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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 321~340 17/24ページ
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帯には、「愛する人を2度奪う」と言った内容のことが書かれていたので、悲しい結末を想像していましたが、明るいエンドでほっとしました。 | ||||
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主人公は二重人格のように人格が分かれているわけではない。 分かれているのではなく、二つの人格が重なっているのだ。それはある意味、二重人格よりも辛いものなのかもしれない。 脳が作り出す二つの人格の重なりによって生まれる葛藤に主人公は苦しむ。 それも、前例のない、世界でただ一人、唯一無二の孤独な存在。 故に、自分の気持ちを分かってくれる人など誰もいない。 でも、分かろうとしてくれた人が一人だけいた。 良くも悪くも改めて人間の人格、言動というものは脳によって決まってしまうのだと思わされた作品でした。 | ||||
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読んでいるとなんとなく結末はわかってしまうが、それでも最後には心温まる思いがある。 普段小説を読まない人には読みやすいしお勧めです。 | ||||
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東野圭吾といえばミステリー。 凄まじい数の複線とその回収の見事さは素晴らしい、とそういうイメージのまま読み始めたこの小説。 蓋を開けてみると、家族愛で満ちていました。それは真っ直ぐでもあり、見方によっては歪んでいる。 読み手によって感じ方は全く違うでしょうが、読み終えた後必ず何か心に残るものがあると思います。 私の場合、主人公の娘、藻奈美と年が近いためか、成長していく上で感じる父親像というものに共感する部分が多く、 そう思わせる東野圭吾の文章力と想像力に感服するばかりです。 ラストについては色々と意見が述べられていますが ひたすら言葉にできない切なさが漂う感じで、私はこれが正しい終わり方だと感じました。 どれを取っても面白い小説が読める、東野さんの本の魅力にさらに気付いた一冊です。 | ||||
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東野圭吾さんの作品で最も好きな作品の一つ。 でも。。。 大好きなのに、何回読んでも直子の気持ちが分かれない。。。私も同じ女性なのに。。。 「秘密」ではなくって「裏切り」と捉えてしまう。。。 何回読んでも平介側の気持ちで読んでしまう。。。 いつか直子の気持ちが理解出来る強い女性になりたい。 | ||||
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東野作品の傑作のひとつに位置付けられると思います。ただラストの部分はつらすぎます。読者の性別によっても読後の印象が違うかもしれませんが…ただ他のかたも指摘しているとおり、伏線もよく練れていて完成度が高いと思いますが、作品の性質上失恋直後は絶対読まないほうがいいと思います。読後の夜は悶々とした複雑な作品です。 | ||||
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評判を聞いて読んでみましたが、やられました!もう最後の方はそれこそ息をするのも忘れて、という感じで小説世界にのめりこみました。そして最後は心が震えました。読了後もしばらくはその余韻から抜け出すことができないくらい。深夜のファミレスで読んでいて、涙でしばらく顔を上げることができませんでした。小説で泣いたことがなかったので自分でも驚くほどの体験でした。 最後については賛否両論なようです。私は肯定派です。確かに主人公の夫にとっては残酷なのかもしれません。ただ、人生とはそれ自体が残酷なものなのではないでしょうか。彼は、また自分の新たな人生を歩いていく以外にはないし、そうすることになるでしょう。辛いですが、こうするしかなかったのですよね。私には説得力のある結論でしたが。 あと、これってミステリというよりもSFチックな設定ではあるんだけど、それを陳腐と感じさせない筆力もまたすごいよなあ〜って感じです! 星一つ減点なのは、文体が説明調でそっけなく、文章を読むことそのものの楽しみは味わえなかったな、という思いが残ったからです。でも文句なくの傑作であり賛辞を惜しみません。 | ||||
