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探偵の探偵4



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【この小説が収録されている参考書籍】
探偵の探偵4 (講談社文庫)

探偵の探偵4の評価: 4.29/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 41~58 3/3ページ
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No.18:
(5pt)

これは絶対に読まないと損だ!

よくここまで調べ上げて書いたものだ。ストーリーの面白さはもちろんのこと、この細部に対するこだわりに興味を惹かれる。また、ラストの展開はいつもながら鮮やかで、読むのに時間を忘れてしまう。レポーターの役回りも面白い。是非、新しい章の始まりを期待する。
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No.17:
(3pt)

決別と再生を描く完結巻

シリーズの四作目でその完結巻.巻頭にその旨が記されるところから物語は始まります.

これまでとは違い,涙や動揺など,主人公の『弱い面』が描かれているのが印象的で,
そんなマイナス状態から脱出,決意の元に感覚を取り戻し,最後の戦いへと向かう姿は,
帰りを待ち,送り出す周りの様子も併せ,終わりを意識させられ自然と気分が高まります.

また,思い出の品を破棄してしまう終盤の場面は,その強い意志を象徴しているようで,
理解はしつつも,主人公の奥底にこびりつき,惑わせる感情と決別する思いが伝わります.

ただ,その相手となる黒幕が小物で,思いの外にあっさり決着する最後には物足りず,
過去の失敗を思い起こす人物とのやり取りも,中途半端なままに終わってしまった感が.
話自体は十分に引きつけられだけに,広げた部分はじっくり畳んでほしかったところです.

とはいえ,過ちと抱く後悔,そしてそこからの再生と,真の幕引きには必要な巻であり,
元へと帰るラストは,また辛い日々すら予感させますが,爽やかな余韻を残してくれます.
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No.16:
(4pt)

最後までページをめくる手が止まらない面白さ!

※このレビューは途中からネタバレになるのでご注意ください

本書は「探偵の探偵」シリーズ最終巻。
紗崎玲奈の物語はきちんと完結するので、
ドラマを観て原作が気になった人など、
興味を持ってる人には1~4巻一気買いをすすめたいです。
3巻までと同様、4巻も読み出したら途中でやめられない
スピード感ある展開と、複雑な心理が絡み合う感じが絶妙な1冊です。

なのになんでマイナス1で★4評価なのかというと、
盛り上がりの高まりは3巻の方が上だったかなという気がするのと、
少し強引な状況があり、追い込まれた主人公がとる行動のために
お膳立てされすぎた環境での戦いがめだったためです。
表紙が突然写真になってるのも微妙な気持ちに。
(後日イラスト版も出るそうですが、だったら初版だけでもイラスト版にしてほしかった)

それでも、ハラハラしてページをめくる手がとまらないのは
前作までと同じだったので、ワクワク感だけなら十分★5だとおもいます

【以降ネタバレ】
ラスボスがまだいると判明した時点で
思わず本を上から見て、残りページ数を確認してしまいました。
左手に持っている未読部分のページ数が少なくて
「この残りの尺では消化不良になるのでは…」と不安に。

その不安は拭いきれず、ちょっと戦いが地味だったかなと。
三巻の、死神を目前に、琴葉は人質、自分はコンクリの中というほうが
絶対状況として際だっていて、
あれを越えるだろうという期待をしてしまうと肩すかし。

また、砂糖大活躍とか、電磁波とか、
同じような手段での戦いも、ちょっと残念。
まったく別な切り口での攻防は
「そこにそれがあって良かったね」というラッキーな状況過ぎて
いまいち現実味がなく。

事件の舞台が大きくなって、派手な話になったものの
リアリティが薄れてしまったような。

…とちょっと不満はありつつも、
本作での玲奈さんの変化も良かったですし、
オチも良いところに収まってると思います。
玲奈さんと琴葉とそれぞれの実の姉妹が生み出した
3つの姉妹愛の形と心の葛藤は、4巻通しても正解はなく切ない話で
読後も行動の解釈など、読み直しが楽しめそうです。

そして、この発行ペースで、
こんなワクワク感を最初から廉価な文庫発刊で楽しめたので
他の終わってないorなかなか続きが出ないor中だるみ…みたいな
別の作者作品を思い返すと、
最後まで勢いよくかっ飛ばしてくれて、良心的なシリーズだと思います。

スピンオフにはなんとなく、
須磨先生の過去の事件がからみそうですね、
今から非常に楽しみです。
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No.15:
(4pt)

逃げる攻める玲奈

とにかく逃げまくり、攻めまくる玲奈。「そんな所にそんな物がそんなに多量にあるわけないだろう!!」と突っ込みたくなる場面もありましたが(これで星一つ減)、細かいことは気にせず、流れに乗って一気にラストまで読みきることができる本です。テレビドラマにもなりましたが、やはり小説の方が圧倒的にいいです。
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No.14:
(5pt)

四巻目にして作者の思いに気づかされました

四巻目にして作者松岡さんの本作に込めた思いに気づかされた。どちらかというとアウトロー的な“探偵”、一方社会的にオーソライズされた“精神科医”、どちらもクライアントの信用の上に成り立つ職業である。しかし、その信用をたやすく裏切るものもいる。信用が強ければ強いほど、その副作用は大きい。そんな社会の闇に対する一筋の光、それが“玲奈”だったのだと改めて気づかされた。正義とかではない、不条理に対する救い、それを松岡さんは描きたかったのでは、と感じた。
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No.13:
(5pt)

待っていたのはこれ!!!

