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秘密
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秘密の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全490件 221~240 12/25ページ
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| 性別、年齢、家庭環境などで解釈の仕方が違ってくると思う作品。 主人公目線で書かれているので直子の気持ちの解釈が様々にできる。 私は主人公目線である為か、最初は主人公の気持ちが強く感じられたが、だんだんと直子の気持ちがわかり、なんとも辛い気持ちになった。 娘の体を手にし、ここからどう生きるか考えなければならない。妻として生きようと体をあずけようとしても、だめだと言われる。娘になりきって生きようとしても、どうしてそんなことをするのだと言われる。どうしたらいいのか途方にくれる。 主人公目線からしたら直子の気持ちが読めなくて辛い、が直子は一生懸命考えたのである。 どれがいい決断か。 娘のふりをしていても平介は辛い。けれど妻にもなれない。そんなの自分だって辛い。 平介が直子の幸せを考え、もなみと暮らすと決めたとき、直子ももうもなみになると決めることしかできなかったのだ。それはもなみの為でもあり平介の為でもあり自分の為でもある愛している者の為に騙し続ける‥。1番辛いのは直子である。正直、本当にもなみがかえってきてくれていたのならそれがよかったけれど。 | ||||
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| まず、意見にヘイスケだけがかわいそうという意見が結構あることに驚きましたこのふたり、お互い死ぬほど苦しいはず夫婦愛の究極の形ではないかなと思いましたヘイスケは失う、直子は失うだけじゃない一人ぽっちで秘密を持つ苦しさって半端ないいつかどこかで知ってほしい、と心のどこかで願うと思う東野さんは百夜行などしかり、はっきりとした心情の吐露がなくとも複雑な人間感情の描写をされる方だと思います。なので、そもそも「始終身勝手なだけの妻、直子」っていう薄っぺらい人物なんて書かないと思います。敢えて気持ちを吐露する主人公に直子をすえなかったことで、女性の持つある意味強さや潔さ、静かにつらさに耐えるところ、秘密めいた感じを余計に上手く表現出来ていたと思います男の人はなんだかんだと単純だったり少年のようだったりもありますからヘイスケを主人公目線で語ることは素直に心情の吐露で哀愁や葛藤、哀しさを表現するのに適していたと思います描きたかったのは「夫婦の愛」(+親子の愛、周囲のさまざまな愛)でしょう加害者の関係者とうんぬん、娘とのうんぬんはないよね;とは思いましたが、自分は秀逸だなぁと感嘆しましたとりあえずガンっとパンチがある作品です切ないので気持ち健康なときに読まれた方がいいかも・・・ | ||||
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| ドラマしか見ていないのにレビュー書いちゃってごめんなさい!実は「もなみ」はやっぱり戻ってきていて、最後は単なる「平介の勘違い」なのでは?だって、母子で手紙のやり取り、してましたもん!その時に「直子」は「もなみ」に「指輪」のことも伝えていたのでは?本当はどうかなんて、もちろんわかりませんけれども、そう考えた方が、僕は心が穏やかになるので、そう考えておくことにします…☆ | ||||
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| 最後の最後は、自分自身のエゴが勝つ、自分が結局一番大事、という人の弱さをこれでもかというくらいむきだしにする作家さんだなあと思う。白夜行と、秘密だけしか読んだ事ないのだけれど。後味の悪さ、をいかに描くか、で定評のあるミヒャエル・ハネケ監督を、部分的に、彷彿とさせます。(←映画監督)いつも気分をマックスに悪くさせられる。そして作家のねらいはそこ。ならばこの作家さんは満点だと思う。不幸で満ちているけど、作家のねらいがそこであるならば。旦那への愛憎、の意味で、指輪の策略をしてる。知らしめることによって味わえる直子の優越感、そしてその上で旦那の気持ちをぶったぎる。旦那はこの先苦しいだけだけど、直子は関係ないと割り切りたいこその秘密。積み上げてきたもの(信頼や愛)を、ほんのかけら持ち合わせている自分のエゴで、たった一瞬でぶっ壊す。