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開かれた瞳孔



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開かれた瞳孔の評価: 3.72/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.72pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(4pt)

ウィルシリーズより先に読みたかった

サラのシリーズを先に読んでからウィルシリーズを読みたかったな。
でも後から読んでも、成る程成る程と点と線が繋がって行く工程を楽しめたよ。
開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)より
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No.17:
(2pt)

なんとも不自然な犯行

のっけから起こる猟奇的な殺人事件。この犯行時間違いなく犯人は血まみれになっていると思われる(現場は血の海だし、犯人は深手を追わせた被害者を凌辱している)が、この凄惨な現場から、犯人はどうやって痕跡(血痕や血の付いた足跡)1つ残さずに消えることができたのだろうか? 第2の犯行では、被害者を病院の駐車場まで誰にも発見されずに運ぶことができたのか? それらの説明がまったくないので、どこかで解き明かされるのかと思っていたら、最後までそのまま。こんなことが可能なら、どんな犯行も成り立ってしまう。登場人物を含む細々した周辺状況も本筋とはあまり関係なく、別の事件が起こるが解決されることもない(解決しないと匂わせてはいるが)。次回作以降への伏線なのかもしれないが、残念ながら続けて読む気は失せてしまった。
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No.16:
(3pt)

乗り物のなでは読みづらい

内容的には人によっては面白いかも。
自分はこの作家は読まないです。
内容にアダルト的な表現があり
電車内では読みにくいです。
それでも星4つにしたのは
先ほども言いましたが、
人によっては面白いかも、
と思ったからです。
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No.15:
(5pt)

プロットだけが全てじゃない

解説の北上次郎が2002年のベスト1と2017年に気が付いたと書いているが、私は2022年になってやっと読んで^^; 即、次作を読もうと決めた。1週間の出来事を時系列で追う書き方も、犯人も目新しいわけじゃないし、犯人の登場も、犯人とわかるシーンの描写も取り立てて、例えば、ディーヴァーのような驚きがあるわけじゃない。しかし、登場人物の複雑な背景や相関関係を丁寧に、かつ、自然に描いていく筆力には驚くし、また、それが魅力でもある。女性作家だからこそ描ける女性像なのかどうかはわからないけど、その心理の移ろいを自然に受け入れることができるし、それ故、次作以降でグラント郡警察の面々がどのように変わっていくのか、それをどのように描写していくのか楽しみだ。
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No.14:
(2pt)

月並み!

まず主人公に魅力を感じない。ストーリーも奇をてらって読者に阿ってる感じ。陰惨で血腥けりゃいいってもんじゃない。この手が好きな人もいるのか?私はつまらなかった。また時間をムダにした。
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No.13:
(4pt)

警察の階級間の偏見や不服従を様々な角度から描いた一冊

ジョージア州の小さな町の地元の食堂。この町である日残忍に切り刻まれた若い大学教授が発見され一気に町中がパニックになります。町の小児科医であり検死官でもあるサラ・リントンが検死を行い、サラの元夫である警察署長のジェフリー・トリバーが捜査を指揮し始めたところ、数日後に地元の女性が磔担っている姿が見つかります。
本書は町の検死官で小児科医のサラ、サラの当時の元夫である警察署長ジェフリー・トリヴァー、そして警察の副官で被害者の妹のレナの三人の主人公によるトライアングル・バイオレンス・ミステリー、3つの大きな視点で物語は移り変わり、やがて連続して被害者が発見されることで一層サスペンスは深まっていきます。いわゆるフーダニットの把握は一筋縄ではいきませんが、全体的な楽しみを損なうほどではないと思います。

全体を通して登場人物の間には大きなドラマを感じました。私は小説の中の過剰なロマンスが苦手で、過度に物語が感情的になると面食らってしまうんですね。その意味で本書は、警察の階級間の偏見や不服従が重なり合うなど、様々な角度から描かれており、この点では一線を画す内容でした。個人的には、事件に関わる人たちが皆こぞって才能を持ちながらも、私生活に大きな問題を抱えており、これら個人的な問題が捜査の過程で再浮上してくる・・・というところが気に入っています。
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No.12:
(3pt)

カリン・スローター処女作?

