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パラレルワールド・ラブストーリー
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パラレルワールド・ラブストーリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 41~60 3/6ページ
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愛とは何かを思い知らされる物語でした。とても面白かったです。 | ||||
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普通に面白かったです。 題名がラブストーリーという事でベッタベタのラブストーリーに東野圭吾らしい近未来化学ミステリーを混ぜたストーリーで個人的には新鮮で面白かったです。 ただ化学の話がややこしいので読んでいて、めんどくせーwと思い、読むのがめんどくさくなりましたw あと東野圭吾さんにしては珍しくバッドエンドではないというか・・・その後のストーリーは明確には語られませんが、この話に乗っとっていうなら恐らく主人公たちは自身のしたことに苦しみながら生きて、そのうちそれもいい思い出だったと勝手に脳が脚色していくんではないでしょうか。 いやー面白かったです! | ||||
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ただのベタベタなラブストーリーではないところが好きです。 だんだん謎が溶けていく感じがとても面白く、2日で読み切ってしまいました。 | ||||
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ストーリーの展開が、上手い。 親友の彼女は、実は一目ぼれした女性だった。 嫉妬する。この辺りの心理描写がリアルである。 ところがある朝目覚めると、彼女は自分の同棲相手だった。というか、元々親友の彼女ではなかった・・・でもなんだか違和感がある。 自分と親友と彼女は、同じ最先端の技術開発の企業に勤めている。 自分は混乱したまま、真実を明らかにしようと探る。すると、関係者が一人一人、消えていく。 最後に謎が解き明かされる。 こういう、殺人事件が無いミステリーが好きだな。 同時にこれは切ないラブストーリー。 また、テーマは「自分」とは何か・・・という意味で、心理学的で哲学的な小説である。 タイトルに罠が仕掛けられているので、くれぐれもご注意ください。 | ||||
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正直、東野圭吾はもういいかなと思っていましたが、友人がこれは面白いというので読んでみました。 最初から最後まで止まらない面白さで、最後も納得のラストでした。 なかなかこういった完成度の高い作品には出会えないので、さすが東野圭吾ですね。 ちょっと飽きて最近は遠ざけてましたが、まだこんな作品があったとは。 ★5にしなかったのは個人的な好みで、読まなきゃ損といっても過言ではないです。 普段本を読まない方だと少し時間かかるかもですが、確実に面白いと思います。 | ||||
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東野圭吾の本にははずれがない。少なくとも私が今まで読んだものの中では。ただ、この人の書くものだとある程度以上の質・面白さを期待して読んでしまうので、どうしても点が辛くなってしまう。 このパラレルワールド・ラブストーリーもそんな本のひとつだった。過去の記憶に疑問を持ち真実を解き明かそうとする現在と、取り戻していく1年前の記憶の中の風景が交互に描かれる。その構成はさすがだ。また、最後までストーリーも飽きさせない。脳科学という分野も作者が得意とするもので、「変身」「宿命」などでも取り扱っており、「こんなの現実にあるわけがない」と思いつつも、小説世界の中でつじつまを合わせられるのも作者の力量だろう。それでも多少消化不良の感が残るのは、智彦という主要人物がきれい過ぎるからかもしれない。親友に裏切られ、唯一無二の恋人を奪われたにしてはあまりに人が良すぎはしないか。最後に残された手紙は確かに感動的だったが、こんな聖人みたいな人本当にいるのかと思ってしまうのは、私が未熟なだけだろうか。三角関係自体は、武者小路実篤の「友情」を思わせるが、智彦の人間が良すぎるためにラストの現実味が薄く感じられてしまう。しかしなんだかんだ文句をつけながらも、さすが東野圭吾だけあって読み始めたら止まらないので、娯楽にはいい。 | ||||
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東野圭吾さんの作品。ラブストーリーとあるように恋愛がテーマになっている。 親友とその彼女との間に葛藤する主人公。 いつの間にか記憶が改変されていた事に気づき真相に迫っていく主人公。 そして記憶改変技術の開発など理系要素は東野作品らしい。 時間軸は現在と過去を巡りながら進んでいる。 (このあたりもパラレルを意識しているのだろうか) 最後に主人公崇史が智彦の真意を書いた手紙を読む項目では胸が熱くなる。 裏切りにあっても友情を維持しようとする智彦のように行動できるだろうか。 身体にハンデを背負っていてもその精神は健常者よりもたくましい。 他の方も指摘しているのだけど、本作品の冒頭にあった山手線の描写は リアルであり印象に残る。東野作品でも珍しいと思う。 ミステリーと愛、友情を見事に表現しきった作品だと思う。 | ||||
