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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 1~20 1/13ページ
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現在と、二年前。次第次第に交差して後半は雪崩を打つような展開に。登場人物は限られシンプルでありながら読むものを飽きさせない。 | ||||
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重要な人物はカワサキ。 2人?いや3人にとっては相変わらずおかしなやつ。 現代の主人公は何も変わらないけどそれで良かった。 自分の人生じゃ体験できないいい人生が描いてありました。 | ||||
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のめり込みすぎで、 過去と現在の 二つの世界の融合なのだが、 女性が、現代に登場しない。。 この怖さと可哀想な気持ちで、もう2度と読めない。 精巧に作られているからこそ、 フィクションだから… では、納得できない。 1番最初に読んだ伊坂作品で、 いまだに、これが最高傑作だと信じてるのだが、一回しか読んでいない。 好きなくせに、これでいいのか? とは思うが、1番の傑作本を読まない。 という、最高の評価と思っていただいて、結構だ! それほどの衝撃と、感情を揺さぶられる作品です。 | ||||
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書き方エグいわ!何?何?どういうこと?が止まらないし、え?え?何で出てこないの?何か悲しいことあったの?って引き込まれて行きますわ! | ||||
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おもしろかったです | ||||
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大学生・椎名(しいな)の視点で話が進む【現在】のパートと、ペットショップの店員・琴美(ことみ)の視点で話が進む【二年前】のパートが、交互に繰り出されながら(いわゆる、カットバックを使って)話が織り上げられていきます。 序盤は?て噛み合わなかった二つのパートが、中盤辺りから徐々にからまり合ってきます。その辺のミステリアスな妙味がなんとも言えず、魅せられました。 先日、著者の「陽気なギャング」シリーズ三作品を読んだばかりだったので、〈祥子(しょうこ)〉〈響野(きょうの)〉の名前が出てきたのは、ちょっと嬉しかったな。 それと、話の終盤に幻想的な光景が出てくるのですが、この描写にかなり救われる思いがしました。 で、某登場人物が眺めるこの光景、どこかで見た気がするなあと思って記憶を探ってみたら、それは著者の『魔王』の表題作でした。 〝伊坂ワールド〟ならではのこうした作品同士のリンク、繋がる感じは、見つけると「おっ!」となりますね。なんか、わくわくしちゃいました。 そうそう。時折ふっと登場する黒猫の名前が、〈シッポサキマルマリ〉て言うんですね。妙に記憶に引っかかる、洒落たネーミングやないかあ思いました。 | ||||
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やはり面白い伊坂作品。ジャンル分類不能ですが、何でしょう、面白いしか出てきません。 ・・・ 伊坂氏の作品、再読ですが普通に面白く読めます。忘却という老人力ですが。 このジャンルってのはなんて言ったらいいんでしょうかね。スリラーというには文学よりですし、犯罪の匂いがするものの殆ど警察も出てこない。でもツイストと驚きは次々と現れるという。 そんな本作を夢中に読んでいるうちに、ふと小見出しに「現在」と「2年前」というタイトルがついているの発見しました。そう、本作は二つの時代を行ったり来たりしながら物語の真相を少しづつ明らかにしていくものです。 メインの登場人物は「僕」とその周辺。このときは「河崎」がいい味出していますね。もう一つのラインでは「琴美」とブータン人の「ドルジ」のカップル、そして「麗子さん」がよく顔を出します。主な登場人物はこんなものか。そして「僕」が「麗子さん」に出会ったところ辺りから話は急展開していきますね。このあたりで次第に筋が見えてきてゾクゾク来ます。河崎や麗子さんにクセがあり過ぎて、これまた分かっていても引き込まれます。 ・・・ さて、本作設定上、「僕」の友人らは外国人があまり好きではないということになっています。曰く、結局何を考えているのか分からない、と。 誠に残念であります。私も50年近く生きていると、もうこの人合いそうだなという人とはお近づきになりますし、うわぁーこの人の雰囲気ダメだわという人は遠巻きにしつつフェードですよね。いや、何が言いたいかというと感じとる感覚じゃやないですか。国籍というラベルじゃあないんじゃない?という話。 そもそも日本人だって、というより他人なんて最後は何を考えているか正確には分からんし、さらに言うと自分自身、自分のことを理解できているなんて断言できないし。 まあねえ、国籍で人を遠ざけるとしたら、あなた、外国で同じ目にあいますからね! ・・・ ということで、エンタメ性たっぷりの伊坂作品でした。 異時点のストーリが一つに合わさり、次第に「ああそういうことか」と分かってくる快感。これは皆さんにも味わっていただきたいですね。 ちなみにドルジ、彼は一体この後どうなったのかなあ。ちょっと気になります。 | ||||
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クライマックスにかけてジンジンと喉の奥が熱くなるくらい感情が揺さぶられた。気を許して他人を心に住まわせた分だけ、自身は影響を受けていく。そして自分が生きた証は、自分を受け入れてくれた誰かが未来へと繋いでくれる。そう信じられる物語だった。 読んでいる間よりも読み終えたあとに悲しみが襲ってきて、その度に「伊坂さん、なんてことをするんですか!」と詰め寄りたくなった。それでも、いつか私も死の恐怖に侵されそうになったとき、きっとドルジの言葉を思い出す。 | ||||
