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生還者
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生還者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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山行を通して、人生とその内面まで描ききった展開に、深く感動と感銘。「生き延びたのはあなたのせいじゃない」この一言の為に、全ての物語があったのかもしれない。 | ||||
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ドンデン返しまたドンデン返しの連続が見事。登場人物の台詞や心理描写がかなり不自然だが、それが全てドンデン返しのための伏線になっている。ただ、冒頭が少しトロい。それが減点★1つ。 | ||||
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ストーリーとしてはおもしろかったです。もっと長編にして味付けを増やしてもいいのではとおもいました。 | ||||
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失踪者と比べるとだいぶ劣る。 なんだか全体的にボヤける印象。 面白くないわけではないが、もう一度読みたいと思うことはない。 | ||||
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山岳ミステリーのファンです。(登山はしませんが) 雪山の厳しさ、雪崩の怖さが、迫力満点。スリルたっぷりの描写でした。 プロローグに登場する2人は、いったい誰なのか.....謎がなぞを呼び、興味津々でした。 誰もが極悪人ではなく、誤解と偶然が引き起こした不幸な出来事で、納得のエンディングでした。 | ||||
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苦労の末に江戸川乱歩賞を受賞した下村敦史さんの作品をかねてより読んでみたいと思っていました。今回はあえて受賞作『闇に香る嘘』ではなく、こちらの作品を読みました。山岳ミステリーに分類されるものですが、登山の経験のない人にもそれぞれの状況が分かるように丁寧に描写されており、好感がもてました。一方、気になる部分もいくつかありました。ミステリーを読む楽しみのひとつとして、著者がどれだけ読者を騙してくれるかという面がありますが、 作品中の「断罪が必要なんだ」というフレーズを見て、もしかしたらこれはアレではないかと読み進めたところ、案の定アレで、早々に見抜けてしまいました。また、すべてをきれいにまとめることは難しいとは思いますが、このままでは美月の立つ瀬がないのではと思います。とはいえ、全体的に完成度の高い傑作で、楽しんで読了することができました。未読の方にぜひお勧めしたい一冊です。 | ||||
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初めての作家さんでしたが、レビューがおおむね好評なので期待して読みました。 が。 あまりにも物語の構成が鼻につき、私には合わなかった…。 内容的には引き込まれる部分があるので最後まで読みましたが、謎についても新たな視点から見たら誰かが気付いても良さそうな事ばかり。 ダウンジャケットが変わってることとか、奥さん見たら分かるでしょう? しかも、後出しじゃんけんみたいに後から新情報が追加されていくやり方はミステリーとして卑怯です。 高瀬が東の自宅に行くのだって、誰か見張ってない?記者のひとりやふたりさぁ…。 最後、3人でカンチに登るときの恵里奈の身勝手な妄想(証拠隠滅のため)が暴走するくだりでは、あまりにもソレを強調するから逆に「絶対高瀬じゃないな、これは…」と興ざめでした。 とにかくキャラが立っていないので、読んでいて違和感がすごいです。 たぶん、料理の仕方が違えばもっと面白いできばえになっていたのではないかと思うのでなんだか残念です。 | ||||
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kindleで購入。 自分でも登山するので、色々山岳小説は読んでいますが、1980年生まれのこの作者も若いけど、世代近いけど、マジで良いね~~~後書きの謙虚さもこれまた良いね。 作者さん、社会人時代に報告書なんか書かせたら天才的な文書書いていたと思うよ。 著者さん若いので、次から次へと色々体験してバンバン出して欲しいな、応援するぜ!! フィクションと現実が織り交ざって、ヒマラヤは無いけど、行った事のある山々の情景が浮かんできます。 文句なしの5つ★!! | ||||
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山岳ミステリー。登山は好きだが、あまりにレベルが高くまた専門用語も多くイメージが掴みづらいのが難。ただミステリーの完成度は極めて高い作品。最後まで真相は分からず、最後の最後にあっ、と思わせる衝撃。下村作品は初めてだがまた違う作品を読んでみたくなる一冊。 | ||||
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山登りに関しては正直興味がないのですが、そんな私でも文章が読み易かったので、あらすじに関してはよく理解できました。ただ興味がない分、あまりワクワク感もなく、主人公たちは山登りしだすし、どうなることやら…と思っていたのですが、最後のほうで、よくわからない謎たちがみるみる解けていくのは面白かったですし、伏線をきっちり回収する丁寧なミステリだなと思いました。 | ||||
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大雪崩から奇跡的に二人の登山家が生還します。お互いに相反するコメントを発表します。この二人の登山家の家族、仲間が真実を求めます。 そこにもう一人の雑誌記者も絡んできます。 マスコミのも取り上げられ賛否が分かれます。 また二人の登山家、その仲間の過去も現れてきます。 山岳の物語ですが、その書き方はわかりやすく、想像しやすいものです。 そのような状況で再度雪崩の起きた山へと登頂を試みます。 この登頂の中で少しずつ今までのことが明らかになってきます。この過程がものすごく読んでいて胸に来るものがあります。 エピローグも本当にいい感じで終わります。 山の好きな人、推理小説が好きな人、そして恋愛小説が好きな人にもおすすめの一冊です。 | ||||
