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さまよう刃



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【この小説が収録されている参考書籍】
さまよう刃
さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃の評価: 3.83/5点 レビュー 340件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全243件 21~40 2/13ページ
No.223:
(5pt)

ハラハラする

最後までハラハラして楽しめる
さまよう刃Amazon書評・レビュー:さまよう刃より
4022579684
No.222:
(5pt)

作者全盛期の傑作

再読、このころの東野圭吾は、出版下、作品は、すべておもしろかつた、今は、少し枯れてきたか、駄作もたまにある。
さまよう刃Amazon書評・レビュー:さまよう刃より
4022579684
No.221:
(4pt)

完成度は高いが東野圭吾作品としては並

各登場人物達の行動に同情させられる点を子細に描く一方、逃走劇も緊迫感があり楽しめた。
ただこの手のストーリーは類似した作品が多くあると感じ、またこの作品からは東野圭吾の個性が感じられなかった。

日本の刑法は応報刑思想ではなく目的刑思想である。それが故に被害者側の感情は忖度されていないのが実情。今回のケースでは同情する人が多々いるのではないかと思う。個人的には情状酌量の余地がある一部例外の事件は除き、良心の呵責もないような犯罪は更生の余地もないと思う。それが再犯率の高さに現れてるではないか。小説ででてくるような更生を支持する派も被害者になれば意見を曲げざるおえないと思う。結局人間は自分の経験でしかものを言えず、法律を作る側の人間は99.9%殺人事件遺族ではないと思うため被害者側の感情が組み込まれない現在の司法になっているのではないか
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4022579684
No.220:
(4pt)

東野圭吾の中でも優秀作品

東野圭吾の作品は色々読みました。その中でも良かった作品は『秘密』『容疑者Xの献身』そして『さまよう刃』の3作品です。
装丁にも書かれている通り、大方、ストーリー展開も予想がつき、読む前はそれほど期待せずにいましたが、読んでみると全然違っていました。蹂躙された上、殺された愛娘への、単なる復讐劇ではありませんでした。著者の執筆力、表現力、心理描写及びストーリー設定等、すべての面で良くできています。
敢えて難点を上げるとすれば、ラストでやや分かりにくい所があったことぐらいです。
こんなに高揚しながら読んだ本は久々でした。是非、読んでみて下さい。
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4022579684
No.219:
(5pt)

悲哀に満ちた、重厚ミステリーの結末は?

あまりの面白さに一気読みしました。
この物語が最後どういう結末を迎えるのだろう?主人公は復讐を果たせるのか?それがとにかく気になって、ページをめくる手を止めることができなかった。それと同時に、結末にたどり着くのがどこか怖いような気も……。それぐらい、主人公に感情移入してしまいました。

それだけに、それだけにラストはやるせない気持ちでいっぱいです。そして、正反対ではありますが、貴志祐介さんの「青の炎」の読後感とかなり似通ったものがありました。(おそらくどちらの作品も主人公に肩入れしすぎてしまったからでしょう)

私にとっては衝撃的な作品だったため、読み終わった日の夜には夢に主人公の長峰さんが出てきました。

内容が内容だけに、気軽に人に勧める作品ではありませんが、こうも感情を揺さぶられ、胸が締め付けられるような苦しい作品に出会えたことを、とても誇りに思います。
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4022579684
No.218:
(5pt)

老父へのプレゼント

同年代友人達と読書会をしています。友人の勧めで入手。東野圭吾はもともと好きです。(父談)
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4022579684
No.217:
(5pt)

衝撃の生々しさが読み終えた後も蘇る作品。

以前ドラマで見たことがあるような、そんな朧気な記憶の中で手にした作品。冒頭から衝撃の生々しさに活字でありながら冷や汗ともつかない冷たさを全身に感じた。復讐に悶える父親。正義とは何か、法とは誰のためのものなのか、考えさせられる。分厚い作品だけれど読む手を止めることは出来ず一気に読み終えた。徐とは雨。平成の終わりとともに本作を手に出来て感慨深い。
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4022579684
No.216:
(5pt)

被害者遺族と少年法…考えさせられます。

東野さん作品の名作《手紙》では「加害者家族」に視点をおいた作品に対してこちらは「被害者家族」に視点をおいた作品になっており、双方両者の立場も深く考える事が出来ました。
復讐する側、逃げる側、協力者の心情など繊細にとても巧く描かれております。
「少年法」… 今まであまり深く考えた事は無く、単純に少年を守る為の法律だと思っていましたが、こちらを読んで「少年法」に対する考え方が少し変わりました。
東野圭吾作品は身近でいて、普段の生活の中ではあまり考えないような事柄を「テーマ」に、当事者等の心情を繊細に表現されており、毎作品とても読み応えがあります。ただの推理小説ではなく、色々な社会問題に対して深く考えさせられます。
また次の作品を読むのが楽しみです。
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4022579684
No.215:
(4pt)

