれて以来読んだ本の中で、登場人物たちのキャラクターで見れば、ベストの超傑作本。ミステリーという範疇での評価はあまり意味が無い一冊。時代小説であるため、現代性や主題の深刻さでは最新刊の『R.P.G』『模倣犯』に一歩譲るが、小説としての楽しさという点では、こちらに軍配があがる。 出版当初から新聞などで「うまい」と評価されているが、魅力はなんと言っても登場人物だろう。煮物屋のお徳さん、差配の久兵衛、後を継いだ佐吉、湊屋の娘のみすず、岡引の政五郎、隠密同心の黒豆こと辻井英之介、女郎のおくめ、南町同心の井筒平四郎、その妻で八丁堀小町と呼ばれた奥様。彼らの自然体の心地よさ。 しかし極めつけは、全てを測ってしまう絶世の美少年河合弓之助の愛らしさと、「そこには本当におでこが座っていた」で登場する三太郎だろう。彼らの子供らしい癖や、想像するだに面白いしぐさ、これを読むだけでも普通の本百冊くらいの価値はある。二人はともに12歳、決して子供の顔をした大人として描かれるのではない。一度でいいから彼らと暮らしてみたいと思わずにはいられない本来の子供らしさがある。 全体は、五つの短編と、長編「長い影」、終章からなる。冒頭で当時の自治組織、町年寄、名主、差配の説明があるが、これが重要。タイトルの意味は作品を読めば分かる。構成が凝っているので最初は違和感があるが、読んでいくうちにそれは消え、江戸の下町の世界にどっぷり浸っている自分に気付く。『平成徒歩日記』でみせた「ミヤベは」の優しさが暖かく包む快作だ。 『震える岩』『クロスファイヤー』のオカルト、または『火車』『理由』の社会的な世界ではなく、初期作品である『我らが隣人の犯罪』のような、優しい仲間たちの世界が広がる。時代小説の傑作だ。
ぼんくらAmazon書評・レビュー:ぼんくらより
4062100886

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