■スポンサードリンク
幻夜
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 61~65 4/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はっきり書いてほしかった。とは云ってもわたしは本書を読んで、あまりにもヒロインに都合のいい結末、何がヒロインをそこまでさせるのかの理由が見えてこない、などの何とも云えない後味の悪さから、もしや自分が知らないだけでこれに続く(または繋がる)作品があるのでは、とここを覗いてみたわけで、前作らしきものがあるという情報を得たわけだけれど…、続編だと云う人もいればいや違うという人もいてますますわからなくなってしまった。まあ、自分で白夜行を読んで判断するのが一番いいのだろうけれど、もしこの作品が続編的な立場にあるとするならば、ちょっと不親切な作品といいたい。だって、本書だけでは、動機が見えてこなくて、なんとなく消化不良な読後感を持ってしまうから。おもしろくて、徹夜に近い状態で読みきったときにこの読後感はちょっといただけない、悲しいー、というのが本音です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾氏の作品を読むのはこれが初めてでしたが、ひっそりとした出だしから、地震を契機にして物語の展開が加速していくあたりでは、馴染みのない読者の私でも十分に深みに引き込まれました。その後も謎解きに直結する事実がテンポよく(あるいは気前よく)提示されるので、そのまま一気に最後まで読まずにいられませんでした。ただ、一番根本的な部分の動機といえるようなものが明確にされていない(ように私には感じられる)ので、読み終わってもなんだかすっきりしません。物語中盤での淀みのなさと、読了時のもやもやがあまりに対照的です。2000ピースのパズルを徹夜で仕上げようとしたのに、1ピースどこかに行ってしまって見つからないといった感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなか世評が高いようですが。巧者東野圭吾500ページを大きな破綻なく読ませる筆力は流石です。 しかし致命的な弱点があります。新海美冬がなぜ新海美冬でなければならないのかが、読者に伝わらない。説得力がない。類希な美貌と才能、パソコンを駆使して、外国語にも堪能で起業力もある女性が消してしまいたかった過去とはなんだったのかが見えてこない。 事件の全貌解明に一人執念を燃やす加藤刑事の人物造形にもくいたりなさが残り、もうひとりの主人公水原雅也と一緒に拳銃の暴発で死なせてしまうラストも余韻が薄い。 残念ながら名作『白夜行』を越えることも、続編たりうることも出来なかったというのが、私の評価です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美冬は筋金入りの「悪」である。そして女であることが余計にその怖さに拍車をかける。それだけに非人間的にさえ感じる彼女のバックグラウンドは読者は絶対気になるところだが、結局その部分が明かされぬままだったのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが東野さんだけあって、内容は面白いです。しかし、白夜行と比較するつもりは、ありません。表現手法も変わっています。あの、主人公達のアウトライン、もしくは、行間から想像する事でしか判らない、彼らの哀しみは、本書では出ません。もう少し、女性主人公の背景に何かがあるのが判れば、よかったのですが、私からは、欲望しか見えてこなかったのが、「白夜行」との大きな差になりました。でも、徹夜して読みました。久々です。あと、スクリーンセーバー気に入ってます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!