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愛しの座敷わらし



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【この小説が収録されている参考書籍】
愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらしの評価: 4.15/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21~40 2/3ページ
No.22:
(5pt)

旦那へ

入院中の旦那へ、時間つぶしになればと購入。
私はまだ読んでいませんが旦那はお気に入りの1冊となったそうで、読み終わっても何度も何度も読んでいました。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.21:
(4pt)

(押入れのちよ)に比べると・・!

ほのぼのとして心が温まる良い本です。ただ・・同じようにモノノケを扱った(押入れのちよ=短編集ではなく、表題の一作品)に比べると・・落ちる様な気がします。それで星4。確かにこの作品は(座敷わらし)を通じての家族の絆の話であり、幽霊との心のふれあいを描く(押入れのちよ)とは主題も違うし、長編と短編で比較してはいけないのでしょうが・・やはりカブります。そして先に書かれた(ちよ)のほうが・・キャラクター的にも・・僕には完成度が高い様に思われるですが、如何でしょうか?(押入れのちよ)も併読する事をお薦め致します。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.20:
(5pt)

純粋に面白かったです。

が、

「え、そこで終わっちゃうの?」とか、
「もう少しそこ掘り下げてくれないかなぁ」と思う箇所が結構ありました。

一番残念なのは、座敷童の絵が表紙を含めて2か所に描かれていますが、
その座敷童の顔が結構怖いということ。
野崎コンビーフとかと同じくらい怖かったです。
見てしまったのが読み始めて直ぐだった為、
作中でどんな風に表現されても、あの顔が常に頭に思い浮かんでしまいました。
もう少し可愛らしい、和める座敷童の絵では駄目だったのでしょうか……。

などと思う処はそれなりにありましたが、
それ以上に楽しめたので★★★★★にしました。
ただ本当に、もう少し色々と掘り下げて欲しかったです。
特に、登場人物に関してはもっとよく、色々と知りたかった。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.19:
(4pt)

うん面白かった

本屋にたまたま置いてあったのを、僕のよくやる「あ、表紙いいな」で上下巻とも衝動買い
あまり本を読まない僕でもスラスラと読めました

各章や各段落ごとに 語り手が違うのはありきたりなのですが、それがどことなく新鮮です

しかし、智也の語り口は出来れば小学生が使うようなもっと子供っぽい表現でもよかったのかなとは思いました

あとラストは少しがっかりしました ありきたり・・・というか首を私はかしげてしまいました
もっと上手いオチのつけ方あっただろうと。。。

でも全体を通して起承転結のすばらしさ、荻原さんらしい風景描写、人物設計 やはり目を見張るモノがあります

みなさんもジャケ買いしてみませんか?

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No.18:
(5pt)

やっぱり最後は家族

今 日本中でおきているさまざまな問題。震災、津波、原発問題、、、
改めて 家族の絆が問われているときにこの本を読みました。
ストーリーはほのぼのとした分かりやすいものですが、だからこそより深く
心に残ります。
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No.17:
(5pt)

座敷わらしかぁ

素敵なお話でした。
遠野に旅行に行ったことがあるので、その時を思い出し癒されました。
座敷わらしのことをしらべようかな。
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No.16:
(4pt)

楽しく読めました

ストーリーに関しては皆さんがお書きになっているから省くとして、この本を買った理由が水谷豊氏が主役を希望したという事を知ったからである。
別に彼の熱烈なフアンというワケでは無いが、何となく彼のキャラクタ−が頭をよぎり購入した。 人物設定も家族構成も普通、何処にでもある話、身構えて読む本ではない。
だが読んでいて楽しかったし、珍しく感動してホロッときた。 読み終わってから妻に「イイ本だ 読んでみたら・・・」と手渡した。 彼女の評価はどうだろうか?
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No.15:
(4pt)

