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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 341~360 18/24ページ
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京都のとある歌い手さんが 『ほんまに良い小説でした。(中略)とにかく一度読んでみてくだ〜さい。』 っとブログに書かれていたので読み始めると... (◎θ◎)こんなんアリかよ?みたいな...。 もって行き場のない悲しみや怒り、割り切れない思い...受け入れられそうにない事実を目の当たりにした時の揺れ動く感情が見事に描き出されている作品でした。 自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ。。 自分を殺して生きることができるだろうか??? この本は“ 究極の愛 ”を描いているの...かも知れない。 | ||||
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最後「え?え?え?・・・えええー!」と 声を発せずにはいられませんでした。 そして最後まで読み終え、直子の決断に号泣です。 本を閉じたのにやりきれない気持ちで 涙がしばらく止まりませんでした。 中盤までは、心は妻で体は娘でありしかもその体が成長していくことに お互い悩み葛藤していく様子には 自分がもし主人公の立場でもそうなるだろうなぁとか 体が娘になった場合の妻だったら同じように考えるだろうなぁと 共感できたのですが、やはりポイントはラストです。 こういう愛の形もあるのねと。 既婚者の方であればぜひ。 | ||||
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感情移入させられすぎて気が狂いそうになります。 あらすじなら100字程度にまとめられそうな話なのですが、 本当にすごい作家さんです。 途中で読むのをやめて寝るなんてできないので まとまった時間のあるときに読まないと次の日の仕事が辛いです。 でも、感情移入させてなんぼの本なので男性向けかもしれません。 | ||||
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平介の妻と娘が事故にあい、妻は死に、娘は植物状態になった。 ところが死んだはずの妻が娘の肉体に乗り移り妻は娘として生活することになった。 これは、もし妻が娘になったらどうなるか、を細かく描写することによってそれを シミュレートする形式の小説である。 シミュレートなので当然面白さは妻がどう変わっていくか、平介がどう変わっていくかというところにある。 徐々に変わっていく姿を事細かに記述しているので次第に彼らに感情移入していく。 作中にはユーモアもあるが、全体的には重い内容となっている。 感情移入しているため、無駄に心を痛めることになる。 恋愛の苦しいほうの疑似体験をしたいならお勧めの一冊である。 ちなみに、ジャンルとしては恋愛小説である。 さて、いかに感情移入のため、および読者が平介と同じ結論に到達するように仕組むためとはいえ、 中盤は長い。端折ってもいい気がする。 しかし、終盤、つまり平介が結論に達したあとは感動的である。 妻の決断。妻が決めた「秘密」。平介とのつながりの証。 終盤は2回読むと効果的である。 | ||||
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好き嫌いがはっきりしそうですね。性別、年齢、環境等に左右されそうです。いままで読んだ著者の作品の中でも、解釈の振り幅が最も大きな作品でした。映像作品は見ていませんが、おそらく感動作になっているのでしょう。私の解釈は真逆でした。とてもおぞましい読後感でした。それも著者の狙い通りなのでしょう。私をこんな気分にさせた、その力量に☆四つ。追伸 この本を読んで感動した、等とノタマウ女性とは交際しない事をお勧めします。その意味でこの本は相当使えます。 | ||||
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主人公は、事故で妻を亡くしてしまう。 が、実は亡くなってしまったのは、妻と一緒に事故にあった娘の心の方だった。 妻と娘の心(体)が入れ替わってしまうという、小説などによくありがちな テーマに思われるものの、描かれているのは、切ないまでの夫婦愛。 ある意味、究極の恋愛小説だと思った。 娘の体を持つ妻との、異様な夫婦生活。 性的な関係を持つことは許されるのか? 様々な葛藤に苦しむ主人公の気持ちに、思わず感情移入してしまった。 ラストは、涙が止まらなかった・・。 「失う」ということの真の意味を考えさせられた。 | ||||