直子の心情がよく解る。愛するが故、なのか、憎しみ、なのか、破壊したくなる、しかも一番傷つく方法で。なんかとてもよく解る。離婚問題から沸き起こる感情によく似ているような気がする。関係がない。私は私。貴方が不幸になろうが関係がない。だって誰しも自分が大事だから。秘密を一人で持つことで、自分の存在が無かったことになりたくない直子の自己顕示欲が顔をみせ、自分を間違いなく愛してくれている旦那を、一番の不幸へと貶めた。彼女はただ黙ってられなかっただけ。秘密って、誰かと共有したいものだから。誰かが知ってくれているからこそ、秘密は成り立つんだと思う。 | ||||
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| 東野さんの本は、最後にどんでん返しがあったり、意表を突いた展開があります。そこが魅力です。あまりのおもしろさ故か、「これだけは言いたい!」とばかりに、ネタばれしているレビューがかなり見受けられます。知ってしまって読んでは、本を読む楽しさが半減してしまいます。TV、映画等で内容を知っている方はいいのですが、そうでない方は、読後、みんなはどんな感想を持っているのか調べるために見るのがよいと思います。最後に、この本はとてもおもしろいです。 | ||||
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| 今更ですが、東野圭吾の小説を読むのはこれがはじめてです。ドラマの続きが気になって読んでしまいました。賛否両論のレビューが連なっていますが、私は最後に泣いてしまいました。信じられない状況に向き合って向き合って向き合った結果、そしてお互いを思いやった結果の末の結末だったと思いました。私にとってこの結末は、なるほどな、という感じ。もしこういう感じのストーリーを他にも書いているのなら、ぜひ読みたいですね。ただ、文章ひとつひとつが素敵だな、言葉の選び方が素敵だな、というような感じはここからは受けませんでした。物語のテンポや進み方とか読みやすさはいい感じ。マンガを読んでいるようなスピード感だったので、TVや映画で映像化されるのもわかるな〜という感じがしました。 | ||||
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| 最初は、人格が入れ替わる何度か読んだ話と同じ様なものだろうと思っていたのですが、これが読み進むうちにどんどん引き込まれて行きました。 それは、一つには主人公平介の視点で見せられる光景や彼の心情にどんどんのめり込んでしまったと言うことでもあります。 又、一方でこの異常な事態を二人がどう解決して行くのだろうと言う強い興味でもあります。 作者の上手さは、平介の目から直子の心を上手く隠しながら、しかも感動的な見事な結末に持って行っているところにあります。 その結末に至るまでの二人の苦悩に共感しながら、二人の決断に感涙さえします。 それは、二人だけのまさに「秘密」であり、誰にも明かす事の出来ない苦悩です。 作者は、勿論この事故の被害者について、詳細にその苦しみを描いて行くのですが、逆に、加害者の家族の苦しみも描いて行きます。 しかも、その加害者の言葉がきっかけとなって、主人公たちの決断に導きます。 この辺りにも、話の展開の上手さを感じます。 直子の決断、それを知る平介の涙。 「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」 この言葉が、胸に響きます。 | ||||
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| タイトルの真意を最後の最後で読者に理解させるとは…せつな過ぎてしばらくヘコみました | ||||
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| 現実的には、ありえない設定ですが、この本で述べているのはそんな非現実を超えた所に存在する、主人公と直子の愛情、そして二人の藻奈美への想いです。最後の秘密も凄かったですが、個人的には、直子が消える、山下公園のシーンが一番好きです。(まぁ、私はそういう世代の人間です(笑))この作品は男性が主人公で、男性側から見た小説ですが、小説を読んだ私の妻と話をしたら、やっぱり全然、感じるポイントが違ってて、面白かったです。文体は大変読みやすく、特に引っかかりも無く、さらりと読めるので、妻や恋人、家族と、この本を通じて、ちょっとした本音や価値観を知るのも面白いのではないかと思います。間違いなく、お勧めの一冊です。 | ||||