これぞ松岡圭祐ワールド!がクライマックスに待っていました。
I~IIIそれぞれの巻にも松岡さんらしい展開がしっかりあるのですが、正直何か物足りなかった。
それはアクションの描写が激しすぎて私の感性が麻痺してるせいかなと思っていたのですが…。
全てはIV巻に込められていました!
読み終わった後の爽快感はもちろん、期待していた以上の安堵感がこの作品にはありました。
ますます松岡圭祐さんの作品に虜です!
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No.12:
(2pt)

3巻で終わっていたはずの話

状況の突破に必要な材料がうまく揃った環境に主人公が飛び込んでいく偶然が、あまりに連続することに、疲労感を覚えた。理科室、唐辛子のある倉庫、水力発電所等。

基本的にお話は3巻で決着しており、4巻は強引な展開と感じた。登場人物の行動も、とにかく常軌を逸しているケースが多く、共感できなかった。

対探偵課は、個人的動機で悪徳探偵を懲らしめたい主人公と、美しく魅力ある主人公を放っておけない須磨との間の、妥協の産物であったはず。社員に給料を払い利益を出さなくては存続できない一般の民間探偵事務所が続々と、業界健全化のために自腹を切って対探偵課を設けることにも、違和感を感じ始めた。

妹がストーカーに殺され、その復讐を果たす過程にあったからこそ、主人公に共感し応援できていたのだが、その復讐は3巻で充分に果たされたのではないかと感じた。

3巻までは面白すぎて、夢中で一気に読んだ。
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No.11:
(5pt)

抜群な4部作

玲奈が成長して、琴葉との関係や、現実の探偵のあり方に気づく。感動的な最終巻だった。3巻ではなんら完結していないことはちゃんとした読者なら分かる。
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No.10:
(5pt)

探偵は事件を解決しない、の本当の意味

第3巻の巻末次回予告で、4部作完結が示唆されていたため、今回の肝は玲奈がいかに試練を乗り越え
琴葉との関係に道を見出すかにあった。3巻で死神と戦ったからといって勝手に今回新しい話を求めるのはおかしい。
その完結編であるが、琴葉の言葉に傷ついた玲奈が自分に折り合いをつけ、真の思いに目覚めていく様子が
実に巧みに表現されていた。とりわけ須磨からの電話には重要なメッセージがあった。それこそが、
玲奈と琴葉を組ませた真の理由だったと気づかされるのである。
須磨、桐嶋、警視庁の坂東には獅靭会なる組織を巡る因縁があるようだ。昨日やってたドラマでも、もう獅靭会という
名がセリフで出てきて驚いた。今後も新章に期待したい。次回作の「水鏡推理」にも。
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No.9:
(3pt)

読後のもやもや感

万能鑑定士シリーズの人の死なないミステリーから180度反転したバイオレンスなこの小説の結末。
3巻までで良かったという方もいらっしゃいますが、禍根の最後まで書いたので自分は良かったと思いますし、読み切るまで手を離させない引きつけもありました。
しかし、読み終わった後、なにかもやもや感は残りました。
今までなら多少強引でも面白いテクニックがその臭みを消して「おおっ!」、「ほう」と感嘆しながら読みましたが、今回は運の要素や、都合のよさ、今までのシリーズ通して警察官の無能さがあまりにも大きく、テクニックなどで打ち消せず、また、ラスボスがあまりにも呆気なく終了したことに「うーん」という感じがしました。
最後の一文「探偵の探偵の新章にご期待ください」とありましたので、このモヤモヤをスピンオフもしくは更にゲスい悪役出して痛快に倒して発散させて下さい!
素人ですが参考までに
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No.8:
(5pt)

思いがけないのフィナーレ!!

「死神」との決着後の玲奈が立ち上がるまでの経緯や琴葉の関係が見逃せない話です。
本当のの黒幕の登場で玲奈がとった行動が印象に残りました。
フィナーレにふさわしく見所満載な作品です。
新章やスピーンオフを期待したいです。
テレビドラマも始まりいろいろな意味で楽しみです。
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No.7:
(5pt)

待望のシリーズ4は思いがけない結末をみた・・

「探偵の探偵」3で主人公の紗崎玲奈は古巣の須崎事務所を去っていく。
どうなるのか?と期待と不安が入り混じって待っていた。4か月でシリーズ4と出会えるのは嬉しい限りです。
序盤は玲奈が動かない。正直言ってイライラするが、玲奈が深く傷ついていることがわかる。
でも対、悪徳探偵が相手となると、すざましいまでの応戦があり、この描写がスカッとして気持ちがよい。
良いとか悪いとかはもう超えている。自分の信念と愛する者のために生きている。
「敵ばかり作っちゃだめだよ」と思わず言いたくなるくらい、孤高の戦士である。
小菅の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が次々と起こる。
「次は誰だ」と予告もされているのに、堂々と殺される。
世間が歯がゆい思いを抱いている・・罪に問われないかもしれない犯罪者たちが狙われて、
拘置所はパニックになる。琴葉が関わってるのか?深い謎がまたまた玲奈の周りに執拗に迫ってくる。
思いもよらぬ方法があった!ぜひ、結末を確かめて・
7/9日からフジテレビ系夜10時からドラマ化されているが、主演は?イメージは?確かめてほしい。
見てから読むか読んでから見るかはあなた次第。

