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秘密



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【この小説が収録されている参考書籍】
秘密
秘密 (文春文庫)

秘密の評価: 4.07/5点 レビュー 648件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全484件 341~360 18/25ページ
No.144:
(5pt)

どこまでも切なく、美しい物語

読み進むうちに物語にのめりこんだ。最後には驚愕した。
最後の1文まで目が話せなかった小説に出会うのは何年ぶりだろうか・・・
冒頭の悲しい事故のくだりから、いきなり泣いてしまった。描写が簡潔だが
的確なため、容易に自分を主人公に重ねることができたから。。
そして訪れるひとつの奇蹟。心に射すわずかな希望。だがそれは同時に心に
降り積もっていく切なさの始まり。。。
この物語は実にさまざまなテーマを読者に提示する。夫婦愛、親子愛、相手を
思いやる心、女性の自立、中年男性の孤独、加害者と被害者の心、そして
さまざまな愛の形について。。。
物語の随所にちりばめられた伏線がいたるところで活きてくるのも見事。
タイトルのもつ深い意味にも脱帽だ。さまざまな人から絶賛されるのもうな
ずける。
白夜行等とは全く違ったテイスト。この物語は傑作だ!
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.143:
(5pt)

愛する人の幸せをいちばんに考えるって難しい

読み終わった後、こんな複雑な気持ちになった本は初めてです。
かなり面白く構成されていて、読みやすい。
登場人物の心理がダイレクトに伝わってきます。
自分が愛する人の幸せをいちばんに考えるって、
言うのは簡単だけど、実行するのは簡単じゃない。
ラストに出てくる予想外の展開は、
「えっ!そういうことだったの!?」と思わず声に出してしまう程圧倒されました。
読者の予想を良い意味で裏切ってくれます。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.142:
(5pt)

辛く切なくそして美しいストーリー

以前テレビで映画を見た記憶がある。
かすかにラストシーンを覚えているが、
ロングセラーということで読んでみることにした。
内容は文句無しで面白い。
直子が第二の人生を歩む中で、己の道を突き進む直子とそれを渋々認める平介。
「勉強がしたいの」「あたしは藻奈美に、とにかく自立できる女性になってほしかったの」
「この奇跡を無駄にしたくないのよ」
これらの台詞に女性としてのかっこよさを覚える。
そして永遠に語られることのない秘密。
この一連のストーリーは無駄がなく美しい。
後からじわーっと込み上げてくるものがある。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.141:
(5pt)

どうしてもこのラストは『腹に落ちない』

初めて手にして読んだ東野作品でしたが、あまりのラストに
ショックを受け、その後暫く東野作品を読むことができなく
なりました。小説の中のしかも非現実的な話とはいえ、どう
してもこのラストは腹に落ちません..。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.140:
(5pt)

究極の愛

京都のとある歌い手さんが
『ほんまに良い小説でした。(中略)とにかく一度読んでみてくだ〜さい。』
っとブログに書かれていたので読み始めると...
(◎θ◎)こんなんアリかよ?みたいな...。
もって行き場のない悲しみや怒り、割り切れない思い...受け入れられそうにない事実を目の当たりにした時の揺れ動く感情が見事に描き出されている作品でした。
自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ。。
自分を殺して生きることができるだろうか???
この本は“ 究極の愛 ”を描いているの...かも知れない。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.139:
(5pt)

最後の数ページが肝

最後「え?え?え?・・・えええー!」と
声を発せずにはいられませんでした。
そして最後まで読み終え、直子の決断に号泣です。
本を閉じたのにやりきれない気持ちで
涙がしばらく止まりませんでした。
中盤までは、心は妻で体は娘でありしかもその体が成長していくことに
お互い悩み葛藤していく様子には
自分がもし主人公の立場でもそうなるだろうなぁとか
体が娘になった場合の妻だったら同じように考えるだろうなぁと
共感できたのですが、やはりポイントはラストです。
こういう愛の形もあるのねと。
既婚者の方であればぜひ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.138:
(5pt)

気が狂いそうになります

感情移入させられすぎて気が狂いそうになります。
あらすじなら100字程度にまとめられそうな話なのですが、
本当にすごい作家さんです。
途中で読むのをやめて寝るなんてできないので
まとまった時間のあるときに読まないと次の日の仕事が辛いです。
でも、感情移入させてなんぼの本なので男性向けかもしれません。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.137:
(4pt)