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| 正直を申し上げて、テレビドラマの影響で購入しました。ドラマは途中ですが、先に読んでしまいました。私は主人公と同じ年の既婚者です。子供はいませんが、この物語はある夫婦の生き方を描き、読者に問いかける秀作だと読んで思いました。主観ですが、一番の犠牲者でかつ過酷な決断をしたのは、平介ではなく直子だと思います。本音をいえば、直子ではなく本当に藻奈美に戻っていてほしかったです。ですが、平介が彼女の姿をラストシーンでみて直子と判断したのですから間違いないのでしょう。山下公園から結婚式までの長い間、直子は藻奈美の中でどのような心情でいたのかと考えると夫に対する深い愛がなければできることではありません。恐らくラストで直子は平介が気付いたこともわかってしまっているのではないでしょうか。平介もそれを共有し、そのうえで最後の藻奈美(直子)の新郎との会話があり、直子と共に「秘密」を貫く平介の決意が感じられました。辛い選択ですが、私は2人の選択が最良と思います。願わくば、平介が知らずにいてくれたら救いがあったかもしれません。男性は脆いと書いたら女性に失礼でしょうか。しかし、直子は藻奈美として次の人生へ進み、平介は直子が消えた山下公園から変わっていないことがまんざらでもないかと思います。読後、放心状態になりました。深い夫婦愛があればこその別離が描かれた作品です。普通の幸せがいかにありがたいものか感じることのできる推薦作品です。 | ||||
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| 300を超えるレビューがあるとおり、傑作です。ただし、この物語はミステリー・SFの分野のものであり、純文学ではありません。夫婦(家族)の関係という舞台設定において、主人公であるまじめな夫が、極限の状態から解放される直前に、またしても悪夢の世界に突き落とされて終わる物語です。今、ドラマ化されていますが、TV「世にも奇妙な物語」で映像化されるような作品とも言えるのでは。「秘密」というすばらしいタイトルといい、超一流のミステリー・SF作品です。よって、家族愛・夫婦愛を描いた作品と勘違いをしてしまうと、色々な方が書いているような死んだ娘への親の感情が書き足りない等々意見が出てしまうのでょう。言い換えれば、勘違いさせるだけの作者の筆力がある作品ともいえるのではないでしょうか。ここで、あえて多くの方の議論に対して私見を、不幸にして娘と妻の魂が入れ替わってしまったこの物語において、娘の魂が入った妻の体が荼毘にふされると同時に、娘の魂はこの世に存在できなくなったはず。当然作者も、娘の魂が戻ってくることなどと当初から想定しておらず、もし戻すならば、お約束として妻を植物人間として生かせておいたのではないか。よって物語の中でも、娘の体で生きていいる妻は、ある時点で、二度と娘の魂が戻ってこないことを悟ったと考えるべきで、その時から妻であることと新しい人生への誘惑の葛藤が妻の中であったのでは、それは意図的なのか無意識なのかは作者のみ知るところか。仮に妻の言うとおり、娘のために人生を用意したなら、結婚は出来ないとは思いませんか。下品な表現ですが、夫婦の行為の時に11歳の娘の魂が戻ったらと考えれば、母としては恐ろしくて結婚できないのでは。みなさんどう思いますか。 | ||||
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| 数年前に読みましたがドラマ化に際し、もう一度読んでみました。展開や結論が分かっているのにも関わらず、心が震えるような感動があるのは、描かれているのが普遍的な愛だからでしょうか。東野圭吾作品には、当たり外れがありますが、本作は間違いなく代表作と呼べるものでしょう。 | ||||
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| 読み始めは、なんだか軽いストーリーなのかぁ、と思いましたが、読み進んでいくうちにどんどん引き込まれていきました。設定は現実的ではないのですが、その状況下におかれた主人公たちの心情や苦悩の表現は現実にありそうと思えるほどです。読後感ですが、タイトルが持つ意味が深いと感じました。カバーのイラストも読後に見ると、なるほど、と思いました。私にとっては、この「秘密」と「さまよう刃」「容疑者xの献身」が、東野圭吾作品のベスト3です。 | ||||
