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むかし僕が死んだ家
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むかし僕が死んだ家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 61~80 4/6ページ
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小説にはプロットというのがあります。小説の組み立てのことです。この作品はひとつひとつの細かいことがらが精密にプロットされ、クライマックスに向けすべてがあきらかになっていきます。恐い、怖い、コワイ。ホラーぎりぎりの線でその一線を超えずに小説を組み立てる。その技量はさすがにベストセラー作家です。本書を読んだ人は、結末がわかっていてもドラマ化や映画化されれば必ずみるのではないでしょうか。それほどこの本の怖さが脳裏に焼き付いてます。東野圭吾作品初めて読みましたが、これからハマリそうです。 | ||||
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久々に東野圭吾を読みましたがやはりおもしろいですね。 どんどん話に引き込まれ、ページをめくらなきゃいられなくなります。 主人公たちと一緒に推理できるというのも、この本の魅力ですね。 語り手の"私"の人をバカにしたようなしゃべり方が鼻につきましたが、それを含めてもおもしろいと言える、人に薦められる本です。 | ||||
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見た目は小さい本ですが、読んでみると意外と文字がギッシリ詰まっていて なかなか読みごたえのある作品です。(あくまで主観ですが) 特にこの手の小説は途中で何度も前のページに戻ることがあるので 空き時間に読んでる私には結構時間がかかりました。 勿論それに見合った面白さと、読み終えた後の達成感があります。 家での場面では、最初から最後まで「オバケが出てくるのではないか」と ハラハラしながら読んでいました。実際には霊的なものはひとつも出てきませんが、 いかにも出てきそうな雰囲気が文章に表れています。 またこの本は結末を知ったうえでもう一度読み返すのが面白い。 改めて読み返してみると伏線だらけで、「どうしてここで気づかなかったんだろう」と 思わず何度も苦笑してしまいました。このように2度も楽しめちゃう名作です。是非お勧めします | ||||
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東野さんの作品は、読後にうなりたくなるような題名が多いです。 本作も同様、ありきたりではないアイディアの題名だと思いました。 登場人物はわずか2人ですが、 そこで広がる世界観はとても深いです。 主な場面となる「家」の中での描写や展開は、 ありきたりなホラーをはるかに超えるほど背筋を凍らしますし、 読後には、文章中に散りばめられた複線の巧妙さに感服します。 これが連載だったということですから尚更すごい・・・。 東野ファンの人は承知のことだと思いますが、 本作も新鮮な楽しみ、味わいがあります。 ぜひ一読。 | ||||
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作者の作品の中でもかなり好きな本の1つ。 物語の現在の時間で登場人物わずか2人という設定で よくこれだけの文章が書けるものだと感心した。 家を散策していくうちに次第に明らかになる過去の記憶とともに 背筋が寒くなった。 小説全体で常に感じたのは、良い意味での不気味さと寂しさだった。 割り切れない過去と向き合いながら、 2人はこの先の人生を生きていくのだろうと想像した。 読後感は決して良いとは言えないけれど 周りの人に是非お勧めしたい作品。 | ||||
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たった2人の登場人物という厳しい設定の中で ここまで綺麗に締めくくられたストーリーというのは素晴らしいですね。 本編の中にたびたび登場する祐介くんの日記が また何ともいえないホラー色を醸し出すかと思えば 真相が明らかになりかけると連鎖反応のように、散らばっていたピースが 次々と形を取り成し、あっと驚く全貌が明らかになります。 序盤からの伏線の張り方もほんとにお手本のようで、読んでてしばしば唸ってしまう! 「私」こと、主人公の過去のエピソードと現代でも問題になっている虐待問題をとりあげ 物語に絡ませることで、一癖も二癖もあるお話に仕上がっております。 そして、雰囲気もとびっきり不気味で ページをめくると本からホコリが舞うんじゃないかってくらい全体に漂う換気の悪さ。 夜中に読めば館を探索する空気を味わえますよ。 | ||||
