煙か土か食い物

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煙か土か食い物の評価:

4.11/5点 レビュー 124件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全142件 61〜80 4/8ページ
No.82
(4pt)

ロックンロール!

福井県西暁町でおこる連続主婦殴打事件。
サンディエゴの救急病院に勤務する外科医、奈津川四朗は母親が事件に巻き込まれたの契機に西暁町に戻ってくる。

序盤は謎解きミステリーのような展開を思わせるが、
地元では名士として知られる一族の愛憎の歴史が徐々に紐解かれていく…

愛憎の最小単位は家族。
それがどんなに煩わしくても「血の繋がり」から逃げることはできない。
ひとりひとりが家族を愛しているのに歯車が狂い、救いを求めるのにどうしようもない袋小路に追い込まれてしまう。
「家族を愛している、でも家族だからこそ許せないことがある」そんな相反するベクトルに苦しむ人々。
この作品の本質は謎解きエンターテイメントではない。家族愛だ。

著者の他の作品にも特徴的な、抽象画を小説で表現したような自由な文体。
リアリズムは問題ではなく、必ずしも因果の帰結を求めない。
それは、ただテーマを一貫できるのであれば、表現の仕方は自由だと叫んでいるようだ。
それゆえ保守的な作品を好む人たちには受け入れがたいと思う。

本作もグロテスクな表現や暴力をロックのような文体で書面に叩き付けており、まさに「文圧」という表現がぴったりくる。
それでも心に迫るのは、「家族」というテーマをブレずに描ききっているからに違いない。


煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.81
(5pt)

唯我独尊バイオレンス詩人

詩人のようなセンシティブな感覚。力強い矜持。強烈な表現の説得力。
これを≪才能≫と言わずになんと言い表せるだろう。
暴力と愛とが混在し混ざり合い一体となって洪水のように読み手に押し寄せる。
作者の半生はきっとこの小説のようにぶっ飛んでるのではないかと思う。

煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.80
(5pt)

唯我独尊バイオレンス詩人

詩人のようなセンシティブな感覚。力強い矜持。強烈な表現の説得力。
これを≪才能≫と言わずになんと言い表せるだろう。
暴力と愛とが混在し混ざり合い一体となって洪水のように読み手に押し寄せる。
作者の半生はきっとこの小説のようにぶっ飛んでるのではないかと思う。

煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.79
(5pt)

テンポがいい

初めて舞城王太郎の作品を読んだけどとてもテンポがいい文章で読んでて気持ち良いです。内容ももちろん面白かったし。他の作品も全部読んでみたいと思った作家さんでした。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.78
(5pt)

テンポがいい

初めて舞城王太郎の作品を読んだけどとてもテンポがいい文章で読んでて気持ち良いです。内容ももちろん面白かったし。他の作品も全部読んでみたいと思った作家さんでした。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.77
(5pt)

シートベルトを閉めろ!

相変わらずの疾走感と圧倒的な流動感で、息もつかせないという感じ。最近面白い小説読んでないなー、とか新しいジャンルを開拓したいなー、という方には是非に。なんかちょっとヘンな話だし、暴力もふるうけど、最後に「あぁ…」と余韻が残る。そして、切ない!主人公・四郎が、父に向かって「お父さん!」と呼ぶときの切迫した感じを、まだ読んでない方に味わって欲しいです。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.76
(5pt)

シートベルトを閉めろ!

相変わらずの疾走感と圧倒的な流動感で、息もつかせないという感じ。最近面白い小説読んでないなー、とか新しいジャンルを開拓したいなー、という方には是非に。なんかちょっとヘンな話だし、暴力もふるうけど、最後に「あぁ…」と余韻が残る。そして、切ない!主人公・四郎が、父に向かって「お父さん!」と呼ぶときの切迫した感じを、まだ読んでない方に味わって欲しいです。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.75
(5pt)

変わった小説が読みたい、という方にオススメです。

何かが違う。新鮮。変わりモノが好き。そんな方にオススメの一作です。特筆すべきは、舞城さんの文体ですね。とにかく、圧巻されますよb舞城さんの作品の中でも、特に文体がノッてる作品なので是非読んでみて欲しいです。もちろん、文体だけでなく話の方も面白いですよ。ただ、真面目に推理するのが好きって人にはちょっと向かないかもです^^;
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.74
(5pt)