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| 傑作でしょう、間違いなく。 なんで、傑作だと思うんだろう。 泣けて泣けて仕方ない、ということはない。 でも、読んでいる途中も、読んだ後も、「心」がむなしくて 仕方ない。永遠に生きていきていきたい。 いや、この物語が、どうか終わらないで欲しい。 そんな感覚、感動がいつまでも、残る。 なぜなんだろうか。 夫婦って何だろう。 肉体と心って何だろう。家族ってなんだろう。親娘って何? 人間が生きるって何?年齢を重ねるって何? 結局、この世に生まれて、結婚して、子供を育てて、 この世代の継承と、自分には何の意味があるのか? このファンタジーにはさまざまな気付きを読者に与える インパクト、パンドラの箱が入っていました。 東野圭吾は、傑作を書きました。 それは間違いがありません。 | ||||
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| 私は、この物語は人間の誰の中にもある現実を、見事に表していると思います。本当に愛し合う夫婦の間にも、ギクシャクとした空気が流れる・・・ 私も、映画・ドラマ・原作本のどれにも接しましたが、やはり原作の設定が一番だと思います。ドラマや映画では時間を省略するためか、事故にあうのは年頃の「藻奈美」ですが、やはりこの話は「小学生の藻奈美」が主役であるほうが作者の意図が明確になるような気がします。 この物語には「事故後自分の子供となった直子を守ろうとする平介の愛」。「思春期になった藻奈美(直子)が平介に嫉妬させないように気遣う愛(これが逆に嫉妬を煽ってしまいますが)」、「通常の親子に戻り直子を悩みから解放させようとする平介の愛」、「とは言っても自分が直子のままでは平介が平常心ではいられないことを理解し、藻奈美になりきろうと決めた直子の愛」。それ以外意にも「昔別れた文也を本当の子として助けようとする梶川の愛」など多くの愛がちりばめられています。 しかし、すべての愛の裏にはその犠牲になっている人もおり、それが納得できない読者の方を生んでいる理由だろうと思います。特に、高校生になった直子が平介を裏切ったようにも取れる行動をしますが、私はそうは思いません。私たちだって、家族がいても病院の看護婦さんに心ときめいたり、ママさんバレーのコーチに淡い恋心を抱いたりしますよね。直子も自分の立場は理解しつつも、この程度の心の動きだったのではないでしょうか。でも、心配させまいとして語らなくなった直子と、それによって疑いを募らせた平介。二人のすれ違いは極限に達したのではないかと思います。 いずれにしても、私はこの本を読み終わり、私は他の方々がどのような感想を持たれたのかに興味を持ち、インターネットで多くのレビューを読みました。そして、「あの時、直子はあんな態度しか取れなかったのだろうか?」、「平介が素直に自分を晒していたら・・・」、「直子は本当に藻奈美になりきるしかなかったのか?」、「結婚式の後、二人はどうなったのか?」等々、この小説の続きを書いてみたくなるほどいろいろ考えました。他の多くの方もおっしゃっているように、読んでいる時間以上に、尾を引き余韻の残る素晴らしい一冊です。 | ||||
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| 娘の体に精神を宿した直子。「娘に最高の器を残す」という使命の中、前半はコミカルに話が進む。 しかし、高校を迎えたときには、娘のための努力が愛する夫を傷つけてしまうものでしかなくなってしまう。 直子は悩みに悩み抜いた上で、一つの提案を平助にする。 セックスをして、夫婦としてのつながりを戻そうということだ。 もちろんそれがうまく行くか分からないが、それに賭けてみないかという提案だ。 平助がそれを受け入れ、体は父娘のままセックスをし、精神上夫婦としてつながり合いながら生きていくという選択肢もあっただろう。 もちろん、世間には言えるはずがない、秘密な生活として・・・ しかし平助は理性でこれを拒否した。拒否せざるを得なかった。 いつか娘の精神が戻ったときに、最高の器を残したい、それは直子だけの願いではないのは言うまでもない。 直子はまたしても悩むことになる。自分の存在のせいで愛する夫を傷つけ、何も解決策がないまま過ごすだけしかできないのだろうか。 そんな中、平助から重大な決断が下されたことを聞く。今後は直子を娘として扱うと。直子を苦しみから救うのはこの方法しかないと。 夫の自分に対する深い愛情を聞いた直子も、悩んだ末に一つの決断をする。ならば、夫が一番傷つかない形で、その愛に応えよう。 それを永遠に自分の秘密にしよう。 ・・・直子の心情は意図的に書かれておらず、人によっては自分勝手な女と映るだろう。 自分には、直子も、その心を大きく揺らし悩みながらそれを一人で抱えていた、可哀想な女に映る。 | ||||
