■スポンサードリンク
十角館の殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全458件 361~380 19/23ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書が出た当時に読み、かなり楽しめた記憶があったので、 久々に改訂版が出たということで読んでみました。 トリック・犯人については再読にもかかわらず(記憶力が悪いからか、、)、 最後までわからず、その意味でもまた楽しめました。 まだ読んでいない本格好きの方は是非読んで頂きたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は推理小説を大量に購入した際に、間違えて購入していたものの一冊。 これほど有名だとは知らずに、読み始めました。 島での犯人は、最初に気がつきました。 ほかに考えようがなく、誰が考えてもこの人だと思いました。 物語が、並列に走っていて、その間の架け橋がなにかが、 最終章の前に種明かしがあります。 自分は推理小説の愛好家ではないので、一瞬、何を言っているのかが分かりませんでした。 最後の最後の壜の意味も、ひょっとしたら勘違いしているかもしれません。 それでも興味深く読めたのは、著者の文章力だと思います。 ありがとう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は推理小説を大量に購入した際に、間違えて購入していたものの一冊。 これほど有名だとは知らずに、読み始めました。 島での犯人は、最初に気がつきました。 ほかに考えようがなく、誰が考えてもこの人だと思いました。 物語が、並列に走っていて、その間の架け橋がなにかが、 最終章の前に種明かしがあります。 自分は推理小説の愛好家ではないので、一瞬、何を言っているのかが分かりませんでした。 最後の最後の壜の意味も、ひょっとしたら勘違いしているかもしれません。 それでも興味深く読めたのは、著者の文章力だと思います。 ありがとう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めていくうちになんとなく犯人の目星がついてしまうのだけど、それを確信させないところが絶妙です。犯人がわかった時も「やっぱりそうか」ということより「そういうことか!」という驚きの方が大きいです。しかもそれを一文で与えてしまうとは…デビュー作にして、すでに著者の醍醐味がいかんなく発揮されていますね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
探偵小説を読むのは久しぶり。十代の頃は随分と読んでいたものだが、大人になってからはとんとご無沙汰。日本でどんな作家が人気で、どんな作品が出ているのかも知らない私であるが、名前だけは聞いたことのある作家さんだったので手にとってみた。作者の処女作であり、87年の発刊。27歳の時に書かれたとのこと。かなり面白く、結局二日で読んでしまった。クリスティの「そして誰もいなくなった」がモチーフのようで、作者のみならず登場人物もそれを意識しているのだが、私は読んだことがないので比較はできない。つまりは孤島もので犯人の正体がつかめないまま、次々に人が死んでいく。いずれもそれらしき装いをふりかけられた犯人候補が次々に登場するので、最後の意外性にびっくりさせられるという仕掛け。探偵小説のトリックについて一家言ある人は知らないが、娯楽作品としては十分に楽しめたので野暮なツッコミを入れるつもりはない。巻末の鮎川哲也氏による解説も面白い。要するに「お前ら叩きすぎなんだよ!」と言っている。本作は"新本格派"の嚆矢となった作品だけに、高い評価と共にいろんな批判もあったものらしい。その後ネット時代に入り、当欄をみれば分かるように素人書評がますますかまびすしくなっていることを考えると、探偵作家もなかなか大変な仕事のようである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本のミステリのある一側面において先駆者的な作品である。この「ある一側面」が何なのかはネタバレになるので避けるが、この作品を皮切りに多くの日本の新人作家が後を続いた為。所謂「新本格」の記念碑的な意味がある。難点を言えば、ワントリックだけで物語や登場人物のつくりが低いという事か、ある主の個性はあったが、深みはなく感じた、動機も低い。この難点は後の作品では大幅に改善されたと思うが、この作品では低いので、減点対象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで犯人がわからなかったので時間を忘れ興味深く読むことが出来ました。物語が二つの場所で二元的に語られるのも効果的でストーリーにより深みを持たせているなと感じました。登場人物がニックネームで語られるのは最初は読みにくかったですが最後で納得出来ました。流石にトリックはもう少し被害者が賢かったなら破綻してしまうものですがこの手の作品では仕方ないと思います。