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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 261~280 14/24ページ
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男主観で書かれていることと妻の心理描写が無い事で一方的に解釈しすぎなのでは?少なくとも私は女の身勝手さなど感じませんでした最後の数ページで、夫と同じくらいの妻の苦悩もズガンと感じる事ができました娘として生きる他選択肢が無い場合、妻の様な行動が取れるのは夫を愛しているからではないでしょうかこの本の中にも書いてあったと思います「目に見える悲しみが全てではない」それから「愛するものが幸せになれる選択をすること」 | ||||
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直子さん、狡い。狡いよ。そりゃないって。勝手すぎるって。 | ||||
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ああ、脱帽。というか読後の脱力感がすさまじい。 とんでもSF展開だが、いたって真面目に現実的問題を扱う。 直子はどう生きればいいのか。そして2人の関係はどうすればいいのか。 年齢を重ねていくにつれ、その問題は深刻になる。 物語は夫・平介の視点から描写されるのだが、男の嫉妬を描くのが非常にうまい。リアルすぎる。 男の自分から見ると、やややり過ぎの感は否めないが、気持ちはわかり過ぎるほどわかる。 さて、この作品はこの主軸だけでは終わらない。 事故の原因。 そしてそれにまつわる人々の物語。 これらの要素がメインの話がひと段落した頃に、タイミングよく入ってくる。 飽きさせない展開。これがこの作品に厚みをつけていると思う。さすがです。 そして衝撃のラスト。 感動した。感動したけども、釈然としない。 作者の意図通りであることは重々承知だが、どうしても平介に感情移入してしまって、直子の行動に納得がいかない。 ラストの決断に、平介のためという気持ちはあったであろうが、正直自分のための行動に見えてしまう。 この結末以外にも他の手があったはずだ。と思わざるをえない。 具体的に挙げろと言われても困るが。 要するに、俺は直子に平介を選んでほしかったんだ。 別に、直子も考えた末での行動なのはわかってる。 ただ、平介を選ばなかった。 その一点だけが、ひっかかる。 これは男の私だからこその感想なのか。 女性が読むとまた違った印象を受けるのかもしれない。 | ||||
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東野圭吾のファンになったばかりです。この作品は私にとって2冊目でした。映画をやっていたのをなんとなく覚えていて、著名な作品だと思いなんとなく手にとってみました…オチを知っていたらなんとなくでは読みません(苦笑)最初に読んだ作品に手応えがなかったのか(すごく気に入ってるのですが)、この作品の衝撃のラストに、まさしく「呆然」です。これが東野圭吾の世界か……事故を通して様々な人間関係がつながって、運転手の前家族と今家族のつながりに温かさを感じたのですが…直子がなー。悪くはないんだけど、とてもイライラしました…ただ、女ってそんなもんだよなーと自分も女ですが少しうなずけてしまいました。読み終わった後はあまりにも衝撃的でうまく気持ちを表現できなかったのですが、レビュー読んで振り返っているうちに、これからのことを考えてみると平介がとにかくとにかくかわいそうだと思いました。あと、山下公園のシーンが意外とあっさりしていたのが残念でならないです…読むと前向きになれる作品では決してないので、まだ読み直す勇気は出ませんが、ラストの衝撃の凄まじさで★4です。 | ||||
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著者の作品は「宿命」についで2作目だが、本書も実に面白くて一気読みをしてしまった。 まず設定が秀逸だ。主人公は40代の男性で、妻と娘が交通事故に会うが、妻の葬儀の後に意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは死んだはずの妻であったのだ。 妻が生きていたという喜びと、娘の体に宿った妻が中学・高校生として新しい人生を始め、徐々に自分のから離れていくことに対する苛立ちの間で葛藤し、ゆれ動く主人公のやるせない気持ちが生き生きと描かれ、いったいこの二人はどうなるのだろうと息を呑みながら読み進めた。 最後の方の展開は自分が予想していたものと近いと思ったのだが、終末におけるどんでん返しには一本取られた感じがした。タイトルの秘密に込められた二重の意味が明らかになり、この著者は本当にうまいなと感心した。 | ||||