変わった小説が読みたい、という方にオススメです。

何かが違う。新鮮。変わりモノが好き。
そんな方にオススメの一作です。
特筆すべきは、舞城さんの文体ですね。とにかく、圧巻されますよb
舞城さんの作品の中でも、特に文体がノッてる作品なので是非読んでみて欲しいです。
もちろん、文体だけでなく話の方も面白いですよ。
ただ、真面目に推理するのが好きって人にはちょっと向かないかもです^^;
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.73
(4pt)

これが「文圧」というものか

舞城王太郎のデビュー作にして、第19回メフィスト賞受賞作。とにかく文体、構成が独特。人物同士の会話でも改行せず、ほぼ毎ページ全てに敷き詰められている文字には最初驚きました。なのにスピード感を感じるようにスラスラ読み進められる文体は見事に自分のツボにヒット。多分、軽快なテンポと四郎の軽口のおかげかな。読みづらさも感じずに「チャッチャッチャッチャッ」と5時間くらいで読了。個人的に西村氏みたいな『〜は(改行)「…」(改行)と言った。』といった文体が苦手だったのもありますが。所々にちょい過激表現がありますが、そこでの外科医である四郎の発言が、ホントに生々しい。そして軽い。(自分も終盤の「だらん」とか「プラプラ」とかは正直「うげ…」ってなりました。)よって、血とか暴力とか、そんな表現が苦手な人は要注意ですね。(ちなみに喧嘩シーンではかなり燃えました。四郎…かっこいいw)そして血生臭い内容や衝撃的な展開の末に訪れるのは、意外にもスキッと清々しいラスト。人の心って深い。そして温かい。後味スッキリとした読了感。人は選びますが、その「文圧」に引き込まれたら最高に面白い作品です。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.72
(4pt)

これが「文圧」というものか

舞城王太郎のデビュー作にして、第19回メフィスト賞受賞作。
とにかく文体、構成が独特。人物同士の会話でも改行せず、ほぼ毎ページ全てに敷き詰められている文字には最初驚きました。
なのにスピード感を感じるようにスラスラ読み進められる文体は見事に自分のツボにヒット。多分、軽快なテンポと四郎の軽口のおかげかな。読みづらさも感じずに「チャッチャッチャッチャッ」と5時間くらいで読了。
個人的に西村氏みたいな
『〜は(改行)「…」(改行)と言った。』
といった文体が苦手だったのもありますが。
所々にちょい過激表現がありますが、そこでの外科医である四郎の発言が、ホントに生々しい。そして軽い。
(自分も終盤の「だらん」とか「プラプラ」とかは正直「うげ…」ってなりました。)
よって、血とか暴力とか、そんな表現が苦手な人は要注意ですね。
(ちなみに喧嘩シーンではかなり燃えました。四郎…かっこいいw)
そして血生臭い内容や衝撃的な展開の末に訪れるのは、意外にもスキッと清々しいラスト。人の心って深い。そして温かい。後味スッキリとした読了感。
人は選びますが、その「文圧」に引き込まれたら最高に面白い作品です。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.71
(5pt)

読んだことのない疾走感のある本

読んだことのない疾走感のある本。雰囲気も独特。主人公がカタカナで英語しゃべりまくり。こちらが推理すらできない(というか推理する暇さえない)難解さ。おれは、こういう作品好きです。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.70
(5pt)

読んだことのない疾走感のある本

読んだことのない疾走感のある本。雰囲気も独特。主人公がカタカナで英語しゃべりまくり。こちらが推理すらできない(というか推理する暇さえない)難解さ。おれは、こういう作品好きです。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.69
(5pt)

読んだことのない疾走感のある本

読んだことのない疾走感のある本。雰囲気も独特。主人公がカタカナで英語しゃべりまくり。こちらが推理すらできない(というか推理する暇さえない)難解さ。おれは、こういう作品好きです。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.68
(5pt)

異常性を排除した状態=正常

腕利きの救命外科医である主人公に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件に母親が巻き込まれ、被害者となる。故郷に戻った主人公に待ち受ける血と暴力に彩られた過去、現在、そして未来。破綻する世界で対峙するものとは…。正常な状態とは、異常性を排除した異常な状態なのではないのでしょうか。
「生きてても虚しいわ。どんな偉いもんになってもどんなたくさんお金儲けても、人間死んだら煙か土か食い物や。日に焼かれて煙になるか、地に埋められて土んなるか、下手したらケモノに食べられてまうんやで」
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.67
(5pt)

