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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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東野さん読者であれば、この作品と「白夜行」とのつながりは自明であり、 この解説内容で問題ないと判断されたのかもしれませんが、 たまたま解説を先に読んでしまった私は、読み進める上でかなりテンションが下がりました。 「あとがき」「解説」を先に読む読者もいることを配慮していただきたかったです。 ミステリ系の作品においては特に、ネタばれにならぬよう要注意ではないでしょうか? 作品自体の内容については皆さんがお書きになっているとおりだと思います。 | ||||
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さすがは東野さん、一気に読めました。 飽きずに読めるし展開がなかなか読めない魅力はこの作品でも健在です。 でもね…ちょっとラストは無理がありませんか? いくらミステリー小説でもこれはちょっとないんじゃないかなぁ…。 | ||||
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白夜行の続編にあたる作品ということで、めいっぱい期待していたのだが、 正直拍子抜けだった。 白夜行では「亮司」と「雪穂」とを第三者の視点で見事に描き切っていたが、 本作では主人公「美冬」の描写がいまひとつで彼女の人物像が良く見えてこない。 結末もおおいに不満が残る。 | ||||
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超大作。 いわゆる名作『白夜行』の続編。 といわれている。 しかし、巧妙な記述は、『白夜行』を既読の人には、「ああ!」と思うところが多く、続編ということがわかる。 未読の人には、まったく独立した一つの作品として、違和感なく読むことができる。 それを両立させたことは、やはり作家の手腕である。 しかしながら、ドラマの展開としては、先が読めるところが多く、『白夜行』ほどのインパクトはない。 ファンにとっては充分読み応えのある作品であるが、それは『白夜行』あっての効果であり、独立した作品として評価すると、パンチが足りないなとおもってしまう。 ぜひ、続編が読みたいと思う。 そこまでそろえば、一気に表が変わることも考えられるな、と思った。 | ||||
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白夜行を思わせる作品です。 スト−リ−、人物描写どれをとってもすばらしく、引き込まれてゆくのですが、やはり名作白夜行の呪縛からは離れていず、超えるにはいたっていません。 しかしながら、白夜行の雰囲気を再度楽しみたい方、東野ファンの方にはお勧めできる作品で、硬いこと言わずに小説を楽しめる方には是非読んでもらいたい、面白い作品であります | ||||
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極限の状態は人の理性を失わせる。 阪神淡路大震災で被災した主人公は、被災時のどさくさにまぎれて殺人を犯す。 それを新海美冬という美女に目撃され、彼女に誘われるまま彼女の野望を実現させるべく悪に手を染めていく。 作者は非常に読ませる文章を書く、読んでいてどんどん世界に引き込まれていく。登場人物の人物設定も非常によく出来ていて連載小説なのに最後まで人物の性格や設定が崩れる事がない。非常に卓越した書き手である。 しかし、である。雅也を含め脇を固める人物があれだけ素晴らしく命を吹き込まれて丁寧に描かれているのに、ヒロイン美冬の存在や行動に現実味がなく。 彼女の心の内が見えてこない。彼女の心中はラストに彼女自らが語るが、それがあまりにも現実離れしていて、夢物語である。そこには彼女のキャラに似つかわしい聡明さも何もない。もう少し深いものであって欲しかったと感じる。 作品に流れる独特の世界、そして文章や構成力は流石である。読んで後悔はしないし、非常によく書けている小説ではあるが、これが東野さんの最高傑作のひとつだとは思わない。 | ||||
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内容は「白夜行」の続編に近いです。(明確に続編とは作者は言っていません) 魔性の女性が、その美貌と策略を駆使してのし上がっていく、というストーリー。 最後の方で、なんとなく「白夜行」の雪穂なのかなと思わせるような展開があります。 ネタばれになるので詳しくは書きませんが、年齢的に雪穂とは合わないはずが、辻褄を合わせられなくもない、そういう説明があります。 今回も基本的にはダークな話です。 長いです。 「白夜行」を面白いと感じた読者は読んでみて損はないと思います。 ダークでついていけないと感じた読者は読まない方がいいです。 私はどちらかというと後者ですが、その後の雪穂を知りたくて読みました。 | ||||
