黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞
評判
黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞の評価:
4.30/5点 レビュー 23件。 A ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞の評価:
4.30/5点 レビュー 23件。 A ランク
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秀吉の朝鮮征討の話でした。それにしても、題名の「黒南風」ですが「くろなんふう」と読んでしまいましたが、正確には「くろはえ」ですね。「南風」が「はえ」ですね。辞書をひいてしまいました。「南風(はえ)」は、主に中国四国九州で、「おだやかな順風」だそうです。
加藤清正配下の筒衆頭(鉄砲隊長)の佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮人の勘定方(通称、金宦)の良甫鑑(リヤンボカム)との話がメインで、秀吉の朝鮮征討での、加藤清正の話になるのですが、とはいえ、虎退治とかのイベントはなく、史実にそっていくような話ではあります。
佐屋嘉兵衛忠善は日本軍として朝鮮で戦っていたが、捕らえられる。佐屋嘉兵衛忠善は朝鮮語も話せたため、明軍に捕らえられても殺されることなく、「サヤカ」として朝鮮のために働くようになる。
対して、金宦は逆で、日本に捕らえられ、だんだん日本のために働く、というような、対称的な二人の話で、
ただ、お互いに知り合いだったりして、金宦の妹を佐屋嘉兵衛に助けられたりしています。
朝鮮征討は、まったく興味もなかったのですが、すこし興味を持てました。
ただ、地名が、いまいちよくわからんのですよね。
地図とかついてるんですが、地図を見い見い読むのもなぁ…と思いました。
もうすこし、工夫する余地が残っているように思えなくもなかったです。
また、朝鮮征討で、日本軍のなかで裏切った人がいたり、また逆に朝鮮側で日本に味方したり、そういうことがあったことは、なんとなく知っていたのですが、具体的に出てきたところが、とても面白い着眼点ではありました。
ただ、なんかドラマを読んでいるというより、歴史を追っている、という印象しかなくて、すこし物語のパンチが弱い気がしました。おもしろい小説ではあったんですけど、感動する、ということはなかったです。