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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 401~420 21/23ページ
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今から30年近く前、海外の推理小説を読みあさっていた頃よく読んだ、クリスティ、クィーン、ダイン・・・etc.中でも「皇帝のかぎ煙草入れ」(カー)は今でも大好きな1冊だが、これらメジャーな作家のニックネームをもった学生が次々に殺されていく。 非常にテンポが早く読み易い。ベースになったクリスティの「そして誰もいなくなった」もやはり短い。が、”十角館”の最後に用意されていた1行の衝撃は見事だ。たったの1行で一気にすべての謎を解いてみせる展開は少々の粗っぽさはあっても十分に楽しめる。 | ||||
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確かに他の方が言われているとおり、人物描写が弱いところもありましたが、そのマイナス点などどうでも良くなるほどのトリックと驚きでした。とにかくおすすめです。あと、この本を読む方は、有名な推理小説作家の名前、コナン・ドイル(ホームズ)、モールス・ルブラン(ルパン)などを知っていた方がいいです。たくさんの推理小説作家の名前が登場しますので、これらの名前を知らなければ面白みが半減します。 | ||||
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「ミステリにふさわしいのは,時代遅れと云われようが何だろうが,やっぱりね,名探偵,大邸宅,怪しげな住人たち,血みどろの惨劇,不可能犯罪,破天荒な大トリック・・・。」 半年前に凄惨な殺人事件が起きた「角島」。電話すら通じない孤島の十角館で,K**大学(大分県O市)ミステリ研究会の学生7人が1週間を過ごすが,1人,1人と殺されていく・・・。 島で進む連続殺人と,本土で進む半年前の事件の解明とが並行して語り進められ,やがて,驚きの事実が判明する。 学生の一人が語った冒頭の言のままの,破天荒な大トリックに驚いた一作。 | ||||
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なにより実質的に著者の学生時代に本作が書かれたことに感心します。叙述式トリックをさりげなく散りばめた最後のドンデン返しは、冒頭の登場人物の「社会派ミステリはもううんざり」といったような台詞を思い起こさせ、若々しい爽快感にニンマリさせて頂きました。この作者は「霧越亭」で驚嘆させられ、「殺人鬼」で唖然とさせられ、今回はまた全然違うテーストで、毎回違った味で楽しませてくれます。次作も読ませてもらう心算です。 | ||||
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綾辻行人のデビュー作にして最高傑作。 推理小説の醍醐味は謎が解けたときの驚き。 あなたがそれを味わいたいなら、この作品はあなたを存分に 満足させてくれるでしょう。 推理小説好きの大学生たちが、無人島に渡り合宿しているうちに 殺人が起こる。しかし島からは出られない…、という本格推理 お決まりの展開ですが、しかしそのトリックはそれまでの常識を 覆す、革命的なものです。日本の新本格推理小説は、このトリック から始まったのです。 謎が解明されたとき、私はまさに驚愕しました。 新鮮な驚き、知的な衝撃を味わいたい人には絶対におすすめ。 私はこの作品をまだ読んでいない人が、本当にうらやましいです。 | ||||
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と思ってしまう傑作だった。 鮎川哲也&島田荘司が見抜いたとだけあって、ラストの展開から大どんでん返しなど、もう本格推理ファンでなくてもよんでほしい。 内容こそ本格推理、としているが、次々に仲間が殺害されてゆく過程の緊迫感が漲ったものであり、一種のホラー・サスペンスともいえるのではないかと思う。 アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品だが、すでに「誰も」に匹敵する力を持っていると関心させられる。あ、コイツが犯人か?いや、違う・・・、でもやっぱり・・・?とどんどん読者は作者が仕掛けた罠にかけられ、ミスリードを起こしてしまうだろう。それだけにラストで特殊な意味での「真犯人」が明かされる場面での衝撃度は震度8.0!!! さあ、次は「水車館の殺人」だ。 | ||||
