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魔女の笑窪



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【この小説が収録されている参考書籍】
魔女の笑窪
魔女の笑窪 (文春文庫)

魔女の笑窪の評価: 3.59/5点 レビュー 37件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21~37 2/2ページ
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No.17:
(5pt)

女版ジョーカーみたい

私はかなり好きな作品。
主人公水原のコンサルト業も面白いし、他のサブキャラクターが東北の大物フィクサーだったり、
公安の刑事だったり、風俗ライターだったり、頭の切れるヤクザだったりとバラエティに富んでて、
それが連作短編という形で読みやすくまとまっている。サブキャラクターだけみるとジョーカーに
共通点がなくもない。
大沢ワールド全開。

水原には売春島を抜けた過去があるが、これが後半のテーマになってきてて、個人的には最後の
最後こそグダグダを感じなくもなかったが、割とすんなりまとまった作品だと思っている。
まさか続編が出るとは思わなかったので、続編の魔女の盟約は本屋で見た途端迷わず買った。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
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No.16:
(3pt)

楽しめました

女性主人公のハードボイルドで荒唐無稽な展開となると

普通は、敵の男が間抜けで、主人公が男顔負けの格闘技

エキスパートとか、そんなありきたりなものになりそうですが、

この主人公は弱いところも乱れたところもあり、大いに共感

できます。

ライバルもしっかり描かれていて緊張感が持続します。

楽しめました。
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No.15:
(3pt)

まぁまぁ、かな。

女性が主人公、これもときどき大沢作品で見かけますが

世間にはまずありえないほどのタフ。これが共通項ですね。

内容もちょっと変わったことを書きすぎていて、漫画的。

最近は大沢さんもネタがつきてきたのでしょうか・・・

昔の新宿鮫はもっと面白かったのに、最近は何を読んでもイマイチな読後感です。

この作品、いかにもシリーズ化しそうな終わりですが

どうなるのかな。

もう読まなくてもいいかな、といった程度です。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
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No.14:
(4pt)

面白いです。

大沢もので、女主人公物は、多分、初めて読みます。はい。

設定にかなり無理がある気もしますが > 地獄島

が、何気に納得してしまい、やはり面白い大沢作品です。

人間としての自分の意志を殺した「番人」と言う役割をする人間(怪物)が興味深いです。

次を次をと読ませるいつものスピード感あり、相変わらずの後味の良さあり。

いつもながらに価値のある一冊です。はい。

個人的に「続編希望」。
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No.13:
(4pt)

ハードボイルドなオンナ

著者のファンですが、久々に面白く読ませていただいた。

突拍子もない設定だが、オンナの心理描写が濃いので入り込めた。

オンナの人物設定としては、男目線だなと都合よく思うところもあるが、こんな幻想があっていいと思う。このオンナ、好きになれた。

ただ最大の戦いが終わってしまったので、シリーズ化は難しい?
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No.12:
(3pt)

手を変え品を変え

大沢作品ほぼ全て読んでいる私は、迷わず手に取りましたが、そうでない方は

あえて読まなくても良いかもしれません。大沢作品の中では若干変化球です。

男を見抜くという能力や、脱出不可能な島から唯一の脱出し、生存している

という設定は非常に漫画的。連作の短編集でもあり、小気味よく最後まで読ま

せる筆力はさすがですが、こういう女性を主人公にしたいというモチーフだけ

が先行してしまった感ありです。

しかし、大御所になっても手を変え品を変え、常に読者を喜ばそうとする姿勢

だけでも評価できるものだと思います。
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No.11:
(2pt)

都合よすぎ

東京で裏稼業のコンサルタントをする水原。彼女には、掟破りの島抜けをしたという、誰にも言えない過去があった-。迫り来る「地獄島の番人」。東京裏社会を舞台に必死の逃亡劇がいま始まる!

地獄島があろうがなかろうが、小説だから問題は無いのですが、島抜けした人間を、地獄島の番人が、何年もそのままにしておきますかね?

都合よすぎません?
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No.10:
(2pt)

「地獄の番人」って

私は大沢作品の大ファンである。

しかし、残念ながら本作は氏の作品としてはアベレージ以下だと思う。

裏社会で生きる水原という主人公の女性の造型は魅力的だと思うが、そもそも、「島ぬけ」をすると「地獄の番人」が追ってくるという設定自体が、あまりにも荒唐無稽、非現実的であり、「これだけのことで、そこまではしないだろう」と苦笑しながら読ませて頂いた。島に売られた少女が島を脱出したとして、何年もたってから「地獄の番人」が殺しに来ますかね?今の時代に「地獄の・・・」とは・・・。作品のおわり方からすると、続編がありそうだが、これ続編書くのでしょうか?

大沢作品を全作読んでいる人はともかく、そうでない人は、新宿鮫シリーズなど秀逸な作品がたくさんあるので、そちらをお薦めしたい。
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No.9:
(4pt)

男か女か

読み始めは、「私」が男か女か分からなかった。それは「私」が女としての魅力に欠けるということでもあろう。面白いが、感情移入は起こらない。
 会話文、地の文がよく理解できないところもある。ハードボイルドでも読者への説明は必要だ。
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No.8:
(3pt)

女性描写がだいぶ変わりましたね。。

昔、新宿鮫を読んだときは「ヒロインの性格が鼻につきすぎる・・・こんな女いるわけないじゃん」と、思ったものです。ま、ハードボイルドのヒロインって、ああいうタイプが多いわけですが・・・。男性の理想というか。

でもこの作品の主人公は違います。

とっても共感できる。強くて弱い女です。

「女を磨いていて損はない」。。。最近女を捨て気味の自分にぐさりときました(笑)

ストーリーも面白くて一気に読めます。
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No.7:
(3pt)

物足りなかった・・・

この本は、魔女(水原)の過去をあばきながら、過去と対決する内容だが、出だしは???

