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南極風
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南極風の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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登山ガイドの話。 山好きなら面白い。少しサスペンスチック。 | ||||
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山岳ミステリーではないし、法廷ドラマとしては中途半端な印象です。フィックスロープで降りていて宙吊りになってしまう状況がよく分からないとかはおいておくとしても、構成が複雑で読みにくくラストが無理やりなのでちょっとどこを読んだらいい分からない感じです。 | ||||
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高山での描写、検事との息詰まる攻防、主人公の心理描写どれをとっても優秀作だと思うが、本のタイトルがなんとも平凡。もっと内容を適確に連想させるような題名はなかったか…。 | ||||
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NZに、またまた行きたくなる小説です。 特に登頂までの登場人物のイキイキとした描写にワクワクしました。 ワナカ、クイーンズタウン、ロブロイの氷河までのトラック、そしてマウントアスパイアリング! あの辺は私に取っても思い出深く、今もスマホの待ち受け画面なんですよね・・・ サンドフライがいないとは思えないけど、端折っている。 まあ、そこは良いとして、アルアル感たっぷりなお銚子者のKIWI連中や神々の箱庭と呼ばれるNZ南島の風景が目の前によみがえって来ました。 ああ、また南島に行きたい、トレッキング行きたい、と思いました。 後半の遭難は重すぎてちょっと辛いわ~~、まあサスペンスなので仕方ないのだろうけど。 | ||||
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笹本作品はほぼ全巻読んでいる。 映画にならないかなと思うけど。 邦画にそんな力ないかな~。 | ||||
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この作品は面白い。 圧巻の雪山行の描写は他の作品、「還るべき場所」、「天空への回廊」でリアルに延々描かれ、どうなるのかわからず 夢中にさせられ、耽溺して読みました。 この作品はそれらとは違って、検察との闘いと遭難の場面が交互に描かれ、ある意味息がつけます。 また、始まりの場面から、先行きに希望がもてて安心(?)です。 (ネタばれさせないようにしようとして、こんな表現です) 終わり方・謎解きとしてはややしりすぼみ感もありますが、こころに響く言葉で、感動できます。 次は「分水嶺」を読みたい。文庫化を待っています。 | ||||
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迫力のある山岳小説と面白い法廷ミステリーの二つが同時に味わえる贅沢な作品。 ニュージーランドで登山ガイドを務めていた森尾正樹はアイスパイアリングでツアー客と共に遭難事故に巻き込まれる。何とかツアー客を救出した森尾だったが、保険金殺人の容疑で逮捕される。冤罪を強く主張する森尾だった… 遭難事故の状況と森尾に対する検察の取り調べが交互に描かれ、徐々に事故と事件の真相に近付くのだが、断片的な描写であるがゆえ、少しやきもきする。しかし、第八章からは遭難事故の真相がリアルに迫力の描写により描かれ、俄然、目が離せなくなる。さらには検察の厳しい取り調べから法廷での闘いへと畳み掛けるような展開が非常に面白い。 生命を賭けた圧巻の雪山行、自らの人生と信念を賭けた法廷での闘い…待ち受ける結末は… | ||||
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ニュージーランドのアイスパイアリングへのヘリコプターを使った まあ、ある意味ちょっと山を楽しみたい人には最適のツアーだったはずが ちょっとしたかけ違いがどんどん悪いほうに流れて 最悪の遭難に・・・ ちょっとでも登山したことがある方は すごい臨場感だと思います。 私は冬山登山の経験も遭難の経験もない 地元の簡単な登山くらいですがそれでもやはり身につまされました。 そして主人公の森尾の命がけの活躍で なんとか数人は救出されたのですが。 突然保険金がらみの 未必の故意による殺人事件として逮捕され、 検察官の取調べ、裁判と進むのと平行して その登攀が遭難に至る経緯が書かれています。 非常に「理不尽」といか言いようのない状況に 森尾は陥るのですが、 まあ最終的にはめでたしめでたしということで。 大変読み応えのある山岳小説であるとともに 法廷のどきどきも味わえて二度おいしい(笑) しかし、なぜ、人は山に登るのか・・・ 言い尽くされたことなのだろうけど あらためてまた「なぜ?」と思いました。 | ||||
