ペスト

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評判

ペストの評価:

4.00/5点 レビュー 410件。 C ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全605件 501〜520 26/31ページ
No.105
(5pt)

不条理と闘う姿勢

新型コロナウイルスが蔓延している2020年3月末に、あらためて本書を読んでみた。
ペストについての科学的情報や、医療現場での具体的対処法を期待して読むと、期待外れに終わると思う。また、ウイルスのアウトブレイクに関するパニック小説とも一線を画する。
ここで書かれているのは、都市の閉鎖(ロックダウン)のような、周りから隔離された(著者は「追放」と言っている)状況で、人々はどう考えるか、どう行動するか、という問題への哲学的・文学的な考察である。
なので、主題は別にペストでもなくてもよかったのではないか。戦争でも、宇宙人襲来でもよかったのだと思う。
このような状況でも、自分のすべきことを誠実に続けていくことが、不条理と闘う姿勢なのだと感じさせる。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.104
(4pt)

必読のカミュの名作

現在、日本も直面している伝染病とそれに対する政策の問題を見事に描いたノーベル文学賞受賞のカミュの名作。
訳が少し古いのが玉にキズだが・・。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.103
(4pt)

必読のカミュの名作

現在、日本も直面している伝染病とそれに対する政策の問題を見事に描いたノーベル文学賞受賞のカミュの名作。
訳が少し古いのが玉にキズだが・・。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.102
(5pt)

大人になってからきちんと読み直すべき

せんだって NHK "100分で名著" で取り上げられていたので,購入しようと思っていました.新型コロナウィルスの流行で,一体何の予言だったのかとびっくりしました.読んだつもりになっていたけれど,大人になってからきちんと読み直すべき名著というにはたくさんあるなと思います.
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.101
(5pt)

大人になってからきちんと読み直すべき

せんだって NHK "100分で名著" で取り上げられていたので,購入しようと思っていました.新型コロナウィルスの流行で,一体何の予言だったのかとびっくりしました.読んだつもりになっていたけれど,大人になってからきちんと読み直すべき名著というにはたくさんあるなと思います.
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.100
(5pt)

すべてはすでに起きていた

オランの夏、すべてはすでに起きていた。感染の始まりと不気味な拡大。初期の無関心から過度の恐怖へ、そして無力感ゆえの沈黙へ。都市の封鎖。脱出の試み。生活必需品の欠乏。医師の疲弊と絶望。新型コロナウィルスを体験してみると、描かれた物語が非常にリアルなものだったことに驚かされる。群像のキャラ立ちが鮮やかで予想外に面白い。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.99
(5pt)

すべてはすでに起きていた

オランの夏、すべてはすでに起きていた。感染の始まりと不気味な拡大。初期の無関心から過度の恐怖へ、そして無力感ゆえの沈黙へ。都市の封鎖。脱出の試み。生活必需品の欠乏。医師の疲弊と絶望。新型コロナウィルスを体験してみると、描かれた物語が非常にリアルなものだったことに驚かされる。群像のキャラ立ちが鮮やかで予想外に面白い。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.98
(5pt)

印象に残りました

コロナの影響で売れていると聞いて購入しました。感染症と闘う医師と、それを助ける数人の友人との関係がよかったです。誠実であることが重要であるという考えに共感します。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.97
(5pt)

印象に残りました

コロナの影響で売れていると聞いて購入しました。感染症と闘う医師と、それを助ける数人の友人との関係がよかったです。誠実であることが重要であるという考えに共感します。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.96
(5pt)

COVID-19パンデミックの今こそ読むべき

不条理(理不尽)をどう乗り越えるか。医師リウーの奮闘や仲間との連帯、愛する人を思う心、犠牲者に寄り添うこと、自分にできることをするなど多くの教訓が読み取れる。
重いテーマではあるが、読後は晴れやかな気分になる。
COVID-19パンデミックの今こそ読むべきではないか。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.95
(5pt)

COVID-19パンデミックの今こそ読むべき

不条理(理不尽)をどう乗り越えるか。医師リウーの奮闘や仲間との連帯、愛する人を思う心、犠牲者に寄り添うこと、自分にできることをするなど多くの教訓が読み取れる。
重いテーマではあるが、読後は晴れやかな気分になる。
COVID-19パンデミックの今こそ読むべきではないか。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.94
(4pt)