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推理小説なのかと思っていたら切ない恋愛小説でした。 私が読んだ東野圭吾さんの小説の中で、 読み終わって一番、釈然としなかった作品でした。 読み終わってから、こみあげてくる怒りに近い悲しみ・・・ そしてブルーな気持ちでいっぱいになりました。 30分くらい呆然としました。 しばらく何もする気が起こりませんでした。 しばらくしてから、色々考えさせられました。 妻、直子が夫、平介に言った台詞『惨めだと思ったことがある。何度か・・・』 は、平介にとって胸を締め付けたことでしょう。 そして、妻が若い体を手に入れて、人生をやり直し、楽しんでいる姿を みて、ストーカーにまでなってしまった平介の気持ちが痛いほどわかります。 物語は、夫の平介の視線で描かれているので、読んでいて 平介の立場にたつとやるせない。。。 平介がかわいそう過ぎて、残酷な結末になんとも言えなくて。 結末にして初めて、本当の『秘密』がわかりました。 最後まで、平介には秘密にして欲しかったです。。。 しかし・・・こんなストーリーが書ける東野圭吾さんってやっぱり、すごい!! | ||||
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東野作品に初挑戦した.その結果,東野ワールドにどっぷり浸かり,すっかり魅了されてしまった. 主人公は工場で働く技術者.その妻と娘がスキーバスに乗車中,転落事故に遭い,肉体的には妻が,精神的には娘が亡くなるという発端から,ストーリーが展開していく.主人公は生き残った二人(精神は妻,肉体は娘)とどのように接していくか,悩み,その解決策を手探りで模索していく. 夫婦と親子のそれぞれの絆について改めて考えさせてくれる作品ではなかろうか.他の東野作品にもぜひ挑戦してみたい. | ||||
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事故に巻き込まれた妻:直子と娘:藻奈美。 病院で夫:平介の前で意識を取り戻した時、「体は藻奈美、でも意識は妻」という、現実ではありえない状況になります。 妻の「意識」でも体は娘:藻奈美ですから、当然娘の生活を送るわけで、そんな中で「ボーイフレンド」の存在は当然出てきます。 そんな時、完全に「妻の意識と共に生きている」平介は、「娘のボーイフレンドにヤキモキする父の心情」というよりは、明らかに「妻の浮気に嫉妬する夫の心情」であり、その嫉妬心むき出しの行為から、「体は娘であることを受け入れられない平介の苦しみ」が痛いほど伝わってきました。また、そんな平介の心情を知った直子の「意識」がラストで下す決断に、さらに胸が締め付けられました。 この小説全般的にそうですが、特にラスト近くでは、東野氏は心情の全てを「言葉」で表現しているわけではありません。でも特に平介とラスト近くの直子(の意識)の行為1つ1つには、「夫:平介への想い」「妻:直子への想い」があふれるほど感じられます。ここでその想いを感じられるか否かで、評価が分かれると思いますが、特に平介に立場が近い方にとっては、想いを感じ取れたとしても、苦しみ抜く平介の姿に逆に目を背けたくなる可能性もありますね。 | ||||
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現実的にはありえない話ですが、悲しくて切ないラブストーリーです。身体と心のギャップ。こういう状況の中では、直子の選択肢としては懸命なものだったし、ある意味想定も出来ましたが、最後のネタバレはわかっていても泣けます。ある意味、卑怯な設定ですよね赤い指 (講談社文庫) | ||||
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序盤はあまり感情移入出来ませんでしたが、物語が進むにつれて平介の様々な感情に一喜一憂させられました。 ラストを読み終わった後は、あまりの切なさに涙が止まりませんでした。 一体どうすることが二人にとっての幸せだったのでしょうか。 答えは分かりませんが、自分自身の人生についても考えさせられる素晴らしい物語でした。 | ||||
