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さまよう記憶



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【この小説が収録されている参考書籍】
さまよう記憶 (集英社文庫)

さまよう記憶の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

わくわくしながら読み進みますが、オチが…

全般的におもしろく、いつもながらノンストップで引き込まれます。
私も、粗野で孤独な彼がエモリ-の小物をこっそり懐に入れるところは「なんかかわいくて素敵…」とときめきました。
ただ今回のオチ(彼の正体、いきさつ)が、理由がわからないわけではないけど、でもやはり納得もできず、読者を引っ掛け、引き込みたかった著者の企みなんでしょうけど、今回の出来は今一つでした。
表題もピンときません。
ストーリーの内容はよく、彼はもちろん渋くてロマンスは素敵ですが。
さまよう記憶 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:さまよう記憶 (集英社文庫)より
4087607151
No.1:
(4pt)

めちゃめちゃに怪しいのに絶対に語られなかった「彼」の過去が明らかになり…って、そりゃあないよとツッコミを入れたい!

起きたら頭痛と得体のしれない男と、霧深い山小屋の中。
医者のエモリーは独りランニングをしていたところを男に「双眼鏡でみていた」「見失ったので確認すべきだと思った」「気絶している君を見つけて」山小屋まで運び助けられたという。肝心なことは何も語らぬ男、血のついた石、電話線もひかれておらず孤立した山小屋あからさまな状況証拠が全て揃う中、エモリーの葛藤が始まり、そしてFBIが動き出す!

作者の仕掛けた罠にはまる?
いえいえ。
迷路を作られてはいるものの、作者が見せたいものだけしか読者は見ることができません。
ストックホルム症候群なぞ吹き飛びそうなこの軽い筋書。
サンドラ・ブラウンなら、もっと濃厚なサスペンスが描けるのでは?
と、ツッコミを入れてはいるのですが、人の描き方は魅力的です。
エモリーも読者も猜疑心しかない出だしあたりで、謎の彼がエモリーの持ち物を密かにジーンズのポケットに忍ばせてとっておくというセンチメンタルなところが、なんとなく「うわ、この彼、かわいいかも」と母性本能をくすぐるようなかんじあり。
ただ、それだけに、人物構築と物語構成が何となくかみあわない、そんな違和感もあります。
楽しかったですけどね。
さまよう記憶 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:さまよう記憶 (集英社文庫)より
4087607151

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