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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 381~400 20/24ページ
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切ないくらいの夫の愛する妻に対する嫉妬 男の私にはよくわかりました 女性はばっかじゃぁない?と 覚めた目で見てしまうのかもしれない 広末涼子でかつ映画にしてしまったのは大失敗でした 心の葛藤を映像にするのは難しい この本は 読めば脳に 映像が浮かんでくる大作です 是非夫婦恋人同士で読みあって 語りあいましょう | ||||
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愛の形の物語だと思います 小説で泣いたのは初めてです これは男性と女性とではかなり印象が違ってくる作品でしょう 自分は男なので平介に気持ちが入って、最後は泣きました でも直子の立場で考えても、やはり泣ける物語です 夫婦揃って読んでもらいたい本ですね | ||||
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作者が普通小説へ転向してからの代表作で、映画化もされた。妻と娘がバスの事故に遭い、妻は死亡、娘は生き残ったと思いきや、娘には妻の心が宿っていたというSF的設定。この状況の中で、夫婦愛、家族のあり方等を問う感動作。(娘の姿をした)妻が女の子から女へ変貌していく様に嫉妬を覚えながらも、温かく見守る父。夫婦間の性の問題もきちんと取りあげられている。妻と1人の子(男の子だが)を抱える私にも訴えるところは大きかった。作者の巧みなストーリー展開と心理描写で、このSF的設定を無理なく読ませる。最後にちょっとしたミステリ味があり、これが妻が夫に残す最後の"秘密"になるのだが、この辺も泣かせる。東野ファンならずとも、お勧めの一作。 | ||||
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読み終わるまで仕事が手に着かなくなりました。 最後までぐいぐいと引っ張られます。 彼の作品はこれを含めてまだ3冊しか読んでいません (あと「白夜行」、「容疑者Xの献身」) が、特にこの作品はのめり込みました。 「傑作」と銘打ったものはたくさんありますが、 この作品は間違いなくそれではないでしょうか。 ラストの「秘密」に触れたとき、驚きました。 おすすめです。 | ||||
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物語の設定は明らかに非現実的でミステリーというよりSF小説という批評があるのは頷けます。でもSF小説でもない。著者は、ある極限的な状況における主人公二人の心理を描くことを通じて、愛とはなにかを問いかけるんじゃないかなあ。 自分を主人公に重ね、感情移入することができれば感動できること間違いなしです。「普通の状況」の常識からすると受け入れにくい行動もあるけれど、「極限的状況」を感じることができたらこうしたエピソードひとつひとつが心に響くと思う。 読み終わって、自分が「極限にいない」ことの幸せを再確認させてくれる、そして相手に対して優しい気持ちにならせてくれる小説です。 | ||||
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「宿命」と「秘密」と続けて読みましたが、 ラストが秀逸だとの評価が高い東野さんの作品の中でも この「秘密」は特に驚きの結末でした。 あらすじを読むと「転校生」などにも見られる ありがちな設定だと、正直あまり興味をそそられなかったのですが もう本当に最後の最後にはやられました。 このラストはあまりにも切な過ぎて 納得できなかったのですが(直子の決断にも) もしかすると、この結末だからこそ 心に深く残ったのかもしれません。 個人的には、ラストに受けた驚きはこの数年読んだ作品の中でも ベスト5に入ります。 夫の気持ち、妻の気持ち、母の気持ち、自分でも収集のつけられない 気持ちの揺れがラストまで非常に上手く描かれています。 | ||||
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“秘密”… それは誰しもが抱えているもの… 自分1人だけのもの、2人だけのもの、複数人の間でのもの… 軽いもの、重いもの… この世にはいろ〜んな“秘密”が星の数ほど存在します。 そんな“秘密”というものを取り上げたのが本書です。 さらに、本書では今まで出会ったことのないような“秘密”に出会えること請け合いです。 そして、最後になぜ題名が『秘密』になったかを知るでしょう。 ソレデハ… | ||||
