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秘密
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秘密の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全490件 241~260 13/25ページ
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| 「直子の気持ちがわからない」という感想が多いですが、 私はとても共感出来ました。 もし、自分が娘の身体に入ってしまったら・・・ しっかりと娘の一生を引き継いであげたいと思います。 これからもずっと続くはずだった娘の人生を、終わらせるなんて考えられません。 娘の代わりに生きてあげたい!と思いますね。 若い身体になって人生をやり直しているわけではないんです。 自分の人生を終わらせて、娘のために生きていくのです。 平介に対しては、娘として親孝行してあげればいいと思うのです。 平介にとって「娘の姿をした妻」と暮らすよりも、 「普通の娘」と過ごす方が幸せだと思います。 ただ、私が直子なら結婚せずに独身のまま平介のそばに いてあげるという選択もあったかな〜と。 でも、正直、「夫」よりも「娘」が大切なので、 娘にとって一番幸せであろう道を選ぶでしょう。 「あなた、ごめんなさい・・・」 | ||||
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| 直子の選択を批判している人はちゃんと読んでいるのだろうか?その選択には過程がある。すごく感情移入しました。クリスマスのぐたりから平介が父として生きる決心をした時の2人の心情が伝わり、やるせなかった。時間をかけて読んで欲しい作品 | ||||
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| 切ないです。 途中涙で文字が歪んで見えてしまい読むのが大変でした。 山下公園ですっかりハッピーエンドで終わるものかと思ってたので…。 平介が25歳の藻奈美のウェディングドレス姿を褒める文也に対し「三十年も前からわかってる」と言ったことにぐっときました。 一気に読んでしまいましたが、何度も読み返しては奥が深いなと感じています。 | ||||
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| 今ある現実をどう受け止めていくのか。 前向きに転換していくのか、いけるのか。 仮想の物語だからこそ、非常に深い内容を提示している。 物語終盤、事故を起こしたバス運転手・梶川の残した言葉が、主人公・平介を打つ。 「昔、自分と文也との間に血の繋がりがないと聞かされた時、 父親の気持ちになれるかどうかということばかり考えた。 自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶという発想がなかった。 あんなに文也のことが好きだったのに、俺は何という馬鹿だったのか」 梶川の心を知った平介は、自分を省みる。そして決意する。 そして、平介の心を理解した妻・直子が苦悩する。 そして娘・藻奈美があらわれてくる。 しかしそれは単に妻が消えて、娘が戻ってくるというストーリーではなかった。 最後の最後、”秘密”というタイトルが指すものがわかるにつれ、 直子が何を考え、決断したのか、衝撃と共に読み手は思いをはせる。 これは、妻があり、子がある父が、読むべき本と感じる。 私自身がそうだから。 ”自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ”ことが、 男が父親へとなる大事な転換点であり、覚悟だと知った。 それを思えばこそ、直子の夫への深い愛が胸に迫る。 言葉がなくとも痛く刺さる。 夫婦、家族を考える上で、非常に大事な何かを考えさせてくれる名作。 そして、最後、この物語の将来を想像するとつらすぎる。。。 極限のなかだからこそ、つきつけられるもの、わかるものがあるのか。 あくまで小説でよかった。 | ||||
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| その「秘密」とは、 妻の思いやり。そして、夫の優しさだと思います。 胸が苦しくなりました。 | ||||
