■スポンサードリンク


魔女の笑窪



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
魔女の笑窪
魔女の笑窪 (文春文庫)

魔女の笑窪の評価: 3.59/5点 レビュー 37件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 1~20 1/2ページ
12>>
No.37:
(3pt)

良い

特になし
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.36:
(4pt)

流体のなかの人類

最深約十キロの海、最高度約十五キロの成層圏、これら地球を球状に取り巻く流体のなかに棲息する人類、ばかでかい格差に隔てられた地球人類、その生存のありさまを描き切るには犯罪小説が最適なのかもしれないと思わせる記述あり。さながら熱帯魚槽のなかにその楽園のミニチュアがあるかの如き記述。時に文明批評、時に人類批評、まさに人類とはこのような出来なのでとヴォルテールを彷彿とさせる。笑窪がどうなったかが問題。日本のヴォルテール頑張れ。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.35:
(3pt)

まだ、ハードボイルドではなく、半熟卵です。

地獄島からの足抜けを赦さない裏組織。唯一、脱出に成功した水島女史に襲い掛る
番人の魔手。誰を信じ、誰に裏切られ、誰に頼り、誰を動かすか!この展開が面白い。
ラスト60ページで一挙に物語が激流の如く流れるので、ついて行けない感もあり。
地獄島の羽織屋に乗り込んだ冬子が、その苦界の巣窟で、一発の銃弾も放たず、
同行者の朴、金、菅原のランボー的活躍で島全体を炎上破壊した点が残念であり、
ゆえに、ハードボイルドに成りきれない、半熟卵です。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.34:
(4pt)

ノンフイクション「売春島」より先に出版されたのは面白い設定です。

筋書きとしては、さすがに上手い展開です。登場人物も主役を始め、誠に個性的な人物ばかりで、それぞれに過去を引きづっており、いかにも小説らしい設定です。この辺りの風俗描写はさすがに著者らしい筆力です。
 最近ベストセラーとなった「売春島」を連想させる物語の展開で、物語の展開も誠に興味深い。ただ、どう考えても第一章と第五章は、独立した短編の様にしか感じられず、かえった全体を壊していると感じるのは自分だけでしょうか?月刊誌「オール読物」に断片的に連載されたものをまとめた様ですが、単行本にする場合、いかに同じ主役が登場人物とはいえ、余計だったのではないでしょうか?惜しまれます。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.33:
(4pt)

おすすめ

楽しめる作品。後半のスリリングな展開はたまらない。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.32:
(3pt)

主人公 水原が内省的。

魔女の盟約は 面白かったが
この 魔女の笑窪は、ちょっと分散的な感じを受けた。
結局 水原 が 内省的になり
過去のことを掘り下げていく作業が 中心だったから。

水原のオトコが 読めてしまう ということから、
その先の展開が あまりないのが残念。
最終的には 星川 元刑事で おかまというのが
友達のままで 協力しているというのも
大沢在昌らしくない。
もっと、人間損得勘定で 動いていることに 
面白さが あったのだが。

整形外科医が かなり重要だったが、
薄っぺらかった。
それよりも ルポライターの 若名が
面白いんだけど、途中で脱落。
やはり、若名が パートナーになると 
面白い展開があったかも

大沢在昌の本も これだけ読むと
だいたいの イメージができてしまうのだろうか。
すこし、退屈だった。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.31:
(3pt)

まずまず

魔女シリーズの第一作です。
地獄島と呼ばれる売春島から抜け出した女の闘いを描いた作品。
先に二作目である魔女の盟約を読んでしまったのですが、
やはり、こちらから読んだ方が良いですね。
二作目がいまいち楽しめなかったのは、
一作目を読んでいる事が前提だったというのが今更分かりました。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.30:
(4pt)

こんな女性とお付き合いしたい

大沢さん、名前はしっていたくらいで初めて手に取りました。
読み始めると一巻完結型のショートショートかなと思ったけど、
その助走があってからは一気に引き込まれた。

主人公の背景がかわいそうになるくらい丹念に描かれているところが、
この小説をより魅力的にしている。ちょっと最後は強引だったけど。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.29:
(4pt)

水原シリーズ第1作!続編の『魔女の盟約』も超オススメ!!

週刊文春で「魔女の封印」の連載が始まりました。

以前文春で連載されていた「魔女の盟約」が面白かったので、
シリーズ第1作めのこちらを購入。

これは、東京で女ひとり闇のコンサルタントとして、裏社会を生き抜く女性・水原を
主人公にしたストーリーです。

水原は、売春業で成立する地獄島から島抜けをしたという過去を持つ女性。
とても美しいけれど、頭が切れ、時にものすごく冷徹。

「魔女の笑窪」は、水原シリーズの最初の本。
島抜けをして以来、自らの才覚で安定した生活を得た水原だが、
ある美容外科医との接触から、地獄島の番人にその存在を悟られて、
地獄島に連れ戻されそうになる。
そこから、水原の地獄島に対する闘いが始まる。

ストーリーはやや現実離れしているようにも思えるけど、他にもそれなりに
複雑な人間関係の事情もあり、陳腐とまでは言えないと思います。

何より、水原が女性ひとりであるにもかかわらず、巨大な裏組織や地獄島に
立ち向かっていっても負けないストーリー展開にスカッとします。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.28:
(3pt)

暇つぶしにはなった

なかなか面白い構成で引き込まれる内容でした。
感動するような力作ではありませんが、あっという間に
読めて、暇つぶしには最適だと思います。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.27:
(3pt)

ハードボイルド?

