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闇が落ちる前に、もう一度



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【この小説が収録されている参考書籍】
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)

闇が落ちる前に、もう一度の評価: 4.63/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

面白かったです

SFの話が読みたくて買いました。中にはSFっぽくない話もありましたがそれでも面白かったです。
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)より
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No.7:
(5pt)

正統派サイエンスフィクション。

表題作「闇が落ちる前に、もう一度」はもちろん、バートランド・ラッセルの「世界五分前仮説」を核とした物語であり、その発想において成功したも同然の短編であるだろう。もっとも、このラッセルの仮説には致命的な欠陥があり、それゆえにもはや仮説とは言えないと考えられるのだが、だからといって物語が面白くないわけではない。
 「屋上にいるもの」も都会の死角に注目した傑作。「時分割の地獄」は、「言語」と「精神」の関係に関わる難問をベースにした物語で、思いがけない結末がいかにもSFらしい。
 その他「夜の顔」「審判の日」のいずれも秀作の、粒揃いの短編集。
 SFとしてはどことなく半村良や小松左京の匂いがする、「古式ゆかしい」作品群ではないだろうか。
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No.6:
(5pt)

強烈なインパクトのある短編集

重い質感のある短編集です。

収録されているのは5つの短編
『闇が落ちる前に、もう一度』
『屋上にいるもの』
『時分割の地獄』
『夜の顔』
『審判の日』

共通しているのは、明るく楽しく笑える作品ではないこと。
世界の終り、死、不条理に降りかかる不幸などを扱っています。
1つ1つの作品に強烈なインパクトがあり、印象に残ります。
1つも外れがありません。
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)より
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No.5:
(5pt)

ハードSF〜ホラーまで。広義のSF短編集

単行本「審判の日」を文庫化に際し改題したもの
ハードSF〜ホラーまで。広義のSF短編集

『闇が落ちる前に、もう一度』
「現実崩壊」ネタの変種+「終末」ネタ
極大エントロピー宇宙モデルというアイデアが光る!

『屋上にいるもの』
超能力+ホラー
明確なオチのあるホラーだった
幻想性の高い作品も良いが、こういうハッキリとしたのも好きだ!
私としては超能力はものは広義としてはSFだが、狭義としてはSFではないかも

『時分割の地獄』
ハードSF(≒狭義のSF)
「アイの物語」のプロトタイプ的作品
しかし、それだけでは留まらない!
時分割というアイデアはおもしろかった!!!

『夜の顔』
「神は沈黙せず」の顔(≒神)は人間に対して無関心だった
しかし本作の顔は不条理だ

『審判の日』
『闇が落ちる前に、もう一度』の主人公もそうだが、本作の主人公も現実が崩壊することそのものは、結構あっさり受け入れる。そこで、いかに生きるかを模索する。
世界全体より、個人が認識している主観的な世界の方が大切ということか
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)より
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No.4:
(5pt)

卓抜したアイディアと巧みなストーリーテリング

『神は沈黙せず』とか『アイの物語』の作者の短編集。

ちょっとホラーぽくって怖いのもあるけど、審判の日とか表題作なんかは、とってもよく考えられている作品だ。

彼の長編もそうなんだけど、ただ単にアイデアがいいだけでなく、巧みなストーリーテリングでぐいぐい読ませていく。かなり、筆力のある人だと思うんだけど...
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)より
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No.3:
(4pt)

表題作は秀逸!

「闇が落ちる前に、もう一度 」「屋上にいるもの」
「時分割の地獄」「夜の顔」「審判の日」
の表題作を含めた全5編の短編集。

同じ著者の「神は沈黙せず」等を読み、購入。
正直、著者の他の本に比べ少し個性が小さい様に思いました。
しかしその分、非常に読みやすい話が多く、引き込まれます。

やはり全体的にSF、ホラーといった要素が強い。
私見では、小林 泰三さんや乙一さんの著書と同じ雰囲気を感じたので
そういった本が好きな方におすすめです。
ただ、科学的・数学的な記述も多少ありますので苦手な方は注意を。

個人的に「闇が落ちる前に、もう一度 」と「審判の日」がお気に入り。
特に表題作でもある「闇が落ちる前に、もう一度 」は素晴らしかったです。
ネタバレになるので言えませんが、フィクションながらも
ホントにありそうな表現をされるので、読み終わった後に背筋がゾクリとしました。
この話のためだけでも買う価値アリだと思います!
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No.2:
(4pt)

注意!どこかで見たタイトルと思ったら...

と学会会長の短編集。

どこかで見たタイトルと思いつつも、そんな本はもっていなかったので、ネットで購入。で、読み始めてみると、内容はすべて平成16年に出版された『審判の日』と同じだった!ネットで本を購入する読者も増えているので、せめて過去の作品の改題であることは明示してほしかった。本の巻末には改題であるとは記されておりますが、これでは買うまで気づきません。

同じ内容の『審判の日』については書評公開済みですが、ホラー・サスペンス仕立ての内容が多く、SFファン以外でなくても容易に読むことができると思われます。内容はやや甘めかもしれませんが、星4つです。とほほ。
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No.1:
(4pt)

SFファン以外の人にもお勧め

「神は沈黙せず」の山本弘の短編集。それぞれのテーマーはことなるが、世の中の超常現象(霊現象含む)を山本流の解き方で明かしていくスタンスは、同一時期に執筆していたという「神は沈黙せず」と共通のものがある。
昔から、「と学会」のファンである俺にはよく理解できるのだが、一般の読者が呼んでどう感じるのだろうと不安に思う。
物語のどれもが、一般的なホラー・サスペンス的な状況から入り、徐々に山本弘ワールドに侵食されていく。
この快感は是非大勢の読者に味わって欲しい。
闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)より
4044601151

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