ほのぼのする話

家族個々に問題を抱えている家族が東京から田舎に引越しすることになる。引越し先のの家には、座敷わらしが出るという。初期の頃は、長男の智也と祖母の澄代は、座敷わらしとうまくやっていこうとするのだが、他の人は、幽霊だと思って怖がるのである。後半になって、福の神といわれる座敷わらしを通して、家族が助け合うことになる。今までは個々でばらばらなんだが、お互いがつながりあうようになった。
父の晃一は、遠距離通勤をしていて、なかなか家庭を顧みることが出来ない。母の史子は、そういう父に辟易している。祖母との関係にも苦労している。長女の梓美は、空気を読む性格で、なかなか友達が出来ない。また、父との関係は最悪。長男の智也は、喘息の持病持ち。祖母の澄代は、認知症気味。
ほのぼのする話だなあと思う。多少長いなあというところはあるが、嫌な印象はない。重松清氏が書きそうな家族の復活劇みたいな話なんだろう。
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4022504242
No.14:
(5pt)

誰もが知っている言い伝えでも、料理の仕方次第なんだな〜

友人に「とても面白かった」と勧められて読み始めました。個人的に荻原浩の作品は大好き
なのですが、この作品は、タイトルに余り惹かれなかったのでそれまで敬遠しており、他人の
奨めでなんとなく読み始めましたが、予想以上に面白かった。
「題名そのまんまの話」「ハッピーエンド過ぎてイマイチ」等の評価もあるみたいですが、そんなに
言わなくても良いんじゃないかな?座敷わらしを通じて、少しづつ家族が繋がりを取り戻していく。
それだけって言えば、それだけの話なんですが、座敷わらしと言う一種の言い伝えと言うか寓話を
ここまでの物語に仕上げる技量はさすが荻原浩だと思いました。
読んで決して損はしないと思いますよ!
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4022504242
No.13:
(4pt)

座敷わらしの造形が可愛くてマル。

食品メーカに勤める課長職・晃一が地方の支店勤務を命ぜられ、住居を下見するシーンから物語が始まる。両側に田んぼと林しかない一本道。コンビニなど到底望めない。奥さんが大反対する中、広さだけはある古民家で新生活が始まる。
やがて、家の中に見え隠れする あるもの に気づく。息子は打ち解けようと試み、娘はただ悲鳴を上げ、バァバは幼き頃の弟を思い出し、奥さんは心を病んだと錯覚する。地元の人から座敷わらしの存在を指摘され、村の長老から話を聞く。
その話と、それを聞いた後の家族の変容と結束が物語の芯ですね。
決して劇的な展開ではないですが、最後のセリフがいかにもこの人らしくて、ほろっとする読後感はこの本でも健在です。
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No.12:
(4pt)

家族の本当のささやかな幸せってなんだろう

’07年1月から11月まで朝日新聞に連載された作品。
高橋一家は夫婦と中2、小4の子供ふたり、そして夫の母親が同居する、どこにでもいそうな5人家族。食品メーカーに勤める夫が、東京本社から田舎の支店に左遷され、築百三年の古民家を借りて移り住むところから物語は始まる。一家のみんなはそれぞれ、これまたどこの家庭にもありそうな不満や、問題を抱えており、さらにこの新しい生活が不安だ。
しかし、この家に居ついている‘座敷わらし’の存在がそんな一家を変えてゆく。田舎暮らしが慣れてゆくのにしたがうように、初めは恐る恐るだが、次第に‘座敷わらし’を中心に、バラバラだった家族が一致団結してゆく姿が独特の萩原節でユーモラスに描かれてゆく。夫は“仕事と家庭”“妻との夫婦の絆”“子供たちとの絆”を、妻は“夫との夫婦の絆”“子供たちとの絆”“姑との関係”、夫の母親は“老いからの解放と前向きな姿勢”、そして子供たちは新たな友人たちとの“友情”“親子の絆”を取り戻してゆくのである。
また、‘座敷わらし’にまつわる悲しい由縁も、いたいけで泣かせてくれる。
本書は、萩原浩のサラリーマンや若者や主婦の奮闘物語の延長線上にある、彼らしい、家族をめぐる、本当のささやかな幸せとはなんだろうと思わせる物語である。
そして私は、ファミレスのウエイトレスの最後のセリフで、なんか救われたような感じがした。
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No.11:
(4pt)