反抗

カミュの「ペスト」は「白鯨」に刺激を受けて書かれたものという解説を読んで、ペストは「悪」の象徴と分かりやすく、ペストに対する反抗は、全体主義やファシズムへの反抗と読み変えやすく、当時の戦後の風潮が、この作品のベストセラーに貢献しているのは、明らかです。
 「白鯨」は、まだ解釈の幅があり、批評家の解釈を多様に引き起こしますが、「ペスト」は、問題意識が明確な分、時代を経つにつれて、その意義が少しずつ薄れていくのが分かります。

 カミュの「反抗」により人間が繋がるという一時性は理解できます。この「反抗」は、作中ではペストという疫病に対してですが、例えば、反米や反韓とも置き換えれますし、フェミニストによる反男性への団結やマルクスの反資本主義、アジア圏の反西洋とかにもいえます。
 この「反抗」による団結は一時的なものに過ぎないので、結局は、その反抗の成功により、団結が失われるという危機が訪れてしまうという悲劇が立ち上がります。しかし、同時に、「反抗」すべき悪に対して、「反抗」しないことも許されず、結局、「反抗」の渦に呑まこまれる。「反抗」の勝利は、終結ではなく、あくまで始まりであって、そこから、新しく社会を建て直すことに、視点を動かしていかなければならない。

「戦う操縦士」のサン=テグジュペリの「人は何かに反対して死ぬのではなく、何かのために死ぬのです」というセリフがありますが、当然、カミュも「反抗」による繋がりの一時性を知りながら、思索を発展していくことになります。
 サン=テグジュペリは、犠牲の精神や人間主義にファシストや社会主義に対する返答を提出し、戦争へと向かい、カミュは、まだ「反抗」の先を見すえきれずに、それでも戦いへと実存的にのぞみ行きます。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.93
(4pt)

反抗

カミュの「ペスト」は「白鯨」に刺激を受けて書かれたものという解説を読んで、ペストは「悪」の象徴と分かりやすく、ペストに対する反抗は、全体主義やファシズムへの反抗と読み変えやすく、当時の戦後の風潮が、この作品のベストセラーに貢献しているのは、明らかです。
 「白鯨」は、まだ解釈の幅があり、批評家の解釈を多様に引き起こしますが、「ペスト」は、問題意識が明確な分、時代を経つにつれて、その意義が少しずつ薄れていくのが分かります。

 カミュの「反抗」により人間が繋がるという一時性は理解できます。この「反抗」は、作中ではペストという疫病に対してですが、例えば、反米や反韓とも置き換えれますし、フェミニストによる反男性への団結やマルクスの反資本主義、アジア圏の反西洋とかにもいえます。
 この「反抗」による団結は一時的なものに過ぎないので、結局は、その反抗の成功により、団結が失われるという危機が訪れてしまうという悲劇が立ち上がります。しかし、同時に、「反抗」すべき悪に対して、「反抗」しないことも許されず、結局、「反抗」の渦に呑まこまれる。「反抗」の勝利は、終結ではなく、あくまで始まりであって、そこから、新しく社会を建て直すことに、視点を動かしていかなければならない。

「戦う操縦士」のサン=テグジュペリの「人は何かに反対して死ぬのではなく、何かのために死ぬのです」というセリフがありますが、当然、カミュも「反抗」による繋がりの一時性を知りながら、思索を発展していくことになります。
 サン=テグジュペリは、犠牲の精神や人間主義にファシストや社会主義に対する返答を提出し、戦争へと向かい、カミュは、まだ「反抗」の先を見すえきれずに、それでも戦いへと実存的にのぞみ行きます。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.92
(5pt)

物語の普遍性

悪性の伝性病「ペスト」にみまわれたある街。住民のパニック・デマ・エゴイズムを淡々とした筆致で描かれます。そして自らおかれた立場や職務に対する「誠実さ」だけを頼りにペストと戦う医師や協力者たち。今でも通じる人々の描写と物語の普遍性に驚きます。新型肺炎の感染拡大という深刻な状況が報じられている現在、この小説を想起された方もいらっしゃるのではないでしょうか?亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに感染の終息を願うばかりです。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.91
(5pt)