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本格的な推理小説と思わず、一気読みしてしまいました。最初の港の絵の違和感であたりで気づくべきでした。出来れば、丁寧に読んで、この家の謎を解いてみたかった。伏線やヒントが、しっかりわかるように書かれているので、推理小説になれていない方にも充分楽しめる作品だと思います。東野作品の中でも、おすすめの1冊です。 | ||||
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東野圭吾さんの小説はおもしろいものばかりですがその中でもとってもおもしろかったです。一気に読んでしまいました。不思議な謎ばかりで、とても解決できなさそうに思えるのに少しずついろいろなことが明らかになっていくので興奮しました。この不思議な題名の理由もわかりました…あくまでもストーリーを楽しむのが目的のミステリーであってそれ以上の深みはないのですが気軽に楽しく読めます。 | ||||
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幼小時の記憶がない女性と,その手がかりを探すために山荘を訪れる手伝いをする男.残された手がかりから,少しずつ女性と,そして山荘にまつわる真相に迫っていく.中盤からは,山荘での過去の出来事が興味の対象となっていく.幸せそうな家族像が急に暗転し,なんらかの破局を迎えたらしいことを予感させてサスペンスタッチの緊張感でラストまで一気に読ませる構成力はさすがである.最後に明らかになる女性の過去との接点からどこかしら似たもの同士の男女のその所以が明かされる.その切なさもいい. | ||||
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ほとんどが一軒の家の中で展開される。 なかだるみは一切なし。 次々と起こる大小様々な発見となぞの解明。 少しずつ着々と結末に向かっていくが、謎解きがある程度わかってしまっても、 東野氏のテンポ良い語りと、やはり氏独特の裏テーマ?の魅力で、 まったく飽きることなく(だれることなく)最後まで一気に読ませてくれる。 多作の作家にありがちな捨て頁は無い。 「人気作家」なんて括りでは語れないすごい作家だ。 | ||||
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最初に「余り面白いないかなぁ」とか思いながら読んでたら 気がついたら三日で読み終わり。 とくにラストにちょっと戦慄を覚えました。 | ||||
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山奥の不思議な一軒家での1泊2日の大冒険、いつもの事ながら息つく暇もない。 どんどん引き込まれていって、東京日帰出張時の往復で、読み終えました。 いたるところに、伏線(というかヒント)が張り巡らされている。ちょっとでも気になったら、付箋紙張っておいた方が良いですよ。 最後に全てが分かったとき、モヤモヤが吹っ飛びながら、一方で悲しさを感じるあたりが、東野圭吾のたまらないところ。 特に親子とは何ぞや…親と子の付き合い方とはいかに…という思いで一杯です。 随分と古い作品ですが、その「問いかけ」が、今の時代にも十分通用する、というか今の方が問題が根深いですよね。 子育て始める前に読んでおけば良かったと思います。 1つだけ? どこまで読んでも「僕が死んだ家」に繋がらないんですよ。僕って誰? 最後のページで繋がりますが。 | ||||
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「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。 7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。 その「幻の家」を調べていくうちに、明らかになっていく記憶と新たに湧きあがる疑問。 このバランスが絶妙。 徐々に明らかになっているようで、実は伏線を張っている。 とにかく臨場感がすごい。 登場人物と一緒になって、家を調べている気分になりました。 元恋人という設定も、いいスパイスになっています。 伏線は複雑なようで非常にストレート。 この設定でここまでひきこまれる話を描けるのはすごい。 ただ、ちょっと描写が足りない箇所がある気がする。 私について。 沙也加について。 「僕」について。 そのあたりを想像して補うのが、この作品の楽しみ方なのかもしれません。 | ||||
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主な登場人物が2人しかおらず、ストーリー性はほとんどないが、完成度が高い。 伏線がこれでもかというくらいに登場し、それでいて何一つ無駄がない。 後半のスピード感のある展開は爽快であり、某事実が発覚した場面は鳥肌もの。 東野氏には毎回騙され続けているが、今回も例外ではなかった。 | ||||
