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究極兵器コールド・フュージョン



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【この小説が収録されている参考書籍】
究極兵器コールド・フュージョン (ハヤカワ文庫NV)

究極兵器コールド・フュージョンの評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

面白い、次作も読みたくなる

子供の頃に読んだ鉄腕アトムのお話のなかで「人工太陽」が出てきたことが有りましたが、人間がコントロールできないものをもてあますという寓話的な部分には強いメッセージ性を感じたものです。さて、本作のテーマに「常温核融合」なんて言葉が出てきて、ふーんと思ったりもしますが、よく読んでみると、物語の進行にちょいとまぶしたスパイスのようなキーワードにすぎないことがわかります。まあ、あまり気にしなくてもよい、というか、別に他の言葉に置き換えてもどうってこともない要素ってところでしょうか。それよりもむしろ、いまどき珍しい英国製本格冒険物語として読むと、なかなか面白いお話だと思います。SAS、SIS、サダム、イラクにクルドと現代風な味付けをしてはいますが、これは凸凹コンビのいかつい男二人の冒険珍道中であり、ゆきあたりばったりの救出ミッションを楽しむつもりでページをめくるならば、凡百の映画などを観るよりは遙かに中身の濃い時間を過ごせるでしょう。次作が楽しみです。
究極兵器コールド・フュージョン (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:究極兵器コールド・フュージョン (ハヤカワ文庫NV)より
4150411530
No.1:
(4pt)

細かい設定よりも壮大なスケール感を味わう!

元SAS隊員が生活のために傭兵、秘密工作活動を継続するが、最愛の家族である娘が巻き込まれて誘拐されてしまう。救出のために向かった場所はなんとイラク大統領府!さらにクルド人居住区まで逃げる悪人と人質を追跡!というかなり大きな話。わりと簡単に大統領府に潜入できるのか、大学生がひとりでたいした実験をした様子もないのに「常温核融合」に成功するか、などの設定はやはり作者の都合なのだが、経験者ならではのさらに詳細なディテールと最愛の家族を単独で助けに行く愛情は「そんなことできないだろう!」と思いながらも一気に読み進めてしまう力となる。残念ながらニックは引退の危機を迎えるが、義理の息子と娘が本シリーズを引き継いでくれることを切望する。
究極兵器コールド・フュージョン (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:究極兵器コールド・フュージョン (ハヤカワ文庫NV)より
4150411530

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