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娘の体に妻の人格、設定はありえないですが、その場合起こるであろう破綻に少しずつ近づいていきます。最初はうまくいっていた。だけど娘(妻?)が高校生になるともうやばい。それはもう皆さんの想像通りです。いわば墜落していく飛行機をなんとか着陸させようと必死になります。人によってはこの着陸の仕方をハードランディングだ、いや墜落も同然だ、というでしょうが、私にはソフトランディング(軟着陸)に思えました。私にはこれ以外の着陸の仕方はなかったと思います。主人公の主観的な「悟った」を根拠に解釈をしてしまうと、娘が戻ってきたと主観的に「直感」したことと矛盾してしまいます。まあいくらでもいろんな解釈をあたえられますが、それ程にこの小説は読み手によって解釈が違うのだと思います。 いずれにしてもこの設定自体が拷問に近いと思います。それはこの小説を読んで体験できました。みなさんもきっと初体験でしょう。この墜落必至のパイロットになるのはきっとあなたです。自分ならどうするかを考えながら読むと自然にパイロットになります。その覚悟がある全ての人におすすめです。 | ||||
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東野さんの作品を読むのは、容疑者Xの献身に引き続き2冊目。 んで、この「秘密」 えぇ、読んでてホント辛かった。心がずたずたに されてしまった感じ。 内容は良かった。よくあれだけ書き込めるものだ。ぐいぐい 物語に引き込まれていった。 「秘密」の結論。選べるであろう選択肢の中ではあれしかなかったのかな。 でも、あの中途半端さは彼を絶対に苦しめてると思う。 僕が彼だったらとても耐えられそうにありません。 なぜ自分だけの「秘密」にしてくれなかったんだ・・・。 | ||||
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荒唐無稽なストーリー。 細部の強烈なリアリティ。 不思議な作品。 特に、クリスマス前後の鬼気迫る迫真の展開力は、天才の為せる技。 妻で在りながら、娘の人生を歩む、女性。 夫で在りながら、父親として生きる、男性。 在り得ない状況の中、展開される人間の真実。 凄まじい筆力、洞察力。 ゲンコツ2発で、示す人の道。 見事の一言。 | ||||
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東野さんの作品はいくつか読みました。この作品は名前だけは知っていたのにずっと読んでいなかったので、図書館で見つけたときにあらすじも何も知らず(つまり先入観なしで)読みました。 いや、面白いですよ、さすが東野さんと思いました。 ほかの東野さんの作品と同じく、ことが順調に(物語として面白くなるよう、ちょっと強引に)運びすぎるきらいはありますが。 モナミさん(直子さん)は平介さんに「秘密」を知らせようと意図したのかしていないのか、私にはわかりません。でも、私が同じ立場で、どうしてもその秘密を知られたくなかったら、たぶん別のところに頼むでしょうね。あんなに用意周到な彼女だから、へたなことはしないはず。たぶん知らせようとしたのだろうなと思います。もし作者が、”モナミさん(直子さん)が意図せず平介さんが秘密を知ってしまう”という展開を描いたのだとすれば、それは無理かな、と思いました。 (意図していたかしていないか、はこの作品にとって大切な問題なのですが、たぶん読者によって読みとり方が異なると思います。) ここに来るまえに、星3つ〜1つという評価をされた方々のレビューも読みました。そちらのご意見も、ごもっともというものが多いです。感動を求めて作品に真摯に取り組まれる方は、読んでいて失望してしまうかもしれません。私が星4つにしたのは、娯楽作品・ファンタジーとして楽しめたのでということです。 前述のとおり登場人物の思考回路が時々おかしく感じ、「あらやだ、なんなの、このままだと一体どうなってしまうのかね?」という感じで先へ先へと読めましたよ。私だったらこうするのに、自分だったらこう感じるのに、というところばかりひっかかってしまうと、読みづらい作品なのではないかと推測します。 読者の性別、既婚未婚、子供がいるいないで評価がわかれるかもしれませんね。 ナイーブな男性陣は結構つらかったかもしれませんね。 | ||||