ヒト、そして過去のつながりがよくわからない。

短編自体で一冊の長編ができそうな内容の濃さなのに、出てくるヒトの説明が1文節くらいだったりで、印象は薄かった。いいキャラクターぽいのに、もったいない。

スピード感も、ニヒルさも、洒落も感じられなかった。

でも、影にはいろんな「お仕事」があるんだなぁ、と関心させられた(笑)
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No.6:
(4pt)

浮世を忘れさせられるエンターテーメントです

「地獄」とよばれる島から抜け出し、男の嗜好を見破る技術などを武器に、風俗、やくざがらみのトラブルを解決するコンサルタントとなった、美人主人公の活躍を描きます。

10章構成で、前半は、いろいろな事件での主人公の活躍を描きます。後半は、島からの刺客との戦いが中心となります。

戦闘シーンなどアクションシーンもありますが、一人称で書かれ、主人公の心理描写も多かったためか、雰囲気的には、サスペンスを読んでるような感覚でした。

物語の緊迫感が、ビシバシ伝わってきます。知らない間に「感情移入」状態になりました。スピードもあり、話の展開も先が読めないもので、一気に読めました。

脇役、敵役も、個性豊かな人々で、話を奥深くしています。

浮世の憂さを忘れさせくれる上質なエンターテーメントでした。
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No.5:
(5pt)

リアルでハードな展開に、さすが大沢さん

鋭い視点で書かれている。ハードボイルドに欠かせないリアル感も充分に感じられ、すぐにはまった。途中で止まらなくなり、次の日は大変でした。主人公の強さの秘密にも納得。そして、最後に大沢さん特有の世の中のグレイな部分の描写や人間の複雑さにも毎回のことながら考えさせられました。小説のいいところってこういうところですよね。ノンフィクションだとやっぱり書けないことも小説だと書けますしね。
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No.4:
(2pt)

魔女ではないし、悪女でもない

明日香(アスカ)は良い子過ぎたため、悪女的ハードボイルドを試みたのでしょうか?アスカは確かにちょっと疲れましたが、この本の主人公水原さんは、逆に中身が何もないし(魅力がない)、かと言って悪女的魅力(真っ当な仕事をしていない女なので悪女なのでしょうか)も色気も感じさせない。昔娼婦だった彼女、今は裏家業(汚い仕事)で儲けているというプロフィール。美人の36歳?寝るのは必要があれば誰とでも冷静に。手練手管は書かれておりません。コツは、喜ぶ顔を見せる、ということだけ・・・・

当たれば次巻の予定があるような終わり方は他のシリーズ物と一緒。このストーリーの終わり方は尻切れトンボ的。うーん。

この本の良いところは、全篇通してではないにしろ、読ませる力量は健在であるので、この手の本のファン(ただしお色気シーンはたいしたことがない)と大沢ファンは楽しめるかもしれない。

カバーが大変良い。美しい。これに騙されて買って悔しい思いをしている。帯の「男を完全に見抜く女」というのは水原さんのことですが、これは男の性癖だけのことと思っていいです。でも彼女、色気がない。何故だろう???
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No.3:
(4pt)

これはハマった!

のっけからスピード感と裏社会への疑似体験ができるハラハラとしつつもなんとも切ない世界。展開がめまぐるしく変わるので、いつのまにかどっぷりと「大沢ワールド」にはまっている自分、気がつくと「あっ、もうこんな時間なのか」と読みふけってしまった自分がいるのだ。後半ちょっと、話の展開に無理があり、中だるみの感があるが、それでもやっぱりハマル、久々のあたり本でした。
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No.2:
(4pt)

セカンドレビュー!

幼くして売り飛ばされた一人の少女が、やがて不可能と思われた島抜けを果たした処から物語りは始まります。そしてタイトルにも有ったように彼女の過去故に人を見ただけで全てが手に取る様に解ってしまうと言う特殊能力(?)を持っています。裏社会で生きることで自分の過去を隠していますが、そんな彼女にも、やがて忍び寄る黒い陰が・・・・。
最後の方の展開は、はらはらどきどきもので思わず祈ってしまいそうに成ります・・・・・読んでみて下さい。 きっと満足しますよ。
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No.1:
(5pt)

大沢在昌ってやっぱり凄い。

自称大沢フリークですが、この「魔女の笑窪」はどうかなぁ…

と、購入を躊躇っていました。

ハードボイルド系で女性が主人公だと、私個人的には結局最後『それ』を武器にするのか、パートナーとしての男性に頼るのか…みたいな、安易なストーリーだったりして。

でもまあ、表紙が綺麗だったので、とりあえず感覚で購入、まずは一読。と…思い読んでみると!

さすが、大沢小説!!はまる!!

なぜ、裏社会に生きる女性の気持ちがこんなにもせつなくタイトに書かれているのか。

大沢ファンはもちろん、大沢小説読み出しの方にもお勧め。
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