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本編中は起こるとは考えにくい物語ですが、やはり自分と置き換えるように読んでいましたが、ラストは「え〜!!」って感じです。絶対自分では無理です…直子の気持ちに複雑な感情を抱きました。ラストはきっちり軽く裏切ってくれていますので最後まで飽きませんよ〜 | ||||
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『悪意』は、人の悪意――殺人の動機、すなわちホワイダニットを追及した作品だった。それはそれでよかったのだが、私はこの作品を、『悪意』以上に人の心の怖くて深い場所を描いていると思う。優しさや愛は、決して幸せばかりを生まない。この作品のように、お互いを想いあっても不幸になった(と、私は思うが……解釈は千差万別)二人がいる。作者がこういう読まれ方を想像したとは思えませんが、『生きるってなんだ』『愛って何だ』と、感動よりも深く考えさせられる作品と感じました。本当は、悪意より『愛』の方が怖いモノなのかもしれない。 | ||||
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ほかの人が書くほど、最後では泣けなかったけど、途中で、主人公ではない人のエピソードで泣いてしまいました。 自分も親になったばかりなので、子供を思う気持ち、夫婦としての気持ちなど、改めて考えさせる箇所も多かったです。そしてその愛情、嫉妬ゆえに、後になれば”どうしてあんなことを”と思うようなことをしてしまう人間の馬鹿さ加減も共感できました。 ほかの書評を読むとエンターテイメントといって貶めているひともいますが、これは文学とかエンターテイメントとかいう枠を超える素晴らしい作品だと思います。家族を持つことの幸せさ、人に愛され愛する、人生の喜びを改めて思い出させてくれる作品です。 | ||||
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最後のオチを批判する方々は少なくありませんが、今思えば僕は素晴らしい作品だったと思います。確かに、読み終わった直後は、とても切なく複雑な心境でした。思い出すと今でも、切なくなります。しかしどうしてか、また読みたくなってしまうんです。この作品はこれからも僕にとっての愛読書です。是非!多くの人に読んでもらいたいです。 | ||||
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読みながら何度か涙を流してしまいました・・・そしてその結末、今度は本当にエンドレスの涙(あまりにも陳腐な表現で自分の文才の無さが悔しい)。知らず知らずのうちに小説の中の状況を現在の自分の家族に置き換えてしまい、せつなくなります。この物語は(ある種の)SF小説なのですが、著者の手にかかると完璧なリアリティーを持った話になります。少女(小学5年)から自立した女性への成長をたどるひとりの娘とその両親(?)、世界中どこにでもある家族構成、物語全体の設定はだれにでも当てはまるので、余計に感情移入してしまいます。物語りの結末はある種ハッピーエンドではあるのですが、最も悲しい結末でした。前半部にそっと配置された重要な伏線、これによりこの物語に一層のリアリティーと悲しみが・・・・。これは小説なのですから、登場人物のその後はないのですが、それを考えないではいられませんでした。特に、ご主人はどんな気持ちで・・・・・。もし自分がご主人なら、結局、皆を不幸にしてしまうことがわかっていても最悪の手段をとってしまうのでは、と考えてしまいます。 すでに映画化された作品だそうですが、映画を観て無くて本当に幸運でした。私にとって(超)感動の一冊かな・・・。 | ||||
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この著書の題名については読んでいる途中では、娘の身体に妻の精神が宿ったことを周囲に秘密にしているから「秘密」というのだろうと安易に考えていました。 しかし、最後の数ページに本当の意味での平介にとって思いもかけない「秘密」があったとは・・・。 夫としての立場と父親としての立場の狭間に苦悩しながらも何とか自分を戒めて生活して、娘を送り出す平介にとって最後の「秘密」はとてつもなく過酷なものでした。 東野さんの著者にはいつも驚かされてしまいます。 でも、そのなかでもこの著書には驚きと同時に物悲しさが残り、何ともいえない気持ちになってしまいました。 | ||||
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幸せな家族に複雑な運命がふりかかってきてしまぅが、戸惑いながらも懸命に生きることにはとても感動しました。子供のために後悔しないよう代わりに生きること、相手が一番幸せになれる道を選ぶこと。最後の秘密には驚きました。 | ||||