大沢作品のファンで新宿鮫はもちろん他の作品もほとんど読んだが、コレはいまいちだった、やはり女性のハードボイルドは無理がある、同じ女性ハードボイルド作品なら、天使の牙のほうがずっと面白い。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.26:
(4pt)

現実的な描写 ひきつける力

・女性が主人公であるにもかかわらず、大沢さんの他の作品と
 かわらぬ、ハードボイルド感を味わえる作品。

・地獄島という設定や、裏社会の描写が現実の我々の生活とは
 かけ離れていながら、大沢さんが描く正解はとてもリアルで
 すぐそこにあるように活き活きと描かれています。

・大きくつらぬかれた作品の流れがありながらも、短編的な始まり方でもあり、
 この主人公なら続編ができてもそれを担える強さがあるように感じました。
・個人的に最初の一章の芸人のターゲットはいらないかなと思いましたが、
 全体的に吸い込む力のある作品で、あっという間に読めてしまいます。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.25:
(4pt)

男より女の方がよっぽどハードボイルドである

amazonさんにお勧めされたので読んでみました。

大沢在昌氏の描くハードボイルドは結構好きです。余分な装飾がない簡潔な文章が逆に多くを語りかけてくる気がします。ハードボイルドならではのウィットに富んだ会話も上手いですね。

さて、本書の主人公は女性です。大沢作品には女性が主人公のハードボイルドがいくつかあります。大沢氏いわく、

現代の日本では、男より女の方がよっぽどハードボイルドな生き方を要求されている

こうした考えがあるから、大沢氏の描く女性はすべからく格好いいのでしょう。

男は理に負けたとき、折れる。だが女は折れない。理で女を折ることはできない。情だけが、女を折る。

主人公「水原」は、外見から相手の本性を見抜くという能力を持った36歳。ちょっと歳がいっていますが、彼女の特技を醸成した長い長い過去があるからの年齢設定と思われます。長く苦しい過去から逃れた彼女を再び過去が襲います。後半から繰り広げられる水原の過去との辛い戦いは様々な因果を交えながら展開していきます。
ですが、本書では最終決着にまでは至りません。次作へと続きます。

久しぶりに読んだ大沢作品でしたが、私の知る大沢ワールドの中での本書の評価は微妙です。主人公には魅力があるのですが、周りを固める役者がもうひとつだった気がします。この辺は次作で解消されているかもしれません。期待して次作を読もうと思います。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.24:
(3pt)

何百、何千という男と寝てきた女は、見ただけでその男の中身がわかるようになるという

本書は、現在幅広いファンから熱烈に支持されているハードボイルド作家の第一人者・大沢在昌氏が『オール讀物』で不定期掲載(1998・12月号〜2005・8月号)されていたロマン・ノワール小説である。

 かつて九州の天草にある “地獄島”と呼ばれた売春窟の小島で娼婦として何千人もの男を相手にしてきた過去を持つ女性・水原。その地獄島から脱出できた唯一の生存者でそこでの経験から男の心理を読み取れる能力を活かして、大都会・東京の裏社会でコンサルタントを営んでいた彼女に遭遇する地獄島を脱出した前歴にまつわるトラブルや事件を描いた連作短編小説となっている。

 登場人物も水原の忠実な運転手・木崎や元おかまで元警察官でもあり、何かと水原の力になる私立探偵・星川を始め、水原と同じように人を見る能力があり、彼女や地獄島の事を知りたがる風俗ライター・若名、表向きは通信社の記者を装いながら水原に近づく公安刑事・湯浅といった一癖も二癖もある連中や
 また、南関東の広域暴力団の直系組長の懇親会グループである一木会やそこに所属する最大組織である連合。さらに、水原を恐怖に陥れる天才美容外科医・豊国、かつて水原の島抜けに協力し、犠牲となった男・村野皓一、島抜けした水原を追い詰める地獄島の番人といった裏社会に巣食うアクの強い面々たちを相手に生き抜く主人公・水原の活躍が描かれている。

 最終的には自分の忌まわしい過去を清算するために地獄島壊滅へ乗り込む水原だが、読後感として同じく大沢氏の小説でヒロインの活躍を描いた傑作『天使の牙』のようにはのめり込めなかった。一話完結という連作スタイルもあるかもしれないが、個人的には、水原というキャラクターにいまひとつ魅かれなかったのが大きな要因かもしれない。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.23:
(3pt)