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今に活躍している作家さんの本を読もう、碌に知らないしということでまずは、とチョイスした本。 東野圭吾さんを既に数ある著名人の中で選んだのは、ご出身が大阪だからで(感覚合いそうな笑)。後は知らない。読後でこの作家さん、文系より理系かなーと思った。理系が書くとこんな感じでないかなぁと(笑)。さて。 ※以下、ネタばれです。 内容は、三角関係。+SF。不条理恋愛SFでしょうか。 正解が無い答えを考えようって感じです。後味はその為、読み手次第。 主人公・敦賀崇史とヒロインの津野麻由子、親友であり恋敵になる三輪智彦の3人。誰一人として幸せにはなれない様に思えます。ただ、一つの科学的な可能性を残しながら。 敦賀と麻由子が結ばれれば三輪は幸せにはなれないし、 三輪と麻由子が結ばれれば敦賀は幸せにはなれないし、 敦賀と三輪が友情を守れば麻由子とは結ばれません。 恋愛を取るか、友情を取るか。敦賀ははじめ、麻由子と運命的な出会いをし、 三輪は片足に障害を持ちそのせいで引身で恋愛不器用な性格になりながらも、麻由子を唯一の(要するにこれも運命の出会いととる)女性と認識します。 そして、会社でのそれぞれの立場。どちらも同じ会社に勤め優秀で、研究には分野が違います。麻由子も、同じ会社で彼らの職場(研究)に居ます。 一見、彼らには違いがある様には見えますが、彼らが麻由子を手に入れようとするには、立場は並列です。どちらかが抜きん出て彼女に相応しいという訳ではない。そこが「どうなっちゃうんだろう?」と非常に気になるとこでした。記憶の改編という難しい背景と並行した世界に見せながら(まぁ多分ここに苦手意識を持つ読者も少なくない)、友情よりも恋愛へと変貌し崩れていく主人公の物語です。 平衡だった世界が崩れていく。友情という平衡が。 ミステリ要素も含まれますね。現実と、改編されたかもしれない虚実の現実の裏に事件性を秘めながらの展開。恋愛も気になる所だけど、事件の真相も知りたくなる。 お楽しみ要素が強いですが、最後は…。 もし三輪が残した可能性が他の手によって叶えられたら、物語の続きがまた始まるわけですが、話はここで終わっています。 もし読者が明るい未来を想像すればいい結末が迎えられるだろうし、 そうでなければ暗いかもしれません。ここで終わらせたということは…作家、限界か(笑)。 脹らませすぎて収集できなかったんじゃとも見れるので、賛美ではないですね。ははは。 よく込まれようとした本でした。素直に「面白かったぜ!」とは言い切れない感でした。 | ||||
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ミステリー要素は少なく、それでも全体として大きな謎はずっとつきまといますが、 基本的にはタイトル通りラブストーリーです。 どこかほの暗い感じがずっとつきまとい、明るいお話ではないですが、 不思議と暗い気分にはなりません。 記憶を大きくテーマに置いた物語で、記憶については曖昧ではなく、専門的知識もまじえてすごく詳しく書いてあります。 なるほどと思う部分も多くあり、記憶を研究しているその組織がまるで実在しているんじゃないかと思えるほどリアリティありです。 しかしこの物語の本当のテーマは「恋愛をとるか、友情をとるか」だと思います。 陳腐なように聞こえるこのテーマを深く掘り下げており、主人公のどうしようもない葛藤も、間に挟まれる女の子の苦悩も、彼女の気持ちが離れていく男の不安も、全てが手に取るように分かり、胸が痛みます。 ただ、私は主人公目線で読み進めていたのですが、ラストシーン。 私の心の中が一瞬でもう1人の男目線に切り替わりました。 素晴らしい構成。だけど、もう一度読み返すのはあまりにも心が痛い。 悲しくて、切ないラブストーリー。 読後少しぼんやりと色んな事を考えさせられました。 | ||||
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これ面白かったです。有り得ない話ですが話に引き込まれ一気に読めます。 | ||||
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本来なら読みにくい難しそうな話も読みやすく理解できるように書かれていて、 現在と過去の二部の物語がわくわくもありそわそわもあり…。恋愛の切なさもあり・・・・ 読み終わった後には衝撃と素晴らしい本の感動でしばらく呆然としました。色んな感情が巡って。 読みやすく書かれているおかげなのに、難しい話が読めた達成感もあり(笑)とにかくいい事尽くめなのでオススメです。 自分と同じ20代〜の女性が特に好きかもしれません。 | ||||
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難点は、登場人物、特にメインの三人の心理と行動が不自然なことです。なので、主人公の「自分が魅かれていた人が親友の恋人になった」という夏目漱石ばりの設定や、障害を持つ身で、やっと会えた心を許せる恋人に対する思い、そしてその狭間で悩む女性、といった要素がそれこそ全然「現実味がない」です。東野氏の作品内では、登場人物の台詞が不自然ということは(気にならない程度で)しょっちゅうですが、これは気になりました。 しかし、他のレビューワーの方々もお書きのように、冒頭の平行して走る山手線、京浜東北線の描写は素晴らしいです。この二線は重複部分が多く、普段の利用でも乗車前に「さーて、どっちで行こうか」と必要以上に(?)迷わせられたり、乗車中には「お互い動いているのに止まって見えるという不思議な感覚」を感じさせられたりして、東京生活の「あれっ」という感じを肌で経験させてくれます。それを言語化し、プロットの一部にしたのは面白かったです。 | ||||
