さよならジュピター

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

さよならジュピターの評価:

4.04/5点 レビュー 26件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 61〜68 4/4ページ
No.8
(4pt)

和製SFの(言わば)古典

映画版のアルマゲドンとかインディペンデンスディとかに感動したあなた……必読です。 太陽圏内にブラックホールが発生したというプロットだけでもぶっとびですよ! 主人公の愛の営みみたいなのは完全に余計ですが、普通に読んで十二分に楽しめる小説です。 ページ数を気にせず一気に読破できることでしょう。 プロットの面白さで勝負する和製SFの真骨頂をお楽しみいただければ、と思います。
さよならジュピター (上巻) (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター (上巻) (徳間文庫)より
4195774381
No.7
(4pt)

スターウォーズというよりもスタートレック

SFだから理屈が多いのは仕方が無いが、ドラマの要素がすくなくて、科学的説明が多すぎる。 あとがきにもあるが、スターウォーズのような映画を作るための脚本として出発している。 とはいえ、かなり当時はやった2001年宇宙の旅などに影響されているのはたしか。 木星の帯の中に突入する場面などは迫力がある。 リドリースコットのプロメテウスなどをイメージすると読みやすい。 映画はあまりヒットしなかった。
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.6
(4pt)

映画よりも小説を!

日本のSF小説界の重鎮、小松左京が日本のSF映画をけん引すべく、自ら原案、脚本、製作、総監督を務めた大作映画『さよならジュピター』のシノプシスを、作者自身がノベライズしたのが本書。
1973年に刊行され一躍ベストセラーとなり、映画版も大ヒットした小松の代表作である『日本沈没』を、さらにスケールアップして舞台を太陽系に移し、リメイクしたSFスペクタクル巨編の上巻。
 西暦2125年、太平洋上の無人島が一夜にして姿を消した。その調査に向かった遠距離宇宙調査船「スペース・アロー号」も突然消息が途絶える。一方、主人公の本田英二(旧称:小野寺俊夫)はマリア・ベースハート(旧称:阿部玲子)と運命的な出会いを果たすが、エドワード・ウェッブ総裁(旧称:田所雄介博士)の命により、木星の大気の海に存在する謎の浮遊物体調査の為に木星大気圏深部調査艇「JADE-'V・わだつみ」に乗り込み、木星の深海で海底乱泥流《ジュピター・ゴースト》に遭遇する。その発見と遭難した「スペース・アロー号」の飛行経路から、太陽系マントルの異常によるマイクロ・ブラックホールが地球に向かって来る事が判明する。
このままでは数年で地球はブラックホールと衝突して太陽系から沈没してしまう。人類の存亡をかけた一大計画「木星太陽化D計画-1」がついに発動される!驚天動地のスペクタクル『さよなら日本ジュピター沈没』は怒涛の下巻へ!(←一部ねつ造)
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.5
(5pt)

対応が早い

本がとてもいい状態で、新品に近い状態でした。 発想が早く日曜日に注文したのに、火曜日には読んでました。
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.4
(3pt)

プロジェクトX?

作品中の地球脱出作戦「X」って、フィクションですよね?
 世界を牛耳っているという噂のシオニストの、金儲けシナリオの一つだったりして。
「地球が寒冷化する!」「いやいや、温暖化でやばい!」「火山が活発化してる!」「ポールシフト!」「人口増加で水も空気も足りなくなる!」とか、色々でっちゃげて、「さぁ皆さん、地球を脱出しましょう!」「火星を開発しましょう!」とかやるつもりだったりして(笑)
 最近、東野圭吾の容疑者「X」が何かの賞にノミネートされたとか、「X」ジャパンがどーたらこーたらとか、やたら「X」絡みの記事を見かけるので、ついに「オペレーションX」が発動されたのか?と勘ぐってしまう妄想好きの私は、生粋の小松ファンです(笑)
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.3
(5pt)

スケールの大きいSF

火星の氷床に地上絵が見つかるところから、スケールの大きなSFが展開されます。 なぜか数を減らした彗星にまつわる真相、地上絵の伝えるメッセージを中心に据え、周辺に宇宙開発にまつわる政治情勢、宗教問題を配して、重層的に物語が構築されています。 通俗的なところに歩み寄った部分もありますが、読みやすくスケールの大きなSFとして、多くの読者に読まれても良いでしょう。
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.2
(3pt)