議論を呼ぶ難解なテーマを、一方の考え方に偏らず無難にこなした東野圭吾らしい作品

少年法の理念と被害者の人権の相克と言うテーマがすぐに出現。ストーリーをどう展開し収束させるのか非常に興味深くこの大作を読ませてもらった。予想通り、スッキリとはしなかったが、うまくまとめるものと感心。さすがベストセラー作家である。
 議論を呼ぶ難解なテーマを、一方の考え方に偏らず相互に配慮をした気配りはさすがで、とても無難にこなしたと言う印象。作中で茶番劇と思えるTV番組があったが、たぶん東野圭吾はそれに近い演出を考えて書いている。近年の世論は少年法に厳しいが、そちらの考えに振り切れていない。だからこそ、スッキリしない終わり方なのだと思う。優等生的で無難なのである。
 良くも悪しくも期待を裏切らない、東野圭吾らしい作品だった。
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4022579684
No.214:
(5pt)

もう一つのテーマは「子に対する親の無償の愛」

遺族の復讐と少年犯罪をメインテーマとして書かれた小説であり、それに関しては多くのレビュアーの方が書かれているので、私は他のテーマについて書いてみようと思う。
それは、子に対する親の盲目的とも言える無償の愛。
読了した時
「子に対する親の愛情っていうのは凄まじいものなんだな」
というのを強く感じた。
本書には何組もの親子が登場する。そのどの親も子供に対して盲目的とも言える凄まじい愛情を持っている。

まず、被害者の親たち。
人間のクズみたいな不良に娘を強姦されて殺された主人公の長峰。そして鮎村。
この二人は自分の全てを捨て、命を懸けて娘の復讐をしようとする。

次に、長峰の復讐に密かに協力している和佳子の年老いた父の隆明。
娘の動向を静かに見守り、娘の様子がおかしい事に気づく。
そして、和佳子が長峰と行動を共にして復讐の場へ向かおうとしている場所に現れ、必死で和佳子を止める。
大事な娘に殺人の片棒を担がせるわけにはいかないと。

最後に加害者グループの親たち。
主犯格の少年に脅されパシリにされてた誠。
その父親は、息子も共犯にされそうだとわかると、息子の罪を少しでも軽くしようと必死で嘘を考え、嘘をつくように息子に指示をする。

長峰に復讐され惨殺されたアツヤ。
その母親は自分の息子が凶悪な強姦犯である事を信じようとしない。動かぬ証拠があり、わかってはいても見て見ぬふりをして息子を信じて「本当はいい子」だと庇う。

札付きのワルであり逃走している主犯格のカイジ。
その母親もまた息子を庇う。ババアと呼ばれ、金づるとしか思われていないのに逃走中の息子に送金をする。

どの親もわが子に対して無条件とも言える愛情を持っている。
凶悪犯の息子を庇う母親について、刑事の真野が
「母親というのは子供の事になると盲目になる」
と話をしていたのが印象的だった。

私には子供がいないので親の気持ちはわからないが、子供がいる親は本書の親たちみたいになるのだろうか?
レビュアーの中にも「主人公と同じ立場になったら私も同じように復讐する」と書かれている方が何人かいる。
では、加害者側の親の立場になったらどういう行動をするのだろうか?
子供から「無実だ」と言われたら、その言葉を信じて子供を世間体や法律から守ろうとするのだろうか?
少年犯罪のニュースなどを見ると、そうなる親は多いだろうなと思う。

親の子に対する愛情ってのは理屈ではないのかなと思った。
凶悪犯を庇う母親の気持ちも、自分が親になってみればわかるのかもしれない。

この物語のもう一つのテーマは「子に対する親の無償の愛」だと思う。
どの親、たとえ凶悪犯の息子を持つ母親であっても、子供に対する愛情は消えていない。
私は被害者の親よりも、加害者の親の行動に対して色々考えさせられた。
加害者の親の視点で物語を読むのも面白い。

何にせよ「親ってありがたいな」という気持ちになった。
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4022579684
No.213:
(5pt)

被害者の気持ち

一気読みです。映画セブンを思いださせるラストの状況。全てがハッピーエンドで終わるわけではありません。
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4022579684
No.212:
(4pt)

東野圭吾さんの作品は好きです。

被害者と容疑者と被害者に復讐を手引きする警察の人たち?
意外な結末で面白く読ませていただきました。
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4022579684
No.211:
(5pt)

