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宿命
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宿命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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ラストで宿命がダブルになっているのがわかる。しかし、あっと言わせるほどではないと思います。 東野圭吾さんらしく手堅くまとめられている作品です。 | ||||
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殺人事件があってトリックがあって、犯人はこの人、 というような意外性だけの作品だけでは物足りなくなってきました。 これならいくつ書いても同じだと思うんです」 東野圭吾自身のインタビュー記事からの抜粋なのだが、 残念ながら東野圭吾作品のほとんどが、 まさにこの指摘通りの作品。 意外なトリックと意外な犯人のミステリー小説ばかり。 そこに味つけするため、ちょっとばかり奇異なモチーフを付随する。 でも結局、みんな同じ。 彼が「これならいくつ書いても同じ」というように、 私も「これならいくつ読んでも同じ」と思っている。 最後に一発、意外な種明かしがあるだけで、 それまでの展開はそこそこおもしろいが、 よくある東野圭吾作品の1つで、 また同じような内容だなと思うに過ぎなかった。 | ||||
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きってもきれない縁というものが存在し、事件という形で その再会がなされる。 時が経って、それぞれの人生も変わっており、また取り返 しのつかないものもある。 人の微妙な感情のゆれをうまく表現した作品でした。 現在、東野圭吾を集中的に読んでいます。 | ||||
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小学生以来のライバルがある事件の刑事と容疑者になって合いまみえる...。そして一方の元彼女が、今は他方の妻に。思いっきりベタな設定である。 作者らしい読者受けする設定とストーリー・テリングのうまさは健在なのだが、あまりにスマートに書き過ぎているのではと言う印象を受けた。それが、作者の持ち味と言ってしまえばそれまでだが、もっとドロドロしたものを期待していた私にとっては、肩透かしを食ったようだった。「宿命」のライバルという、手垢にまみれた題名を付ける以上、骨が軋むような衝突に継ぐ衝突という展開を期待していたのだが、結末までの描写が洗練され過ぎていると。 そして、最後に明かされる「宿命」の真の意味は...。これによって途中での幾つかの疑問も解けるのだが、果たしてこの"真相"を見事な構想と受け止められるか ? 私は正直、強引過ぎる気がした。結末の受け止め方で評価が分かれる作品。 | ||||
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1ページ目から引き込まれるように物語に入っていける作品でした。非常に読みやすい作品です。 犯人探しはこの物語の最重要ポイントではありませんでした。犯人は、「あれ?」っと思うくらいあっけなく解き明かされました。ポイントはその後の話。「宿命」の意味がわかる部分でした。 ちょっと、何か軽いものを読みたいな〜と思う方にお勧めです。 | ||||
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見えない糸が過去と未来、そしてそれぞれの人たちを結びつけている。その糸をたぐりよせた時に見える真実は、驚くべきものだった。勇作と晃彦、互いの存在は、この作品を書く前から決まっていたという、ラストの1行に凝縮されている。綿密な計算のもとに作られた読み応えのある作品だった。 | ||||
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うまく話をまとめた本だという気がします。おそらく、今の(または今後の)東野さんの作品と比べたらちょっと軽いかな、と思ってしまうのではないでしょうか。しかし、だからこそ共に時代を生きる宿命にある読者が、東野さんの発展途上にある作品を読んでいくのもいいのではないか、と思います。 | ||||