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主人公の妻子が事故に遭う。 その結果、妻は死に、娘は生き残る。 しかし驚くことに、生き残った娘のなかに存在する意識は 娘の意識ではなく、妻の意識だった。 妻は「娘」として、再び人生を歩むことになる。 大人の意識を持ちながら。夫との思い出を内包しながら。 妻の夫に対する思いは本物だった。 外見は「娘」でも、中身は「妻」。 外見がどうあれ、妻は妻として、夫と生きていくつもりだった。 しかし、「娘」という若い肉体の情動を逃れて、その思いを維持するのは 相当に困難な道だった。 そして、妻は、とても悲しい「秘密」の決断を貫くことを決める。 読み始めたうちは、「娘」が実は「妻」であることが「秘密」なのだと思っていた。 しかし、最後に「秘密」の本当の意味が提示される。 とても切なく悲しい。 孤独感、喪失感が伝わってくる切ないラストだった。 素晴らしい作品です。 | ||||
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事故で家族を失なうところから始まるこの作品はいくつかのテーマがあるように思える。 軸となるのは家族の喪失であり、それによって露わになる親子愛だ。家族によって喪失の悲しみの表現方法や克服方法に違いがあることが、被害者や加害者の関係者の立場で表現されている。 もうひとつは人生をリセットすることの意義である。誰もが感じる「あの時もっと〜しておけば」という気持ちが、ある時もう一度チャンスを与えられたらどう行動するか、と言うことだ。この部分は親子の情の発露という意味もあるが、重要なテーマである。 そして最大のテーマは、日本の文学作品では異常と思えるぐらいの夫婦愛だろう。それは驚くぐらいの深さであり、かつ双方向性のものであった。 途中、加害者の家族を捜す辺りでは作者ならではのミステリ的な展開が楽しめる。また本書でキーとなる現象について、最初に主人公が図書館で調べた原因の可能性と、最後に当人から明かされた説明とが呼応しているところに、律儀なミステリ作家らしい癖が出ているように思えた。しかもその現象自体が本書のタイトルに結びついて、もうひとひねりされているところは、作者の技ありという感じだ。 事故後の主人公の日常生活に漂う喪失感転じた不安定さと一種の「甘美さ」が何とも言えない魅力のある作品だ。 | ||||
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僕は「秘密」を読み終えて、その場から動けずにいました。しばらくして、落ち着き、お風呂に入り、寝ました。いや、寝ようとしました。しかしすぐには寝れませんでした。 それで、ついに泣いてしまいました。 読んでみてください。心に残る作品です。 | ||||
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何度も読み返したくなる作品ってなかなかめぐり合えませんが、 そのうちの一つにやっとめぐり会えたような気がします。 衝撃のラストにただ涙しました。 映画の主題歌になっていた「天使のため息」をその後に聴くとなおよし☆ | ||||
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事故に遭った妻と娘。妻は死に、娘は助かる。しかし、娘の体には妻の魂が入っていた。 ありえない話だけれど、読み進めるうちにもっと先を読みたくなった。 奇妙な夫婦の生活が始まり、そしてその事故に絡んだ人々の人生がさまざまな形で主人公・平介に絡んでくる。そして、必ずといっていいほど付きまとう『嫉妬』 それでも、夫婦は心でつながっていられると信じている・・・つもりだった。 平介は、娘の肉体を持った妻を抱けるのか。 そして、「愛するがゆえに下す決断」とは、なんなのか。 娘の出現、妻との別れ・・・最後の最後に現れる『秘密』とは。 とてもとても切なく、苦しく、そして 人間的な物語。 ワタシ自身も「あの言動は、こんな風な気持ちの裏返しだったのか」と気付く場面もあった(苦笑) しかし、この物語はある程度年を重ねて、多くのものを見てきた人の方が理解できるのではないだろうか。細かな心情は難しいものがある。 読んだあと、思った。 平介のような人に愛されたら、幸せだろうな、って。 | ||||
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東野圭吾の作品の中で最も好きな作品。事故で亡くなった母の心(精神)が奇跡的に助かった娘の中に入り込み、夫と娘(精神は妻、体は娘)の奇妙な生活が始まるというもの。当初は二人だけの秘密を楽しみながら生活していた二人だが、娘が成長していくにつれ青春を謳歌し始める妻に嫉妬し始める夫。その姿が哀しく、せつない。そして最後に妻が残したもう一つの「秘密」。犯罪もトリックもない物語ではありますが、それでいて極上のミステリーを味あわせてくれました。 | ||||
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周りに人がいる状況で読んでいた為にラスト数ページのところで「これはダメだ。オレ泣いてしまうぞ」と思い一人部屋で読む事にした。が、泣けなかった。正直、こんなオチになるとは想像もつかなかった。あまりにもびっくりして泣けなかった。でも面白かったよ。良い本だと思う。 | ||||