家族が取り戻したもの

うだつのあがらない会社員の夫、専業主婦の妻、学校でいじめにあっている中学生の長女、喘息もちの小4の弟、ボケが始まりそうなおばあちゃん、ばらばらだった家族が田舎への引越しを機に、家族本来の形を取り戻していく。
重松清あたりが書きそうなテーマであるが、そこはユーモアセンスもたっぷりな荻原氏、しっかり荻原流をつらぬいて、ほんわかした温かい余韻の残る作品に仕上がっている。
最初は「おばけ」のごとく怖がられていた座敷わらしが、いつの間にか家族にとってなくてはならない存在と化し、全員が彼(彼女?)を家族の一員として迎えている。そこで訪れる転機。
ストーリーとしては単純だが、読んでいる間やさしい気持ちになれる1冊。
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No.10:
(4pt)

座敷わらしをきっかけにした家族再生の物語

父親の仕事の都合で郊外の古い一軒家に引越すことになった高橋一家。残業続きで家族とのコミュニケーションに悩む父親の晃一、近所付き合いや義母の世話に悩む母親の史子、学校で友達に嫌われるのが恐くて自分の気持ちに正直に生きられない娘の梓美、ぜんそく持ちで身体が小さい息子の智也、年齢とともに身体が動かなくなってきた晃一の母の澄代、それぞれ悩みを抱えた各家族の視点から物語が展開されるのだが、それぞれの座敷わらしへの対応がおもしろかった。小学生の智也は自分より小さい座敷わらしに物怖じせず一緒に遊ぼうとし、澄代は小さい頃に亡くなった自分の弟の姿を重ねる。一方、中学生の梓美は恐がって自分の部屋で眠れなくなり、史子も鏡に映る子供の姿を気持ち悪がる。そんな家族が座敷わらしの存在を邪険に扱うのではなく、一緒に暮らすことを認めて温かく見守っていくことで、それぞれの悩みを解決しながら家族の絆を取り戻していく様子は心が和んだ。
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No.9:
(5pt)

コンキチ&ナターシャの絵本ナビ

コンキチ :今回は次男のタクタクにも加わってもらい
      鼎談でご紹介します、この本はタクタクの
      高校の図書館の書士の先生が薦めて下さった
      作品で3人で読んだんだよね!
ナターシャ:座敷わらしの居つく家は幸福になるという
      伝説を軸に、離れ離れになっていた家族の
      再生がテーマなんですよね!
      どうってことない会話や仕草に現実の生活観が
      あり、楽しい読書でしたよね!
 
タクタク :書士の先生とは仲良しで本の話で長居しちゃう
      ときもあるんだ、もしかしたら俺が一番学校で
      本読んでいるかもしれない、この本は、ほのぼの
      する読後感がさわやかな作品だと感じました。
コンキチ :私はこの本が相当気に入りました、なんとも言えず
      癒されたし、なんともない一日が素敵な日に
      感じたし、今日一日が特別な日になったような気が
      しました、最後の最後にあっと言わせる仕掛けが
      用意されています、是非最後まで読んでその驚きを
      感じてほしいです、お薦めします!
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.8:
(5pt)

高橋家にホームステイした気分です

座敷わらしの描写がとても良かった。いたいけな子供らしさが作者の筆力で遺憾なく表現されていました。
内容はというと、主に登場人物達が田舎の素朴な人たちとの交流で自分を取り戻して行く話しがちょっとステレオタイプのような気がしましたが、飾らない人たちとの出会いは自分の心も無垢に戻れるような気がして田舎生活の憧れと相まって温かい気持ちになれました。最後まで笑みがたえない納得の一冊です。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.7:
(5pt)

身近にある幸福、それを気づかせてくれる座敷わらし♪

読んでいる途中で、必要以上の描写にダラダラとした感じを抱いたが、
それを補って余りある内容だった。家族の心がバラバラになりかけて
いたときに現れた座敷わらし。晃一・史子夫妻、娘の梓美、息子の智也、
そして晃一の母澄代。それぞれの抱える問題は、いつしか和らいでいく。
座敷わらしは福をもたらすと言われているが、福をもたらすのではなく、
身近にありすぎて気づかない幸福に気づかせてくれる存在なのではないかと
思う。高橋家の人たちもそれに気づいたとき、再び家族の絆を取り戻す。
「私たちは、大切なものを犠牲にしたリ、失くしたり、忘れたりしながら
毎日の生活を送っている。」そのことを強く感じずにはいられない。座敷
わらしの生まれたいきさつにはホロリとさせられたが、全体的にほのぼのと
した心が温まる作品になっている。ラストの1行は絶妙!輝いている♪
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No.6:
(4pt)

