火星年代記

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火星年代記の評価:

4.49/5点 レビュー 80件。 B ランク

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平均点4.49pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全85件 21〜40 2/5ページ
No.65
(4pt)

過去を振り返らない身勝手な地球人の末路を暗示。

地球上の争いを避けて新天地を火星に求めた探検隊だが、結局は火星人との間でそれを再現したに過ぎず、自らも滅ぶ。ネイティブ・アメリカン文化を滅ぼした欧州人が核を弄ぶ“いま”を描く壮大な皮肉。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.64
(5pt)

火星を舞台にした、格調高い短編集

レイ・ブラッドベリの真骨頂はやはり、短編集にありきと感じさせる一冊である。それはポーの【アッシャー家の崩壊】のオマージュとして、【第二のアッシャー邸】を著す事からも伺える。個人的には、社会風刺の効いた【地球の人々】がいいです。なんといってもパンチが効いていて面白い。格調の高さから、【火の玉】も良い、究極の火星人の選択として感動的だ。『火星年代記』はレイ・ブラッドベリの記念碑的作品である。
火星年代記 Amazon書評・レビュー: 火星年代記より
B00G462UKC
No.63
(5pt)

火星を舞台にした、格調高い短編集

レイ・ブラッドベリの真骨頂はやはり、短編集にありきと感じさせる一冊である。それはポーの【アッシャー家の崩壊】のオマージュとして、【第二のアッシャー邸】を著す事からも伺える。個人的には、社会風刺の効いた【地球の人々】がいいです。なんといってもパンチが効いていて面白い。格調の高さから、【火の玉】も良い、究極の火星人の選択として感動的だ。『火星年代記』はレイ・ブラッドベリの記念碑的作品である。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.62
(5pt)

とても面白いです。

言わずと知れた名作。火星版ワインズバーグオハイオだとありましたが、それよりずっと面白いです。映像化された作品もすばらしいのでぜひ見ることをお勧めします。150円でしたが新品同様で、本屋で新品を買わなくて良かったです。
火星年代記 Amazon書評・レビュー: 火星年代記より
B00G462UKC
No.61
(5pt)

とても面白いです。

言わずと知れた名作。火星版ワインズバーグオハイオだとありましたが、それよりずっと面白いです。映像化された作品もすばらしいのでぜひ見ることをお勧めします。150円でしたが新品同様で、本屋で新品を買わなくて良かったです。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.60
(5pt)

人間的なSF、現実的なSF、ユーモア

...レイ・ブラッドベリ「火星年代記」は、ぎょっとしたり、心臓が止まりそうになるような展開がある。 
 本人が記しているとおり、未知のテクノロジーが頻繁に出てくるようないわゆるSFとは違う。むしろ人間的なストーリーのほうに重点がある。 
 
 火星に到着した隊員が、そこで地球となんら変わらぬ風景と出会い、隊員の死んだ家族に扮した火星人が彼らをおびき寄せて地球人を抹殺する「第三探検隊」などは、レムの「ソラリス」にもどこか通じる、未知に対する恐怖や他者の異質性という要素が見いだせる。
 
 
 ときたま、これは著者自身の思想をそのまま表していると思えるような箇所もある。 
 私が気に入いった箇所としては、「月は今でも明るいが」の、火星の文化に感銘を受け、火星で死ぬことを志した隊員が、典型的な地球人の思考を持った隊長に語る以下のシーンだ。 
 
「わたしたちは、ダーウィンや、ハクスレーや、フロイトを歓迎しました。それから、ダーウィンとわたしたちの宗教がまじりあわないことに気がついた。(略)で、わたしたちは馬鹿者だから、宗教を打ち壊そうとしたのです。その試みは大成功でした。わたしたちは信仰を失い、人生とはなんだろうという疑問を抱き始めました。芸術が単なる挫折した欲望の装飾に過ぎず、宗教が自己欺瞞にすぎないとするならば、人生になんの価値があるのでしょう。(略)わたしたちは迷える民であったし、今でもそうなのです。」 
 