ミステリーが好きな方ならお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「綾辻行人以後」という言葉で有名な新本格作品。衝撃の一行、連続殺人1つ1つについても納得できる場面説明、煩わしいニックネームで呼ぶ登場人物であらねばならない理由、そして、その後を暗示させる最後の審判。コナン=ドイル、モーリス=ルブランなどの作家名を引き合いに出して、読者の勝手な思い込みを助長させ、上級者を唸らせてくれる。今ではかなり進化した○○トリックを、20年以上前に見事にスパークさせ、幻想やホラーという逃げ道も使わなかった秀作。しかし、今だから言えることは承知の上で、敢えて言う。やはり、犯人の動機付けが弱い。ミスリードをちょっとひねって、読者に考えさせたのはいいにしても、最後の犯人の独白場面での動機説明にもっと深みが欲しかった。騙された読者は、真相に納得できるかが、ミステリーのデフォルトであるからだ。まぁ、そのあたりのネガティブ要素はあるが、この作品がミステリーの金字塔になっていることは疑いようがない。よって、書かれた時代から判断しても★5なのだが、「Another」以上の、読者が他人に薦めたくなる作品の上梓を望んでやまない。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学生の頃、エラリー、アガサ、モーリス、コナン等の古典推理小説を愛読していた小生にとっては、涙がでるような登場人物設定で、犯人が判明するシーンの描写は圧巻です。そういった古典推理小説の知識があるが故に、だまされてしまう、叙述トリックも使用されており、読後のやられた感はひとしおです。40代で久々に読んだ推理小説ですが、小学生の頃の興奮を思い出しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは最高傑作の部類に入るでしょう。間違いありません。ページ数は厚めでけど読みやすいのでサクサク前進します。推理小説好きでまだ読んでいない方はぜひお奨めです。推理小説、玄人の方は犯人当てをしながら読むと面白いですよ!基本的に犯人は当てられませんが、微妙に何を意味してるのかなという所で犯人をよみこんでください。あなたは名探偵になれますか?!アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」も、読んでおくと見比べれておもしろいかもしれません。微妙にかぶるようなラストにはニヤリとしてしまいます。個人的に小説中に出てくる手品のネタも好きです。インビジブルです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無人の孤島に集まったミステリー研究会の面々。次々とメンバーが無残に殺されていく。もう誰も信じることはできない。7人が集められた本当の理由とは・・・謎の死を遂げた建築家「中村青司」とは何者なのか。おもしろかったですね!最後の最後まで綾辻さんのトリックに全く気づけませんでした。真実が判明した時、驚きました!まさかまさかの展開、結末。そういうことだったのか・・・とガツンとやられた感じです。見ている人を惹きこむ加速していくストーリー展開、巧妙なトリック。見事です!そして、綾辻さんの人物像の描写の上手さにも脱帽です。登場人物の一人一人の設定が細かく繊細ですから、作品の中の人物達を自分の中で想像しながら、物語を楽しむことができます。デビュー作とは思えない傑作ミステリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしいその一言で尽きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
有名すぎて、ゆえに手が伸びなかった1冊。 今更ながらに手に取ってみた。 アガサの「そして誰もいなくなった」を再現するかのような滑り出し。 登場人物も、アガサやエラリィ、カーやポー、ヴァン、ルルゥ、オルツィ… 国外の大物作家の名前を、渾名にして進められていく。 この渾名が、大きな付箋だったとは! ミステリーに素直に驚くことが出来なくなってしまったような 薄汚れた自分が、あの一行には、驚いた。 まさか、こう来るとは…。 いやはや、これがデビュー作ですか。 面白い。 素直に面白かった。 細かなことを言えば、動機の弱さを上げますが この「館」シリーズ、全部読みたくなるほどには楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて綾辻作品を読みました。 本当に面白くて、先が気になって、どんどん読み続けちゃいました。ただ、この作品と同じような結末の作品をミステリーではない本で読んだ事があったのでそれほど驚かなかったかな;でも本当に面白かったです!!ミステリー好きの人にオススメの本を聞かれたら迷わずこの作品をオススメしようと思います! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、志や良し「新本格推理小説宣言」の嚆矢である。 