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男性にとって愛する女性を失うケースは大きく分けて二つあると思う。 1.「病気、事故などで亡くなってしまう」 2.「他の男性に奪われてしまう」 1はもちろんとても辛いが他の男性に奪われたわけではないという救いがまだある。 2は自分の努力次第では奪い返せる可能性がある。 この本のケースは1+2の様なものである。 愛する女性が自分とは永久に結ばれることはない存在になり、他の男性に奪われることが一番辛い失恋の形だと思った。 | ||||
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とても仲がよく幸せな妻と夫。しかし、ある事件がきっかけで、妻の心が徐々に離れていきます。それを感じながら、どうすることもできない夫の心の葛藤が、読み手に激しく伝わってきます。そして、最後に夫のだした結論とは・・・ 東野圭吾の傑作です。ぜひ読んでみてください。以下個人的な感想です。(一部ネタばれ) 夫だけでなく、妻も苦しんだのではないかと思います。(そう思いたい) 山下公園での最後の台詞。夫からの指輪を使用したなど、自分の心に夫を刻み、苦悩のすえ、別人格として生きていく決意をしたのではないかと思います。 (夫をだましたのではく、あくまでも別人格。そう思わないと夫が気の毒すぎます。) | ||||
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何だろう…。この感じ。最後の2ページで呆然としました。 あまりの最後に思考が追いつかず、『え…?は……?えぇっ!』ともう一度読んでしまいました。読んでいく中で、女性として直子の気持ちも分かるし、平介の気持ちも痛いほどわかる。東野さんの作品だからこそ、直子が消えてモナが復活!なんてありきたりな終わりはないと思っていたけど。 何とも言えないこの感じ。久し振りに出会いました!読んで損することなし! | ||||
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前半の描写では事故で娘を亡くしたことへの悲壮感が全く伝わってこず、あまつさえ魂が入れ替わっていることを楽しむ余裕さえ感じられ、まるで何かのコントを見ているような気分になった。 子どもを亡くした両親の心の傷はこんなもんじゃ済まないだろうと。 この作品には親にとっての子どもという存在を軽く書きすぎているような箇所が時折見られる。 しかし直子が高校に進学してからの先輩の件や、ラストに至るまでの胸が張り裂けそうになる展開は一級品でそれだけでも十分楽しめた。 手放しでは褒め難いし、嫌悪してしまう人がいるのも理解できるが、私はこれを読めてよかったと思う。 | ||||
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妻 直子と小学5年生の娘 藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの直子でした。その日から、夫と妻だけが知る“秘密”の生活が始まりました。 平介の気持ちを考えるととても切ないものでしたが、 事故の時点で直子は死んでいたと考えると、 中身が直子でも藻奈美の体を背負った直子は別の人として考えるほうが人の生き方として正しいのかもしれません 人は体をもって生きているから、心に中心を合わせると無理が生じてきます 女性の自分からすると直子の判断に同調しますが、 男性の目からするとまた違った意見が出てくるのではと思います 女性のほうが現実思考で、男性のほうが理想を追い求めがちとよく言われますが、 まさに平介と直子はその考えの違いが表われていました 逆のパターン、息子の体に夫の心が入っていたらどうなったでしょう 妻は夫に息子として生きていく生き方を一緒に考えるでしょうが、夫は「心は元のままだ」といって息子の体で妻と生きていくことを決断するかもしれません 東野圭吾さんらしい奇妙なかんじの漂う優しさのあるよい作品でした | ||||
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手紙に続いて、この秘密を読みました。 人を愛するということは、いろんな段階があると思いますが、これは、本当に放つ愛ですね。 相手のことを考えた場合、どうすることが最善か…。 お互いに、夫婦が考えた結果なのでしょう。特に、妻の側が、せつないです。 自分の気持ちを考えたら、その反対のことしか出来ない。でも、それは相手にとって苦しみとしかならないとしたら。 究極の愛だと思いました。 | ||||
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