「それで火星人たちは迷わぬ民なのかね。」 
 
「そうです、彼らは科学と宗教をむすびつけるすべを知っていましたので、両者は平行して発展していきました」 
 
 
 むろん、哲学的で角ばった内容ばかりでなく、吹き出してしまいそうなシーンもあるし、むしろ文体はユーモアに溢れている。 
 ぜひ、一読を。 
火星年代記 Amazon書評・レビュー: 火星年代記より
B00G462UKC
No.59
(5pt)

人間的なSF、現実的なSF、ユーモア

...レイ・ブラッドベリ「火星年代記」は、ぎょっとしたり、心臓が止まりそうになるような展開がある。 
 本人が記しているとおり、未知のテクノロジーが頻繁に出てくるようないわゆるSFとは違う。むしろ人間的なストーリーのほうに重点がある。 
 
 火星に到着した隊員が、そこで地球となんら変わらぬ風景と出会い、隊員の死んだ家族に扮した火星人が彼らをおびき寄せて地球人を抹殺する「第三探検隊」などは、レムの「ソラリス」にもどこか通じる、未知に対する恐怖や他者の異質性という要素が見いだせる。
 
 
 ときたま、これは著者自身の思想をそのまま表していると思えるような箇所もある。 
 私が気に入いった箇所としては、「月は今でも明るいが」の、火星の文化に感銘を受け、火星で死ぬことを志した隊員が、典型的な地球人の思考を持った隊長に語る以下のシーンだ。 
 
「わたしたちは、ダーウィンや、ハクスレーや、フロイトを歓迎しました。それから、ダーウィンとわたしたちの宗教がまじりあわないことに気がついた。(略)で、わたしたちは馬鹿者だから、宗教を打ち壊そうとしたのです。その試みは大成功でした。わたしたちは信仰を失い、人生とはなんだろうという疑問を抱き始めました。芸術が単なる挫折した欲望の装飾に過ぎず、宗教が自己欺瞞にすぎないとするならば、人生になんの価値があるのでしょう。(略)わたしたちは迷える民であったし、今でもそうなのです。」 
 
「それで火星人たちは迷わぬ民なのかね。」 
 
「そうです、彼らは科学と宗教をむすびつけるすべを知っていましたので、両者は平行して発展していきました」 
 
 
 むろん、哲学的で角ばった内容ばかりでなく、吹き出してしまいそうなシーンもあるし、むしろ文体はユーモアに溢れている。 
 ぜひ、一読を。 
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.58
(5pt)

美本

ハヤカワSFシリーズポケット判は1970から購入しています。現在、100冊近く持っています。火星年代記は同じ本が実は3冊ありますが、私が丁寧に保管している本より劣化が全然なく期待以上の美本でした。買ってよかったです。
火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114)より
4150401144
No.57
(5pt)

美本

ハヤカワSFシリーズポケット判は1970から購入しています。現在、100冊近く持っています。火星年代記は同じ本が実は3冊ありますが、私が丁寧に保管している本より劣化が全然なく期待以上の美本でした。買ってよかったです。
火星年代記 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIVWA
No.56
(4pt)

USA‼︎USA‼︎アメリカ古典SFの名作

USA‼︎USA‼︎古きアメリカ感満点の古典SFです。
かの大戦時においても、アメリカ軍は世界中どこでも現地にアメリカを作ったといいますが、まさにそれを思わせる描写から物語は始まります。
やがて、それに疑問を投げかける風刺的な視点からストーリーはオムニバス形式で進んでいき、当時まったく未知の火星という1つの惑星とその文明の興亡の歴史をたどりながら、様々な喜劇悲劇を経て、やがて最後はなんとも寂寥感の漂う終章にたどり着きます。
オポチュニティやキュリオシティなど想像もつかない時代に、人類は宇宙に、そして火星にどんな未知の叡智を想像していたのか。
ちょうど直前に「ソラリス」を読み終えていたので、対比をしながら大変に興味深く読めました。
SFの歴史を知る上でも、良質なファンタジーという意味でも、読んでおきたい一冊だと思います。
翻訳も読みやすいです。
火星年代記 Amazon書評・レビュー: 火星年代記より
B00G462UKC
No.55
(4pt)