小説は良かった。欲を言えば、木星をもっと魅せて欲しかった。

中学生の頃、初めて読んだ小松左京の小説でした。
当時はとにかく壮大なストーリーに大絶賛だったのですが、最近になって読み返してみると壮大な設定が盛りだくさんで、大風呂敷を広げっぱなしな感が否めませんでした。

木星太陽化計画や宇宙人からの警告、大赤班の中に浮かぶ全長12kmの物体(ジュピター・ゴースト)、ブラックホールの接近、木星爆破作戦などの巨大な要素が上・下二巻では収まりきれず、
それぞれをもっと描いて欲しかったというのが正直な感想です。
ジュピター教団に関しても組織や思想についてもっと詳しく読ませて欲しかったです。ただの自然保護団体では大した勢力にはなりえないのでは・・・?
ジュピター・ゴーストの正体は結局何だったのでしょう?
あの神秘的な木星の大赤班に、なかなか捕らえられない幽霊がいるのですからねえ、かなり盛り上がるハズの設定なのですが・・・。
当時、かなりワクワクしながら読んでいたのですが、「圧倒的な何か」で時間切れとは・・・。惜しい・・・。

やはり、ジュピターシリーズとして3部作くらいにして欲しかったです。

(希望)
太陽系内に残るメッセージとジュピター・ゴースト、マイクロブラックホールへの対処が完全に繋がれば面白かったのではないでしょうか。
小説は、繋がる前にとにかく時間切れ、という感じでした。
例えばジュピター・ゴーストは生命誕生の鍵(天体衝突などからの盾)である木星を制御するために配置され、
マイクロブラックホールへの対策もプログラムされていたとか。
そうすると、木星とジュピター・ゴーストを造った存在は名実共に「神」なワケですから、ジュピター教団の教義も厚みを増すでしょう。
ジュピター教団はそういった木星とジュピター・ゴーストの存在意義を理解していて、「神とのコンタクトを図るため、そこを聖地として守る宗教」みたいな設定の方が萌えます。
キリスト教のとある宗派の予言などと結びつけても面白いですね。

思い入れがあるからこそ注文をつけたくなります。
なんだかんだ言って小説の方は面白いです。小説の方は。
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226
No.1
(5pt)

日本SFを代表する正統なハードSF

1980年に公開された同名映画の、映画公開に先立って発表された小説。映画がいまひとつのレベルであったためか、小説作品自体もいまひとつ評価されていない印象があるが(ハードSF自体が最近の流行ではないこともあるかもしれない)、本作は正真正銘のハードSF。20年ぶりに再読したがその印象は変わらず、日本SFを代表する正統なハードSF作品と再認識した。

人類125億人のうち5億人が地球の外で生活しているという22世紀半ばが舞台。火星の氷冠の下からナスカの地上絵に類似した遺跡が発見される。ちょうどその頃、太陽系外縁部の探索に向かった有人探査宇宙船が遭難した・・・。が、それは人類に迫る脅威の警告であった・・・。

木星探査のための大気圏への降下シーン、探査宇宙船の描写といったメインストーリーに関係する描写は当然のことながら、太陽光帆船、月の裏側に設置されたマスドライバー群、ラグランジェポイントのコロニーなど、さりげなく全編にちりばめられ描かれる多数のSF的設定・ギミックにワクワクした。そしてなによりも木星太陽化計画の壮大さは木星や木星周辺に関する描写と相まって本作のバックグラウンドになっている。

携帯電話やEメールがない時代に書かれたにも関らず、それに類似したツールが登場したり、最先端の科学者が触る携帯コンピュータの記憶容量が5ギガバイトだ、と書かれていたり、小道具レベルでの描写をチェックするのも楽しいかもしれない。

宇宙開発をめぐる科学的側面だけではなく、反対派の存在などきちりと描かれているのも好印象な一方で、木星開発を阻止しようとする狂信的グループの描写は、主人公の恋人がそのグループに属しているという設定も含めなじめなかった。

地球に接近するのが大隕石であるという違いはあるが映画「アルマゲドン」「ディープインパクト」、太陽系の宇宙開発を丹念に描いたコミック&アニメの「プラネテス」、毛色は違うが木星&ブラックホールつながりということで宇宙生物の接近に対して木星をブラックホール化するアニメ「トップをねらえ!」あたりが参考図書としてあげておく。
さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: さよならジュピター〈上〉 (ハルキ文庫)より
4894565226