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この作品は、東野作品の中で一番 読み終わってからもいろいろ考え直される作品でした。 読み終わったあとの感想は「呆然」や「虚脱感」という言葉がぴったりでした。 そして、一番「誰かにこの感想を話したい」とも思いました。 ここのレビューは「なるほどなぁ」っという感想です。 男目線と女目線で感じ方が全然ちがうんだなぁっと。 私は男ですが、まさに男目線でこの話を追ってました。 そして、ラストには虚脱感しか残りませんでした。 もちろん、話は面白かった。 ありえない設定だけど、それでも読みいってしまう物語の面白さと、 それに伴う作者の文才には驚かされるばかりです。 ただ、やはりラストが衝撃的すぎました。 平介のその後を考えると、悲しくて仕方がありません。 ひとり残された平介。彼は今後再婚することも無く、 そして、風俗に行くことも出来ず、そして 直子と満足に会うことも出来ずに一生を終えるでしょう。 それと、直子と○○した△△さん、 それに直子自身、と。 ラストは誰一人、幸せになれませんでした。 特に△△さんは、運転手の妻で、過労で死んでいった 方とダブります。 私は、小説や映画は常にハッピーエンドでなくてもいい、 むしろハッピーエンドでないほうが面白いと感じる人間ですが、 今回だけはあまりにも悲しすぎる結末。 もっと他の結末はなかったのだろうか? これ以上の結末は存在しなかったのだろうか? 本当に、この話はこのままで終わってよかったのか? などと、読み終わったあとでも何度も考えさせられる作品でした。 (これが東野さんの狙い??) | ||||
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終始、主人公平介の視点で描かれています。(ただ途中で平介を彼と表現するところがあり、その部分はちょっと興醒め) ですが、自然と平介と気持ちを共有でき、それだけに読んでいてかなり辛くなる作品でもありました。 そして最後の大どんでん返しには、ただただやりようのない脱力感を感じずにはいられませんでした。 | ||||
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現実的なおとぎ話でした。「おとぎ話」では、イメージが伝わらないですので、正確に言えば「御伽噺」。 非常に設定も人物の心情も描かれています。 東野さんの作品は、あたり・中あたり・ん〜が多くて、 これはあたりに入ります。 昔、広末さんの出てる映画ということで、読む気がしなかったんですけど(ちゃらい話だと思ってました)、読んで感心しました。 よく出来ている。心をかき乱す作品で、よく心情が伝わりました・ 子供でけではなく、彼女がいる人は読むといいと思います。 自分がついしがちな行動を客観的に見れます。 愛情は、異性であれ子供であれ結局は同じものなんだと感じました。 | ||||
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どんな姿になっても妻を愛し続けるというロマンチックなファンタジー作品 かと思っていたのですが、そんな生易しいものではありませんでした! とても現実的で重厚で、読み応えがありました。 読後すぐ、それまでの伏線を別の人物の視点から読み返したくなりました。 ただ、性的な描写が露骨で気になりました。 成長期の娘の現実や夫婦愛の形を描くために必要だったのかもしれませんが、 少々嫌悪感が残りました。 | ||||
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とにかく切ないの一言です。 運命のいたずらで娘の体に母親の魂が宿ってしまったために、翻弄される父親ととまどう娘。 こんな設定にした東野さんは罪深い人です。 「秘密」というタイトルは全部読みきってしまうと感慨深いものに見えてきます。 荒井由美の「翳りゆく部屋」を聴くたびにこの本を思い出し泣きたくなってしまいます。 | ||||
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切なさの袋小路に押し込められたような、なんとも重い読後感でした。入念に隠された秘密、何年も隠しとおされた秘密、それが最後に明らかになります。主人公は秘密を知ってしまったことを秘密にしてエンディングをむかえます。その後の彼らはどうなるのでしょうか?秘密が明らかになり、新たな秘密ができて終わります。主人公が心にしまった最後の秘密こそ、タイトルの「秘密」なのではと思います。何年後かに主人公が心に秘密をしまいこんだまま、過ごした日々が明らかになるときのことを思うと、心が苦しくなります。なんとも重くせつない愛ですね。 | ||||
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