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スキーバスの事故で妻を失った父親。 娘だけは助かって複雑な心境に。しかも、娘の体に妻の意識が移り変わっていた。。。 父親は戸惑いながらもその娘(中身は妻)と暮らしていく。 そのうちにセックスの問題や恋愛などが持ち上がってくる。 少し文体が軽い気もする。 もう少し夫婦の昔の関係を深く描いてくれないと、いまいちわからない。 かつての恋愛があって、それが結婚してどうかわり、さらに子供が生まれてどうかわるか、そのあたりを緻密に描いてほしい。 内容はよくある話だが、それをベストセラーに仕立てるのだから東野はさすが。 稀代のストーリーテラーの面目躍如だ。 | ||||
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この本は僕の中でダントツに1番読んで良かったと思える作品です。オチが読めるから買わんどこって思ってる人がいると思うんですけどこの本はオチはまるっきり読めません!!!!!!感動系で泣いた事ないんやけどこの本では泣きかけました。色々と考えさせられる作品です。 | ||||
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通俗的といわれればそれまでだけれど、一人の人間が抱く男としての部分と、 父親としての部分の相克が、この小説の核として、非常に印象的なものを残してくれた。 この作家が実際年ごろの娘を持つ父親である時代にこれを書いたのかどうかは知らないが、 娘に寄せるこの痛々しい感情は、設定された世代の父親には目をそむけたくなるほどリアルである。 父親だって男だし、馬鹿だし、ドジで、みっともない存在なのだ。 もっとも書きづらい、書きにくいことを正直にリアルに書いてくれたことは、一読者としても娘の父親としても非常に感動を覚えた。 | ||||
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小難しい文章ではなく、とても読みやすい文章なので小説初心者にもオススメ。 死んだ妻の魂の宿った娘と主人公が過ごす数年間を描いた不思議な日々は、ちょっとした童話のように感じる。 けれども単なる「不思議な話」で終わらせず、最後の最後まで「秘密」をとっておくあたり「してやられた」と感じた。 | ||||
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みなさんおっしゃるとおり、私も涙が止まりませんでした。 ありえない設定でしたが、 主人公の平介の気持ちになって読んでみると 本当に切なくて泣けました。 愛する人の心は存在しても体が存在しないと 男女の愛は成立しないのかな・・とか色々考えさせられました。 逆に言えば、男女の愛には体の関係って切っても切り離せないのかな、 なんて思ったりして 自分と重ね合わせて深く考えてしまいました。 お勧めです。 夢中になって徹夜して1日で読んでしまいました。 | ||||
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今まで小説を頻繁には読まなかった私ですが、浪人を機会に世界観を広げようと多くの本を読むことにしました。というわけで初東野作品です。これは有り得そうで有り得ない。(世界には実際有るかも知れませんが)でも感情移入がしやすく、最後まで自分の手が止まりませんでした。というのも、買ったその日に読み終わってしまい…深夜、ラストに泣きつつ、色々考えながら寝ました。私は最後の最後まで涙ぐむことは有りませんでしたがラスト数行にはやられました。そこだけ読むと悲観に満ちた文章に見えますが、全体を通して考えると涙できる一行でした。夫の決意に、自らも意を決した妻。妻の決意に、気付かないフリをすると決めた夫。二人それぞれの愛に完敗です。本当、いい意味で最後に東野さんに負けた気分です。 | ||||
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東野氏の描く人物は、多分にもれず皆魅力的で、本書も登場人物もまたその例外ではありませんでした。感情移入が抵抗なくでき、多くの人の感動と賛同を本書が得ているのも、ひとえに氏の巧みな人物描写によるものであると思います。本当に感動的でした。 小学生からの成長を描きますが、その行程がやや駆け足すぎるきらいがあります。文章の量からすれば、当然のことと言えますが、しかしそれが逆に良いリズムを生み出し、文章に磨きをかけているとの受け取り方ができなくもありません。私には、その駆け足具合が文章から目を話させない氏の演出と受け取れました。ですから結果的に、否定的な評価にはつながらないのではと思います。 別の人格が乗り移るという現実には起こり得ないような状況を、とてもリアルに描けていると思います。本当に面白かったです。 | ||||
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