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カンチェンジュンガ山群の未踏峰を登山中に雪崩で遭難し、奇跡の生還を遂げた二人の人物の証言の食い違いを、その時に亡くなった登山パーティーの一人の弟である益田直志と雑誌記者の八木澤恵梨奈が解明していく物語。 いくつもの謎が示され、それが真相説明では矛盾なく解決されており、最後には予想外の事実や解釈が示されるなどの意外性もあるが、ミステリーとしてよりも、人間ドラマに重点が置かれていると感じた。 何人もの生還者が登場し、それぞれがサバイバーズ・ギルトで苦しんでおり、その思いがカンチェンジュンガ山群での出来事につながっている。 山岳場面の描写は臨場感があって、風景描写も的確で、とてもすばらしいと感じた。登山用語や技術に関しては、わかりやすい説明があるので、登山に詳しくない人でも十分に楽しめると思う(登山に関する知識があった方がより楽しめることは間違いないが)。 いくつか、疑問に感じたことがある。 ソロクライマーは雪崩に遭っても自分を助けてもらいたいとは考えていないし、軽量化を優先するので、ビーコンを携帯したりはしないと思う。 日本の冬山では、ダウンジャケットを持たずに、ビバーク中でもアウターのままというのは普通にあることだと思う。 また、直志がザックを失った際に、恵梨奈のザックからシュラフが2つ出てくるのはおかしい、ご都合主義ではないかと感じた。 | ||||
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かなり調べられていて、興味深く読めました。 恋愛的な要素もほどほどで良かったです。 | ||||
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出だしが良い。 男がもう一人の男の装備に手をかける・・・ 意味が分からない。 なんだか訳が分からないまま、最後へ突入していきますが、そこでオセロの全てのコマがひっくり返るような見事さがある。 綺麗に全てがひっくり変える。 最初は胸糞悪い話に思う。 心中(絶対ないない)と思いつつ読んでいく。 しかし、最後にはなるほどと納得してしまう。 しかも読後感は爽やか。思いが心に残る。 うまいですね〜。 | ||||
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読み応えのある小説でした。後半の筋立てで、あまりに意図が見え隠れしてきて、やや食傷気味だったことが残念です。 しかし、時間を忘れて読み進めたのでおすすめの本には挙げられます。 | ||||
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出だしだけかな、よかったのは。 もうご都合主義のオンパレード。まったく人の心が描かれていないのがつらい。 ストーリーに沿って人を動かしているのでどんな熱のある台詞を書かれてもまったく響いてこない | ||||
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面白く、一気に読めた。 デビュー作でも思ったことだが、この作者は謎で読者を引っ張っていくのが抜群に上手い。 「生還者二人の証言が食い違う。一体どちらが嘘をついているのか?」という設定がまず魅力的。 サバイバーズ・ギルトというテーマもいい。 爽やかなラストまで、エンタメのお手本という感じ。 | ||||
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山岳方面に関しての知識も興味もゼロでしたがこれは面白かった。 登頂難易度が高く、吹雪に閉ざされた雪山が本作の舞台。登山隊が遭難し、2名が生還。「開かれた密室」=カンチェンジュンガから生還したその2名の言い分が真っ向から対立し、どちらかが嘘をついているという展開になってからどんどん引き込まれました。人死には出ますが、血生臭い殺人事件は起きません。不可解なトリックもありません。ただ嘘を暴き、謎を解く。シンプルながら面白い仕上がりになってます。 山に関する知識がなくても問題なく読める構成です。山の男に対しての理解が足りないせいかいまいち登場人物の言動には共感できませんでしたが、山岳ミステリーとしては文句なし。ただ警察やマスコミがやたら無能に書かれているのは残念でした。世間でかなりの注目を集めている事件という設定で、実際人が死んでいる、殺人事件の可能性もある。なのに単なる一般人である主人公に警察・マスコミが出し抜かれているというのはちょっと説得力に欠ける。 全体的にはどんでん返しも効いていて面白いですが細かい粗が気になるのも確かなので☆3.5。専門的ながら堅苦しくなく、山岳初心者にもおすすめできる一冊。 | ||||
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面白かったです。 映像化してもいいんじゃないの? 登山の経験がないのでどうしても文章読んでも情景が思い浮かばなかったので。 | ||||
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雪崩事故で兄を失ったと思っていた直志は遺品のザイルから兄の死に疑問を抱く。そんな折、雪崩に巻き込まれた単独行の高瀬と兄の登山隊の一員だった東が相次いで生還し、雪崩が起きた時の証言が真っ向から対立する。兄の身に何がおこり、そして真実はどっちなのか、と実に引き込まれる設定です。 但し、厳しい自然環境での事件発生で物的証拠も乏しく、文中にもある「開かれた閉鎖空間」では証拠固めという訳にはいかず、真相はやはり生還者の告白によらざるを得ない点は否めないと思います。しかし、そこに至る過程では登山家の矜持や志といった心理描写を巧みに絡ませ、真相に導いています。 ミステリーの魅力である伏線も随所に張られ、一筋縄ではいかないラストになります。やや引っ掛かりを感じるところもありますが、最後まで二転三転する展開は読者を楽しませようとする筆者の気持ちの表れのような気がします。 | ||||
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