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(短編集)
犯人のいない殺人の夜
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犯人のいない殺人の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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そこそこ楽しく読めましたが、なんか物足りない・・・。 なんとなく、「あと何ページで終わらせなくっちゃ!」と急いてるかんじがして、イマイチ楽しめませんでした。 私の好きな横山秀夫や唯川恵の短編は、ページ数は少なくても短かさを感じさせず、重みがあって、 読み応えもあり、エンディングの意外性も長編に劣りません。 次に読むのは長編にしようと思います。 | ||||
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東野圭吾の短編集は初めて読むが、 これはこれでコンパクトにまとめられていていい。 ひとつひとつにコンセプトというか芯が メッセージのように伝わってきて余韻に浸れる。 短編ならではの短くまとめるために説明を省いたり無駄をなくしたりするために、 ストーリーが明確さには欠いているが、 それは他作が傑作すぎるからということでご愛嬌。 表題作「犯人のいない殺人の夜」は最後の雰囲気が怖かった…。 | ||||
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東野圭吾氏の作品は随分読みましたが、好みから言うとこの作品はまあまあ面白かったと思います。 手を替え品を替え、面白い本を提供して下さることに感心しています。 | ||||
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小さな故意の物語を読んだ時に、卒業を連想せずにはいられなっかった。 ほぼ同時期に執筆された2作品は、私には兄弟と思えてしかたがない。 卒業は長編だけに余計なものが体についてしまっている感じがするが、小さな故意の物語は無駄が一切なくストレートに青春の終わり、感傷が読み手に伝わってくる。 | ||||
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まずまず面白かった。しかしやはり東野さんの小説は 長編に限ります! | ||||
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東野氏初期の短編集. 未必の故意や犯人だけでない真相の意外性,叙述トリックなど, 「宿命」以来の東野氏の作風の変化がうかがえる. まだ洗練されていない印象も受けるが,試行錯誤が垣間見える気がする. | ||||
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コメントを入れないと評価できないのは、とても残念です。 特にコメントは無くても、とても満足していても、コメントが面倒で、 評価できないことがよくあります。 | ||||
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それぞれ登場人物のつながりがない短編集 それぞれの物語があり楽しめます。 犯人はいなさそうだけどしっかり謎解きをしてしまう という、納得の短編たち。 東野ファンならばもしかしたら犯人はすぐにわかってしまうかもしれません。 それでも、その裏側には想像できない物語があって 短編ながら読ませてくれます。 | ||||
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フジで放送中のドラマ「東野圭吾ミステリーズ」の原作のうちの一つです。本作は確か東野圭吾氏の初の短編集だったはずで、作者のコメントでも短編の書き方が分からなかったと回顧しておられるように、やや後の東野氏の短編集と比較すると物足りない感が否めない。表題作は本格ミステリーのフォーマットだが、他の作品はミステリーというよりは世にも奇妙な物語に近いオチ勝負の作品といった印象が強い。 短編としては標準以上の出来だと思うが、東野作品としては後に出た天使の耳や怪しい人々といった短編集の方が読み応えがあります。 | ||||
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短編集でどれもタイトル通り犯人のいない、もしくは大きなどんでん返しの展開のあるストーリーになっている。 読者をうまい具合に錯覚させる文章作りは凄いと思います。 ただ、話に引き込まれたのは最後の話だけだったので星三つとします。 | ||||
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小さな故意の物語 闇の中の二人 踊り子 エンドレス・ナイト 白い凶器 さよならコーチ 犯人のいない殺人の夜 の7話。 それぞれ隠し味のある作品ばかり。 短編でも手を抜いていない。 | ||||
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オーソドックスな短編ミステリー集なのだが、どれも質が高く傑作揃い。 中でもお気に入りは、「踊り子」。 爽やかな青春ドラマの筈が一体何故?―― 東野圭吾氏の初期作品は文章力が稚拙な印象があったが、この作品は例外。 ファンの方は読むべし。 | ||||
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内容は比較的簡単なトリック設定の短編集であるが「天使の耳」ほどは素晴らしくない。一般文学323作品目の感想。2011/01/19 | ||||
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手軽に読める短編集なので、ミステリー初心者の方にいいのではないだろうか。 また、本格的な長編ではなく、喫茶店でちょっと読みたいときなどにもいいかもしれない。 短編集ではあるが、一つ一つの作品は手抜きされておらず、そこそこ入り込める。 個人的に好きなのは、表題作の「犯人のいない殺人の夜」。 他の作品とは少し趣向が違う感じがして新鮮だった。 | ||||