ウィル・トレントシリーズで評価の高いカリン・スローター。その第1作ということで期待して読み始めた。主人公は二人の女声だ。一人は監察医。もう一人は刑事。凄惨な殺人事件を前にして二人がどう取り組んでいくのかが読みどころとなる。しかし二人に共通しているのは「怒り」だ。その怒りを糧にして二人は前に進んでいくのだが、読者にとってはその「怒り」がどうにも消化しきれないというか。登場人物にとってはもっともな道理があるのだが、読者にとってはなんとも消化が悪いと言おうか。正直、あまり感情移入できないのだ。訳文は読みやすく、ストーリーもよどみなく進んでいくのだが、主要人物二人に感情移入できるか否かで、読後の評価は分かれると思う。
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No.11:
(5pt)

サラ・リントンが魅力をました

カリンスローターの「ウィル・トレント」シリーズを読んでおり、サラは、それなりに魅力的だった。このシリーズの前日談的グラント・シリーズに興味があったが、この本程の面白さとは思っていなかった。グラント・シリーズの続きを速く読みたい。
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No.10:
(2pt)

半分の長さで良い

人気シリーズらしいが、ひたすら関係ない事象が一杯で、とにかく関係ない事で長い。
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No.9:
(4pt)

シリーズ原点には作家のエキスが全部詰まっていた

凄い書き手であるなとは思いつつ、順不同でここ一年で三冊を読み終えたばかりの、まだまだスローター・ワールド初心者で、正直言えば、怖々読んでいる感覚が否めない。

 カリン・スローターのブームを日本で作っているのは、ハーパー・コリンズ・ジャパンという現在翻訳ミステリの救世主的存在の出版社である。今世紀になってからの新顔でありながら、今やMWA賞受賞のベストセラー作家として、邦訳新作が年間2~3作ペースで書店に並ぶというビッグネームとなっているのは注目に値する。

 『検屍官』シリーズでミステリ門外にまで新たな読者層を産み出したパトリシア・コーンウェル以来の女流ベストセラー作家であろうか。帯に作者のカラー写真が入っている辺りまでP・コーンウェルを連想させてしまう。

 二人の新旧売れっ子女流作家に共通するのは、男性作家顔負けの残酷な犯罪とスケール。捜査陣側の人間関係そのものが生み出す情念のドラマではないだろうか? ともにシリーズ作家ゆえに単作では描き切れないほどのキャラクター間の駆け引きに、サブストーリーとしてのページを割いている辺り、男性作家にはない女流作家的な<言い分>のようなものを多く感じ取ることができそうだ。

 本書は、現在<ウィル・トレント・シリーズ>に合流しているスケールアップしているサラ・リントンを軸とした一部の主要人物たちにとっての前身作品群となる<グラント郡シリーズ>をスタートさせる重要な作品なのである。早川書房より2002年出版された作品がハーパーBOOKSで蘇ったものだという。

 近作では『ブラック&ホワイト』で印象的な女性警察官を演じたレナ・アダムスが、その印象そのままに男顔負けの独立心の強いキャラクターを見せつける。そしてウィル・シリーズのヒロインともいえるサラ・リントンは<グラント群シリーズ>の正規ヒロインであるらしいから、今のところ不遇をかこっている続編たちもリバイバルの機会を得そうな気配濃厚である。

 本書はサラとレナ、サラの当時の元夫である警察署長ジェフリー・トリヴァーの三人の主人公によるトライアングル・バイオレンス・ミステリーである。バイオレンスなのはこの作家のもはや持ち味と言っていい。食事時にはこの本を遠ざけておいたほうが良いほど、少々過激な犯罪現場は。犯罪者の側の心の病巣の深度、空虚な精神性にずる賢さを装備した辺り、寒々とした心象風景も怖ろしい。身も心もなぜか痛い小説なのである。

 人間関係のもつれは第一作から既に始まっている。アメリカンな女性たちの激しい性格と、許容力のなさと独立精神は、男性が読むには少し恐ろし過ぎるかもしれない。それはパトリシア・コーンウェルの時代よりもさらに研ぎ澄まされているかに見える。

 怖々と呼んでいる感覚が否めない。最初にそう書いた理由がいくらかおわかり頂けたであろうか? それでも怖いもの見たさで次の作品も手に取ってしまうであろう自分が見える。
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No.8:
(5pt)

猟奇的連続殺人事件に立ち向かうサラ、レナ、ジェフリー

<グラント郡>シリーズ1作目。
ずっと読みたかったのですが、中古品になってから高価だったので、再刊行されてうれしいです。
このシリーズ全6作(2作目以降は未邦訳)後、サラは<ウィル・トレント>シリーズ3作目『ハンティング』に合流します。私はウィルのシリーズを既読しており、サラ、レナ、ジェフリー、フランク・ウォレスのその後を知っているだけに、前日譚のこの作品をなおさら興味深く読むことができました。

…強烈な印象でした。猟奇度は『ハンティング』に肩を並べるほど。
アメリカの性暴力の頻度は日本の比ではないのだろうと改めて思いました。
サラもレナもこんなにひどい過去をもっていたんだ…と衝撃でした。
ジェフリーは悪さしてサラに離婚されたけど、とても優秀な警察署長で、やさしくて魅力的です。