一般的にはまずまず、大沢作品としては微妙です。

闇の世界のお話というのは、なぜこうもワクワクするのでしょうか。
自分が全く無縁の世界にいるからなのでしょう。
娼婦を稼業とさせられてしまい、その経験を通して男性を見抜く主人公。
彼女にかかる追っ手。
主人公は魅力的、プロットもいかにも闇の世界で良いのですが
何かが足りません。
島に閉じ込められる、島からの足抜けは許されないという設定が
何かちょっとリアリティが薄いのです。
島から何か持ち出した、島に門外不出の秘密がある・・・などという
これなら追っ手もかかるわなぁ・・・というストーリーをもうひとつかましていただけると
もっと緊張感があったのかなぁと思います。
魅力的な主人公の思いつめた気分みたいなものが薄い感じなのです。
エンターテインメントとして文庫で読むならまずます。
ただし、大沢さんの作品としては仕上がりが微妙かなぁと思いました。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.22:
(4pt)

秘密の過去

面白かった。
最初は謎の特技(男の人を見抜く力)を利用して次々と難敵を葬り去っていくテンポのよさで一気に読んだ。後半になればなるほど、主人公の過去が明らかになっていき、それに合わせストーリーもその過去と関連して、クライマックスへ。
簡単に人を殺したりするのは気持ちよくないが、ストーリーは面白かった。続編もあるとのこと。読んでみたいと率直に思った。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.21:
(4pt)

壮絶な過去との戦い

おもしろく、一気に読んだ。
ならば☆5つだろうと、思われるかもしれない。
大沢在昌フアンとしては、彼のいくつかの女性主人公の作品と比べてみてしまった。
もちろんその中でも、ピカいちのものだと思う。
それでも、☆を減じてしまったのは、その分おもしろくなかったからでも、お薦めしないからでもない。
この作品は、まさに一級のハードボイルド、お薦めすべき本だと思う。

一人の女性の、まさに壮絶な戦い。
その戦う相手は。。。過去の自分。過去の自分の置かれた状況、人間関係、等々、全て。
多分、彼女がその後の人生で、普通に目立たぬ、市井の女性(例えば誰かの奥さんにおさまって、主婦をしているとか、あるいはごく普通の勤め人とか)なら、きっと過去との戦いは起こる必要もなかったのかもしれない。
でも、彼女は、その過去との決別を言わばバネにして、そして大いなる資質に変えて、成功してしまったんだなぁ。
それも、裏の世界で。

だから、彼女の過去は彼女を追ってきてしまう。
ここからは先は、是非ご一読を。

この壮絶な(何せ、自分と戦うんだもの)戦いは、まさに女性でないと耐え、切り抜けられなかったのではないか。
こうなると、男の方が意気地なしに見える。
そこんところの、女性の男に向けた厳しい刃が、読者としての自分をたじろがせたのかもしれないな。微妙に題名に違和感を覚えるところと、このたじろぎが、☆一個減だったとご容赦ください。

裏社会独特の、ほとんど「いい人」が出てこないやりきれない気分は、馳星周の一連の作品にも通じる。
その中で一筋の明るさ、やすらぎを与えてくれるのが、女装のホモの、元警官、と言うところが、なんだかおかしくって、うれしかったな。

引き続き、シリーズとして第二作が出ている。
魔女の盟約
よかった、彼女は、無事生きているんだ。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.20:
(5pt)

夢にまで出てきた

面白かったです!
このテの本はほとんど読んだ事がないので、とても新鮮と、とてもドキドキしました。
主人公が女性だったから尚、良かったのかも…?

地獄島とか、地獄の番人とか、島抜けとか、一体いつの時代の話よ?!ってトコは
おいといて、とにかく、ドキドキして、夢中になって読めました。

ドキドキしすぎて夢にまで出てきてしまったくらいです(笑)。面白かったです。
他の大沢さんの本も読んでみたいと思いました。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.19:
(4pt)

誰でも見抜く女

私は、「魔女の盟約」を読んでから、「笑窪」を読みました。
まったく問題なく、楽しめますね。
島の番人に追われる主人公の切迫感は、すごいものがあった。
水原みたいな女性が身近にいるものかと想像してみたが・。。。
なかなかいないですね(笑)。
島の存在って、非現実的なようで意外と現実的なような気がします。
つい最近まで、そういうエリアってありましたもんね。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901
No.18:
(4pt)

裏社会へのあこがれ

表社会の人間は、裏社会にあこがれるのだろう。俺もそうだがw
裏社会へのあこがれを満足させてくれる小説です。
エンディングが中途半端なような気がしたが、続編があったのですね。今度読んでみます。
魔女の笑窪Amazon書評・レビュー:魔女の笑窪より
4163245901

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!