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「白夜行」の続編として読んでいたけど、本編中にはっきりとそう触れている部分は無い。 匂わしている…という程度だった。 救いの無い前編だったが、その続編のせいか、もっと救いの無い話となっているように思う。 話がやけにあっさりと終わってしまい、被害者の魂が浮遊してしまう雰囲気は拍車が掛かっている。 コレの前に福井晴敏・高村薫作品と文字がすごく細かい前後編を読んだせいか、比較的短時間であっさりと読めた。専門知識満載の細かすぎる背景とかが無いせいかも… 関西出身の作者が書いた震災の被害状況も読んでいて、知らなかったことも出てきて勉強になった。 全ての人を踏み台にして、誰も信じず、美と金を手に入れるも結局は堂々と表舞台に出れるような太陽は背負っていなくて、闇に紛れて生きていく先に何があるんだろうか? ココまで自分の人生を戦いの中に追い込んでも(追い込まれて入った戦場だけども)生きる事を諦められないと言う事なのだろうか? | ||||
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白夜行の続き、としても読め、白夜行の犯罪者側の心理としても読めるので、楽しめた反面、あー、またこうなのね、と思ってしまいました。中盤は一生懸命読まないと最後にたどり着かない、と感じますが終盤はあっという間に読ませます。東野氏の筆力には圧倒されます。しかし、ストーリーが一人歩きしてしまってやや詰めが甘いような気もします。海外に出た、ということはパスポートも作っただろうし、震災で何もなくなったとはいえ、顔写真が本当に1枚もないということはありえないのではないか。。。意外な終末にもかかわらず、やっぱりな、という結末で少々消化不良。 | ||||
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映像化を意識した作品。また続編を書きたいのかと思われる結末。今後はヒット作を模倣した作品はもう読みたくない。作者への今後に期待してます。直木賞作品を超えるものを・・。 | ||||
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物語の展開が「白夜行」と重なるところがあり、前作ほどの衝撃やドキドキ感は感じられないが、面白さは充分にある。 本作品は『老いと若さ』という不可避な宿命がひとつのカギとなっているが、足掻く姿が薄ら寒くもあり、滑稽ですらある。 なお、本書を読むならば、やはり「白夜行」を先に読むことをお勧めする。 | ||||
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白夜行を読んだ方からの勧めで読みました。その時、もっとすごいよと言われた訳が読後よくわかりました。 大きな街を一瞬にして破壊し焼き尽くした阪神大震災。多くの人の人生を狂わしたこの大災害に現れた新海美冬。彼女はここから自分の新しい人生を雅也という影の存在を供にし歩んでいく。雅也には二人の間には愛が介在していると言い続ける。しかし、その歪んだ愛を信じ犯罪に手を染めていく雅也は人間として当然ともいえる悔恨の念に囚われ苦しむ。一方で美容整形を繰り返していく美冬は美しい仮面を被ったモンスターになっていく。犯罪に隠れた二人の存在に気がつき追う刑事により、点だった犯行を一つの線にし美冬や雅也に迫るラスト。 しかし、この物語のラストは、白夜行に引き続き後味の悪いものになっている。白夜行は、雪穂と亮二の許されない愛によって救われたが、この物語には救いがないように思われる。 | ||||
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話の内容などは、白夜とほぼ同じ。時代の背景や登場人物などが変わっただけと言ったら言い過ぎだろうか。 とにかく後味が悪い。気分が悪い。ああいう女の人に男の人がはまる理由もわからない。 他の人を犠牲にしてまでも自分は這い上がっていく・・・そりゃぁ、自分はいいだろうよ。でも殺された人にも一応命はあるわけだからね。 奇麗事言うわけじゃないけど、だからと言って汚れまくるのもどうか。 後、現実にああいう化け物というか、完璧すぎる女はいないよ。 あれが東野さんの理想の女だと知った時、この女よりも東野さんにぞっとした。 後、もしかして美冬の最大の罰は、今後必ず訪れるであろう「老化」ではないだろうか。どれだけ整形を繰り返しても、老化には勝てない。勝ちたいなら、人工にならざるを得ない。でも美冬ならしかねないから恐ろしい(笑)女優では老化を気にして自殺とか言う話もあったらしいから、余程辛いのではないだろうか。自分は、それがやはり罰だと思っている。ラストらへんに、整形後の美冬が出てくるが、一瞬「グロテスク」に出てくる女かと思って焦りました。でもやっぱり「グロテスク」の女には敵わないけどね。 | ||||