USA‼︎USA‼︎アメリカ古典SFの名作

USA‼︎USA‼︎古きアメリカ感満点の古典SFです。
かの大戦時においても、アメリカ軍は世界中どこでも現地にアメリカを作ったといいますが、まさにそれを思わせる描写から物語は始まります。
やがて、それに疑問を投げかける風刺的な視点からストーリーはオムニバス形式で進んでいき、当時まったく未知の火星という1つの惑星とその文明の興亡の歴史をたどりながら、様々な喜劇悲劇を経て、やがて最後はなんとも寂寥感の漂う終章にたどり着きます。
オポチュニティやキュリオシティなど想像もつかない時代に、人類は宇宙に、そして火星にどんな未知の叡智を想像していたのか。
ちょうど直前に「ソラリス」を読み終えていたので、対比をしながら大変に興味深く読めました。
SFの歴史を知る上でも、良質なファンタジーという意味でも、読んでおきたい一冊だと思います。
翻訳も読みやすいです。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.54
(5pt)

懐かしい雰囲気の未来SF

未来なのだけれど昭和の雰囲気が漂っていて、どこか懐かしい不思議な感覚になれる物語。
私達は、すでに火星に探査機を送り、火星の地表の風景を写真で知っている。火星人がいないであろう(かなり高い確率で)ことも知っている。火星に人が住んで、地球で暮らすのと同じような生活を営むことがほぼ不可能であろうことも知っている。
それでもこの物語には、そのような現代の当たり前のことを忘れさせてくれるような、子供の頃に想像した火星を味わわせてくれるような、想像力をかきたててくれる力がある。
火星年代記 Amazon書評・レビュー: 火星年代記より
B00G462UKC
No.53
(5pt)

懐かしい雰囲気の未来SF

未来なのだけれど昭和の雰囲気が漂っていて、どこか懐かしい不思議な感覚になれる物語。
私達は、すでに火星に探査機を送り、火星の地表の風景を写真で知っている。火星人がいないであろう(かなり高い確率で)ことも知っている。火星に人が住んで、地球で暮らすのと同じような生活を営むことがほぼ不可能であろうことも知っている。
それでもこの物語には、そのような現代の当たり前のことを忘れさせてくれるような、子供の頃に想像した火星を味わわせてくれるような、想像力をかきたててくれる力がある。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.52
(5pt)

とても心にしみる作品です

丁寧にメンテナンスされ状態がとても綺麗でした。昔持っていた物が何度も読み傷みが激しくなって、大変気にいっていた本なので本屋で探しても改訂後の版しかなく、またどうしても改訂前の版が欲しくて注文しました。これからも大事に何度も読み返します。
火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫 NV 114)より
4150401144
No.51
(5pt)

すべての短編が三十一年ずつ更新されるなど改編が行われたので再読。

1980年代『世界SF全集・第13巻 ブラッドベリ』を読む。著者により、すべての年号が31年ずつ更新され、2つの短編が別の短編集のものと差し替えられるなど改編が行われたので再読。印象に残ったのは監督派(日本では聖公会)の神父たちが、謎の火の玉と出会う。火星に教会を建て、驚き、戸惑いながらも火の玉とのコイノーニアを目論む。ブラッドベリの宗教観が垣間見える短編だと思う。他にも焚書や書類を焼くなど、次作『華氏451度』を予感させるエピソードが書かれているのも面白い。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.50
(5pt)

最高。

特定の感情を意図的に刺激する様な、「人工的な安い感動」ではなく。泣いたら良いのか笑ったら良いのかよく分からない、形容し難い感情が渦巻く。そんな余韻に浸れる。しかもこれは短編。一話読み上げる毎に、違った味わいがあります。
小難しい話も無く、誰にでもおすすめできる。そういう意味でも、短編集という意味でも、隙間時間に少しずつ読み進めるにも丁度良いです。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.49
(5pt)