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短編集で、一気に読み終わるのがもったいなくて。。。数日に分けて読みました。 最後の「犯人のいない殺人の夜」は読み返してしまいました。 あれ?あ、そういうことだったのね。って。 1つの作品を読み終わるごとに、私は悲しくて切ない気持ちになりました。 でも、嫌な感じではなくて。 トリックを知っちゃった後にもう一度読みたくなる本って、そんなに多くはない気がしますが この作品は読みやすいし、トリックとか推理とか抜きにしても成り立つと思うので また読みたい本として、手元に置いておこうと思います。 みなさんも、ぜひ。 | ||||
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東野圭吾は、長編も短編も書きこなすことができる非常に器用な作家であり、これまでの全64作品のうちには、17もの短編小説集がある。ただ、私は、これまでに、東野圭吾の全作品を読んできたのだが、彼の短編は、たとえば横山秀雄の長編を凝縮したような濃密な短編と比較すると、軽く、薄味な作品がほとんどであり、率直にいって、東野圭吾は、長編小説を読むべき作家だと思っている。 彼の短編集の中では、科学ミステリが売りの「探偵ガリレオ・シリーズ」が有名なのだが、はっきりいって、これは、見掛け倒しの物足りないものに終わってしまっているし、「しのぶセンセ・シリーズ」、「天下一大五郎シリーズ」、「怪笑小説」など、軽い感覚の短編集が大半のその他の作品中にも、傑作といえるものはほとんどないのだ。 そんな彼の短編集の中にあって、私が、彼の短編集の最高傑作と思っているのが、この「犯人のいない殺人の夜」なのである。この本は、東野作品としては、それほど読み込まれているとはいい難く、レビューの数も伸びていないのだが、そんな地味な扱いをされているのが本当にもったいないと思わせるだけの、レベルの高い7作品が揃っているのだ。 ここに掲載された7作品は、一見、読者の想定内のミステリと思わせるものが多いのだが、いずれもが、最後の一ひねり、二ひねりが効いている。特に、その中でも、「さよならコーチ」と「犯人のいない殺人の夜」は、純粋なミステリとしてだけの観点から読んでも、一級品のレベルにあると思う。また、「闇の中の二人」、「踊り子」、「白い凶器」、「さよならコーチ」、「犯人のいない殺人の夜」のラストの一文には、それぞれに別の意味で、怖さや強烈なインパクトがあるし、「小さな故意の物語」、「エンドレス・ナイト」、「白い凶器」、「さよならコーチ」では、長編でお馴染みの、東野圭吾お得意の読者の胸を打つ人間ドラマも味わえる。 | ||||
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犯人のいない殺人の夜は、犯人は悪いのだが、犯人の気持ちや切ない心情は理解できるような短編集だったと思います。ガリレオシリーズの短編集以外では東野氏の短編集のなかでは一番いいのかなとおもいます。 小さな故意の物語:親友であり、幼馴染でもあった達也が、校舎の屋上から転落死。その真相は?犯人は縛られたくないし、そういう運命から逃れたいという気持ちかな。 闇の中の二人:私がいちばん好きな短編。萩原信二の生後3ヶ月の弟が殺された。その真相は?犯人の気持ちを考えるとどうなのかなと思う。 踊り子:中学生の孝志は新体操の練習をする女子高生に一目ぼれする。その後、その女子高生が現れなくなった。その真相は?なんか切ないなあ。 エンドレス・ナイト:大阪で単身赴任の夫が殺害された。その真相は?単身赴任の夫と妻の関係が互いに変わっていくよね。 白い凶器:同じ職場の人間が連続して不審死を遂げた。何らかの共通点があるのだが、それはなんだろうか?母の気持ちなんだろうな。 さよならコーチ:アーチェリーの有望選手が、自殺を図った。その真相は?密着している選手とコーチの関係は難しい。選手は逃げ場がないよな。 犯人のいない殺人の夜:安藤由紀子が死んだ。資産家一族は、家庭教師2人も巻き込んで、保身のために、事件それ自体を隠蔽しようと画策する。どうやってこの一族を追い詰めていくのか?ポイントは、家庭教師の拓也が握っている。意外な真相が隠されている。 | ||||
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新本格推理と呼ばれるジャンルが出来てから10年以上経ちます。私も4作読みました。全てが叙述トリック物で、しかも全てアンフェアに感じられる物ばかりでした。さて、東野圭吾氏です。文庫の解説に書かれていた、氏と北村薫氏の会話では、氏が本格推理、新本格推理についてのこだわりを持っていないように話していた、とありましたが、「名探偵の掟」を読むと決してそんなことはないことがわかります。特にアンフェアではない叙述トリックというのが、氏が推理小説を書くうえでの大きなテーマであることは明らかです(仮面山荘殺人事件やある閉ざされた雪の・・・など長編でも叙述トリック物は多いと思います)。さて表題作ですが、アンフェアにならない叙述トリックの見本のような作品だと思います。しかも、短編だけによけいに鮮やかです。この作品だけでも買う価値があると思います。(他の作品も良いですが・・・) | ||||
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7作の短編集で各々の作品では、犯人とは別に事件自体の裏側に意外な事実、犯罪の呼び水になったともいうべき人間関係が隠されており、それこそが事件の伏線、原因でありつまり″真犯人″である。その意味では人間関係に焦点を当てる社会派ミステリー的な要素も多少含まれている。それでいて、得意の叙述トリックを駆使したり、時間差のある2場面を同時進行で交互に描くなど、様々な趣向やトリックで読者を飽きさせないところが作者の類まれな才能で、東野圭吾の本領は今回も存分に発揮されていると思う。個人的にはラストの結末で恐怖を与える「白い凶器」がヒッチコックのサイコを思い出させとても強く印象に残った。 | ||||
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殺人についてはこれは法律上、罪には問えないであろうものや過失致死か正当防衛ではないかというものも見られます。 しかし、この作品の最大のキモは「どうしてこんな悲劇が起きたのか」というもので、いわばミステリーとしての魅力よりもストーリーテラーの魅力だと思います。 無論、ミステリーとしてもトリッキーで意外な結末には驚かされます。 ただ、少々、後味の悪い部分がありますね。一部を除いては悲劇的な犯人ばかりですから。 | ||||
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