物語の普遍性

悪性の伝性病「ペスト」にみまわれたある街。住民のパニック・デマ・エゴイズムを淡々とした筆致で描かれます。そして自らおかれた立場や職務に対する「誠実さ」だけを頼りにペストと戦う医師や協力者たち。今でも通じる人々の描写と物語の普遍性に驚きます。新型肺炎の感染拡大という深刻な状況が報じられている現在、この小説を想起された方もいらっしゃるのではないでしょうか?亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに感染の終息を願うばかりです。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.90
(5pt)

極限状態で人は己が道をどう選ぶか

好みではないのですが、必要に迫られて泣きながら1週間で読みました。重苦しい気分で読み終わりましたが、読んだら読んだで充足感はありました。
 仏領アルジェリアの要港で1940年代に起こった架空のペスト禍について最後には書き手が明らかにされる淡々とした記録と、そこに別の市井の人物の非常に主観的な手記が挿入されて、描かれていきます。ペストの前兆であるネズミの大量死から始まり、病人の発生、行政の事なかれ主義、そして市の閉鎖をさっと描いた後で、主人公リウー石を中心に病禍と戦う人々、ペストが蔓延していてもわが身は安泰と安堵し、密輸に走り、病禍を楽しむ人物が描かれます。もっともその人物はペスト終焉後に報いを受けますが・・・。多くのお民衆の姿が挿入的に描かれます。その落差が変な感じですね。町を脱出する機会を目前にしながらそれをやめた人物の気持ちの変化を読み取れず、残念無念。
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.89
(5pt)

極限状態で人は己が道をどう選ぶか

好みではないのですが、必要に迫られて泣きながら1週間で読みました。重苦しい気分で読み終わりましたが、読んだら読んだで充足感はありました。
 仏領アルジェリアの要港で1940年代に起こった架空のペスト禍について最後には書き手が明らかにされる淡々とした記録と、そこに別の市井の人物の非常に主観的な手記が挿入されて、描かれていきます。ペストの前兆であるネズミの大量死から始まり、病人の発生、行政の事なかれ主義、そして市の閉鎖をさっと描いた後で、主人公リウー石を中心に病禍と戦う人々、ペストが蔓延していてもわが身は安泰と安堵し、密輸に走り、病禍を楽しむ人物が描かれます。もっともその人物はペスト終焉後に報いを受けますが・・・。多くのお民衆の姿が挿入的に描かれます。その落差が変な感じですね。町を脱出する機会を目前にしながらそれをやめた人物の気持ちの変化を読み取れず、残念無念。
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.88
(4pt)

感染症の蔓延する都市の最前線で苦悩する人たちの小説

北アフリカの街オランでペストが発生し、町全体が外部との交通をシャットアウトされる。
別に突拍子もないSF的な展開があったりするわけではないので、詳細な内容については読んでいただければいいのが、この状況は今日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱と似ているのではないだろうか。そういう意味ではペストに限らず重い感染症が都市部で流行したらどうなるか、街が封鎖されるとともに街の中にも隔離区画が作られたり医師たちが苦闘するあたりなど、感染爆発についての興味深いシミュレーションとして読むことが出来るだろう。昨今の西アフリカの状況を想起させるため、エボラ出血熱について描かれたノンフィクション『ホット・ゾーン』などと併せて興味深いかもしれない。
また、隔離という人権を考えるに当たって極めて重い措置について考えるにあたり、北条民雄『いのちの初夜』などと併せて読んでいただけるとよいだろう。特に『いのちの初夜』は、病気に対しての誤った知識と誤解に基づいた処置がどのような結果をもたらすか、という意味においても一読の価値があるように思われる。また、病気としては発病後数日で劇的に症状が進行して死に至るペストと数年間掛けて少しずつ体を蝕むハンセン病では絶望の中身が自ずと違ってくるのではないだろうか。などなど文学の観点で病気を見るとどうなるのか、という点は興味が尽きないだろう。