「探偵の鮮やかな論理や推理が、警察の捜査の発展に負けている状態」 に小説家として我慢がならないとし、 嵐の中の孤島の別荘という場所を事件の舞台として設定した本作の 上梓は1987年。著者のデビュー作でもある。 以後、著者は「本格推理小説」という「知的ゲーム」に邁進する。 読むかどうか。あとは読者の趣味嗜好の問題である。 この「本格推理小説」に、作家の鮎川哲也氏はこう、挑戦状を叩きつける。 「批評家気取りの若者たちは、本格ミステリーの隆盛を希う気持ちなんぞ 持ち合わせていないのだろうか。そうした連中は沈黙してくれ。耳障りだ」 私は、批評家気取りの「老人」だが、綾辻氏、鮎川氏、戸川安宣氏の、あとがき、解説 が読めるのは、新装版の魅力である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
デビュー作ということもあり、なんとなく文章が青臭い気がします。 また、犯人の犯行の動機が、弱い気もします。 ですが、そんなこと、どうでもよくなるほど、オチがすごかった。 社会派ミステリーみたいなものしか読んだことのなかった私にとって、この小説は、改めて推理小説は面白いものなのだと、痛感させてくれたものでした。 欠点はあるものの、星の数は五個。 久々に、読んでよかったと思える小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく終始マンネリなし。始めから最後まで怒涛のように読み終えました。 しかし肝心の殺人はやっと物語の三分の一を読み終えたところで起こります。でも、そこに行くまで「まだ〜?」を全く感じませんでした。むしろ、じわじわと迫ってくるその瞬間を何度も麦茶で喉を潤し待ち構えていました。本当グイグイ読めます。グイグイ飲めます。 結末は…悔しい、やられました。普通に「え!?」と叫んでしまいました。不覚です。 でも、結末にあまり期待しすぎた結果、最近推理小説から離れていた自分には嬉しい悔しさでした。 しかも物語を読み進めていく中で、随所で浮かんでくる自分の予想(こいつが怪しい、この行動は怪しい)を、悉く打ち消されてしまう。(これは怪しい)と思った次の瞬間に、登場人物が露骨にそれを指摘してくるんです。物語の中盤で。本当に怪しいことは結末まであまり触れられませんよね。だから、これはなしか〜ってなっちゃう。 これが、面白いと思った最大の理由かな。 ☆5にできないのは、やっぱりキャラクターをもう少し魅力的に描いてほしかったので。 でも、これからシリーズを読むにつれて主要キャラには愛着をもてるかな、楽しみです。 水車館、結構レビュー評価もいいので期待してます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
島田荘司のデビュー作と比べてしまうのは、要するに両者が非常に記念碑的な作品であるからに違いなく、またこの作品を読んでもさほど新鮮みを感じないのは、これがフォーマットになってしまったからだとも言えると思う。内容そのものはまるで似ていないのだから。 とはいえ、やはりこれは衝撃の真実と、良くできたテンポの良い構成以外の面では、『占星術殺人事件』に比べて歴史を越える卓越した作品ではないと思う。今読めば、よく出来たミステリ、の評価が妥当だろう。もちろん質は高い。だが、それ以上に残る作品かといえば若干疑問が残る。一気に読めるので、よいエンターテイメントだとは思うし、ミステリはそれで十分なのかもしれないが。 伝説的な作品というより、単純にミステリを楽しみたい人向けには、すばらしい小説だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今更言うこともない名作…でありますがなんとなく先延ばしにしていて、 ミステリ舐め気味の大人になってから読んだ為 感動倍増。 ミステリは人に読まれて初めて完成する、としっかり意識して書いたんだなと感じる。 出張中のビジホで予期せぬ徹夜をしながら一気読みする間、 著者が隣で「どう?面白い?面白い?」と若い頬を上気させている気配。 はい。面白かったです。ありがとう。 わずかのネタばれも恐れるあまり具体的に紹介できず、情緒的に過ぎるレビューすみません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語を楽しむ介在は、映画、漫画、演劇、最近ではポッドキャストやオーディオブックなど様々ある。 けれども、それらは音や映像など活字に比べ、いくらか情報の多い中で楽しむことになる。 やはり、自ら想像力をふくらませ楽しむ、といった意味で言えば、活字って本当にすばらしい! 本書を読んで改めて痛感した。 本書の冒頭でも語られるが、推理小説はやはり著作者と読者との「知的」なお遊びだ。 作品の楽しみ形態が増えた今、想像力の盲点とも言うべき意識の隙を突かれるトリックは最高に心地よい。 本作の場合、共感や驚きというよりも、もはや喝采というべき感情が沸き上がる。 本書に関して言えば、ぼーっと読んでも、それが十分楽しめてしまうのも良い。 媒体が多様化する今、時代に似合う、珠玉の一冊である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!