今回ももちろんいっきに詠んだ・・途中で本を置くことは考えられない展開だから。
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No.6:
(5pt)

冷たい炎

きっかけは、ストーカーによる妹の死。
妹の死の真相、またその死の原因となった探偵を探し出すこと。

怒涛の4冊でした。
人の死なない(=薄っぺらいとかそういうイメージ)ミステリー作家だと思い込んでいた私が間違いでした。
前作までのレビューにも書いたのですが、
若い女性をここまで不幸にさせるなんて、本当にひどい作家さんです。
しかも心が傷つくだけでなく、男性からの容赦のない暴力もあります。
生きているのが不思議なほどのレベルの暴力。
それでも、真実を明らかにするために、ただひたすらまっすぐ進む玲奈や、
その玲奈を助けようとする琴葉の健気さに、ページをめくるたびに、がんばれー!と思った。
怒りを全面的に出すことがなく、内でくすぶる青白い炎を感じます。

全体的に、「トリック」となる部分が布石としっかり分かるように描かれているのも魅力。
その布石がどう活かされてトリックとなるのか。
また身近なものを使った「攻撃」がかっこいい。

これで玲奈の物語は最後となってしまうのが悲しい半面、
いろんなことを解決したのでうれしいと思う反面。
これからも玲奈も琴葉も走り続けるんだろうな、と。
玲奈にとって探偵は事件を解決しないけど、事前に防ぐ弁のような存在なのだろう。

続編はきっとないのだろうけど、でもやっぱりがんばれー!!!!!って応援します。
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No.5:
(4pt)

ドラマになる展開力

テレビで放映されるドラマの原作になった本ということで、面白いんではないかなと
期待して読みました。ストーリーがしっかりしていて、テレビで実写化するのには
最適だと思いました、小説の中に出てくる登場人物のイメージがとても合うと私は思いました
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No.4:
(5pt)

心揺さぶられる作品です。

今まで出ていたシリーズ1~3巻の完結編ですね。
どのシリーズを読んでも読みごたえがあり
本当に面白くて全く飽きない作品。

玲奈と琴葉この二人の活躍に目が離せない。
途中ある意味で同じような痛みを経験したことが
ある私には読むのが辛いシーンでもあった。
しかしその難題に立ち向かって行く彼女たちが本当にすごい。
心が揺さぶられる、私も負けられないと思います。

今回でTHE ENDかと思うととても悲しくなる。
是非続編は無理でもスピーンオフ(番外編)を期待したいです。
小説を書くことは無理だが私の脳内では既に私が
勝手に描いている新たなストーリーで玲奈が動いてます。

ドラマも放映が始まりました、楽しみです。
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No.3:
(5pt)

探偵の探偵 第一章がいよいよ終焉をむかえる・・・

「死神」を産み出した真の闇の正体とは?
玲奈は、琴葉の言葉から受けた心の痛手から立ち直れるのか?
本当に探偵の探偵としては終わってしまったのか?
本来はか細く、か弱い彼女の心を奮い立たせる原動力となったのは、やはり・・・琴葉。
再び彼女は立ち上がった。
怒りに満ちた紅蓮の炎を纏って。
深い闇をあぶり出し、探偵の探偵 第一章は終焉をむかえる。
さぁ、次はどんな障壁が「対探偵課」の前に立ちふさがるのか?
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No.2:
(5pt)

期待を裏切らない。

1~3巻の続編で完結編。シリーズものは段々質が落ちてくるけどこのシリーズは依然面白い。
頭脳明晰なヒロイン紗崎玲奈はか弱いイメージで周囲も放っておけない。それでいて悪に対しては硬い意志をもって引かない姿は変わらず魅力的。
加えてこれまで同様のスリリングな展開は終わってしまうのがもったいないとさえ感じた。

個人的には、玲奈はあの『ミレニアム』のヒロイン・リスベットに通ずる魅力を連想させる。
ドラマもちょうど始まったけれど、北川景子をはじめ各キャストもイメージに合っていると思う。そのイメージで読み進めるのも面白いかもしれない。
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No.1:
(5pt)

運命論を否定する前向きなメッセージ・作品

運命論の否定という過去のエッセイで語られたポリシー
個人的に松岡作品の一番好きな要素
これが貫かれている事が強く感じられるシリーズでとても満足です

紗崎玲奈が大きな力の前に決して諦めず
もがいてもがいて手に入れた物勝ち取った物
特に須磨社長との対話に心が動かされ感動しました
琴葉の成長など今後にも期待しています
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