影の地帯

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評判

影の地帯の評価:

4.00/5点 レビュー 27件。 B ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

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全45件 41〜45 3/3ページ
No.5
(5pt)

序盤の話の掴みがバツグンに巧い

主人公のカメラマン・田代が、顔見知りの人間の失踪を調べていくうちに、日常の裏側で暗躍、跳梁する組織の謀略に巻き込まれていくストーリー。田代が、謎の小太りの男とあちこちで遭遇する出だしから、妙な木箱を追って信州に点在する湖(木崎湖、青木湖、野尻湖、諏訪湖)を訪ね歩く序盤の展開が面白く、ぐいぐいと話の中に引きずり込まれました。別件かと思われたふたつの失踪事件の線が、やがてひとつに収斂するあたりの展開も巧くて、読ませます。
 前半のバツグンの面白さに比べると、後半は話の勢いがやや落ちるなと思いましたが、それでも一気読みに走ってしまった。久しぶりに手にとった清張作品でしたが、旅客機内の運命の出会いを描いた冒頭から、急流を運ばれて行くようなスリリングな読みごたえを堪能させられました。
 初出・刊行年は、1961年(昭和36年)。『眼の壁』『ゼロの焦点』『黒い画集』『霧の旗』『砂の器』といった名作・力作が並ぶ、清張初期のサスペンス長篇。創作力がひとつの頂点に達した著者の当時の作品では、ノンフィクション『日本の黒い霧』(1960年)もおすすめ。
影の地帯 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影の地帯 (新潮文庫)より
4101109222
No.4
(5pt)

序盤の話の掴みがバツグンに巧い

主人公のカメラマン・田代が、顔見知りの人間の失踪を調べていくうちに、日常の裏側で暗躍、跳梁する組織の謀略に巻き込まれていくストーリー。田代が、謎の小太りの男とあちこちで遭遇する出だしから、妙な木箱を追って信州に点在する湖(木崎湖、青木湖、野尻湖、諏訪湖)を訪ね歩く序盤の展開が面白く、ぐいぐいと話の中に引きずり込まれました。別件かと思われたふたつの失踪事件の線が、やがてひとつに収斂するあたりの展開も巧くて、読ませます。
 前半のバツグンの面白さに比べると、後半は話の勢いがやや落ちるなと思いましたが、それでも一気読みに走ってしまった。久しぶりに手にとった清張作品でしたが、旅客機内の運命の出会いを描いた冒頭から、急流を運ばれて行くようなスリリングな読みごたえを堪能させられました。
 初出・刊行年は、1961年(昭和36年)。『眼の壁』『ゼロの焦点』『黒い画集』『霧の旗』『砂の器』といった名作・力作が並ぶ、清張初期のサスペンス長篇。創作力がひとつの頂点に達した著者の当時の作品では、ノンフィクション『日本の黒い霧』(1960年)もおすすめ。
影の地帯―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 影の地帯―長編推理小説 (1961年) (カッパ・ノベルス)より
B000JANEN6
No.3
(5pt)

惹き付ける力が圧倒的

圧倒的な緊張感で一気に読了。
主人公・田代がいつの間にか謎に巻き込まれ、
危機に陥っていく様にグイグイと惹き付けられます。
餌を蒔かれて、こんなに釣られるとは・・
惜しむらくは「飛行機の女」に対する執着や
「飛行機の女」の田代に対する想いに共感できないこと。
一会で忘れられない存在になるという感情が分からない。
物語上大切な線であるのだが・・・
ちなみに、私が読んだのは
「カッパノベルズ 昭和38年 第68版」だ。
初版は昭和36年。
挿画は 小松久子 の手になるもの。小松久子!
昨今物議を醸した渡辺淳一の『愛の流刑地』の挿画の方です。
この時代から松本清張の挿画を描き、今なお現役で
経済紙の連載小説挿画を描いてらっしゃるとは・・・
確かに『愛ルケ』挿画のタッチがこの昔から感じられる。
息の長い仕事をされる方なのだな。。
影の地帯 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影の地帯 (新潮文庫)より
4101109222
No.2
(5pt)

緊張感の高い作品

700ページ程ある長編でしたが、最後まで得体の知れない何かに追われる主人公につられ、また恐怖感もあって、一気に読んでしまいました。松本清張氏の作品の中でも、特に緊張感のある作品であると思います。同氏の作品の中ではあまり有名でない作品のような気がしますが、信州の湖や森林などが目に浮かんでくるような自然描写的なところもあり、好きな作品の1つになりました。
影の地帯 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影の地帯 (新潮文庫)より
4101109222
No.1
(5pt)

松本清張の最高傑作!

松本清張ベスト10などのランキングにはまったく入ってこないが、「黄色い風土」とならんで清張サスペンスの最高傑作と思う。清張の長編の主人公は犯人の罠にはまって大変な目に会うという設定が意外と少ない。ところが本編は、最初から巨悪に翻弄される主人公と読者が一体になって、スリルとサスペンス追体験できるリアルな構成になっている。清張らしい旅情、美しい女性の登場などが傑作サスペンスに花を添える。
影の地帯 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影の地帯 (新潮文庫)より
4101109222