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闇が落ちる前に、もう一度
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闇が落ちる前に、もう一度の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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SFの話が読みたくて買いました。中にはSFっぽくない話もありましたがそれでも面白かったです。 | ||||
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表題作「闇が落ちる前に、もう一度」はもちろん、バートランド・ラッセルの「世界五分前仮説」を核とした物語であり、その発想において成功したも同然の短編であるだろう。もっとも、このラッセルの仮説には致命的な欠陥があり、それゆえにもはや仮説とは言えないと考えられるのだが、だからといって物語が面白くないわけではない。 「屋上にいるもの」も都会の死角に注目した傑作。「時分割の地獄」は、「言語」と「精神」の関係に関わる難問をベースにした物語で、思いがけない結末がいかにもSFらしい。 その他「夜の顔」「審判の日」のいずれも秀作の、粒揃いの短編集。 SFとしてはどことなく半村良や小松左京の匂いがする、「古式ゆかしい」作品群ではないだろうか。 | ||||
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重い質感のある短編集です。 収録されているのは5つの短編 『闇が落ちる前に、もう一度』 『屋上にいるもの』 『時分割の地獄』 『夜の顔』 『審判の日』 共通しているのは、明るく楽しく笑える作品ではないこと。 世界の終り、死、不条理に降りかかる不幸などを扱っています。 1つ1つの作品に強烈なインパクトがあり、印象に残ります。 1つも外れがありません。 | ||||
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単行本「審判の日」を文庫化に際し改題したもの ハードSF〜ホラーまで。広義のSF短編集 『闇が落ちる前に、もう一度』 「現実崩壊」ネタの変種+「終末」ネタ 極大エントロピー宇宙モデルというアイデアが光る! 『屋上にいるもの』 超能力+ホラー 明確なオチのあるホラーだった 幻想性の高い作品も良いが、こういうハッキリとしたのも好きだ! 私としては超能力はものは広義としてはSFだが、狭義としてはSFではないかも 『時分割の地獄』 ハードSF(≒狭義のSF) 「アイの物語」のプロトタイプ的作品 しかし、それだけでは留まらない! 時分割というアイデアはおもしろかった!!! 『夜の顔』 「神は沈黙せず」の顔(≒神)は人間に対して無関心だった しかし本作の顔は不条理だ 『審判の日』 『闇が落ちる前に、もう一度』の主人公もそうだが、本作の主人公も現実が崩壊することそのものは、結構あっさり受け入れる。そこで、いかに生きるかを模索する。 世界全体より、個人が認識している主観的な世界の方が大切ということか | ||||
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『神は沈黙せず』とか『アイの物語』の作者の短編集。 ちょっとホラーぽくって怖いのもあるけど、審判の日とか表題作なんかは、とってもよく考えられている作品だ。 彼の長編もそうなんだけど、ただ単にアイデアがいいだけでなく、巧みなストーリーテリングでぐいぐい読ませていく。かなり、筆力のある人だと思うんだけど... | ||||
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「闇が落ちる前に、もう一度 」「屋上にいるもの」 「時分割の地獄」「夜の顔」「審判の日」 の表題作を含めた全5編の短編集。 同じ著者の「神は沈黙せず」等を読み、購入。 正直、著者の他の本に比べ少し個性が小さい様に思いました。 しかしその分、非常に読みやすい話が多く、引き込まれます。 やはり全体的にSF、ホラーといった要素が強い。 私見では、小林 泰三さんや乙一さんの著書と同じ雰囲気を感じたので そういった本が好きな方におすすめです。 ただ、科学的・数学的な記述も多少ありますので苦手な方は注意を。 個人的に「闇が落ちる前に、もう一度 」と「審判の日」がお気に入り。 特に表題作でもある「闇が落ちる前に、もう一度 」は素晴らしかったです。 ネタバレになるので言えませんが、フィクションながらも ホントにありそうな表現をされるので、読み終わった後に背筋がゾクリとしました。 この話のためだけでも買う価値アリだと思います! | ||||
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と学会会長の短編集。 どこかで見たタイトルと思いつつも、そんな本はもっていなかったので、ネットで購入。で、読み始めてみると、内容はすべて平成16年に出版された『審判の日』と同じだった!ネットで本を購入する読者も増えているので、せめて過去の作品の改題であることは明示してほしかった。本の巻末には改題であるとは記されておりますが、これでは買うまで気づきません。 同じ内容の『審判の日』については書評公開済みですが、ホラー・サスペンス仕立ての内容が多く、SFファン以外でなくても容易に読むことができると思われます。内容はやや甘めかもしれませんが、星4つです。とほほ。 | ||||
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「神は沈黙せず」の山本弘の短編集。それぞれのテーマーはことなるが、世の中の超常現象(霊現象含む)を山本流の解き方で明かしていくスタンスは、同一時期に執筆していたという「神は沈黙せず」と共通のものがある。 昔から、「と学会」のファンである俺にはよく理解できるのだが、一般の読者が呼んでどう感じるのだろうと不安に思う。 物語のどれもが、一般的なホラー・サスペンス的な状況から入り、徐々に山本弘ワールドに侵食されていく。 この快感は是非大勢の読者に味わって欲しい。 | ||||
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