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綾辻行人最初の一作で、後の「館シリーズ」の礎を作った作品です。 殺人事件にしか使えないような(苦笑)後の館と比べて、割とすっきりした建造物で好印象でした。 ただ、正多面形という形状ゆえに、何度も見取り図とにらめっこする羽目になる方もいるかも。 そして犯人、トリック、動機、そして「仮名」を用いたギミックに私は見事にしてやられました。 興味のある方には是非読んでほしい一作です。 | ||||
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どんでん返しにもつまらないものと面白いものがありますが、本書は後者です。ストーリーが綿密に練り上げられており良質なミステリー小説だと思います。後半は引き込まれるかのように読みました。読後の満足感でいっぱいです。 | ||||
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事件自体は孤島で起こるのだが、視点が本土と島とを行き来するため、読者は島や館の雰囲気にどっぷり浸かるという感じではない。孤島独特の緊迫感を期待する読者には、この点は多少マイナスに働くのかも知れない。 しかし、この二つの視点によって事件が立体的に感じられるし、何よりも推理小説としての奥行きが増しているので、これは総合的にプラスに働いているだろう。 設定されているものは、動機なり、トリックなりで見事に消化しきっているし、文章も読みやすく好感が持てる。最初に読む本格推理小説としても十分にオススメできるものになっていると思う。 ただ、トリックの一部は、文中の要素で推理しきれるかどうか疑問ではある。 | ||||
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十角館という、簡潔な構造の屋敷を舞台に用いているところが面白いと思いました。 また、大学のサークル仲間同士である登場人物達は、すべて有名ミステリー小説家の名前にちなんだ愛称で呼び合っていて(エラリー、ポー、アガサ等)、推理小説好きならほとんど一発で覚えられる名前ばかりです。 推理小説の場合、事件舞台の地理(屋敷なら構造)とか、当事者の名前とか、そういう基本的な部分が覚えやすいと、謎解きを楽しみ安いというメリットがあると思うので、その辺が本格推理ものとして非常に評価できるところだと思いました。 最後、動機の部分が少し弱いかなと思ったのですが、それでも、トリックとか面白かったのでオススメです。 | ||||
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ミステリとしては お勧めなんてものでなく,大お勧めです。 やられた〜〜とみなさんひっくり返りましょう。 なんて素敵なデビュー作なんでしょう。 大学サークルものと考えると,少し趣味にうげげというところもあります。 二人称「おたく」って使っているし・・・・ 女子に炊事まかせっきりだし。 ヤニくさいし。 まぁ,昔の本ですしね。そこには目を瞑りましょう。 | ||||
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騙されます。ズバッと騙されます! 氏の館シリーズで最高傑作といってもいいのではないでしょうか。 物語終盤のあの一言には愕然としました。僕は見事に作者に騙されてました<汗>なるほど、映像化できないわけだ。てか映像化したら犯人わかっちゃう・・・・・っと、あんましいうとネタばれになるのでとにかくよんだことない方はよんでみてください!!!騙されますから!お勧めの作品です!!! | ||||
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なんて書くと、大げさなんじゃないかと思われるかもしれません。 けど、この本は本当に面白い。何度も読み返しました。 どんでん返しが素晴らしい。 本格ミステリの面白さに改めて感動しました。 綾辻行人の作品を初めて読んだのはつい最近で…… 実は、最新作の「びっくり館の殺人」が初めてだったのです。 最新作もとても素晴らしい出来です。 ぜひそちらも。 | ||||
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書店で平積みされていたこの小説の帯には、『映像化不可能』の 文字。ここ最近、映画などでも「映像化不可能とされた作品がつい に映画化!!」などと言う売り文句がよく使われているので、眉唾に 思いながらも購入しました。 絶海の孤島で脱出不可能、そこで巻き起こる連続殺人。と、悪く 言えば使い古されたような舞台設定ですが文章のテンポのよさと、 二つの舞台の同時進行など、構成の工夫でスムーズに読み込んでい けました。 肝心のトリックですが、まさに映像化不可能。確かに、どこかで 聞いた事があるようなトリックでしたが、『読む』面白さを十分に 堪能できる作品に仕上がっています。漫画化や映画化では、やはり この面白さは半減でしょう。 この、綾辻行人さんの小説はどれも、想像力を使う『小説』とい うメディアを存分に楽しめる作品となっています。 | ||||