もし妻が娘になったら、をシミュレートする小説

平介の妻と娘が事故にあい、妻は死に、娘は植物状態になった。
ところが死んだはずの妻が娘の肉体に乗り移り妻は娘として生活することになった。
これは、もし妻が娘になったらどうなるか、を細かく描写することによってそれを
シミュレートする形式の小説である。
シミュレートなので当然面白さは妻がどう変わっていくか、平介がどう変わっていくかというところにある。
徐々に変わっていく姿を事細かに記述しているので次第に彼らに感情移入していく。
作中にはユーモアもあるが、全体的には重い内容となっている。
感情移入しているため、無駄に心を痛めることになる。
恋愛の苦しいほうの疑似体験をしたいならお勧めの一冊である。
ちなみに、ジャンルとしては恋愛小説である。
さて、いかに感情移入のため、および読者が平介と同じ結論に到達するように仕組むためとはいえ、
中盤は長い。端折ってもいい気がする。
しかし、終盤、つまり平介が結論に達したあとは感動的である。
妻の決断。妻が決めた「秘密」。平介とのつながりの証。
終盤は2回読むと効果的である。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.136:
(4pt)

これは・・・

好き嫌いがはっきりしそうですね。性別、年齢、環境等に左右されそうです。いままで読んだ著者の作品の中でも、解釈の振り幅が最も大きな作品でした。映像作品は見ていませんが、おそらく感動作になっているのでしょう。私の解釈は真逆でした。とてもおぞましい読後感でした。それも著者の狙い通りなのでしょう。私をこんな気分にさせた、その力量に☆四つ。追伸 この本を読んで感動した、等とノタマウ女性とは交際しない事をお勧めします。その意味でこの本は相当使えます。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.135:
(5pt)

ラストに号泣!

主人公は、事故で妻を亡くしてしまう。
が、実は亡くなってしまったのは、妻と一緒に事故にあった娘の心の方だった。
妻と娘の心(体)が入れ替わってしまうという、小説などによくありがちな
テーマに思われるものの、描かれているのは、切ないまでの夫婦愛。
ある意味、究極の恋愛小説だと思った。
娘の体を持つ妻との、異様な夫婦生活。
性的な関係を持つことは許されるのか?
様々な葛藤に苦しむ主人公の気持ちに、思わず感情移入してしまった。
ラストは、涙が止まらなかった・・。
「失う」ということの真の意味を考えさせられた。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.134:
(5pt)

やりきれない孤独感、喪失感

主人公の妻子が事故に遭う。
その結果、妻は死に、娘は生き残る。
しかし驚くことに、生き残った娘のなかに存在する意識は
娘の意識ではなく、妻の意識だった。
妻は「娘」として、再び人生を歩むことになる。
大人の意識を持ちながら。夫との思い出を内包しながら。
妻の夫に対する思いは本物だった。
外見は「娘」でも、中身は「妻」。
外見がどうあれ、妻は妻として、夫と生きていくつもりだった。
しかし、「娘」という若い肉体の情動を逃れて、その思いを維持するのは
相当に困難な道だった。
そして、妻は、とても悲しい「秘密」の決断を貫くことを決める。
読み始めたうちは、「娘」が実は「妻」であることが「秘密」なのだと思っていた。
しかし、最後に「秘密」の本当の意味が提示される。
とても切なく悲しい。
孤独感、喪失感が伝わってくる切ないラストだった。
素晴らしい作品です。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.133:
(5pt)

いくつかのテーマを含んだ、喪失感と甘美さのある作品

 事故で家族を失なうところから始まるこの作品はいくつかのテーマがあるように思える。
 軸となるのは家族の喪失であり、それによって露わになる親子愛だ。家族によって喪失の悲しみの表現方法や克服方法に違いがあることが、被害者や加害者の関係者の立場で表現されている。
 もうひとつは人生をリセットすることの意義である。誰もが感じる「あの時もっと〜しておけば」という気持ちが、ある時もう一度チャンスを与えられたらどう行動するか、と言うことだ。この部分は親子の情の発露という意味もあるが、重要なテーマである。
 そして最大のテーマは、日本の文学作品では異常と思えるぐらいの夫婦愛だろう。それは驚くぐらいの深さであり、かつ双方向性のものであった。 
 途中、加害者の家族を捜す辺りでは作者ならではのミステリ的な展開が楽しめる。また本書でキーとなる現象について、最初に主人公が図書館で調べた原因の可能性と、最後に当人から明かされた説明とが呼応しているところに、律儀なミステリ作家らしい癖が出ているように思えた。しかもその現象自体が本書のタイトルに結びついて、もうひとひねりされているところは、作者の技ありという感じだ。
 事故後の主人公の日常生活に漂う喪失感転じた不安定さと一種の「甘美さ」が何とも言えない魅力のある作品だ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.132:
(4pt)