座敷わらしがもたらしてくれたもの

それぞれが家族に不満を持つ一家が父の転勤で引っ越すことになる。
しかし、父の選んだ新しい家は昔話にでてくるような古くて大きな家。
しかもなんと「座敷わらし」が住み着いているみたいで・・・。
座敷わらしをいたわることのよって家族は絆を取り戻していきます。
座敷わらしを通して、「家族に必要なものは何か」を問う作品です。
「福の神なんてどこにもいない。自分で何とかするするしかない。」
それに気づいた家族たちが、それでも座敷わらしを大切にする優しさがあたたかい。
いいことをすれば、座敷わらしはキチンと彼らに「福」をもたらしてくれるのだ。
最後の一行にやられました。
あたたかい気持ちになれる素敵な作品です。
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4022504242
No.5:
(4pt)

ほっと和める一冊

現代の、なんとなくよくいそうな個性をもつ、それぞれのキャラクター設定の仕方と、そのさりげなさが秀逸。携帯を見つめながら、そのメールを出そうかどうか、その返事のフレーズ一つ一つを気にして悩む女子中学生。ぼけの中に身を潜め、息子夫婦との微妙な距離感を図る義母・・・そしてその一人一人が、新しい田舎暮らしと出会い、そして座敷わらしとの邂逅を通じてひとつ、またひとつと薄皮が向けていくように心を開きあってゆく。そうしてできていく家庭の絆を、さりげなくテンポのよいせりふでつづっていく。重厚なテーマとさりげない軽妙な作品両方を手がける著者の作品の中でも、温かさがにじみ出て秀逸な一品。おすすめです。
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No.4:
(5pt)

荻原節を満喫できます

日常生活に起こるちょっとした出来事をきっかけに、バラバラになりかけていた家族が再生し
ていく姿をユーモラスに、時にほろりとさせつつ描く荻原節全開の一冊です。サスペンスミス
テリーからシリアスものまで、幅広い才能を見せる作者ですが、「なかよし小鳩組」や「オロ
ロ畑でつかまえて」、「神様からひと言」といった爽やかな読後感の残るサラリーマン小説を
描かせたら三つ星シェフだと思います。
自らが広告代理店でのサラリーマン経験があるからか、描かれているサラリーマンの家族像に
リアリティがあって、登場人物の描きこみの深さも見事です(ここが嘘くさいサラリーマン小
説が多い)。そのリアリティをベースに、過度ではないユーモアやファンタジーを加え、最後
にちょっとしたうれしい驚きを加えて仕上げる腕はプロフェッショナルだと思います。
新聞の連載小説という体裁を取っていたこともあって、劇的な展開はなく、平凡な話が淡々と
続くので、小説自体の完成度は書き下ろしの方が優れているとは思います。ですが、それを割
り引いて考えても、この小説を読んだ後、古民家に入る機会があったら、きっと座敷わらしを
探してしまうだろうな、と思わせるだけの力があります。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242
No.3:
(5pt)

続編で再び座敷わらしに会いたいなぁ

この本は読み進めるうちに、座敷わらしをいつの間にか心待ちにしてしまっている。
座敷わらしは、誰かを恨んだり怒ったりしないし、褒めても喜びもしない。
「ふわぁ」と風の音に似た小さな吐息とそのしぐさで、こちらまで心を奪われてしまう。
急な転勤で東京から東北の田舎の古民家に越してきた家族5人の悩みも、
可愛い座敷わらしがうろちょろするうちになんとなく上手くいくようになっていく。
座敷わらしに会いたいから、続編出してほしい。
愛しの座敷わらしAmazon書評・レビュー:愛しの座敷わらしより
4022504242

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