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今まで館シリーズはいっぱいでてるけど、最初の十角館を越えるものはないと思います! いわくありの館・嵐の孤島での連続殺人・・・お約束です。舞台はそろってます! 全部忘れて0からもう一度読みなおしたい本です! | ||||
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名匠・綾辻行人の「館シリーズ」の原点。 内容的には、アガサの「そして誰もいなくなった」を意識した感じ。 舞台が日本であるにも関わらず、「十角館」という異様な舞台、登場人物のあだ名であるカーやポウ、そしてアガサなどの著名人の名前によって、錯乱が起きそうだ。 綾辻が得意な、過去の因縁も光る。トリック的には難しいものは何も無いので、謎解きに挑戦するも良し。 オススメの一冊だ。 | ||||
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実際に私がこれを初めて読んだのは今から10年近く前です。 この作品の最期は、もう言葉では表現できないほどの衝撃でした。 何度読んでも、トリックに驚かされ、その衝撃は色あせることはありません。 全てがわかった後、もう一度(注意深く)読んでみると、きちんと犯人及びトリックに結びつく布石が打たれているのですが、その巧妙な書き方に私は、知らず知らずのうちに騙されて、結局真相にはたどりつけませんでした・・・ 本格ミステリ好きには是非!!読んでいただきたいと思います(o^∇^o)ノ | ||||
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外部から隔絶された孤島を訪れたミステリーサークルのメンバー が、一人ずつ殺されていく。 アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」以来、多くの作家が 扱ってきた、悪く言えば使い古されたパターン。 しかし、使い古されたパターンであるがゆえに、メンバー間の疑心 暗鬼などサスペンスは盛り上がる。 ミステリーサークルの各メンバーのキャラクターもうまく書けている。 ただ、犯人は割と順当な人物で、途中で想像がついてしまった。 最後の二人になって、ある物を発見した後の展開は疑問である。 あまりにも無防備としか言いようが無い。 本土での展開や探偵役も必要性があるのか疑問。 もう一ひねりあるかなと思ってページをめくったら、そこは作者後書き と解説だった。 とは言え、充分楽しめる一級の作品である事は間違いない。 | ||||
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作者のデビュー作にして、日本ミステリ界を代表する傑作。本作をキッカケとして「館」シリーズが始まった。発表当時、無名の作者の本を手に取ったのはホンの偶然だった。 物語は、大学のミステリ研のメンバが孤島に集まるが、そこで連続殺人事件が起こってしまい...、という話。「孤島」と「ミステリ研」というありふれた設定で、正直私は「詰まらない本を買ってしまったなぁ」と思いながら惰性で読み続けた。 それが、結末近くで主要人物が答える一言に驚天動地の衝撃を受けたのであった。これまで日本のミステリで、たった1行でこれほどのインパクトを与える作品があったろうか。登場人物を「ミステリ研」のメンバにしたのも作者の深謀遠慮だったことが遅まきながら分かる。「やられた !」という思いがしたが、それは心地良い敗北感であった。 本作が発表された際、評者からは、「動機が希薄」、「犯行の実現性が乏しい」等の批判があったようだが、それはミステリの読者が作品に何を期待しているのか分かっていない証拠だと思う。個人的には、日本ミステリ界に残るサプライジング・ストーリーの傑作だと考える。 | ||||
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初めてこの小説を読んだ時の衝撃は忘れられない。 そこから一気に私のミステリ熱が上がった。 間違いなく日本のミステリの代表作の一つ。 推理小説好きならば必読である、ということは私が言うまでもないことだが。。。 やっぱり念を押させていただいた。 | ||||
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