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姿は娘でも、心は妻。事故によって入れ替わってしまった母と娘。そういえば最近のテレビで父と娘が入れ替わるドラマもやってましたっけ。 娘として生活を始める最初のほうは、ちょっとコメディータッチで軽い印象。でも、「東野圭吾がまさかこのままなわけがあるまい!」次第に妻直子が、娘として生きることで自分の2度目の人生を取り戻そうと躍起になり、夫との関係も複雑でギクシャクしたものになっていく。 そして、衝撃のラスト。この本は絶対途中でやめてはならない本。 読後感、ズシリと重いです。 | ||||
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読後感が重たい作品だった。 読み進めている内に感じていた心のザワザワ感が、最後の最後で苦しくなった。 結局、妻子を二人失ったのだ。この喪失感が重たく苦しい。 「人生をもう一度やり直せる」という妻の言動が、夫である主人公の気持ちを乱れさせる。 居ても立ってもいられない主人公の疑心暗鬼な気持ちは、妻の浮気を感じている夫と同じだ。 だから、「おまえは俺の妻なんだぞ!」と言って爆発した夫の気持ちは良くわかる。 その心苦しさから逃れる一つの方法が、妻ではなく娘として対するという決断だろう。 しかし、本当に主人公が救われるのは、妻が消えて娘が戻ってくることだ。 それぞれが「愛する人に対する最善の方法」を取ったということだと思う。 それが「秘密」の正体だ。 | ||||
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少々、解釈の難しい物語だと感じた。この解釈の難しさは、おそらく、妻・直子の心情がいまいち掴みきれないからだと思う。 物語は、常に主人公・平介の視点で進む。平介の妻・直子の決意,苦悩,秘密…読者がこれらを知るのは、常に平介の視点からである。決意に至るまでの妻・直子の心情は、想像を膨らますしかない。妻・直子の心情の汲み取り方によって、この物語の解釈が変わってしまう。そして、妻・直子の心情の汲み取り方が、読了後の後味に繋がる。 「妻・直子の心情をどのように汲み取るか?」それが読み手に課せられた問題なのかもしれない。 良い作品である。是非とも読んで、妻・直子の心情に、思いを馳せていただきたい。 | ||||
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無茶な設定と分かっていても読み進めるうち同姓である”平介”に一喜一憂し、 どんどん感情移入されていきました。 しかし、時の経過によって状況は変化していきます。 高校時代の電話に関する一件で起こした平介の行動によって起った歪みが発生し、 北海道に住む登場人物の影響で一大決心をします。 その一大決心の先・・・・を想像すれば、ラストは理解できる内容です。 でも、その決断を聞いた妻”直子”が決断し実行した内容が切なすぎて、悲しくて、 読み返す度にこみ上げてくるものがあります。 妻は本当に自分の事を愛し、尽くしてくれているのに・・・・ 好きなのに、愛しているのに離れ無ければならない現実。 苦難に耐えた夫婦の結末としては、悲しすぎる。 見る人の環境によって、この小説を読んだ感想は違うと思いますが、 守りたい人がいる人には一度読んでいただきたい。 今では妻と娘がいる僕ですが、 これまで読んだ小説で、唯一泣いてしまった小説です。 | ||||
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自分はあまり本を読まない人間なのですが 入院した時に友人が土産代わりに持って来てくれたので 読まない訳にもいかず、渋々読み始めたら直ぐに引き込まれました。 主人公の平介にどっぷり感情移入して切なくて苦しくて 最後には報われるはず、っと勝手に思い込み読み進め そしてラスト…もう壊れました心が…その日は強烈な喪失感に襲われ、寝付けませんでした。 友人を恨みました入院を長引かせたいのかと… この小説を読むまで、文章でここまで心を揺さぶられる事を知りませんでした。 その点では友人に感謝しています。 あと病床の人に貸し出すのは止めましょう、治療に支障をきたします。 | ||||
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この本を読んだ時点では、東野圭吾の作品はまだ『白夜行』しか読んでいなかったんだけど 女性の強さみたいなのを感じずにはいられないのは、2作品の共通点。 強さって言うか、したたかさって言うか。 だからからか、同じ女性でありながらどうしても感情移入ができない。 いや、この作品に関しては、実を言うと ラストのどんでん返しまでは、本当に切ない気持ちでいっぱいで涙をぼろぼろ流してたんだけどね。 読み終わったあとは、タイトルの『秘密』ってのはこのことだったのかっっ!て感じ。 うん、予想しなかった結末。お見事。 『自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ』 主人公は見事にそれをやってのけたわけなんだけど、これってなかなかできることじゃないと思う。 理屈じゃないんだよね。 確かに理想だと思う。でも難しいだろうなぁ。 私だったらたぶん無理。いや、きっと無理。 殴るだけで気が済むとはとてもじゃないけど思えない(笑) (ってか、殴る相手間違ってないかい?w) 最後の決断の時の直子の気持ちはどんなだったんだろう? 同じ女性でありながら、私には想像できない。 もし、私が平介の立場だったらばきっと耐えられないと思うし。 結論。 『女は強い』 私だったらここまで強くはなれないよ、きっと(笑) | ||||