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著者は「白夜行」を意識し、「その後」を匂わせるように書いている。 「美冬」は、「白夜行」の「雪穂」のその後だ。 それにしても読後感がこれほどまでに悪い書籍に出会ったことが ないという感想だ。 「面白くない」とか「最後がありきたり」とかではない。 とにかく「気分が悪い」のだ。 人間のえげつなさ・狡猾さ・生命への貪欲さを描き出そうとしたのかも しれないが、その純粋な想いよりも、その想いを達成するための計算が 勝ってしまったという印象を受ける。 この後味の悪さを、どう晴らしたらよいのかわからないほどに気分が悪い。 東野圭吾さんの著書を面白いと思ってたくさん読んできただけに、 非常に残念だ。 | ||||
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「白夜行」の雪穂と亮司には、少しではあるが、2人の絆が見えた。 しかし、「幻夜」の美冬と雅也の関係は、一方的に雅也が利用されているだけ。 「白夜行」よりもさらに狡猾で、酷薄な女を描いている。 現実世界でも女は、精神的に強く、したたかだが、男は非常に精神的に脆く、打たれ弱い。 女のたくましさを改めて実感させられ、一気に読まされた。 ただ、内容はほとんど前作「白夜行」と同じで、登場人物、時間軸、事件が変わっただけのように感じた。 これだったら「白夜行」だけでよかったと感じるのは、私だけだろうか? | ||||
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「白夜行」に圧倒され、余韻さめやらぬまま本作品を読みました。どうしても「白夜行」とダブってしまう部分が多かったのですが、一気に読ませる作品でした。比較してはいけないのかもしれませんが、「白夜行」は読むにつれ2人の切なさが胸に迫ってきて感動しましたが、本作品の2人はなんだかなあ・・・。どうしてもラストが納得できず悶々としてしまいました。東野さんのファンとしては、続編に期待します。気合い入れて読み過ぎたかな? | ||||
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白夜行でのラストがああだったんだから、幻夜のラストはもっと違った形にして欲しかったです。それにしても、加藤刑事が個人的に嫌いなキャラクターでした。もしや作者も嫌いだったんでしょうか。。。だからあんな最後に?同じ作者が書いたものだから、2番煎じとはいえないですが、(むしろ続編として書かれているように思われますが)前作と全く同じテーマで、前作を超えるところが見つからない気がするので星3つに。読み止らず一晩で読んでしまったにしては、かなり辛口ですが。 | ||||
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手に汗握らされた「白夜行」の続編とはいわなくても、そう考えても可のこの作品。がしかし、美冬は雪穂を越えられなかった。それは、やっぱり亮司>雅也という事だけではなく、謎解きの部分が既に明白になっているからか?そしてラスト・・・これは救いがないというより作者の怠惰では?と思ってしまう。あ~~~ワタクシも消化不良!もしやまだ続く?? | ||||
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はっきり言って、白夜行は期待はずれで、この幻夜では・・・・と思ってたのですが、気に入りません!阪神大震災を利用して、人間が入れ替わるというところでは、なんと!と驚き、読み進めましたが、最後が良くない。小説で、すべてをはっきりさせる終わりは好きじゃないのですが、これは、はっきりさせてほしかった。そこに至るまでの動機がよくわからない。せっかくハードカバー買ったのに。なんだかな~ | ||||
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前作に続き面白く読めましたが、ラストは後味が悪いですね。テレビ番組でいえばいいところで「つづく」と出された感じです。続きがあるなら許せますが、これで終わりだとしたらちょっと納得いきません。 | ||||
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