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| この作品でのテーマは夫婦の愛だと感じた。途中までの両者の葛藤、そして平介の嫉妬を交えた心理の描写はさすがだと言える。そして平介視点で物語が進むため、直子の本当の心理が語られない故の賛否両論のラスト。読み終わった後に深く考える事ができ、小説としてはかなりの名作だと自分では感じた。しかし何故最高の評価を付けなかったかと言うと、『夫婦』に視点を向け過ぎ、『家族』を無視したからだろう。あの終わり方だと娘があまりに可哀相ではないだろうか。平介と直子以外は娘がいなくなった事も知らず、思われる事も無い、直子の決断は娘を完全に消す決断だったとも言える。もう少し『家族』への愛があれば完璧な作品になったと感じた。 | ||||
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| 読書が好きでたくさんの小説を読んできましたが、 その中でもダントツで一番に感動し面白かった小説です。 交通事故で娘の体に意識が宿ってしまった母親:直子。 妻と知りながらも直子を娘:もなみとして接することになる夫:平介。 夫婦であろうとしながらもだんだんとすれ違っていく二人。。 娘として父親を嫌悪する気持ちがでてきたことに戸惑う直子や 若い男に嫉妬してしまう平介、きれいごとだけでは解決できない性の問題。 二人の心理描写が実に巧みで、、どちらの気持ちも痛いほどわかり、切なくてたまりません。 そして夫婦が壊れかけたとき、もなみの意識がよみがえり直子の意識は消えていく。。 ここまでならまだ想像どおりの泣ける話なのですが、 この本がすごいのはラストの数ページです。 ラスト数ページで見事に予想をひっくりかえされ、さらに切なく泣けてしまいます。 読後にいつまでも余韻ののこる本です。 あまりに大好きで自分用と人に貸す用の2冊もっており ことあるごとに人に勧めています。 また今まで勧めた人全てに読んでよかった!と言われています。 ぜひ一人でも多くの人に読んで欲しい一冊です。 | ||||
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| まずこの本は凄い。絶賛の理由はとにかく読後に残ること。 一般に良い小説には2通りあり、1つめはぐいぐい引き込まれること、つまり読んでいる最中に楽しむ本。2つめは読み終わった後に強烈に後を引くこと。つまり読み終わった後に楽しむ本。 東野圭吾の『秘密』は完全な後者であり、その残り度は小説の中で群を抜いている。匹敵できるのは、同じ東野氏の『容疑者Xの献身』くらいだろう。 その上で1点のみ、本作に不満を感じた。ラストのひとひねりは無い方がよかったのでは? つまり藻奈美の意識が甦ったので直子が姿を消す、で終えれば完璧だったと思う。これなら直子の選択に読者は納得できる。なぜならその場合、直子には、平介以上に藻奈美に対する責任があるからだ。 藻奈美が眠れば自動的に直子が現れるのでは、新婚生活が崩壊する。よって娘の人生のためには、直子は消えざるを得ず、そこに一切のモヤモヤは発生せず、読者はすっきりと号泣できる。 ところが最後のひとひねりを加えると、つまり娘は戻ってきておらず直子の自作自演だったとすると、直子は消える必要がない。 新婚家庭では藻奈美を演じ、平介の前ではこれまで通り直子に戻ればよい。従来と同じのやり方で、娘の体を預かっている責任と、平介への愛の両方を問題なくこなせることになる。よって本書のラストを採用するなら、直子はなぜ消えたの? というモヤモヤが残る。 意地悪な見方をすると、直子はこの場合、自分自身のために消えたように見える。二重生活を続けることが面倒になった、あるいは娘になりきって第二の人生を歩みたくなった。いずれにせよ自分(と娘)を優先して平介を見捨てたように見える。最後の指輪のくだりは、そのためのエクスキューズに見える。 最後の恋愛発生の件でも、藻奈美だから若い男に惚れるのが自然なのであって、その正体が実は直子だったら、「げっ」 となる。 平介という旦那がおりながら、なぜ若い男との再婚に踏み出すのか? 若い体を手に入れた女房に捨てられたように見えるとすれば、既にいくつかのレビューにあるように、「平介がかわいそうすぎる」。それが一部の読者に後味悪く感じさせ、賛否両論の源になったかもしれない。 とはいえ、それ以外の部分が素晴らしいので、星5つの評価は変わらない。他の人にも勧めたい。 | ||||