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| 私は映画版を見て「秘密」形を変えた夫婦の生き方について衝撃受けた記憶は今でも鮮明に覚えてます。交通事故をきっかけに亡くなった母は娘の体に宿り生きていく葛藤、夫婦としての葛藤など多くの難関が二人に降りかかる物語に感動しました。映画版と設定違いますが伝えたい想いは同じです。ラストに向けての付箋は小説版が詳しいです。2010年TVドラマとして放送開始で視聴して満足しました。あのラストへ向かってのドキドキ感は切なくも儚なくもなります。これからの展開見守ります。作者さんへ再販希望です素晴らしい作品ありがとうございます。 | ||||
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| 読み終えて2日目になりましたが、今だに立ち直れません。(笑) あと一週間くらいかかるかも。 映画になり、ドラマにもなった。 それだけのことはある。 命。親子の愛情。夫婦の絆。 すれ違いとギャップ。 そして、運命。 事故の被害にあった家族達。 事故を起こして逝ってしまったバス運転手にも、家族にかかわる複雑な背景がある。 直子と藻奈美、そして主役の平助。 巧みでよく錬られたストーリ。 微妙な人間心理と意表を突く展開が重なり合う。 読み手の心を揺さぶり続けながら、最後までぐいぐい引き込む。 そして、このまま感涙路線で終わりかと思ったら。。。。 なんともいえないエンディング。 見事な傑作小説だということは認める。 しかし、この最後の部分は、 ミステリー作家としては当然このように持ってゆくべきオチなのかもしれないが、 一気に打ちのめされてしまった。 | ||||
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| ほとんど本を読まなかった私が 最近時間ができて読書をはじめました。 ただ、ここ数冊は読んだあとに時間の無駄だったかな、はぁ。 とため息が続いており、 虚無感というのか寂しさというのか、私事もあいまってか、悲しいような気分でした。 そんな中、面白い本に出会いたくてさまよっていた所、 なにげもなく手に取ってこの本に出会いました。 難しい事は語れないのですが、 とてもおもしろかったです。 著者の巧みさに驚きました。 本の感想を書くのも 始めてなので(学生時代の読書感想文をのぞく)うまく表現できませんでしたが、 一気に読み進み、読んで良かったと思える本でした。 現在平成22年10月。 平成10年9月に単行本が刊行されていたとあとで知りました。 少しも古さというか、違和感がありません。 むしろなにか新鮮ささえも感じました。 この本に出会えて良かったです。 | ||||
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| 【ネタバレ】 先ほど読み終わりました。いやー、すごく後を引く小説ですね。感動作、なんて一言で片付けることが到底できない。 他の方のレビューを見ていると、衝撃のラストに賛否両論、といった感じですが、最後のシーンは決してひとつの事実を示しているのではなく、解釈は読み手に任されています。直子のままで藻奈美は最後まで出てこなかったのかどうかは、明示されていません。もしかしたら、直子が藻奈美に手紙を書いて、テディベアの中に指輪があること、それを自分の指輪に作り変えてほしいこと、そうすれば直子がずっと藻奈美のそばにいれるから、と、直子が消える間際に伝えてたのかもしれません。 平介が2回殴ったのは、最後の6年間は間違いなく平介にとって藻奈美=直子、だったわけで、そういう意味で殴ったのかも・・・。 と解釈すれば、「直子が藻奈美と直子の2つの人格を、平介の前で演じきれるわけがない」というツッコミも意味を成さなくなります。だって、藻奈美は実際に蘇ったんですから・・・。 ・・・なんて、話は尽きないですね。 解釈はいくつもあれど、現実に妻と幼い娘がいる私としては、読後、「妻と娘の存在の大切さ」を改めて実感させてくれた小説でした。帰ったら妻と娘を無言で強く抱きしめてしまいそうです。 | ||||
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