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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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白夜行の続きということで、あの女はきっとあの女なんだろうなぁと思いながらみてるんですが、結局最後まで明らかにはされずさらにやな終わり方で女は怖いと思う本でした。書き方的には、誰が何をしたかが読者にわかるようにはなってるんですけどね。 | ||||
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多少ネタバレ含みますので注意下さい。 「白夜行」、「幻夜」ともに面白く読ませて頂きましたが、「幻夜」に関していえば、作者もこれを「白夜行」の続編とは言っていないとの事で、そういうあいまいな形にしているが為に中途半端な作品となっている気がします。もし続編であるならば、美冬の「冷酷」ぶりにもそれなりに感情移入出来るが、そうでなければただの「怪物」となってしまう。ただし続編と捉えるといくつか前作との矛盾点が生じる(例えば別人にならねばならなかった理由に説得力がない)。個人的には続編であるとはっきりさせて、その前提で矛盾のないように作り上げて欲しかったと思っています。 | ||||
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白夜光の続編として読まなければ良いと 思うが、続編としてみるとちょっと想像 していた世界観とのずれがあるような気が します。こんなんなのかなあ? もうちょっと美冬の設定を変えた方が よかったのではないかなあと私としては 思いました。これではただの頂点まで 上りつめることのみを考えている嫌な 女な感じがしてしまいます。 | ||||
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物語に引き込まれ一晩かけて読み耽りました。 終盤を迎える頃には外が明るくなり始め薄明るくなる部屋でゾクゾクしながら読んでいたのですが。 が、ラストの終わり方で拍子抜け。 どうしてここまで頑張って読んでいたのだろう?と後悔してしまうくらい。 この方の小説は3作しか読んでませんがそのどれもがラストに納得できていません。 ラスト以外は本当に面白いと思います。 | ||||
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イベント毎の展開は面白いんですが、 全体的な共感はしきれないというのが正直な感想・・。 阪神大震災だから、というのでかなり強引なオチになっている気がします。 リアリティがもう少し伴えば、良い作品だったのに、 と少し残念に思います。 東野作品が好きな方は、読んで損は無いと思いますが。 | ||||
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悪いですね。 あれだけ太い本を一気に読ませる東野圭吾の筆力は素晴らしいです。 もちろん白夜行を読んでからのほうがいいと思います。 うなじに二つ並んだほくろあたりから美冬の正体が徐々に明らかになります。 特に最終章は息もつかせぬ展開でラストで一気に読ませます。 が、ラストでがっかりでした。 あれではあまりにも雅也が救われない……。 白夜行では雪穂の行動や性格の背景となる辛い過去やそれによって築かれた亮司との絆なんかが物語に重みを持たせていたのですが、幻夜では美冬はただただ悪女です。 亮司と雅也は役割的には似ていますが、亮司のほうが雅也よりも冷酷で、過去背負ってる分雪穂との絆も強いですね。 雅也は亮司よりももっと普通の人間で、それゆえに美冬のパートナーという荷は重すぎた、といったところでしょうか。 とにかく、雅也は美冬にとっては単なる持ち駒の一つで二人の絆はあまりにも希薄すぎる、といった印象でした。 続編に期待です。 | ||||
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メインの一人、雅也の行動が不自然すぎて説得力に欠ける…というか、“無理やり”感満載。震災まで普通の一般人として生きてきた雅也が、愛する女(美冬)に指示されたからといってそんなことまでできるとは思えない。美冬に従順になる心理が理解できない。動機付けが弱い。皆さんが書かれているとおり、最後まで美冬の目的もわかりませんし、常人には理解しがたい話しだと思います。阪神淡路大震災を取り上げたところと、話しの伏線の張り方は好きですが。 | ||||
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読んでる最中は、 新海三冬って一体全体何者なの? その思いだけで この本の約3cmの厚さなんて へでもなく、夢中で読みました。 そして結末。 えええええ(怒) と言わずにはいられません。 確かに途中まではとっても 「白夜行」してるのですが、 ここまで読んで結果それかよ! みたいな。 東野圭吾大好きなのですが ここまですっきりしないのはびっくりでした。 すっきりしなくてもいいかたはぜひ。 | ||||