名作です。

僕は「秘密」を読み終えて、その場から動けずにいました。しばらくして、落ち着き、お風呂に入り、寝ました。いや、寝ようとしました。しかしすぐには寝れませんでした。
それで、ついに泣いてしまいました。
読んでみてください。心に残る作品です。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.131:
(5pt)

最高の作品

何度も読み返したくなる作品ってなかなかめぐり合えませんが、
そのうちの一つにやっとめぐり会えたような気がします。
衝撃のラストにただ涙しました。
映画の主題歌になっていた「天使のため息」をその後に聴くとなおよし☆
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.130:
(5pt)

「愛する」ということとは何か。

事故に遭った妻と娘。妻は死に、娘は助かる。しかし、娘の体には妻の魂が入っていた。
ありえない話だけれど、読み進めるうちにもっと先を読みたくなった。
奇妙な夫婦の生活が始まり、そしてその事故に絡んだ人々の人生がさまざまな形で主人公・平介に絡んでくる。そして、必ずといっていいほど付きまとう『嫉妬』
それでも、夫婦は心でつながっていられると信じている・・・つもりだった。
平介は、娘の肉体を持った妻を抱けるのか。
そして、「愛するがゆえに下す決断」とは、なんなのか。
娘の出現、妻との別れ・・・最後の最後に現れる『秘密』とは。
とてもとても切なく、苦しく、そして 人間的な物語。
ワタシ自身も「あの言動は、こんな風な気持ちの裏返しだったのか」と気付く場面もあった(苦笑)
しかし、この物語はある程度年を重ねて、多くのものを見てきた人の方が理解できるのではないだろうか。細かな心情は難しいものがある。
読んだあと、思った。
平介のような人に愛されたら、幸せだろうな、って。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.129:
(5pt)

ラストの「秘密」に驚愕

東野圭吾の作品の中で最も好きな作品。事故で亡くなった母の心(精神)が奇跡的に助かった娘の中に入り込み、夫と娘(精神は妻、体は娘)の奇妙な生活が始まるというもの。当初は二人だけの秘密を楽しみながら生活していた二人だが、娘が成長していくにつれ青春を謳歌し始める妻に嫉妬し始める夫。その姿が哀しく、せつない。そして最後に妻が残したもう一つの「秘密」。犯罪もトリックもない物語ではありますが、それでいて極上のミステリーを味あわせてくれました。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.128:
(4pt)

泣けるかと思いきや・・・素直に泣かせてくれないラスト。

周りに人がいる状況で読んでいた為にラスト数ページのところで「これはダメだ。オレ泣いてしまうぞ」と思い一人部屋で読む事にした。が、泣けなかった。正直、こんなオチになるとは想像もつかなかった。あまりにもびっくりして泣けなかった。でも面白かったよ。良い本だと思う。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.127:
(4pt)

東野ワールド

スキーバスの事故で妻を失った父親。
娘だけは助かって複雑な心境に。しかも、娘の体に妻の意識が移り変わっていた。。。
父親は戸惑いながらもその娘(中身は妻)と暮らしていく。
そのうちにセックスの問題や恋愛などが持ち上がってくる。
少し文体が軽い気もする。
もう少し夫婦の昔の関係を深く描いてくれないと、いまいちわからない。
かつての恋愛があって、それが結婚してどうかわり、さらに子供が生まれてどうかわるか、そのあたりを緻密に描いてほしい。
内容はよくある話だが、それをベストセラーに仕立てるのだから東野はさすが。
稀代のストーリーテラーの面目躍如だ。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.126:
(5pt)

NO.1

この本は僕の中でダントツに1番読んで良かったと思える作品です。オチが読めるから買わんどこって思ってる人がいると思うんですけどこの本はオチはまるっきり読めません!!!!!!感動系で泣いた事ないんやけどこの本では泣きかけました。色々と考えさせられる作品です。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208
No.125:
(5pt)

娘の父親として感動した

通俗的といわれればそれまでだけれど、一人の人間が抱く男としての部分と、
父親としての部分の相克が、この小説の核として、非常に印象的なものを残してくれた。
この作家が実際年ごろの娘を持つ父親である時代にこれを書いたのかどうかは知らないが、
娘に寄せるこの痛々しい感情は、設定された世代の父親には目をそむけたくなるほどリアルである。
父親だって男だし、馬鹿だし、ドジで、みっともない存在なのだ。
もっとも書きづらい、書きにくいことを正直にリアルに書いてくれたことは、一読者としても娘の父親としても非常に感動を覚えた。
秘密Amazon書評・レビュー:秘密より
4163179208

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