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| 「殴らせてくれ」 妻と一人娘を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀のあと、意識取り戻した娘に宿っていたのは妻の人格だった。 夫として、父として。そして、男として生きる葛藤を学んだ。 | ||||
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| 間違いなく傑作。前半は明るい雰囲気があるが、その中でも忍び寄らざるを得ない将来の不幸が見え隠れしている。 後半は涙が止まらない。 陳腐な言い方になるけど、だんなへの、妻への無私の愛。でもそれを遂げると、愛する人が他人の元に行ってしまう。 これは愛なのか?これでも夫婦なのか?だからこそ夫婦なのか? 夫婦だからこそセックスに対して冷静になれ、そして相手に対する残酷さに気付いてしまうんだろう。 これが恋人同士だったら、こんなにも悲しい話ではないのに。 娘の体を幸せにすることが娘への愛なのか? 考えさせられると共に、妻を、家族を愛することで幸せになれるという自分の立場が、こんなにも有り難いことなのかと、思った。 | ||||
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| これまで本は割りと読んできたが、間違いなく3本指に入る感動を与えてくれた。 これが優れた文学というものにあたるのかどうかは分からないが、家庭を持ったことのある中年男として、はじまりから共感でき、読みながら涙、笑いをこらえるのが難しかった。ここにあるのは、ひょっとしたら美しい文体というものではないのかもしれないが、稀有な物語にまとう感動を失われることなくストレートに伝えてくれる。 400ページを超える大作だが、読み始めのハイペースは最後まで落ちることはなかった。退屈にさせる要素は皆無。 娘を守ろうとする母の無意識の献身の描写は涙を誘い、主人公が娘(妻)のストーカーそのものと化す場面では、吹きだしてしまいそうになる。このあたりの異常にも思える行動を想起できる想像力は、それこそ才能なのだろう。そして、その内容を伝える文体が不器用にもストレートながら、それが逆にただならぬ主人公の心情をより際立たせている。 | ||||
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| 心は大人のままで、もし若返ってしまったら、大人のときの気持ちを持ち続けられるのか、、、 さらに、それが夫婦であり、若返るのが妻であり、若返り先(?)が死んでしまった娘である、という手の混んだ設定。 どういう風におさめるのか、と思いながら読み進めましたが、不覚にもラストで泣いてしまいました。 レビューには主人公二人に対する批判が多いですが、46歳(妻は6年前に他界)の私としては、二人の気持ちの変化はとても自然に感じられました。 若返ったことにより、愛していた夫を徐々に父親としか見られなくなってくる妻。そんな妻(娘)の気持ちを理解しようと努めながらもジェラシーを押さえられない夫。 どうしようもないもどかしさ、悲しさ、切なさです。 奇想天外な設定だけに、きれいごとで終わらせることはいくらでもできるでしょうが、どろどろとした人間のいやな部分、弱さも見せながら、ラストにきれいごとではない思いもよらぬ展開を用意しています。 読後になんともいえない余韻が残りました。 間違いなく傑作です。 | ||||
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| スキーバスの交通事故で、妻を亡くし、娘だけは一命を取り留めた。 気がついた娘の魂?は、妻のそれが入っていた・・・という感じで始まる話です。 最初は、戸惑いながらも二人で協力して生きていく、そしてその環境が面白可笑しく書かれているのですが、やはり親心?なのか、娘がもし戻るようなことがあればということを考えたのか、私立中学への進学のための受験勉強を始める等、すれ違いがうまれる。このあたりから、続きが読みたいけど読み進める程、なんともいえない気持ちが自分の中で広がっていきます。 別の方も書かれていましたが、主人公(旦那)視点で物語が描かれているので、 妻が何を考えているのかわかりません。 ラストの秘密、主人公の考える通りだったのか? そうであれば、妻は何を思ったのか? 旦那を楽にするための秘密であってほしいけど、仮にそうであっても 納得がいかない。読み終わってここまで考え込んだ小説は初めてです。 もう1度読めば、また変わった解釈や発見があるのかもしれませんが、 当分読む気になれそうにありません・・・ ただ、最後まで読まなければならないようなストーリーは、流石!という感じです。 | ||||