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私はこの「幻夜」を読み、あとがきで「白夜行」の続編的な話であることをを知りました。それで、たしか「白夜行」ってドラマ化されていたよな〜と、ネットでドラマのあらすじを読み、罪は雪穂の悲しい過去によって犯されたものであると同情し、平凡な幸せを持つ者を忌み嫌う感情に心から共感することができました。その後で遅ればせながら「白夜行」の原作を読ませていただいた次第で・・・。 雪穂=美冬の図式を知らずして「幻夜」だけ読むと、美冬のあくどさに辟易するほど嫌悪感を抱くのですが、雪穂のかわいそうな身の上を思えば、数々の悪行は、その憎しみや世の中への復讐心からくるものであると理解もできる気がします。が、ここまでやるか?!しかも自分の手は汚さず、健気にも慕ってきてくれる男を利用し尽くして!!とも思います。 私達女性の心中には常に、大なり小なり、妬み嫉みなどの黒い感情が潜んでいるものですが、実際には妄想の中でしか相手をおとしめることなどできずに暮らし、フラストレーションを抱えながら無難に生きている・・・そんな女性たちの鬱憤を、せめて小説の中でくらいは晴らしてあげるわ、っていうのが美冬なのではないでしょうか。 でも本当に美冬のような哀しい女性がいたとして、その魂はどうやったら安息できるのでしょう? え?彼女は安息など求めてはいない?では巨万の富、名声、おいしいご飯、究極の美etc・・・すべてを手に入れたとき、どうなるのでしょうか? 「幻夜」の続編で東野さんにそのへんのところをうまく消化してもらいたいですね。 「幻夜」のドラマ化も観てみたいものです。その際キャストは・・・ 美冬・・・小雪 雅也・・・小栗旬 ゆうこ・・・相武紗季 頼江・・・萬田久子 (加藤・・・安部サダヲ) なーんて、いつも小説を読むとき、こんな風に俳優さんをイメージしながら読んでます。 | ||||
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続きも気になるし読みごたえもあって面白いです。面白いんだけど、あんな分厚い一冊を読み終えた感想は、『男ってほんっとバカだなぁ』の一言でした。ルックスがよく色っぽくて、自分の性欲を満たしてくれる女の言う事なら、ここまでやるか、と。三作目では、これでもかと言うほどにこの女をけちょんけちょん(笑)にして欲しいです。 | ||||
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明確な位置づけはされていないようですが、白夜行の続編と考えていいと思います。 前作同様、かなりのボリュームでしたが、一気に読ませる力は一緒です。 前作は、主人公二人の内面を描かずに展開されていきましたが、 今作では、主人公二人の心のやりとりも展開されていきます(女性のほうは表面的な部分だけですが…)。 となってくると、どうもその感情に共感できないためか(あまりにも行動が短絡的で)、ただイマイチなサスペンスかなと…。 白夜行の続編を思わせる伏線が出てくるまでは、 正直、結論だけ気になるからとりあえず読んでおこう、というだけの小説でした。 前作とのつながりを思うと、美冬の行動にもある種の切なさを感じられるのですが、 本作ではそこまでは描かれません。 続編はあるのか? そこでは本当の美冬=雪穂は描かれるのか? そこがあれば、この作品の持つ意味も変わってくる気がします。 | ||||
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「誰もが幸福を追求する権利がある」ことは憲法に明記されている。 ただし、それは他人に害を与えない限りという条件つきだ。 主人公は冒頭から自己利益のためだけに一方的に他人を害し、しかも 平然と良心の呵責もなく、遺族との駆け引きをまんまと切り抜けている。 父親が詐欺にあった、頼りない親類が父親の自殺を見過ごした、だから 復讐してやった、そんなことが認められるだろうか?同情できるか? 震災に直面した主人公は、物語冒頭から悪魔に魂を売った鬼畜だ。 その鬼畜が、自らの罪を償うこともなく、その後も悪魔に魂を売り続け、 はたして「幸せ」になれるだろうか?むしのいい話だ。同情の余地はない。 「幸せ」になるために手を汚し続けるのか? 人の心を売り渡してしまった鬼畜は、もはや目的と手段を判断するための 人としての理性も失ってしまったのか。 なぜ気づかない?手を汚すから「幸せ」からドンドン遠ざかるのだろう。 この鬼畜にも更生のチャンスは、何度もあったハズだ。 被害者の娘婿が来た時、食堂の無邪気な娘に出会った時、右手を失った 同僚の告白を受けた時、なぜ自らの業に気づき、なぜ改心できなかったか? 幻と気づきながらも九章・京都帰りの決断は、あまりにも愚かすぎる。 主人公の業は重い、救いようのない哀れな男だ。 この物語は未完だ、悪魔の結末は次回作に期待する。 PS●『マクベス』『ゲームの達人』を日本向けにスケールダウンした 様な作品だ。サリン・ストーカー・ねずみ講・カリスマ美容師…と 95年〜世紀末にかけての時事ネタが、テンコ盛りの犯罪ミステリだ。 僕が読んだ08年には、中国四川省・岩手県と立て続けに地震が起きたが 人の本性は、こうしたパニックに直面した時にわかるんだな、この読書で の収穫は、自分がパニックに直面した時、理性的に行動できるだろうか という自問を得たことだった。 | ||||