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私が一番おすすめする本です。最後は複雑な気持ちで泣いた一冊です。 | ||||
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読み終わった後、目尻が・・・ タイトルは『家庭の秘密』と『直子(藻奈美)の秘密』の二つの意味で付けられたような気がする。 前半に登場する結婚指輪という小道具がラストではとてつもなく重要な意味(秘密)を持つようになっており、そういうストーリーの組立がうまいと思う。 | ||||
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「感動した」との表現はあたらない。驚愕し身の毛がよだったのが本当。最愛の人が幸せになる方法を選ぼうとのことが最大のテーマ。娘の体に宿った母の直子の魂は、最善の方法を選び消えていった。 しかし、なぜ結婚指輪に手がかりを残すようなことをしたのだろう。内緒にしてほしいとの頼みは、ほとんどそっと伝えてほしいの同義語でしかない。なぜ事故の加害者の息子を結婚相手に選んだのだろう。永遠の苦しみを父に強いることにしかならない。これからの父の耐え続けなければならない人生、生活を考えると、残酷としか言いようがない結末。ただ秘密をつくりながらも手がかりを残したくなるのも人間の弱さがなせる業か。 | ||||
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読み進むうちに物語にのめりこんだ。最後には驚愕した。 最後の1文まで目が話せなかった小説に出会うのは何年ぶりだろうか・・・ 冒頭の悲しい事故のくだりから、いきなり泣いてしまった。描写が簡潔だが 的確なため、容易に自分を主人公に重ねることができたから。。 そして訪れるひとつの奇蹟。心に射すわずかな希望。だがそれは同時に心に 降り積もっていく切なさの始まり。。。 この物語は実にさまざまなテーマを読者に提示する。夫婦愛、親子愛、相手を 思いやる心、女性の自立、中年男性の孤独、加害者と被害者の心、そして さまざまな愛の形について。。。 物語の随所にちりばめられた伏線がいたるところで活きてくるのも見事。 タイトルのもつ深い意味にも脱帽だ。さまざまな人から絶賛されるのもうな ずける。 白夜行等とは全く違ったテイスト。この物語は傑作だ! | ||||
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読み終わった後、こんな複雑な気持ちになった本は初めてです。 かなり面白く構成されていて、読みやすい。 登場人物の心理がダイレクトに伝わってきます。 自分が愛する人の幸せをいちばんに考えるって、 言うのは簡単だけど、実行するのは簡単じゃない。 ラストに出てくる予想外の展開は、 「えっ!そういうことだったの!?」と思わず声に出してしまう程圧倒されました。 読者の予想を良い意味で裏切ってくれます。 | ||||
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以前テレビで映画を見た記憶がある。 かすかにラストシーンを覚えているが、 ロングセラーということで読んでみることにした。 内容は文句無しで面白い。 直子が第二の人生を歩む中で、己の道を突き進む直子とそれを渋々認める平介。 「勉強がしたいの」「あたしは藻奈美に、とにかく自立できる女性になってほしかったの」 「この奇跡を無駄にしたくないのよ」 これらの台詞に女性としてのかっこよさを覚える。 そして永遠に語られることのない秘密。 この一連のストーリーは無駄がなく美しい。 後からじわーっと込み上げてくるものがある。 | ||||
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初めて手にして読んだ東野作品でしたが、あまりのラストに ショックを受け、その後暫く東野作品を読むことができなく なりました。小説の中のしかも非現実的な話とはいえ、どう してもこのラストは腹に落ちません..。 | ||||
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