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表現方法がよかった。にやついてしまう表現も多かった。 最後は切なくなった。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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主人公は椎名(しいな)。大学に入ってアパートに引っ越してきた。そのとき、隣に住む河崎と知り合いになり、なぜか本屋を襲って広辞苑を奪おうという計画に加わることになる。そして、実際にモデルガンを手にして本屋の裏口に立つ。まだ引っ越してから2日後のことである。 この事件の2年前。河崎の恋人だった琴美とその同居人、ブータン人のドルジがペット殺しをした若者たち3人と出会う。 その3人は、一度は見逃してくれたのだが、再び追いかけてきて自分たちの仲間に入るのと、被害者になるのとどちらを選ぶかなどとぶっそうなことを言われる。 ドルジの予想外の活躍でその場は逃げることができた。 しかし、3人から逃げたときに、パスケースを落としたようだ。そこには琴美の住所が書いてあるので、琴美たちのところに3人がやって来るかもしれない。落としそうなところを探したが、見つからなかった。しかし、その後寄ったバッティングセンターで、琴美とドルジは河崎に出会う。ドルジは河崎を気に入ったようだ。 そして現在に戻ると、椎名と河崎が話をしており、河崎はやはり本屋を襲うと言う。しかし、河崎は最初の予定より1日早く椎名のところに来て、今から書店を襲うから手伝えと言ってきた。否応なく事件に巻き込まれる椎名。 伊坂幸太郎らしく、舞台は仙台である。ということは、主人公が通った大学は東北大学だろうか。話が進むにつれて、2つの物語はつながってくる。ペットを虐待する話などが入っており、決して読んでいて気分の良い小説ではない。 しかし、さすがにこの著者らしく、意外な展開が待っている。そして、終盤には真相が明らかになっていく。このあたりの展開は、伊坂作品らしい。ラストも納得のいくものである。賞を取っただけのことはある小説だった。 | ||||
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交差して淡々とストーリーが展開。両方とも日常と非日常が交差する少し不思議な話。それが見事に最後交差するが、交差の仕方は読めなかった。。 度々出てくるブータンの価値観、考え方が内容に深みを与えている。1日でのめり込めるように読んでもいいし、気軽にダラダラ読んでもストーリー性を失わず読める本。 | ||||
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全体的に読みやすかったです、叙述トリックには、驚かされましたが全体的にちょっと終わり方が薄かったので、そこがちょっとなーと思いました | ||||
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伊坂幸太郎さんの本は大好きで結構読んでいる。特に好きなのは、グラスホッパーからはじまる3部作。そのような、いわゆる伊坂ワールドを感じる本とは、少し異質な印象を受ける一冊。 タイトルや序盤のストーリーからは予想がつかない展開に後半向かっていく。全体としては、さっぱりとした青春小説で、やや伊坂作品に期待するスパイスは物足りない。 あと、出版社の問題だが、もう少し字を大きくしてくれると読みやすい。 | ||||
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やっぱり伊坂幸太郎面白いですね〜。大学に行ったら、結構伊坂ファンがいて嬉しくなりました^_^ 映画も良かったです。小説読んで、話を忘れかけた頃に映画を見るのがおすすめです。 | ||||
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作者が言っていた「地上から数センチか浮いてるような物語をかければいい」という言葉の意味を感じられる作品 ミステリーと思ってトリックを期待するとがっかりするかもしれないけど 物語としての地力は十分にあるので先入観を抱かず読んだら十分楽しめると思う。 全体的にテンポがいいので2時間程度で読み切れると思う。 個人的にとてもおすすめな作品で | ||||
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2003年11月25日に発行された 伊坂幸太郎のベストセラー小説。 2007年に映画化作品公開。 伊坂作品は別作品で途中放棄しているが、 本作は完読した。 ミステリー小説によく見られる、 とにかく描写が希薄で、 イメージ喚起力が無く、 一人称のモノローグもどちらかといえば素っ気なく、 文章そのものには魅力を感じられなかったが、 現在と過去の物語を並行させるのと同時に、 その隙間にトリックを潜ませる企みは、 素晴らしいと思った。 本作は第25回吉川英治文学新人賞受賞作 ということもあり、既に評価が定まっている 作品だから言うまでも無い事ではあるが、 読んで損は無い作品であると思う。 もっとも、犬猫の動物虐待が主要モチーフであり、 そんな記述は一行も読みたくないという 人には勧めない。 (実際、ある種の気持ち悪さが残るので) また、映画作品も良くできているのでお勧めだ。 順番としては小説を読んだ後に映画が良い。 若い男女の心の交流が良く描けている。 この点は小説の足りない部分を上手く 補完しているとさえ言えるような良さがある。 もっとも、原作のトリック処理については なかなか難しい部分もあり、その辺は それぞれに一長一短があると思う。 | ||||
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井坂作品はこのパターンが多いのですが、いくつかのシーンが一本の線に繋がるところが本当に爽快感があります。 今作はそれに加えて、作品全体の少し寂しげな雰囲気が本当に大好きです。 | ||||
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現在と2年前の物語が交互に語られる趣向。一見意味不明なタイトルも含めて、隠されていた謎が徐々に明らかになるのは上質なミステリーの味わいだ。主人公である大学新入生が、奇妙な隣人に誘われて「広辞苑」を強奪するために本屋を襲撃すると言う、わけのわからぬ導入から、徐々に2年前の物語と交差を始めるが、なかなか真相が見えて来ないもどかしさに、どんどん興味をそそられた。 一番普通っぽい主人公以外のキャラ造形が面白く、一つ一つのエピソードを実に楽しく読む事が出来たのは作者の腕か。そして奇妙な隣人に関する最大の謎が明かされ、2つのストーリーが重なり合ってからの展開は正に圧巻。なるほどこういう意味だったのか、と伏線が回収されるのに素晴らしい快感を覚えるミステリーの醍醐味を味わった。 個性的なキャラ達の人生を切り取って、ミステリー仕立てで巧みに読ませる感動的な傑作と評したい。 | ||||
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アニメ、 "デュラララ!"を見終わった後に読み、 この本のある登場人物が折原臨也にとてつもなく似た雰囲気なので、 かなり楽しめました。 | ||||
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