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僕は、東野圭吾さんの作品で「白夜行」を初めて読みました。そのときは、計算高く、冷酷な唐沢雪穂というキャラクターにとても引き込まれました。この女は何者なのか、最後にどうなるのかとワクワクしながら読みました。そして、この「幻夜」を読みました。読み始めてまず思いました…「あれ、この女は白夜行の唐沢雪穂とキャラ同じじゃん」と。それから、なんとなく起こる事件もこの女が影で糸を引いてるんだなと予想がつき、マンネリ感を感じて、白夜行ほどの興奮を感じることは出来ませんでした。最後の展開も白夜行とは違って、新海美冬は殺されるのかなと思いましたが、似たようなもので、拍子抜けしました。しかしながら、物語自体は面白かったです。人物描写が巧みで、いろいろな人間の人生をのぞき見ることができます。 | ||||
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東野圭吾ゆえにPerfectを求めてしまうせいか、終盤からのバタバタした展開にがっかりしました。確かに面白いです。引き込まれます。だからこそ、最後はもっと丁寧に仕上げて欲しかった。盛り上げて盛り上げて…え?これですか?って感じでした。 | ||||
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作者の展開力で、一気に最後まで読めるし面白いけど、白夜行ありきの話。これを先に読んですごい面白いと思った方は白夜行を読んだら凄すぎてぶっ飛んじゃうだろう。白夜行との決定的な差はヒロインの魅力の差だ。白夜行のヒロインは哀しみを背負っていたが、この作品のヒロインにはそれが無い。 | ||||
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白夜行の続編、というか二番煎じの感じがした。 読者を引きつけていく筆力はさすが。 しかし、単独の作品としてみた場合肝心の美冬の「消したかった過去」 が全く説明されていないところに不満が残る。しかも大震災というきっかけ が有ったといえ、そんなに都合良く消せるものなのだろうか。 ラストも「あれれ」という感じだが、東野作品らしいといえば、言えなくもない。 多少のご都合主義に目をつぶれば、十分楽しめる。 | ||||
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私は白夜行を先に読んでいたので、この作品を読み始めてすぐに「うわ、また白夜行と同じ展開だ・・・」と感じ、一旦は読むのをやめました。白夜行を読んだ人には分かると思いますが、読んでてせつなくなるし、全く希望がないからです。 でも、結局読みました。すごく分厚いですが、5時間くらいで一気に読めます。それほど話自体はとても面白いものです。でも終わりはやっぱり悪は勝つんだ・・・。読み終わった後は虚しい気持ちになります。他のレビューにもあったように、私にはどうしても白夜行の二番煎じにしか思えません。どうしてそこまでして同じ展開を書きたかったのか?東野さんの意図がまだ私にはつかめていないようです。 | ||||
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『白夜行』とリンクしているらしいが、どこら辺がリンクして言うのかよくわからなかった。 言い訳ではないが、年度末のバタバタの中で読んでいたのでストーリーを追うのだけで精一杯だった。 次回作も予定されているようなので、通して読んでみたい。 しかし、魔性の女・美冬は何者なのか? 自分が置かれた状況を最大限に利用できる才能はすごいですが・・・ | ||||
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白夜行もそうであったが、読み終わった時になんとも後味が悪い。 しかしながら、読んでいる時は、東野氏のテンポの良い物語の展開と、先が気になるストーリー性で、時間を忘れて読みふけてしまう。 それにしても主人公の美冬は、恐ろしい。自分の今後の人生において、このような人間と出会わないことを祈りたいと思う。 | ||||
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東野圭吾の本は実に読みやすい。あれよあれよというまに話が勝手に展開していくから。本書も一気に読みとおせた。読者を飽きさせずにこれだけのページを引っ張るのはスゴイと思う。でも…「白夜行」の二番煎じというか、やはり前作がよかったからこの作品は続編だと思いたくないなぁ。前作は、行間から滲み出てくる切なさとか白夜の中での二人の絆の強さとか、色々と想像をかきたてられる伏線がいっぱいあってもう完璧だったのに、わざわざ繋がりを持たせた続編をつくらなくても…完結編が出たらまた評価は変わるかもしれないけど。今作のファムファタルというべき美冬。はっきりいって周りの男は簡単に振り回されすぎではないだろうか。美人で頭がいいのかもしれないけど、本書では傲慢さが所々かいま見えてウンザリしたし、ここまでする?と思う位残酷。なのにストーリーはうまく行きすぎる位美冬に都合よく進んでいくし、謎が解けていく過程もテンポが良すぎて緊迫感の欠けらもない。ご都合主義な感じが全面に出てしまっていた気がする。本作は、完全に独立した作品として「白夜行」とは別物として読む事もできるけど、白夜行が好きな人以外は特に読むほどじゃないと思う…単に傲慢で残酷な悪女に振り回される男の話だから。とはいいつつも、完結編が読みたい気持ちは止められない。笑。 | ||||
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