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面白いと言えば面白くないことはないわけだが難しいのではないか、と。賛否は分かれそうだが。 勇作は子どもの頃から勉強もスポーツも万能だった。しかし唯一晃彦勝てなかった。小学校でも、中学でも、高校でも。しかし性格は相反する二人。それが大人になり、勇作は刑事に、晃彦は医学部の大学院にいた。 設定は設定で別にいい訳だし、読み終わって終わらないというのはいただけないこともない。しかしアンリアリティがしんどかった。そうなる伏線はあったとしても、ちょとなあ。 付け加えて本線の事件については物足りなさを感じた。詳しくは書かないのが推理小説だから妥当なのだが俺はそういう感想を抱いた。勇作は自分に走りすぎだし、晃彦はどういう存在なんだか。 宿命とはそのままに最初からここまでが全部繋がっている、と考える。全部が伏線と言えばそうなる、かな。伏線作家と言わんばかりの繋げ方は巧いし最後は読めないだろう。 でもこれが文庫版の帯に書いているように「秘密」「白夜行」「幻夜」に繋がる作品なのだろうか。「幻夜」は読んでいないので分からないが前2つは傑作である。だからそれの前提としてこれ、とは言えないかな。 | ||||
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あらすじに書かれていた「幼なじみの2人が宿命の対決を果たすとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される」とあった。“皮肉なのに感動的とはどういうことなのだろう?”と本書を手に取りました。 読み始めは、犯人探しに気を取られるのですが、それ以上に「見えない糸」の存在や「宿命」の根本にグッと引き付けられます。 ただし、宿命の重みと比べたら読後感が軽いように思いました。 | ||||
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東野氏の作品では多少物足りなく感じたというのが正直なところ。もちろん、あくまでも『多少」であって、つまらなかったわけではないのでお許しを。ただ、本書にはいつもの『静寂の中の緊迫感』のようなものがなかったように思う。扱っている題材に対して、内容が短いのかもしれない。倍ぐらいの長さがあると、かなり違った雰囲気になると思うのだが。 | ||||
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中途半端な印象を受ける。解説を読むと「最後の1行」が特にクローズアップがされている。最後の1行に限らず、最終10ページ程は、予想内・予想外も含め読ませる話になっている。ただ、解説にあった「最後の1行」という言葉がなければ、途中で読むのを放棄したかもしれない位にそこに至るまでが退屈ではあった。主人公の瓜生晃彦の描写が弱いというか、違和感を感じてしまうところが、個人的に残念。その結果として、全体的に中途半端な雰囲気が出てしまっているのではないかと感じる。 | ||||
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最新の帯にこうある。『のちの名作「秘密」「白夜行」そして「幻夜」へとつながる重要なテーマを秘めた原点ともいえる小説』。これにひかれて読んでみたのだが、果たして『テーマ』といっていいものか。さて、確かに、最後の10Pに真の主題らしきものが現れるのだが、それほど意外でも感動的でもなく、私には失敗作の様に思えた。本格推理物としてトリックに本腰を入れるのでもなく、松本清長みたいに社会派推理を目指すのでもない。しかし『謎』だけは提示する(今回は宿命)といのは確かに「秘密」や「百夜行」と構造上は似ている。しかしそれは「テーマ」ではなく、書き方の問題だろう。問題はいくつもあるが、最大の問題は各人物像がすべて中途半端に終わっているという点にあるのだろう。人物造形に成功した例として「百夜行」の桐原亮司と西本雪穂では、私はやっと桐原だけそれを達成したと思っている。「幻夜」はまだ読んでいないので分からない。人間を描くというのは最大の「謎」を描くということなのだと、つくづく思う。 | ||||
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う~ん・・・ちょっと・・・。殺人事件の真相、そして勇作と晃彦をめぐる因縁、を中心に話が進むのだが、著者の後の作品を読んでいるだけに、ちょっともの足りなさを覚えてしまった。両者が上手く絡められてはいるのだが、取ってつけたような印象がどうしてもしてしまった。まぁ、軽く読みたい、という場合にはすすめられるが。この作品の中には医療の話が出てくるのだが、その辺りは後の『変身』『分身』なんていうそういう方向の作品へと進む前段階なのかな?という感じがした。 | ||||
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白夜行をすでに読まれた方なら不要.決して悪い作品ではなく,テンポもよく,オチ(謎解きというより)もよく効いている.読み終えたあと,このオチをつけたかったから全てを逆に作り上げていったのが見えすぎる感じ.東野ファンで,ちょっと重いのはやだなぁというときにどうぞ.例えば出張中の新幹線の中とか.そんな程度で気楽に読んではいかが.「宿命」はやや大げさ. | ||||
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