初期のカリンの作品はよくプロットが練られていて、最近のものよりさらにおもしろいと思います。ページをめくる手が止まりませんでした。今作を機に、このシリーズが全作邦訳されることを期待します。
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No.7:
(5pt)

復刻(祝)グラント郡シリーズ1作目

ウィルトレントシリーズで大好きなサラ、彼女の人生をぜひ読みたいと思った。
結果、泣いてしまいました。

シリーズ1作目。
サラと元夫ジェフリーが別れて2年たったところから、なぜ離婚したのかその原因もさることながら、
サラの過去の事件に衝撃を覚えた。ネタバレなので控えます。
読んでいてい辛かったです。サスペンスは題名がヒントになっています。医療従事者ならすぐに分かります。
今回は、ロマンスの方にも着目して読みました。サラとジェフリーがいい感じになって終わりました。
ウィルトレントへと続くシリーズ、ぜひとも2作目もあると信じています。
開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハーパーBOOKS)より
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No.6:
(4pt)

なるほど、処女作からえぐかったのですね。

ハンティング、プリティ・ガールズの次に読みました。これら2作も女性の殺し方がひどかった(というか、殺すに至る過程も惨いです)ですが、作者の処女作である本書の殺人もとてもサディスティックです。サラ シリーズの原点なのでしょうが、現在ハヤカワから出版されておらず、中古品のみですが、これは版権の都合なのでしょうね。このあたりは一刻も早く解決してほしいですね。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151737510
No.5:
(2pt)

幼稚でがっかり

捜査の描写がお粗末で、本格的な警察物を期待していたので、がっかりした。
なぜ解決したのか、いまだに疑問。
同じ女性として、女性検視官や刑事に全く共感できず、イライラした。
文章もまわりくどく、翻訳者が下手なのか?作者にセンスが無いのか?
パトリシアコーンウェルで口直しをしたいと思った。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(4pt)

濃厚な人物描写に、痛い犯行描写、緻密なプロット…読み応えあり!

カリン・スローターのデビュー作であり、ウィル・トレントと双璧をなす?検死官サラ・トレントシリーズの一作目。
と言ってもこちらは何故か続巻は邦訳されていない。

トレントと同じようにジョージア州の架空の街で起きる連続殺人事件に、サラと元夫で保安官のジェフリーが巻き込まれて行く展開。
「三連の殺意」と同じで濃厚な人物描写が特徴で、複数の一人称で物語が進んでいく。
それぞれの深層の奥底までさらうような深い心理描写の一方で、身の毛もよだつような残酷な殺害描写も際立つ。

この残酷さは女性作家ならではであろう。
これで男性作家が書いていたら絶対私生活も疑われそう。そのくらいエグイ。

ただ、その一方でプロットがしっかり練られているので一級のサスペンスとなっている。
このシリーズも続きが読みたいものだが…。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.3:
(5pt)

おもしろい!

カリン スローター好きなら楽しめます。
邦訳がもっと出れば良いのに、と思います。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(4pt)

女性検視医が猟奇殺人犯と対峙する!

主人公Saraは女医。検死医でもある。
Saraは,ある日,猟奇的に陵辱され,虫の息の女性を発見。懸命に蘇生させようとしたが,死亡。
警察官であるSaraの前夫Jeffreyが捜査を始める。
が,犯人の目星もつかぬ間に,第二の事件が。
これらの事件が,Saraの過去とつながっていく。
そして,Saraと犯人が対峙する緊迫した終盤へ。
犯人捜しに重みを置く読み方はできませんが,冒頭から読み手を引きつけ,その後も飽きさせない展開だと思います。SaraとJeffreyの内面描写が加わって,話に厚みを与えています。
ただ,犯人の猟奇性の由来をきちんと書き込んでいない点が,少し不満です。
単語は平易(若干の医学用語などを除く)で文も短く,わかりやすい英文だと思います。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151737510
No.1:
(4pt)

パトリシア・コーンウェルとは違った独自性がありますね。

本作品は、主人公のサラ(女性)がまさに残忍に殺傷され、死んでいく被害者に洗面所で出くわすという衝撃的な場面から始まり、解剖医でもある主人公が、刑事の元夫らとともに、以後連続して発生する行方不明・殺人事件を解明していくというものです。当初は、パトリシア・コーンウェルのシリーズにとてもよく似ているな、と思っていましたが、登場人物の複雑な人間関係、事件の背景、ストーリーの展開等において独自性を出しており、作者の将来性が期待させます。
 なお、本書は文章に変なクセがなく、医学的な専門用語を除けば出てくる単語もそれほど難しくなく、比較的読みやすいと思いますので、英文はどうも…という方にもお勧めです。
開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:開かれた瞳孔 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151737510

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