何度読み返しても面白みが尽きない名作

レイ・ブラッドベリの名作SF『火星年代記』の“新版”である。

何が新版かというと、目次を見れば分かるが、1999年スタートだった年代記が2030年スタートに変わっている。それだけでなく、いくつかの短編が追加になった。もちろん新訳は読みやすくなり、活字は大きくなり、少年時代にレイ・ブラッドベリに魅せられた我々も老眼で再び名作を楽しむことができるという仕組みだ。
21世紀に入り、レイ・ブラッドベリ自らが改訂した、最新で最後の『火星年代記』である。

最初に『火星年代記』を呼んだのは35年前のこと。その直後、アイザック・アシモフ『銀河帝国の興亡』シリーズを読む。『銀河帝国の興亡』が『ローマ帝国衰亡史』をオマージュしているように、火星年代記はアメリカ開拓史を彷彿とさせる。
では、本書は歴史書か。いや、違う。とはいえ、純粋なSFではない。ファンタジーでもないし、風刺小説でもない。
もう、レイ・ブラッドベリの世界としか言いようがない。

『火星年代記』が名作であるとする私なりの理由は、本書は、読んだ人の年齢や経験に応じて、その感想が千変万化することである。
私が最初に読んだときは、これはスペースオペラだと感じた。ちょうどスター・ウォーズ(エピソード4)が上映され、スペースオペラが息を吹き返した時期だった。本書には派手な戦闘シーンがあるわけではないが、火星人と地球人の戦いは、幼い頃に読んだE・E・スミス『レンズマン』シリーズを想起させた。
大学生の時に読み返したとき、本書は風刺小説だと感じた。エドガー・アラン・ポーやラヴクラフトを読み、体制に胡散臭さを感じていた私は、『第二のアッシャー邸』に涙したものである。
そして、わが子が大学生になろうとしている今、再び読み返してみると、これは家族の愛を描いた小説であり、生命の普遍性を謳う人間ドラマであると感じる。『長の年月』で、製造者の家族の生き写しとしてつくられたロボットたちが、にっこり笑って破壊者に対応する。破壊者は思わず、「ああ、あの連中を破壊したら殺人です!」(374ページ)と逃げ出す。だが本編には、ロボットという言葉も、アンドロイドという言葉も登場しない。これが「レイ・ブラッドベリの世界」なのである。
何度読み返しても面白みが尽きない――これこそ小説の真骨頂ではないか。

というわけで、本書は定本として、本棚のいつでも取り出せる位置に置かれることを、強くお勧めする。ページが手垢で黒くなるまで、何度でも読み返そう。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.48
(4pt)

純文学や詩で新しいものを読みたい方に!

SFの名著として「これだけは読んでおけ!」的な本です。 火星での人の営みの描写が基本でSF的な要素はかなり少ないです。 SFも多少読むので有名な本署を購入しましたが、「星を継ぐもの」を読んだ後で似たものを期待していたので肩すかしを食らいました。 もちろんそれが悪いという意味ではなく、SFとは思えない詩な描写(?)だったという意味です。 ストーリーもそんなにSFっぽくないですが、人の営みは基本的に変わらないんだなと感じさせてくれました。 もし先にも書いた「星を継ぐもの」のような謎解き&スリルのあるSFを求める方よりも、純文学や詩で新しいものを読みたい方に強くお勧めします。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.47
(5pt)

まだまだ新鮮です

40年ぶりに読みました。 初めて読んだ感動が甦りました。 大大大好きです。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640
No.46
(5pt)

ただただ美しい

天才レイブラッドベリが淡々と描く火星の年代記。 今やありがちになった現代文明と人間の業の風刺ものながらも、全編に渡る美しくもユーモラスなイメージと静かな諦念が作品の品格を落とさない。 年代別に並べられた短編集としても読めるけれど、互いに密接に連関しているのでやはり長編として読み通すのが正しいかもしれない。 火星の火球に信仰を説く章、アッシャー邸、スペンダーの離脱、斬新で美しく、しかしどこか寂しく悲しいエピソードの数々は新規読者である僕にも充分に心に食い込むものだった。
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)より
4150117640