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| 何回読み返したことか(≧∇≦)1番好きな小説です。 | ||||
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| 秘密を抱えて生きることはたやすくないでしょう。 だけど何故それを敢えてするのか?という所に思いをはせると、「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」という決断をしたからなんだと思います。 父親で無い事が分かったのに「父親の気持ちになれるかどうかということばかり考えた自分はおろかだった。好きだった息子にとっては自分が父親として振舞う事が大事なんだ」と気づく一人の登場人物の言葉は、夫も娘も愛する母親としての直子の苦渋の選択も、同様の判断に基づくものなのだという作者からのメッセージだと思います。 母親に対してずるいと感じた人もいるようですが、私は、自分を消す辛い選択をした彼女だって悩んだろうと思います。彼女にしてみれば、娘の体に母親たる自分の魂が宿っている状態では、夫と夫婦の営みができなかったし、夫は再婚にも踏み切りません。しかも、娘の姿では、同年代の異性からのアプローチは絶えず、中身は妻なのにと思っている夫は気をもむ。であればいっそのこと、娘には娘の幸せを追求してもらい、夫には妻と娘をなくした人間として再出発してもらうのはどうか・・・と。 本当に娘の体に娘の精神が少したりとも戻ってきたのかは良く分からず、そうでないとしたら母親は相当演技した事になりますし、結婚した後もずっとその演技をしょっていくと考えたら、相当辛い判断だと思います。 でも事故で二人いっぺんに失わず、一人を取り戻したかと思ったら、最終的にはどちらも失ってしまうなんて、主人公の平介には辛すぎますね。ましてや、娘が妻の精神のままで結婚したのであれば、男性としてはどんな気持ちになるのだろうと思うと、女の私には想像がつきません。また娘が25歳のタイミングで再出発しようにも遅いような気も。 ただ、これ以外にも、「父親にとっちゃあ、娘とのデートってのは、一生に何度もない晴れ舞台だからねえ」なんてくだりに、生前の父親と二人でしたデートを少ししか思い出せなかった娘としては琴線にふれるものがありましたし、家族を大事に想う心とか、家族への感謝が蘇ると思うので、総じて読んで損はない本だと思います。 書き方については、文脈からすると「直子」と「藻奈美」が逆じゃないかと思うことや、「変な気になるわけない」(変な気にならずにいられない、では?)など、誰が読んでも同じ意味に捉えられない箇所がいくつかあったのと、藻奈美の体にどちらの精神が宿っていたのかは分かりませんが、母親と娘の死を間接的に招いたといっても過言ではない男と結婚するだろうか?という所には共感できなかったので、その分評点を下げました。 | ||||
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| 子供が殺される、ひどい目にあうと いった作品はいくつか読んだことがある。 しかし、この作品はたしかにいろいろな苦悩はあるが、 一見、酷いことが起こったように思えない感じで物語が 進行していく。そうして、あーーーーって感じですかねえ。 私が鈍感なのか?こういう残酷なことってあるんだなあと 思いました。最高に面白かったです。 | ||||
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| 私がこの作品を読むのは今回が2回目なのだが、最初にこの作品を読んだときに強く感じたのが、この作品ほど、前半と後半で雰囲気の異なる作品は、珍しいのではないだろうかということだった。 私は、「泣ける」という前評判を知って、この作品を読み始めたのだが、前半では、自分たちの置かれた境遇に戸惑い、合わせ切れない夫と妻の言動が、ときにコミカルに描かれており、思わずクスッと笑ってしまい、深刻な設定のわりには、深刻感に欠けるところがあるのだ。また、事故で生き残った娘の体に死んだ妻の心が宿るという、現実にはあり得ない非科学的な設定に、深刻感を感情移入しにくいという点もあいまって、「泣ける」という前評判と、実際に読んで感じた印象との間のギャップに、かなりの戸惑いを感じたものだった。 