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自分が一目惚れした女性が、親友の恋人として現れたら・・ 激しい嫉妬に襲われながらも、一方である朝に目覚めると彼女が自分の恋人として存在している現実が。 いったいどちらが本当の現実なのか? 交互に展開されていくストーリーは、やがて事情を察していく男の苦悩と親友への友情と彼女への愛と、盛りだくさんのテーマを含んでいて、読み出すと止まらない。 ファンタジーのようでただのファンタジーでもなく、近未来的な科学との融合のようなストーリーだった。 | ||||
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仮想現実を研究している男は、彼自身が頻繁に夢の中で仮想現実を見る状況に陥ってしまう。その夢の世界の方がリアリティがあり、現実は不可解な点が多い。そこに隠された謎とは。 めまぐるしく入れ替わる二つのストーリーと、専門用語をふんだんに取り入れながらも、サクサク読ませる文章力はさすが。止め時が見当たらないほど、先が気になり、自分で推理を組み立てるのが楽しい。 ラストは「ですよねー」という感じ。「容疑者Xの献身」を想起させるラストだったが、あの作品ほどの感動は無かった。やはり「友情」より「愛」のほうが強い。 | ||||
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赤川次郎も,谷川流も並列世界(パラレルワールド)を描写している。 東野圭吾のすごいところは,登場人物をうまく組み合わせて、 縦糸と横糸で柄の違いを出しているところだろう。 緻密で,まろやかな,東野圭吾のよいところが出ている。 解説の新井素子も分かり易く、 半分まで読んだ時に、ちょっと盗み見したけど, がんばって読み進もうという気になりました。 研究対象が記憶に関することで, 記憶に起因する並列世界の想定。 芸が細かい。 | ||||
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現在の記憶と未来の記憶。 それとも過去の記憶と現在の記憶なのかな? 2つの現実が交互に描かれている。 パラレルワールドという2つの現実が、時が過ぎるごとに徐々に近づき、最後は1つの現実となる。 この徐々に2つの世界が近づいていく感覚をハラハラしながら期待する。 2つの世界が1つになった時に見える真実。 読まなければ感じることのできない感覚だと思う。 | ||||
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自分が消したいと思う記憶をピンポイントで消去したり、 その代わりに、自分の欲しいと思う空想を記憶として 定着させられる。。。という脳科学技術が確立したという前提での物語。 そこに友情と恋愛という究極のテーマを重ね合わせている。 | ||||
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自分があいまいになっていく怖さ。 妄想と現実と、区別がなくなっていく怖さ。 親友との三角関係では、親友が身体障害を持っていることが 大きなかせになり、より複雑さを極めます。 同情なのか・差別なのか・愛情なのか・友情なのか・ 人間の複雑さ、そして脳のしくみの不可思議さを感じます。 | ||||
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パラレルワールド。決して交わることのない2つの世界。そんな中で物語は進行する。いや、正確に言えば2つの世界はほんの少しずつ、交わるのだ。そして、2つの世界には何か関連があるらしいことが分かってくる。不審な点も次々出てくる。いったい、真相はどこにあるのか? 少し変わった設定ではあるが、面白いミステリーになっている。主人公たち3人は複雑な関係になってしまう。そして描かれる2つの世界。その2つがつながったとき、そこには衝撃的な真相が−。 友情と恋愛、どちらを取るか。と書くと、古臭いテーマのようだが、さすがに東野圭吾。理系の専門知識を生かした設定で、うまくこの古くからあるテーマを料理している。私の好みで言えばあまり人間ドラマに興味はなく、ミステリーの真相にだけ関心があるのだが、やはり読者が魅かれるのは普遍的な人間模様なのだろう。そういう意味でも、この作品は十分に読み応えのあるものになっている。 私たちは自分の記憶を強固なものだと思っているが、実際はかなりあやふやなものでしかないのだ。そんな不安定な記憶の世界をこの作品は描き出している。私たちは過去の記憶に基づいて生きている。もし記憶がなければ、何もできなくなってしまうだろう。記憶こそがわれわれを形作っているものなのだ。そんなことを再認識させられた小説であった。 ラストの智彦(主人公の親友)の手紙は感動的だ。それには親友への友情と自分の責任を全うしようとする思いがあふれている。それはこのストーリーを読んできた読者の心を動かさずにはおかないだろう。またひとつ、私の好きな作品が増えた。 | ||||
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物語は、崇史と麻由子が恋人同士であるという軸、崇史の親友である智彦と麻由子が恋人同士であるという軸、の2本の軸で構成される。 一見両立し得ない平行な2本の軸が、徐々に近付き合い、大きな流れを作ってゆく。その距離の詰め方・展開の仕方は素晴らしいの一言。それこそ東野圭吾のセンスに他ならない。 何より「序章」が良い!!山手線と京浜東北線のくだりを読むだけでもこの本を買う価値がある。 ラストは若干駆け足でまとめてしまった感が否めないが、それを差し引いても☆5つ以上をつけたい。 職場の先輩から借りて何気なく読み始めた本だったが、ここまで夢中になるとは思わなかった。 | ||||
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