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ある家で自分の出生の謎を解くというストーリー。 おそらく少なくない人が、スーパーファミコン/プレイステーションの「弟切草」をイメージしたことかと思う。 徐々にそのベールが剥がされていき、真実が明らかになる流れは実に秀逸。 複線も見事に回収され、破綻は無い。 ホラー要素は無いものの、知らない事実が明かされる流れは恐怖感を感じる。 初期の東野さんのストーリーテラーぶりが遺憾なく発揮されている。 | ||||
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学生時代の恋人に懇願されて、彼女の父親が生前に通っていたと思われる"謎の屋敷"を訪れることになった「僕」。 幼い頃の記憶が欠落している彼女は、その家にこそそれを蘇らせる手がかりがあるのだと信じていた。 しかしその家に人が住んでいる気配はなく、代わりに残されていた不気味な物たち。 2人は、それらを手がかりにその家に秘められた謎を解こうとするのだが・・。 物語は家の中から一歩も外へ出ることがなく、この家を訪れたところから始まり、そしてこの家の中で完結する。 今ここで事件が起きているわけではないのだが、廃屋の中で解き明かされてゆく謎にリアルにドキドキし、 ホラー映画を見ているような緊張感と恐怖に襲われた。 しかし、最後にタイトルの意味、作者の伝えたかったことが理解出来ると、とても好きな作品のひとつになった。 | ||||
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登場人物は基本的に2人。 舞台もある「家」の内部のみ。 しかし、精巧に張り巡らされた伏線と中盤以降の緊迫感は、そのような小規模な舞台設定であることを忘れさせてくれる。 「家」に隠された謎が次第に明らかになっていく展開は圧巻である。 作者の他の代表作とは一味違った傑作ミステリーだといえるだろう。 | ||||
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本作は、夫とも幼い娘ともうまく生活を送れずに苦悩する女性が、 その原因を、記憶から飛んでしまっている自分の幼少時代に求め、 かつて恋人だった男性と共に、ある謎めいた一軒の家を探索するという物語です。 ちなみに主人公は、この突拍子もない申し出を受けた男性です。 妙な構造をしている上に生活感もない家は、 女性の亡父がなぜかよく訪れていたようであった。 男女が当てもなく探索しているうちに、ヒントとなるアイテムが少しずつ見つかる。 同時に、失われていた女性の記憶も少しずつ戻り始める。 真実はいったい何なのか…。 本作は、真相を予測するのが困難なため、 まるで、登場人物と共に読者も家捜しをしている錯覚に陥ります。 そして、元恋人同士だった二人の微妙な関係性の描写や、 巧みに織り交ぜられた、子供を巡る深刻な社会問題への言及も秀逸です。 もっとも、幼少期の記憶に封印をした情緒不安定な女性、という点で、 若干気づかされてしまう面もありますが…。 | ||||
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無駄な描写がなく読者への裏切り感はさすが。 最初のゆっくりした展開から、中盤からラストにかけて畳み掛けるようなスピード感と、全ての伏線を余す事無く活かしてくるのは東野圭吾ならではでしょう。 著者の数ある中で1番を選ぶなら、この本を推します。 | ||||
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まず意味深なタイトルやあらすじに興味をそそられ、購入しました。私は前世モノが好きなので、主人公の男性が自分の前世を思い出すストーリーなのでは…と勝手に期待したわけです(;'∀`)。読み進めて、中盤あたりで「どうやら前世は関係ないらしい…」と気がつき、多少ガッカリしたものの、すでにストーリーに完全に入り込んでいた為、気にせず読み進みました。次から次へと生じる謎、謎、謎。そして解き明かされていく謎の真相。夢中で読みました。そして最終的な「真実」は、まさに予想外の展開でした。 …が、正直こんな結末を私は望んでいなかったです。 私はもうちょっとミステリアスな「真実」を期待していたみたいです。なにしろ当初「前世」を期待して読み始めたくらいですから、あまりにも現実的な「真実」を突きつけられて、夢から覚めた心地がしました。もう少しデッカイ「真実」が欲しかったというか…。 読後感は「スッキリ」ではなく「寂寥感」でした。 | ||||
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