さすが東野圭吾男

しばらくぶりに東野圭吾の作品を読みました。
やはり王道ですね。
当然ですが、一気に読めます。
内容が、復讐殺人ですから、ラストはやはりという結果になります。
でも、その内容は深いです。
自分だったらと思うと、考えさせられます。もちろん、殺人はいけないという当然の道理はわかります。
誰だって、復讐殺人をOKしてしまったら治安は保たれない、法治国家ですから。
ただ、これが他人事だったらそういいきれるかもしれませんが、それは、表面的なものであって、わが身に同じことが起これば、主人公と同じように考えてしまうと思います。
法律は人間が作り出したものですから、完全ではありません。
でも、どうにもやりきれない。
被害者が加害者になり、もともとの加害者が本当に社会に出たときに更生を望む遺族がいるだろうか?
重たい問題です。
そして、東野圭吾らしい、ラストがあり、驚きます。
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4022579684
No.210:
(5pt)

何が正しいのか

娘を殺された父親の復習劇を、主に父親、犯人、警察の目線で書く。

最近、東野圭吾作品を「手紙」、「天使の耳」と読んでいたので今回も犯罪者遺族の話になります。
正義の刃と復習の刃、どちらが正しいか。
法律は完全に正しいとは言えません。更正しない犯罪者がいます。救われない人もいます。
しかし、復習は復習を生みます。復習が正しいなんてことは無いです。

救われるべき人が救われ、犯罪者が更正する世の中になって欲しいです。

500ページありますが、夢中になってイッキ読みしました。
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4022579684
No.209:
(5pt)

すばらしい作品

心をえぐられるような感覚。犯罪の被害者が置き去りにされる現実、やりきれないものがあります。心に深く刻まれました。
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4022579684
No.208:
(5pt)

10年経ってもまったく色褪せない作品

少年犯罪を扱った社会的な小説であることは知っていたが、単行本の発売が2004年つまり10年以上も前の作品なので、
今読んでも心に響かないのではないかと心配して読み始めた。
が、そんな心配は無用だった。

一つの事件の顛末を、多くの登場人物の視点で切り替わりながら描かれている。
序盤は被害者の父(長峰)、犯人の仲間(誠)、刑事(織部)。
中盤以降では、長峰を助けるペンションの娘(和佳子)、過去に同じ少年のせいで娘が自殺した男(鮎村)の視点も加わる。

ストーリーは大きく4つの構成に分かれている。
1 長峰の娘が少年2人にレイプされ殺される
2 長峰が少年の一人を殺害する
3 長峰がもう一人の少年を探し、警察が長峰と少年の両方を追いかける
4 クライマックス

このうち読む人によっては「3」が長く感じるかもしれないが、3でたっぷりとページ数がさかれていることによって
時間経過による登場人物の心の揺れや、長期戦による疲労、加害者の家族の様子などが丁寧に表現されていて、
物語の重厚感が伝わり、読み終わった後はある種の虚脱感に襲われた。
そしてしばらく登場人物たちのその後に想いを馳せた。
さまよう刃Amazon書評・レビュー:さまよう刃より
4022579684
No.207:
(5pt)

面白かった

非現実的な部分は多少あるが、小説なので面白く一気に読み終えた。
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4022579684
No.206:
(5pt)

法律は正義の味方ではない、法律を犯した者を捕まえているだけ

法律は人間の弱さを理解していなく、正義の刃と信じているものは、本当に正しい方向をむいているのだろうか。本当に悪を断ち切る力を持っているのだろうかと、現状では結論を出せない問題提起がされている。

  脳科学の進歩によって脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことが解明されてきている。将来は、犯罪を犯した人間が更生できる資質があるのかどうかの判断を、脳科学を取り入れた法律を作って対処するようになるのかも知れない。
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4022579684
No.205:
(5pt)

裁きとはなにか

少年法を題材にしたとても重い話
さまざまなことを考えさせられた。正当な裁きとはなにか、遺族への救済とはどうあるべきなのか
さまよう刃Amazon書評・レビュー:さまよう刃より
4022579684
No.204:
(4pt)

被害者の無念、遺族の悲しみや怒り、それらはただ置き去りにされるしかないのか?

法律とは一体何を守るためにあるのか。
罪を犯した者が「更正できる」前提で作られたものだ。 決して被害者やその家族の為にある訳ではない。
無念を晴らす事、悲しみを取り除く為のものではない。 被害者を救うためにあるのではないのだ。
―――そのあまりにも無残な事件に、世論だけではなく警察すらも(もちろん表立って言葉にはできないが)その復讐を止める事を躊躇ってしまう。 さらに、原因は違えど「我が子を喪った」という共通の痛みを持つ人達が様々な形で復讐を後押しする。
予想だにしなかった密告者の正体に、誰もが驚愕する。
さまよう刃Amazon書評・レビュー:さまよう刃より
4022579684

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