ただ、文豪カミュの本ということでさぞや難しいだろうとお思いかもしれない。戦後70周年という時節柄かナチスオタクが多いのか何なのか知らないが、amazonのレビューにも散見されるのだが、ナチスがどうとかというのはあまり気にしないほうがいいだろう。大体本文にはどこにもナチスなんて単語は出てこないし、この小説は街が病に覆われて苦闘する人たちの記録であり、素直に読めばそれにこそ目が行くだろう。そう考えるとナチスがどうとかという超解釈以前に今、エボラ出血熱などの最前線で人々がどのような苦闘をしているのか、それにこそ思いを馳せるべきだし、文面を素直に読めばそう読めるだろう。私たちは先進国で高度な医療に保護されて暮らしているが、その保護に預かれない人たちは多いのだ。今苦しんでいる人たちに思いを馳せたい。(2015年5月17日に私が別のサイトで投稿したレビューを再投稿しています)
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG
No.87
(4pt)

感染症の蔓延する都市の最前線で苦悩する人たちの小説

北アフリカの街オランでペストが発生し、町全体が外部との交通をシャットアウトされる。
別に突拍子もないSF的な展開があったりするわけではないので、詳細な内容については読んでいただければいいのが、この状況は今日、西アフリカで流行しているエボラ出血熱と似ているのではないだろうか。そういう意味ではペストに限らず重い感染症が都市部で流行したらどうなるか、街が封鎖されるとともに街の中にも隔離区画が作られたり医師たちが苦闘するあたりなど、感染爆発についての興味深いシミュレーションとして読むことが出来るだろう。昨今の西アフリカの状況を想起させるため、エボラ出血熱について描かれたノンフィクション『ホット・ゾーン』などと併せて興味深いかもしれない。
また、隔離という人権を考えるに当たって極めて重い措置について考えるにあたり、北条民雄『いのちの初夜』などと併せて読んでいただけるとよいだろう。特に『いのちの初夜』は、病気に対しての誤った知識と誤解に基づいた処置がどのような結果をもたらすか、という意味においても一読の価値があるように思われる。また、病気としては発病後数日で劇的に症状が進行して死に至るペストと数年間掛けて少しずつ体を蝕むハンセン病では絶望の中身が自ずと違ってくるのではないだろうか。などなど文学の観点で病気を見るとどうなるのか、という点は興味が尽きないだろう。

ただ、文豪カミュの本ということでさぞや難しいだろうとお思いかもしれない。戦後70周年という時節柄かナチスオタクが多いのか何なのか知らないが、amazonのレビューにも散見されるのだが、ナチスがどうとかというのはあまり気にしないほうがいいだろう。大体本文にはどこにもナチスなんて単語は出てこないし、この小説は街が病に覆われて苦闘する人たちの記録であり、素直に読めばそれにこそ目が行くだろう。そう考えるとナチスがどうとかという超解釈以前に今、エボラ出血熱などの最前線で人々がどのような苦闘をしているのか、それにこそ思いを馳せるべきだし、文面を素直に読めばそう読めるだろう。私たちは先進国で高度な医療に保護されて暮らしているが、その保護に預かれない人たちは多いのだ。今苦しんでいる人たちに思いを馳せたい。(2015年5月17日に私が別のサイトで投稿したレビューを再投稿しています)
ペスト (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ペスト (新潮文庫)より
4102114033
No.86
(5pt)

ノーベル文学賞作家

頭がピーマンでして、ヨワイ50手前でようやく読了。文学的に難解というよりは、行政への馴染みや知識といった社会的な経験値が理解に必須でした。ナチスのユダヤ人迫害、虐殺の瞬間をこれでもかとばかりに追体験させられました。終始一貫の暗い人社会の「物語」の合間に、自然の明るさを差し込ませる静謐な筆致は、まさに芸術。言い尽くせませんが、これがノーベル賞作家なんだな、と。一般的に、宗教の深淵を前にした日本人なんて、理解のそこが浅い気がしてならないのです。しかも、個人的に、私ってば、地理や世界史といった知識ベースに乏しいですしね・・・個人個人の「永久の別れの宣告の瞬間」を心で想像できたとしても、社会的動物である人間を取り巻く枠組みや環境、歴史といったところへの認識が乏しいので、いま一歩どうしても、理解がホンモノになりません。自分の「理解力」の限界と原因を見て、個人的な感想ですが、とても苦いです。学校で勉強しとけばよかったな~と心底後悔。学生の皆さん!悔いが残らないように、勉強しましょう!
ペスト Amazon書評・レビュー: ペストより
B00G45R5CG