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著者の『還るべき場所』を先に読んでいたので、興味本位でこの著書も手にしてみた。 『還るべき場所』でも『南極風』でも言える事だが、登場人物の描写がうまい具合に読者の心に響きかける。とても心地いい。 本書は登攀の回想シーンと、警察での取り調べシーンが交互に織り込まれる構成でストーリーが進んでいくが、主人公が法学部出身という設定であるので、検事にも引けを取らずやり合っていく様は読んでいて楽しい箇所であろう。 サスペンス要素は並。できればもうひと展開、ふた展開欲しかった。さらさら・・・と終わってしまった印象だ。 | ||||
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長編作品の多い筆者の中でも、傑作と呼んで良いのではなかろうか。自然界と人間界の対比が見事にバランスよく描写され、思わず引き込まれた。この作者の「天空への回廊」「グリズリー」等大自然を相手にした他の作品にも共通して言えることだが、あたかもその場に居合わせたかのように感じさせる臨場感が巧みに表現されている。登山の愛好家とそうで無い人にもお勧めの一冊。 | ||||
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南極については殆ど出てこないが、内容を読み進めていくうちに判明。 内容は非常に引きつけられ、短期間で読み終えた。 | ||||
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この作品にはふたつのテーマがある。ひとつは登山。遭難がきっかけとなった未必の殺意の冤罪事件がストーリィだからだ。もうひとつは、逮捕、検察の取り調べを中心とする裁判。ミステリーとしての内容はあまり踏み込んでいないが、遭難に至る経緯を全体の半分以上を使って詳細に描く事、また裁判の過程を詳細に描く事によって、人としての生きざま、信頼、を扱っている。 笹本稜平さんの本を読んだのは初めてだったが、もっと読みたいと思った。 でも、登山は私はやっぱり良いや〜 読んだだけで怖くなった。 | ||||
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なんで、この作品にだれもレビューを書いていないのか ほんと不思議です。すごくいい作品です。 最近山登りブームとも言えます。 しかし自然の前では人はまったく無力で弱いもの。 そんな山登りで遭難の経緯 最近でも、万里の長城での遭難、 同じツアー会社での北海道の山での遭難 なぜ?こんなところで、どうして?と、 思う事故が起こっていますが、 少しでも山に登った事がある人 少しでも寒さがいかに人の命を簡単に奪うか 感じたことある人なら解ると思います。 私自身、富士登山で甘くみた軽装で登ったために 登頂はおろか寒さのために、『ああ、こうやって人は遭難して寒さで死ぬのか』と、 実感したこともあり 冬の海外スキーでも、 滑落の恐怖や、晴れていてもマイナス20℃となれば 凍傷の危機があること。 ガス(霧)っていれば天地も方向感覚もすべて失われること。 日常では感じることの少ない、遭難、死を感じたことあります。 人って案外簡単に死ぬんです。 だけど、人って凄く強くて優しくてってと、 森尾と篠原ひろみは伝えてくれます。 そして、これまた、今まさに、威信も何もかも失われつつある 検察、検事、 日本の司法制度 警察の力 誤認逮捕、証拠隠滅、証拠ねつ造 自白強要 こうやって冤罪は造られていくのかと 恐怖を覚えます。 これに、マスコミの刃が加われば 人ひとりの人生など木端微塵に砕かれてしまう。 そんな、いつ誰にでも、降りかかるかもしれない 人為的な悪意による死も感じます。 でも、この作品はそんな恐怖を身近に感じさせながら、 人の心の善意や希望、自然の素晴らしさを感じさせてもくれます。 サスペンスの要素も含みながら NZのアイスパイアリング山がどんなに魅力的か 「絶対、検察の取り調べは受けたくない!!」 そんなまったく別のところにあるものを一度に感じさせてくれる すっごく面白い本だと思います。 | ||||
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