異常性を排除した状態=正常

腕利きの救命外科医である主人公に凶報が届く。連続主婦殴打生き埋め事件に母親が巻き込まれ、被害者となる。故郷に戻った主人公に待ち受ける血と暴力に彩られた過去、現在、そして未来。破綻する世界で対峙するものとは…。正常な状態とは、異常性を排除した異常な状態なのではないのでしょうか。
「生きてても虚しいわ。どんな偉いもんになってもどんなたくさんお金儲けても、人間死んだら煙か土か食い物や。日に焼かれて煙になるか、地に埋められて土んなるか、下手したらケモノに食べられてまうんやで」
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.66
(4pt)

ミステリーの形を借りた感動の家族小説

 暴力がこの世の根源的に存在してしまっているものだという悲しい現実に意識的な舞城氏だが、彼はそんな暴力のシステムの不条理さを描きつつ、ほぼいつも「家族の愛」を対置している。このデビュー作でも、一応はミステリー小説風に幾つかの謎が解かれていくが、結局きちんと解けた/整理がついたのは主人公の家族の問題だけで、具体的な殺人事件のトリックのディテール等は放ったらかしのままだ。でも、この家族を扱った主題についてはラストは泣けるし、しらけさせずにこういう大団円を書くというのはやはり筆力があるということだ。
 それにしても、「型」がカッチリしたミステリー小説の形をとりながら、トリック明かしを全て行わない「型」の崩しをデビュー作で行った作家の度胸は買えるし、凝り固まらずにこんな作品をきちんと評価した編集者(=注、メフィスト賞選考は編集者が行う)も偉い。
 育った家庭の壊れっぷりを延々と主人公が語る中盤に途中飽きたのと、多分作者が一番語りたかった話を推理ミステリーの形式で描く必然が本当はそんなにないのではないかということが見えてしまったため、星は1つ削った。それでも、その辺の「純文学作品」よりも遥かに「家族」というものの本質をえぐってみせた小説だと僕は思う。天晴れなデビュー作。
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.65
(4pt)

ミステリーの形を借りた感動の家族小説

 暴力がこの世の根源的に存在してしまっているものだという悲しい現実に意識的な舞城氏だが、彼はそんな暴力のシステムの不条理さを描きつつ、ほぼいつも「家族の愛」を対置している。このデビュー作でも、一応はミステリー小説風に幾つかの謎が解かれていくが、結局きちんと解けた/整理がついたのは主人公の家族の問題だけで、具体的な殺人事件のトリックのディテール等は放ったらかしのままだ。でも、この家族を扱った主題についてはラストは泣けるし、しらけさせずにこういう大団円を書くというのはやはり筆力があるということだ。
 それにしても、「型」がカッチリしたミステリー小説の形をとりながら、トリック明かしを全て行わない「型」の崩しをデビュー作で行った作家の度胸は買えるし、凝り固まらずにこんな作品をきちんと評価した編集者(=注、メフィスト賞選考は編集者が行う)も偉い。
 育った家庭の壊れっぷりを延々と主人公が語る中盤に途中飽きたのと、多分作者が一番語りたかった話を推理ミステリーの形式で描く必然が本当はそんなにないのではないかということが見えてしまったため、星は1つ削った。それでも、その辺の「純文学作品」よりも遥かに「家族」というものの本質をえぐってみせた小説だと僕は思う。天晴れなデビュー作。
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X
No.64
(4pt)

衝撃

改行がない、「、」がほとんだ見当たらない、しゃべり言葉のような文章、読み始めの最初の数ページで、早くも本書を手にしたことを後悔しそうになったが、不覚にも読み進めてしまった。
だが、それが功を奏した。
これは面白いぞ・・。
読ませる読ませる、ユーモアのセンスとスピード感が圧巻。
気づけば彼の世界にぶち込まれていた。
主人公の無視スキルの高さに脱帽。
痛快!
煙か土か食い物 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社ノベルス)より
4061821725
No.63
(4pt)

衝撃

改行がない、「、」がほとんだ見当たらない、しゃべり言葉のような文章、読み始めの最初の数ページで、早くも本書を手にしたことを後悔しそうになったが、不覚にも読み進めてしまった。
だが、それが功を奏した。
これは面白いぞ・・。
読ませる読ませる、ユーモアのセンスとスピード感が圧巻。
気づけば彼の世界にぶち込まれていた。
主人公の無視スキルの高さに脱帽。
痛快!
煙か土か食い物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 煙か土か食い物 (講談社文庫)より
406274936X