それでも、後半になると、前半とは一転、物語は、シリアス一色に染まっていき、この作品が、なぜこれほどまでに版を重ね、映画化もされたのか、その真価が次第に明らかとなっていき、しっかりと泣かせてくれる。また、ラストでは、この作品のタイトルの真の意味も明らかとなり、この作品が、ある意味、ミステリであったことにも気付かされる。 後に読んだ文庫本「毒笑小説」の東野圭吾と京極夏彦の巻末特別対談によると、東野圭吾は、この作品について、「この作品の原型となった短編のおやじの慌てぶりのドタバタが、もっと面白くなるはずだと思い」、「最初は、笑わそう、笑わそうと思いながら書き始めたのだが、笑うスイッチと泣くスイッチは近所にあり、ああなってしまった」と語っている。 私は、この作品を傑作だと思うが、この作品の成り立ちの経緯から来る前半と後半のギャップを、「作品全体の不統一感」と否定的に捉えるのか、「コミカルな前半があるからこそ、後半の泣きが、より一層、引き立った」と肯定的に捉えるのかによって、評価が変わってくるところがあるかもしれない。 | ||||
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| さすが東野圭吾。感動しました。 交通事故にあった妻と娘。 娘の体の中には妻の心が宿り、妻の体は死んでしまった。 娘として生活する妻の心、夫を愛しているが、この体ではキスを交わすことも抱き合うこともできない。 なにより娘の魂を押しのけて入り込んでしまった自分。 何故娘を死なせてしまったのか、あの子には自分のできなかった夢にむかって精一杯生きてほしかったのに。 夫も娘の中にいる妻の心のせいで前に進めない。 あなたは私を見ていたときの愛しい目で見てくれるけれど、あなたの目の前にいるのはあなたの娘なのよ。 そして妻はある『秘密』をもつ。。。。 心と心はすれ違って、奥の奥の場所で繋がっていく悲しい悲しい暖かい愛のお話です。 | ||||
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| 娘の体に「妻」が宿る。 そして生活が始まり、いつかはその矛盾に対する彼らなりの答えを出さねばならない。 そして、その「彼らなりの答え」が最後の数十ページにある。 読者の数だけ読後感が大きく異なる本だと思うが、超現実的な状況設定が故に、それもまた当然だろう。 私個人としては、彼らなりには、「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」という本にも触れられている一つの道しるべが貫かれているように思えた。 直子の行動に意見もあるようだが、結局は、愛する藻奈美がいつ帰ってきても幸せに残りの人生を再開できるように最大限の愛情を形にしたのだろう。 決して、直子が自分の人生をやり直しているようには感じなかった。 当たり前だが、「秘密」の中の答えは、平介と直美の出した答え。 読者がどういう答えを出すか、読後感を反芻しながら自分に置き換える事も考えると、長く付き合うことになる小説かも。 ん〜、読み終えた直後より、数時間、数日と経ちいろんな思いが去来する小説である。 | ||||
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| 夫婦の愛、親子の愛、共にかけがえがなく、決して比べることができない二つを 時に交差させ、離し。そして非現実的なテーマをあえて男目線という超現実的な 視点で読み手をリードする。 一見矛盾するテーマがバランスのいい構成の中でどんどん進んでいきます。 物語のキーとなる登場人物の女性たちにも、つい、色々な昔の思い出を重ねてしまいました。 そして最後にいつまでも共に幸せであることが許されないと分かった時、 大好きで大切な人を苦しめる運命から救い、解き放つために自分ができる唯一の事とは。 これこそ究極の答えであり、それができるのが究極の愛なのでしょう。 読み終えたあとはため息ばかりで、しばらく動けずにいました。 読んでいる間は主人公の平介にじれったくなったり、どうしてそんな風に考えたりするんだろう って思ったりもしましたが、一度読み終えた後に必ず読み返すことになるラストの展開は 見事としか言いようがありません。 もっと早く読むべきだったと後悔していますが、逆に主人公に近い年齢になっている からこそ余計に心に染みるのかもしれません。 ご同輩、必読です。 | ||||
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